カルシウムとマグネシウムを保持しながら有害物質を減らすと謳う、Waterdrop 浄水ポット WD-PT-05B。ネット上では「使いやすく、洗うのも楽」と評判ですが、一方で「塩素のニオイが残っている」という気になる口コミもあり、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Waterdrop 浄水ポット WD-PT-05Bを含む全23商品を実際に使って、ろ過後の水のおいしさ・除去物質の多さ・使いやすさ・洗いやすさ・カートリッジのコストを比較してレビューしました。購⼊を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
唎酒師・焼酎唎酒師・アクアソムリエの資格保持者。マイベストでは、酒・水担当として日本酒・ビール・ウイスキーなど200種類以上のお酒を比較検証している。プライベートでも週に4回以上お酒を嗜み、トレンドや消費者の嗜好を日々アップデートしている酒愛好家。普段あまりお酒を飲まない初心者から、あらゆる品種を飲み比べてきた酒愛好家まで幅広く楽しめるような価値あるコンテンツの提供を目指し、酒商材の魅力を最大限に引き出すコンテンツ作り・情報発信に励んでいる。
すべての検証は
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Waterdrop 浄水ポット WD-PT-05Bは、使いやすくコストも抑えられるのが魅力です。1Lあたりにかかるコストを算出した結果は約3.5円。比較した商品の多くは5円を超えており、トップクラスの安さでした。ろ過水容量1.7Lと大容量でありながら、冷蔵庫のポケットに収まるサイズ感で、使い勝手もよいですよ。
上下に開くフラップ部分から水を注げるので、フタを開ける手間なく給水が可能。カートリッジの交換時期も、フタに搭載されたランプで確認できます。汚れがたまるような部分はほぼなく、洗うのも簡単です。カートリッジにつまみがあり、取り外しやすいのも好印象でした。
ただし、除去物質は塩素のみ。比較した商品の多くが10項目以上除去できるのに対し、浄水能力はあまり期待できません。実際にろ過した水を試飲した専門家からは、口コミと同様に「塩素の風味が残っている」との指摘がありました。化学的な風味もあり、上位商品のような甘みは感じられません。
比較したほかの商品には、もっと多くの物質を除去でき、ろ過後の水もおいしいと好評だったものもありました。浄水能力を重視したい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
そもそも浄水ポットは、ろ過フィルターを内蔵した冷水ポットのこと。浄水器の一種で、塩素などを除去する目的で使われます。持ち運びやすく冷蔵庫で冷やせるのもメリットです。
今回ご紹介するWaterdrop 浄水ポット WD-PT-05Bもそのひとつ。多層ろ過システムがカルシウムやマグネシウムなど体に有益な成分は残しつつ、気になるニオイを軽減するとアピールしています。
安全性や性能など厳しい基準を定めたNSF認定に合格した商品です。
本体はプラスチック製ですが、体に害を及ぼすとされるBPAは不使用。持ち手は人間工学に基づき、持ちやすさにこだわってつくられています。
サイズは、幅25.4×奥行10.41×高さ24.38cm。全容量は3L、ろ過水容量は1.7Lです。
カラーは、今回検証で使用したブルーのほかに、ホワイト・ピンク・イエローを展開しています。
今回は、Waterdrop 浄水ポット WD-PT-05Bを含む全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、水のおいしさを検証しました。
ろ過後の水をアクアソムリエの江口慶太さんに試飲していただいた結果、口コミと同様に「塩素の風味が残っている」と指摘されました。ろ過によるものと思われる化学的な風味・かすかなカビ臭も伝わります。
上位商品は不快なニオイが除去され、甘みを強く感じられたため、やや物足りない結果に。おいしい水を飲むことを目的としている人は、満足度に欠けるかもしれません。
次は、使いやすさの検証です。
浄水ポットを使用し、冷蔵庫のポケットに入るか・横置き可能か・フタにフラップ部があるか・カートリッジの交換頻度はどのくらいかの4つの項目をチェックしました。
また、実際に洗ってみて簡単に洗えるかも検証。総合的に使いやすさを評価しました。
ろ過水容量が1.7Lと多く、少ないものに比べ給水頻度が少なくてすむのも利点です。
カートリッジの交換目安は記載されていませんが、最大757Lろ過できるとされており、1日2Lろ過しても1年以上使える計算です。実際の交換時期はフタに搭載されたランプでわかります。
充実した機能に加え、すっきりとしたデザインも魅力。横置きはできませんが、冷蔵庫のサイドポケットに収まるので、置き場に困ることはなさそうです。
なお、浄水ポット内は雑菌が繁殖しやすいため、最低でも2日に1回は洗うようにしてくださいね。
まず、商品に記載された除去物質から、以下の項目をチェックします。
次に、カートリッジの単価を浄水量で割り1Lあたりの価格を算出。コストを検証しました。
除去物質は塩素のみ。比較した大多数は10項目以上の物質を除去できるのに対し、物足りなさを感じます。
カートリッジは、多くの浄水ポットで採用されていた「活性炭フィルター」です。より安全性を重視する人は、水に溶けない鉄や微生物なども除去できる、「活性炭フィルター+中空糸膜フィルター」の商品もチェックしてみてください。
Waterdrop 浄水ポット WD-PT-05Bは、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECモールで購入可能です。
ろ過容量が2.5Lのタイプもあるので、容量が多いほうがよい人は、あわせてチェックしてみてください。
家族で飲むなら、BRITAのマレーラがぴったり。ろ過水容量は1.4Lと、3~4人の飲み水としても十分な容量があります。除去物質は15項目もあり、ろ過された水は甘みが強くおいしく飲めました。フタは給水が楽なフラップ式で、カートリッジの交換を知らせる液晶メモも搭載されています。
一人・二人暮らしのご家庭には、Britaのリクエリがおすすめ。ろ過水容量1.15Lのコンパクトな商品で、冷蔵庫に入れても邪魔になりません。構造もシンプルで、サッと洗えました。15項目の物質を除去できるカートリッジを採用していて、塩素の風味のない飲みやすい水になりますよ。
全容量 | 2.4L |
---|---|
形状 | ポット型 |
ろ過水容量 | 1.4L |
除去物質数 | 15項目 |
付属カートリッジ | マクストラプラス ピュアパフォーマンス |
お知らせ機能 | 液晶メモ |
交換用カートリッジ | マクストラプラス ピュアパフォーマンス、マクストラプラス エキスパート |
本体幅 | 258mm |
除去対象物質(家庭用品品質表示法対象) | 15項目 |
本体奥行 | 105mm |
除去対象物質(浄水器協会基準) | 不明 |
本体高さ | 258mm |
重量 | 598g |
除去物質 | 遊離残留塩素、溶解性鉛、総トリハロメタン、2-MIB、CAT(農薬)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1.1.1-トリクロロエタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、プロロホルム、シス1-2ジロロエチレン及びトランス1-2ジクロロエチレン、ジェオスミン、ベンゼン |
耐熱温度 | 不明 |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | (1日3.5L使用した場合)2か月 |
耐冷温度 | 不明 |
液晶機能 | |
カートリッジのコスト | 約5.3円/L |
横置き可能 | 不明 |
総ろ過水量 | 300L |
ろ過スピード | 0.17L/分 |
フィルターの種類 | 活性炭、イオン交換樹脂 |
浄水器適合マーク | |
その他機能 | フリップトップ式のフタ、交換時期をお知らせ、冷蔵庫のドアポケットに収納可能、丸洗い可能 |
特徴 | 不明 |
全容量 | 2.2L |
---|---|
形状 | ポット型 |
ろ過水容量 | 1.15L |
除去物質数 | 15項目 |
付属カートリッジ | マクストラプラス ピュアパフォーマンス |
お知らせ機能 | 液晶メモ |
交換用カートリッジ | マクストラプラス ピュアパフォーマンス、マクストラプラス エキスパート |
本体幅 | 202mm |
除去対象物質(家庭用品品質表示法対象) | 15項目 |
本体奥行 | 110mm |
除去対象物質(浄水器協会基準) | 不明 |
本体高さ | 284mm |
重量 | 470g |
除去物質 | 遊離残留塩素、溶解性鉛、総トリハロメタン、2-MIB、CAT(農薬)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1.1.1-トリクロロエタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、プロロホルム、シス1-2ジロロエチレン及びトランス1-2ジクロロエチレン、ジェオスミン、ベンゼン |
耐熱温度 | 不明 |
カートリッジ交換目安(メーカー推奨値) | 4週間に1回 (1日5.3L使用の場合) |
耐冷温度 | 不明 |
液晶機能 | |
カートリッジのコスト | 約5.3円/L |
横置き可能 | 不明 |
総ろ過水量 | 150L |
ろ過スピード | 0.16L/分 |
フィルターの種類 | 活性炭、イオン交換樹脂 |
浄水器適合マーク | |
その他機能 | 交換時期をお知らせ、冷蔵庫のドアポケットに収納可能、丸洗い可能 |
医療機器認証 | 不明 |
特徴 | 不明 |
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