高い手ブレ補正力が評判のDJI OSMO Action。インターネット上では高評価の口コミが多く見られますが「画質は鮮明さに欠ける」という声もあり、購入すべきか悩んでる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、DJI OSMO Actionを含むアクションカメラ全12商品を実際に使ってみて、画質のよさ・手ブレ補正・音質のよさ・バッテリーの持ち・使いやすさ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
2019/05/17 発売
28,800円
DJI OSMO Actionは、4Kでの長時間撮影に耐えられることが魅力です。
発熱により撮影がストップしてしまう商品が多いなか、本商品は4Kで78分の連続撮影ができました。手ブレ補正が強力なため、アクテビティなどの長時間撮影に向いている印象です。
また、音声コントロールや自動動画編集など、機能も充実しています。操作性にも優れているため、初めてのアクションカメラでも難なく使いこなせるでしょう。
ただし、画質や音質は上位商品に劣る印象。とくに、暗所でのノイズがやや目立つことが気になる点です。画質や音質にもこだわりたい人は、ほか商品もチェックしてみてくださいね。
DJI OSMO Actionは、ドローンなどを発売するDJIが2019年5月に発売したアクションカメラです。
フロントにもスクリーンがあるデュアルスクリーンを採用。アクションカメラながら、自撮りがしやすくなっていることが特徴です。
動画は4K60fpsでの撮影が可能。さらに、HDR動画での撮影にも対応しているため、明るい部分と暗い部分の明暗差を調整し、白飛びや黒つぶれを防げます。
動画撮影だけでなく、8倍スローモーション・タイムラプス・120秒の長時間露光といった撮影モードも搭載しています。
防水性は水深11mまで発揮。背面タッチスクリーンには、防水シールと疎水性コーティングが施されています。また、バッテリーはマイナス10℃の場所でも作動可能です。
撮影したデータは、DJI Mimoアプリで管理でき、動画を簡単に編集できます。
付属品には、以下のものがありました。
別売りのアクセサリーを使うことで、自撮りをしやすくしたりアクティビティ動画を撮影したりと、さまざまな用途で活用できますよ。
今回は、DJI OSMO Actionを含むアクションカメラ全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
検証①:画質のよさ
検証②:手ブレ補正
検証③:音質のよさ
検証④:バッテリーの持ち
検証⑤:使いやすさ
検証⑥:機能性
まずは画質のよさを検証します。
mybestの男女6人で、解像感・ノイズの少なさ・発色のよさの3点を軸に評価しました。撮影した動画の条件は以下のとおりです。
<撮影条件>
<被写体>
街路樹の細かな葉の感じや、遠くにある看板の文字もわかるほど解像度は高めでした。しかし、自転車走行のスピードが速いときは、解像度の乱れが気になることも。また、暗所のでのノイズがやや目立ち、全体的に暗い印象でした。
発色は自然で肉眼に近い印象です。鮮やかさが好みの人よりも、コントラストが低めな映像が好みな人に向いているでしょう。
次に手ブレ補正を検証します。
以下の条件で撮影した動画をmybestの男女6人で確認し、大きなブレのなさ・小さなブレのなさの2つの観点で評価しました。
手ブレ補正は強力です。自転車で縁石から降りたときもブレは気にならず、安定感のある見やすい映像になりました。小さなブレもほとんどなく、自然な補正をしている印象です。
実際に映像を見た人からは「ブレらしいブレはあまり見られず好印象」「小ブレはほぼほぼ見当たらないので満足」という声があがりました。
続いては音質のよさを検証します。
mybestの男女6人で、声の聞きやすさと雑音の入りにくさ2点を評価しました。評価対象とした動画の撮影条件は以下のとおりです。
声はしっかりと聞こえますが、ややこもって聞こえる印象です。また、話し声と周囲の音が同じくらいの音量のため、声が聞き取りづらい場面もありました。
ノイズはカットしていますが、環境音も一緒にカットしているためやや不自然な印象も。ホラー映画や水中のように感じてしまう人もいるでしょう。
次にバッテリーの持ちを検証します。
以下のような同一の撮影条件で各製品を使い動画を撮り、連続して何時間撮影ができたかで評価しました。
4Kでの動画撮影は78分継続でき、バッテリー持ちに優れていることがわかりました。他商品では発熱により40分前後で撮影がストップしてしまうことも多かったため、1時間以上撮影できたのは好印象です。
ただし、撮影終了時にはレンズ周りがやけどしそうなほど熱くなるため要注意。ほかの場所は熱くはなりますが持てないほどではありませんでした。
続いて、使いやすさの検証です。
メニューのわかりやすさと操作のしやすさの2点をもとに評価しました。
使いやすさも良好なため、初めてのアクションカメラでもすぐに使いこなせるでしょう。
メニューがわかりやすいうえ、タッチパネルの反応も申し分なし。アイコンはスマホのようなマテリアルデザインになっており、項目がわかりやすくなっているのも好印象です。
最後に機能性を検証します。
アクションカメラ本体の機能と純正アプリの機能で評価しました。対象とした評価項目は以下のとおりです。
<アクションカメラ本体の機能>
<純正スマホアプリの機能>
機能も充実しています。GPSとクラウドサービスへの自動アップロードは備わっていませんが、そのほかの機能は搭載されていました。
本体には、フロントディスプレイのカラー表示や音声コントロール機能が搭載。専用アプリには、自動動画編集機能があるため、編集アプリを使わなくても映像作品が作れますよ。
<アクションカメラ本体の機能>
<純正スマホアプリの機能>
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
DJI OSMO Actionは機能や使いやすさに優れていましたが、最後にほかの商品もご紹介します。
画質と音質に優れていた商品が、GoPro HERO10 Blackです。解像度が非常に高く、細部まできれいに映っていました。また、マイクの集音性能も高く、雑音をカットし人の声はクリアに聞こえます。手ブレ補正や機能性にも優れているため、予算があるなら候補の入れておきたいカメラですよ。
GoPro HERO9 Blackも、画質や音質に優れています。明所でも暗所でも鮮やかに映り、ノイズも気になりませんでした。人の声が聞き取りやすいため、音質にも満足できるでしょう。手ブレ補正も十分で、価格がリーズナブルなことも魅力。ぜひチェックしてみてくださいね。
タッチパネル | |
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撮影可能時間(実測値) | 約44分(4K 30fps時) |
対応フレームレート | 60fps(5.3K)、120fps(4K)、 240fps(2.7K) |
動画解像度 | 4K、フルHD、5.3K |
本体サイズ | 71.8×33.6×50.8mm |
本体重量 | 153g |
良い
気になる
高フレームレート(120fps以上) | |
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センサーサイズ | 1/2.3インチCMOS |
フロントディスプレイ | |
有効画素数 | 2300万画素 |
F値 | F2.5 |
手ブレ補正機構 | 電子式 |
動画記録方式 | H.264 (AVC)、H.265 (HEVC) |
静止画記録方式 | JPEG、RAW |
記録メディア | microSD、microSDHC、microSDXC |
内蔵メモリー容量 | |
連続撮影時間(公称値) | 76分(4K/30fps) |
モニターサイズ | 2.27インチ |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Bluetooth機能 | |
防水性能 | |
防塵性能 | |
音声操作 | |
付属品 | リチャージャブルバッテリー、粘着性ベースマウント(曲面)、マウント用バックル、USB-Cケーブル、サムスクリュー、カメラケース |
GoPro HERO10 Blackをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
高フレームレート(120fps以上) | |
---|---|
センサーサイズ | 1/2.3インチCMOS |
タッチパネル | |
総画素数 | 不明 |
フロントディスプレイ | |
有効画素数 | 2000万画素 |
光学ズーム倍率 | 不明 |
撮影可能時間(実測値) | 約56分(4K 30fps時) |
対応フレームレート | 30fps(5K)、60fps(4K)、240fps(フルHD) |
35mm判換算焦点距離 | 不明 |
F値 | F2.5 |
静止画有効画素数 | 2000万画素 |
水平維持機能 | 不明 |
電子ズーム倍率 | 不明 |
USB給電対応 | 不明 |
手ブレ補正機構 | 電子式 |
動画記録方式 | MP4 |
動画解像度 | 4K、HD、5K |
静止画記録方式 | JPEG、RAW |
ファインダー付き | 不明 |
フレームレート | 4K:60fps、 5K:30fps |
記録メディア | microSD、microSDHC、microSDXC |
内蔵メモリー容量 | |
連続撮影時間(公称値) | 約70分(4K60fps)、 約110分(4K30fps) |
実撮影時間(付属バッテリー使用) | 約70分(4K60fps)、 約110分(4K30fps) |
モニターサイズ | 2.27インチ |
本体幅 | 71.8mm |
本体サイズ | 71.8×33.6×50.8mm |
音声コントロール | ◯ |
本体奥行 | 33.6mm |
本体高さ | 50.8mm |
本体重量 | 158g |
HDMI端子 | 不明 |
内蔵マイク仕様 | 3 |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth機能 | |
防水性能 | |
防塵性能 | |
Bluetooth | ◯ |
耐衝撃性能 | 不明 |
防水性能. | 10m(本体防水) |
耐低温性能 | 不明 |
音声操作 | |
広角撮影可能 | |
防塵性能. | ◯ |
ナイトモードあり | 不明 |
オートフォーカス機能 | 不明 |
付属品 | チャージャブルバッテリー、粘着性ベースマウント(曲面)、マウント用バックル、USB-Cケーブル、サムスクリュー、カメラケース |
ハイスピード | |
特徴 | Vlog向け |
遠隔操作可能 | 不明 |
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