GoPro HERO9 Black CHDHX-901-FWは、GoProを使ってみたい初心者におすすめです。2020年発売のモデルですが、実際に撮影すると口コミに反して解像度が高く、発色も鮮やかでした。水中や暗所でも画質が落ちず、動画を見たモニターからも「ノイズはiPhoneよりも少なく、クリア」と好評。比較したほかのHEROシリーズにも劣らない実力です。手ブレ補正も強力でした。クロスバイクに取りつけて走行したところ、多少の段差を乗り越えても目立つ映像のブレはほとんど見られず。比較したなかでもGoProシリーズは、衝撃への耐性が優れていました。より新しいモデルのHERO10〜12には及ばないものの、本商品もかなり安定した映像が撮れます。モニターからも「路面の凹凸を一切感じない」と好評です。音質もクリアで、実際に人の声がはっきり聞こえました。周囲の雑音・振動によるノイズも少なく、大半のモニターからも「雑音らしい雑音がない」と支持されています。しっかり音を拾えるので、撮影中に声を張り上げる必要がなく、普通の声量でも十分聞き取りやすい動画を撮影できるでしょう。機能は豊富で、HERO10〜12と同様に比較した商品のなかでもトップクラスの充実度でした。なかでもGPSやクラウドへの自動アップロード機能は、比較したなかでも2割程度の商品にしか搭載されていません。専用スマホアプリには動画の自動編集機能もあります。初心者でも簡単に編集済みの動画をSNSにアップできますよ。アイコンはわかりやすく、メニューの作りは初心者向け。各操作はタッチパネルで行いますが、口コミどおり最新スマホと比べると動作はやや緩慢でした。連続撮影では発熱しやすく、約56分で撮影がストップ。停止した時点でバッテリーは39%ほど残っていたので、画質を下げる・カメラを冷やすなど工夫すればもう少し長く撮影できるでしょう。ECサイトの値段は、執筆時点で税込37,000円ほど。「最新モデルには手を出せないけど、GoProを使ってみたい」という初心者も挑戦しやすい価格です。発売から時間は経っていますが、総合的な機能のバランスのよさが魅力といえます。操作の反応はもっさりしているので、操作性にもこだわるならほかの商品もチェックしてみてくださいね。
GoPro HERO11 Black CHDHX-111-FWは、アクションカメラを探しているすべての人におすすめ。手ブレ補正効果が非常に高く、実際にクロスバイクに取りつけて走行して大きな段差を乗り越えてもほとんど画面が揺れませんでした。比較したなかには酔いそうなほどブレた商品もあるなか、本商品はまるでカメラが浮いているかのような安定感です。肝心の画質も非常に優秀です。10億色の色彩表現を謳うだけあって、実物に近い自然な発色。映像を見たモニターからは「陸上・水中どちらも色合いに違和感がない」と好評でした。路面の凹凸や木々の葉など細かい部分まで、くっきり表現できるほど高解像です。暗い部分にはややノイズが生じたものの、総合的な画質は非常にハイレベルといえます。内蔵マイクの性能も優秀で、自転車で走行しながら話した内容も一言一句聞き取れました。比較した低価格モデルには雑音で声が聞こえづらい商品もありましたが、本商品は自転車の走行音や風切り音など不要な音もしっかりカット。「録音品質がいまひとつ」という口コミに反し、雑音のないクリアな音声を楽しめます。操作はタッチパネル式で、スマホユーザなら直感的に操作できるでしょう。設定メニューにはアイコンも使われており、説明書なしでもわかりやすい仕様でした。比較した2割程度の商品にしか搭載していなかったGPSにより、撮影場所の記録も可能。アプリでの自動編集や、有料のクラウドへの自動アップロードにも対応しています。唯一惜しかったのは、バッテリーの持ちが短いこと。検証では発熱で録画が止まってしまい、約37分しか撮影できませんでした。比較した約8割の商品は熱暴走による録画停止が起きず、なかには100分以上連続で撮影できたものもあり、「バッテリー持ちが短い」という口コミにも納得です。撮影時間が長くなる場合は、予備バッテリーも用意するとよいでしょう。執筆時点の値段は、税込54,800円(公式サイト参照)と高価格帯。比較したところ性能と価格は比例する傾向があり、本商品もきれいな映像が撮れました。アクションカメラの代名詞であるGo Proの新モデルで、臨場感あふれる動画の撮影を楽しんではいかがでしょうか。
GoPro HERO10 Blackは、画質や音質にこだわる人におすすめです。ほかのアクションカメラを上回るほど画質がよく、暗い場所での撮影でもハイクオリティな映像が撮影できます。発色もよく、目で見たものに近い色合いで映ることも好印象です。また、音質や手ブレ補正にも優れていました。クラウドサービスへの自動アップロードやオート編集など、あると便利な機能も備わっています。操作性にも優れており、直感的に操作できるため、初めてアクションカメラを使う人でもすぐに使いこなせるでしょう。ただし、4Kでの長時間の動画撮影には向かない印象です。検証では、約44分で発熱により撮影が止まってしまいました。とはいえ、バッテリー残量は38%だったので、画質を落とせば長時間の撮影にも利用できるでしょう。
DJI OSMO Actionは、4Kでの長時間撮影に耐えられることが魅力です。発熱により撮影がストップしてしまう商品が多いなか、本商品は4Kで78分の連続撮影ができました。手ブレ補正が強力なため、アクテビティなどの長時間撮影に向いている印象です。また、音声コントロールや自動動画編集など、機能も充実しています。操作性にも優れているため、初めてのアクションカメラでも難なく使いこなせるでしょう。ただし、画質や音質は上位商品に劣る印象。とくに、暗所でのノイズがやや目立つことが気になる点です。画質や音質にもこだわりたい人は、ほか商品もチェックしてみてくださいね。
AKASO EK7000は映像がブレやすく、アクティブなシーンの撮影には向いていません。実際にクロスバイクに取りつけて撮影したところ、大小関係なく揺れが反映され映像がブレました。実際に動画を見たモニターからは「酔いそう」という声があがっています。比較したGoProのHERO12 Blackはブレを抑えて浮遊感のある映像を撮れたのに対し、口コミどおり手ブレ補正の効果には期待できません。画質も一昔前のビデオカメラのような解像感でした。高解像度4Kに対応しているものの、輪郭がぼやけて「細部まで漏れなく鮮明に記録する」と謳うには物足りません。比較した同じ4K対応のDJI Osmo Action 4は、街中の木々の輪郭や走行中の車のナンバープレートまではっきり映せています。対して本商品は木々の葉っぱや細かな模様が潰れ、明らかな画質の違いがありました。「電池の減りが早い」という口コミに反し、バッテリー性能は優秀です。実際に試すとフル充電で約108分も連続で撮影でき、発熱もほとんど見られませんでした。GoProのHERO12 Blackをはじめ、比較した約4割の商品が発熱で撮影が止まったことをふまえると、長時間の撮影に使いたい人にはよいでしょう。予備バッテリーが付属するのもメリットです。防水ハウジングをつけると、音声が聴こえないのもネック。公式サイトにも防水ハウジング使用時は録音が難しいと記載されていますが、クロスバイク走行中の音声を聴いたモニターは、全員が「声がまったく聴こえない」と答えました。風切り音や、ハウジングとカメラがぶつかる音などに音声が埋もれてしまいます。ボタンでの操作を採用しており、サッと設定を変更できないのも気がかりです。設定を選ぶために電源ボタンを4回も押す必要があり、一度キャンセルすると再度連打しなければなりません。比較した約8割の商品がタッチパネル式でスムーズに操作できたことをふまえると、やや使いにくいといえます。水中で操作できるのは利点ですが、陸上での撮影が多い人には不満でしょう。動画のクオリティを重視したい人は、3万円以上のモデルも検討してみてはいかがでしょうか。
AKASO Brave 7 LEは、長時間撮影できるものの画質はいまひとつな商品です。撮影した動画をチェックしたモニターは、「輪郭がぼやけている」などとコメントしました。比較した3万円を超える高価格モデルは細かなディテールまで表現できたのに対し、とくに暗所では「暗いところでノイズが目立つ」との口コミどおり。逆光時はさらに画質が低下しがちです。手ブレ補正もあまり効果は感じられません。クロスバイクに取りつけて撮影した動画をチェックしたモニターから、「常にカタカタしている」「段差を降りたところで盛大にブレる」と指摘されました。比較したところ、手ブレ補正の性能も価格と比例する傾向があり、こちらは上位商品ほどの安定感は得られず。「いつでも安定した映像を撮れる」との謳い文句に反する結果です。風切り音・振動などのノイズを拾っており、音質もいまひとつでした。とはいえ、バッテリーが長時間持つのは魅力。連続で撮影すると、バッテリーが切れるまでは122.47分と長めでした。比較した商品の平均約81.5分(※執筆時点)を大きく上回り、熱暴走による撮影停止もなし。バッテリーが2つついているので、240分以上の撮影にも望めますよ。実際に商品を触ったところ、メニュー画面はシンプルでタッチパネルの感度も良好でした。比較したタッチパネル式の商品はボタン式よりも直感的に扱いやすい傾向があり、こちらも同様の結果に。初心者も扱いやすい一品です。フロントディスプレイがついているので、自撮りする機会が多い人にも向いています。Wi-Fi機能により、データ転送もスムーズ。比較した一部商品のような自動編集・音声コントロール・GPSといった機能はついていませんが、そこまで不満に感じるほどではないでしょう。値段は税込23,580円(※執筆時点・公式ストア参照)と、比較したなかでは低価格です。簡単に使えるアクションカメラを試してみたいなら、候補のひとつになるでしょう。しかし、5万円以上と高価格ながら人気が高い、GoPro・DJIのハイエンドモデルには全体的に性能が劣ります。アクティブな映像・画像をきれいに残したい人は、予算アップを検討してはいかがでしょうか。