フロントの液晶画面と手ブレ補正機能の高さが評判のアクションカメラ、GoPro HERO9 Black CHDHX-901-FW。インターネット上では高評価が多い一方、「もっときれいな画質だと思った」「タッチパネルの反応がいまひとつ」など気になる口コミもあり、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のDJIやほかのGoProシリーズなどのアクションカメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、アクションカメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
GoPro HERO9 Black CHDHX-901-FWは、GoProを使ってみたい初心者におすすめです。2020年発売のモデルですが、実際に撮影すると口コミに反して解像度が高く、発色も鮮やかでした。水中や暗所でも画質が落ちず、動画を見たモニターからも「ノイズはiPhoneよりも少なく、クリア」と好評。比較したほかのHEROシリーズにも劣らない実力です。
手ブレ補正も強力でした。クロスバイクに取りつけて走行したところ、多少の段差を乗り越えても目立つ映像のブレはほとんど見られず。比較したなかでもGoProシリーズは、衝撃への耐性が優れていました。より新しいモデルのHERO10〜12には及ばないものの、本商品もかなり安定した映像が撮れます。モニターからも「路面の凹凸を一切感じない」と好評です。
音質もクリアで、実際に人の声がはっきり聞こえました。周囲の雑音・振動によるノイズも少なく、大半のモニターからも「雑音らしい雑音がない」と支持されています。しっかり音を拾えるので、撮影中に声を張り上げる必要がなく、普通の声量でも十分聞き取りやすい動画を撮影できるでしょう。
機能は豊富で、HERO10〜12と同様に比較した商品のなかでもトップクラスの充実度でした。なかでもGPSやクラウドへの自動アップロード機能は、比較したなかでも2割程度の商品にしか搭載されていません。専用スマホアプリには動画の自動編集機能もあります。初心者でも簡単に編集済みの動画をSNSにアップできますよ。
アイコンはわかりやすく、メニューの作りは初心者向け。各操作はタッチパネルで行いますが、口コミどおり最新スマホと比べると動作はやや緩慢でした。連続撮影では発熱しやすく、約56分で撮影がストップ。停止した時点でバッテリーは39%ほど残っていたので、画質を下げる・カメラを冷やすなど工夫すればもう少し長く撮影できるでしょう。
ECサイトの値段は、執筆時点で税込37,000円ほど。「最新モデルには手を出せないけど、GoProを使ってみたい」という初心者も挑戦しやすい価格です。発売から時間は経っていますが、総合的な機能のバランスのよさが魅力といえます。操作の反応はもっさりしているので、操作性にもこだわるならほかの商品もチェックしてみてくださいね。
2002年に創立し、アクションカメラやアプリの開発を手掛けるGoPro。世界100か国以上に販売を展開し、世界的にも有名なメーカーです。
今回ご紹介するHERO9 Blackは、本体の前面にカラーディスプレイを搭載しているのが特徴。自撮り撮影もライブプレビューで確認しやすいのが魅力です。
5Kビデオのほか、4K・2.7K・1440p・1080pの撮影も行えます。
手ブレ補正をより強化するために、ハイパースムーズ 3.0を採用。ホライゾンレベリング機能も搭載しており、撮影時に水平を維持しやすいでしょう。
録画開始前の動画を最大30秒にわたって記録できる、HindSight機能も魅力です。いざというときも、撮影チャンスを逃しにくいですよ。
さらに、スケジュールキャプチャー機能により、録画開始時間を好きな時刻に設定できます。
カメラケースやUSB-Cケーブルなどが付属。Bluetooth・Wi-Fi・GPSにも対応しています。
水深10mの防水性能を備えているので、ウォータースポーツでの撮影にも活躍するでしょう。
はじめに、画質のよさ・手ブレ補正の検証です。
6人のモニターが実際にアクションカメラで撮影した動画を視聴し、解像度・ノイズの少なさ・発色具合など画質のよさをチェック。手ブレ補正はクロスバイクに取りつけて段差の昇降・高速走行で撮影した動画を視聴して、大きなブレのなさ・小ブレのなさを確認しています。
画質は4K・5Kに対応しているだけあって、細部まで確認できるほど解像度が高く、小さく映り込む人の表情まで把握できました。
画質に不満をもつ口コミもありましたが、発色は明所・暗所ともに鮮やか。水中でも画質が落ちず、モニターからも「はっきりとした色合いで、カラフルさをしっかりと映し出せている」と称賛の声が寄せられました。
明暗差が大きい場面でもナチュラルに撮れており、暗所でのノイズもそこまで気になりません。ノイズに関しては「iPhoneよりも少なく、クリア」という意見が出ていました。総合的に見ても高画質で、どのようなシーンでもきれいに撮影できるので、幅広い用途で使いたい人におすすめです。
<解像感・発色のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
手ブレ補正は強力で、多少の段差を乗り越えても映像のブレが目立つことはほとんどありませんでした。比較したなかでもGoProシリーズは衝撃に耐性があり、手ブレをしっかり抑えられる傾向に。本商品も手ブレ補正を強める構造を採用しているため、高品質で安定した見やすい動画を撮影できます。
路面の細かな凹凸による微細なブレもほぼ気になりませんでした。実際に視聴したモニターからも「非常に高いレベルで安定している」「常時生じるような小さなブレはまったくない」と好評です。大きな衝撃が加わるとブレが発生しますが、ハイレベルな手ブレ補正といえます。
<大きなブレのなさ・小さなブレのなさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、音質のよさの検証です。
クロスバイクにカメラを取りつけて、事前に用意した文章を喋りながら撮影しました。6人のモニターを集めて実際に撮影した動画を視聴し、音質のよさをチェックしています。
音質はクリアで、人の声をきちんと聞き取れました。比較した商品のなかには声をうまく拾えず聞き取りにくいものがあったなか、本商品は上位モデルにも負けない実力です。撮影中に声を張り上げる必要がなく、普通の声量で十分聞き取りやすい動画を撮影できますよ。
周囲の雑音・振動によるノイズが少なく、ストレスなく視聴できたのもポイントです。大半のモニターから「雑音らしい雑音は聞こえない」というコメントが寄せられました。
<声の聞きやすさ・雑音の入らなさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、バッテリーの持ちを検証しました。
バッテリーが切れるまで撮影を続けて、連続して使用できる時間を測定。発熱により撮影を終了した場合は、電源を入れ直して再度撮影が停止するまでの時間を評価しています。
連続して撮影したところ、熱暴走により約56分で停止する結果に。比較した全商品の平均値は約81.5分(※執筆時点)で、なかには136分撮影できた商品もありました。
撮影停止時にはバッテリーは39%ほど残っていたものの、本体が非常に高温ですぐに撮影再開することはできませんでした。長時間使用するなら、画質を下げる・カメラを冷やすなど発熱対策をしましょう。
最後に、使いやすさ・機能性の検証です。
実際にアクションカメラを使用して、メニューが直感的にわかるか・操作がしやすいかをチェック。同時に、スマホとの連携機能や、撮影サポート機能の充実度も確認しました。
背面にはタッチパネルを搭載。iPhoneのように直感的操作ができるため、初心者向きといえます。アイコンも視覚的にわかりやすく、項目をタップするとヘルプ表示が出ました。取扱説明書を読まなくても、基本的操作に困ることはないでしょう。
一方、口コミで指摘されていたとおり、最新スマホと比べると動作はゆっくり。フリックの反応が鈍かったり、スクロールや項目の変更がスムーズに行えなかったりする場面もありました。メニュー階層も3層と多く、目的の項目にたどり着くまで時間がかかるのも気になったポイントです。
機能は充実しています。なかでもGPS機能やクラウドへの自動アップロード機能は、比較したなかでも2割程度の商品にしか搭載されていませんでした。撮影した動画の位置情報の取得や、データ転送の手間を省ける便利な機能です。
専用スマホアプリには動画の自動編集機能も備わっており、動画編集も非常に簡単でした。撮った動画を手軽に編集してSNSなどにあげたいという人にも、ぴったりの機能といえます。
<検証結果>
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
39,835円
(最安)
販売価格:40,200円
ポイント:365円相当
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43,980円
(+4,145円)
販売価格:43,980円
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(42件)
44,000円
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販売価格:44,000円
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(1,815件)
48,773円
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販売価格:48,773円
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(481件)
49,676円
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販売価格:49,676円
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(493件)
52,618円
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販売価格:53,100円
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53,083円
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販売価格:53,570円
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57,646円
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販売価格:58,174円
ポイント:528円相当
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57,738円
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販売価格:57,738円
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(428件)
57,743円
(+17,908円)
販売価格:58,272円
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70,850円
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販売価格:71,500円
ポイント:650円相当
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71,500円
(+31,665円)
販売価格:71,500円
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(1,163件)
73,139円
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販売価格:73,810円
ポイント:671円相当
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73,810円
(+33,975円)
販売価格:73,810円
ポイント:0円相当
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(51件)
最後に、比較したGoPro HEROシリーズのなかでも上位にランクインした商品をご紹介します。
GoPro HERO12 Blackは、写真のみ対応だったHDRが動画にも対応した2023年9月発売モデル。手ブレ補正は非常に強力で、路面の凹凸をまったく感じないほどの安定感がありました。シャープで自然な色合いの画質や、クリアな音質も好評。高性能ながら初心者でも扱いやすい操作性もポイントです。
衝撃の強さ問わず強力に手ブレを補正できる、GoPro HERO11 Blackもおすすめです。2022年9月発売モデルですが、木の葉のディテールや路面の凹凸まではっきりわかるシャープな画質は、最新モデルにも負けていません。長時間撮影は難しいものの、高性能カメラが型落ちで手に入りますよ。
タッチパネル | |
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撮影可能時間(実測値) | 約62分(4K 30fps時) |
対応フレームレート | 60fps(5.3K)、120fps(4K)、 240fps(フルHD) |
動画解像度 | 5.3K、4K、2.7K、フルHD |
本体サイズ | 71.8×33.6×50.8mm |
本体重量 | 154g |
良い
気になる
高フレームレート(120fps以上) | |
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センサーサイズ | 1/1.9インチCMOS |
フロントディスプレイ | |
有効画素数 | 2760万画素 |
F値 | F2.5 |
手ブレ補正機構 | 電子式 |
動画記録方式 | H.265 (HEVC) |
静止画記録方式 | JPEG、RAW |
記録メディア | microSD |
内蔵メモリー容量 | |
連続撮影時間(公称値) | 102分(4K/30fps) |
モニターサイズ | 背面:2.27インチ/前面:1.4インチ |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Bluetooth機能 | |
防水性能 | |
防塵性能 | |
音声操作 | |
付属品 | Enduroリチャージャブルバッテリー、粘着性ベースマウント(曲面)、マウント用バックル+サムスクリュー、USB-Cケーブル |
Gopro HERO12 Blackがおすすめの人は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
タッチパネル | |
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撮影可能時間(実測値) | 約37分(4K 30fps時) |
対応フレームレート | 60fps(5.3K)、120fps(4K)、 240fps(フルHD) |
動画解像度 | 5.3K |
本体サイズ | 71.8×33.6×50.8mm |
本体重量 | 154g |
良い
気になる
高フレームレート(120fps以上) | |
---|---|
センサーサイズ | 1/1.9インチCMOS |
フロントディスプレイ | |
有効画素数 | 2700万画素 |
F値 | F2.5 |
手ブレ補正機構 | 電子式 |
動画記録方式 | H.265 (HEVC) |
静止画記録方式 | JPEG、RAW |
記録メディア | microSD、microSDHC、microSDXC |
内蔵メモリー容量 | |
連続撮影時間(公称値) | 88分(4K/30fps) |
モニターサイズ | 背面:2.27インチ/前面:1.4インチ |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Bluetooth機能 | |
防水性能 | |
防塵性能 | |
音声操作 | |
付属品 | ハードシェルケース、Enduroバッテリー、粘着性ベースマウント(曲面)、クイックリリースバックル、サムスクリュー、USB-C ケーブル |
GoPro HERO11 Black CHDHX-111-FWをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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