著名な料理専門家が開発に携わった、貝印の料理家の逸品 カーブキッチンバサミ DH2501。インターネット上では「よく切れる」と評判ですが、「持ちにくい」「切るときに力がいる」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、料理家の逸品 カーブキッチンバサミ DH2501を含むキッチンバサミ全36商品を実際に使って、切れ味のよさ・使いやすさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
料理家の逸品 カーブキッチンバサミ DH2501は、肉類をダイナミックにカットしたい人におすすめです。食材がすべりにくいカーブ刃・ギザ刃を採用しており、鶏肉をスパッと切れました。比較したほかの商品では、皮がすべったり何回かに分けて切る必要があったりしたなか、手早く下ごしらえができるといえます。
ただし、切れ味のなめらかさはいま一歩。3枚重ねした昆布もカットできる切れ味を備えていますが、かなり力を入れる必要がありました。サイズも全長23cmと比較したなかでは大きく、万能ネギが大きく切れた点も気になります。力の弱い人や、飾り切りなどの細かい作業には不向きでしょう。
シンプルなデザインで洗いにくい箇所がないのはメリットです。比較した丸洗いできない商品と比べると、生肉を切ったあとの洗い残しもさほど心配いりません。食洗機にも対応しており、清潔に使い続けたい人には向いています。
持ち手は、比較したなかでも疲れにくいものが多かった樹脂製。ただ本商品はフィット感がよいとはいえず、使っているうちに中指が痛くなりました。開閉に力がいるのも相まって、長時間は使いにくいでしょう。
切れ味は悪くないものの、「持ちにくい」「切るときに力がいる」との口コミどおりの結果に。力不要でスムーズにカットしたいなら、食材問わず楽に切れたほかの商品もチェックしてみてください。
100年以上にわたり、刃物作りを続けてきた貝印。そんな老舗メーカーから販売されている料理家の逸品 カーブキッチンバサミ DH2501は、レッドカラーが目を引くおしゃれなアイテムです。
1988年に日本ではじめてフードコーディネーター養成校を設立した料理専門家・祐成陽子さんの意見をもとに開発されました。キッチンバサミを使えば、まな板を使わなくても食材を切れて便利です。
本体サイズは230×100×10mmで、重量は106g。刃がカーブしており、食材を逃さずカットできるよう工夫されています。持ち手は最大100℃まで熱に耐えられるので、アツアツの鍋の中の具材も切りやすいですよ。
調理から完成した料理の取り分けまで、日々のキッチンライフがより快適になるでしょう。
今回は料理家の逸品 カーブキッチンバサミ DH2501を含む、キッチンバサミ全36商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、切れ味のよさの検証です。
食材によって切れ味に差があるかをチェック。鶏モモ肉・万能ねぎ・3枚重ねにした昆布と硬さが異なる食材を用意し、きれいに切れるものほど高評価としました。
総合的な切れ味は悪くありません。3種類の食材のうち、最も切りやすかったのは鶏モモ肉。セラミックよりも切れ味がよい傾向があったステンレス刃と、食材を滑りにくくするギザ刃のおかげで、鶏肉をしっかりカットできました。
昆布も重ねて切れましたが、なめらかな切り心地とはいえず。「切るときに力がいる」との口コミに違わず、手が痛くなったのが懸念点です。
万能ねぎを切ると、切れ味はよいものの思ったより大きく切れてしまいました。お皿に乗せた状態で切りやすいカーブ刃を採用しているのはメリットですが、デコ弁の海苔切りといった繊細な作業にはあまり向かないでしょう。
次は、使いやすさの検証です。
各商品を正しく持ったときの、握りやすさ・疲れにくさなどを評価しました。
実際に持つと、ハサミの開閉に力が必要でスムーズに扱えませんでした。持ち手は、比較したなかでは持っていて疲れにくい傾向があった樹脂製。しかし本商品は、フィット感がなく中指が痛くなりました。
比較した商品を見比べると、全長20cmほどのものが食材や手の大きさを選ばず使いやすい傾向に。対して本品は全長23cm・刃渡り14cmと大きめなので、手が小さい人は持ちにくく感じるかもしれません。
キッチンバサミが自分に合うかチェックするときは、持ち手のサイズに着目しましょう。片方のグリップに、中指・薬指・小指がちょうど収まる大きさだとフィット感が高いといえます。
最後は、手入れのしやすさの検証です。洗いにくさを感じないものほど高評価としました。
その結果、分解はできないものの、シンプルなデザインで洗いにくい箇所はありません。比較したなかには丸洗い不可の商品があったことを思うと、全面をジャバジャバ洗えるのは魅力です。食洗機や熱湯での洗浄にも対応しており、手入れの簡単さにこだわる人には候補となるでしょう。
料理家の逸品 カーブキッチンバサミ DH2501は、公式サイトやAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの購入が可能です。
小回りの利くキッチンバサミをお探しなら、貝印が販売している関孫六 レギュラーカーブキッチン鋏もおすすめ。実際の使用感をレビューしているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
<価格>
価格は執筆時点・公式サイト参照
キッチンバサミを長く使い続けるための秘訣は、使用後にしっかり汚れを洗い落とし、きちんと水気を取ってから乾かすことです。
収納時はフックに吊りさげておくと湿気防止に。刃先で自分の手やほかのキッチンツールを傷つけるといった、アクシデントの防止にもなりますよ。
最後に、食材を問わずスムーズにカットできたほかの商品をご紹介します。
みまつ キッチン鋏は、ハサミ専門メーカーである金鹿工具製作所が作った一品。とにかく切れ味がよく、鶏肉は紙のように軽くカットできました。重ねた昆布も切りやすく、包丁の代わりとしても活躍するといえます。簡単に分解できるので、日々のお手入れも簡単ですよ。
ビクトリノックス・ジャパンのキッチンハサミは、刃先に施された細かなギザ刃加工が特徴。軽やかに開閉でき、鶏肉はもちろん硬い昆布も気持ちよく切れました。刃が薄く刃先が細いので、細かい作業にもおすすめ。さまざまな食材に対応するので、1本持っておくと重宝するでしょう。
分解可能 | |
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食洗機対応 |
良い
気になる
幅 | 8.7cm |
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全長 | 20.5cm |
厚さ | 0.8cm |
重量 | 145g |
刃の素材 | ステンレス鋼 |
持ち手の素材 | 亜鉛ダイカスト(クロムメッキ) |
栓抜き機能 | |
ボトル開閉機能 | |
缶開け機能 | |
うろこ取り機能 | |
皮むき機能 | |
くるみ割り機能 | |
カーブ刃 |
金鹿工具製作所 みまつ キッチン鋏 取り外しをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
サイズ | 約20.2×7×1.5cm |
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重量 | 88g |
刃渡り. | 9.5cm |
刃の素材 | ステンレススチール |
持ち手の素材 | ポリプロピレン(PP),ポリアミド |
分解可能 | |
栓抜き機能 | |
ボトル開閉機能 | |
缶開け機能 | |
うろこ取り機能 | |
皮むき機能 | |
くるみ割り機能 | |
ギザ刃 | |
カーブ刃 | |
食洗機対応 | |
対応している利き手 | 不明 |
両利き用 |
ビクトリノックス キッチンハサミをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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