ダンボーのキャラクターデザインがかわいらしいと評判の10,000mAhモバイルバッテリー、cheero Power Plus Danboard Version 10050mAh PD18W CHE-096。「PD対応で高速充電できる」といった口コミが多く人気な一方、「重い」という声もあり購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の10,000mAhモバイルバッテリーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、10,000mAhモバイルバッテリー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
cheero Power Plus Danboard Version 10050mAh PD18W CHE-096は、スマホを素早く充電したい人にぴったり。実際に使って最高出力を測定してみると、17.04Wを記録しました。高評価の基準として設定した15Wをクリア。公称値の18Wには届かなかったものの、「超急速充電」の謳い文句に近い結果といえます。比較した12Wを謳う商品より、速く充電できますよ。
本体サイズ・重量を測ってみると、厚み22mm・面積58.9cm2・重量185gでした。厚みが16mmの商品もあったことを思うとやや厚くスマホと重ねて持つには向きませんが、小さめかつコンパクトなサイズ感が高評価に。カバンやポケットに入れて充電したい人にはぴったりです。同デザインのポーチにケーブルと一緒に入れて持ち運べます。
Type-C・Type-Aのポートを備えており、比較した多くの商品と同じく2台同時充電ができるのも魅力。ワイヤレス充電・パススルー充電には対応していないものの、総じて使い勝手のよい商品といえるでしょう。
ただし、充電の実容量を測ってみると変換ロスが41.47%もありました。10,050mAhのバッテリー容量を謳っていますが、実際に充電に使えるのは5,882mAh程度です。比較した同じ10,000mAhサイズの商品の実容量が平均6249mAhだったことを思うと、やや少なめ。iPhone14に使う場合、2回フル充電をするには足りないためご注意ください。
実容量の小ささが気になるなら、変換ロスが少なかった商品を検討するのもよいでしょう。
実際にcheero Power Plus Danboard Version 10050mAh PD18W CHE-096と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ10,000mAhモバイルバッテリーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
cheero Power Plus Danboard Version 10050mAh PD18W CHE-096のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
UGREEN
大容量で高速充電するならコレ。ケーブル内蔵でかさばらない
そもそも10,000mAhモバイルバッテリーとは、スマホを約2回充電できる容量を備えたアイテム。片手でも持ちやすいサイズのものが多く、容量とサイズのバランスがよいことからはじめて買うモバイルバッテリーに向いています。
今回ご紹介するのは、急速充電規格Power Delivery 3.0に対応したモバイルバッテリー。マンガ作品に出てくるキャラクターをモチーフにしたDANBOARDシリーズのひとつで、かわいらしい見た目が人気を集めています。
USB-A・USB-Cの2ポートを備え、2台同時に充電が可能。合計18Wの出力パワーがあり、iPhoneXSなら45分間で75%充電できると謳います。AUTO-IC機能を備え、接続したデバイスを自動認識。最適な電流を流すことで、あらゆるデバイスへの急速充電に対応する設計です。
過充電時・過放電時・短絡化(ショート)時・発熱時の自動停止機能も搭載。安全基準であるPSEもクリアしています。
執筆時点において、公式サイトで販売しているカラーは全4色。検証に使用したミルクチョコのほかに、バブルブルー・ストロベリー・バナナシェイクがあります。
本体サイズは95×62×22mm。重量は約185gです。付属品として、本体充電用USB-C USB-Cケーブル・本体充電用USB-A USB-Cケーブル・取扱説明書・1年の保証書・オリジナルポーチがセットになっています。
今回はcheero Power Plus Danboard Version 10050mAh PD18W CHE-096を含む、10,000mAhモバイルバッテリー全49商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、変換ロスの少なさの検証です。
商品をフル充電状態にしてから、電子負荷抵抗器・電圧電流チェッカーで実用量を計測。パッケージで謳われている容量に近いものほど高評価としました。
変換ロスは、比較した全商品の平均値38%(※執筆時点)よりも多い41.47%。同じ10,000mAhモバイルバッテリーを謳う商品のなかで、こちらはやや実容量が少ないことがわかりました。比較した商品の実容量は平均6249mAhだったのに対し、こちらは5,882mAhです。
どの商品も10,000mAhすべてを充電に使用できるわけではありませんが、比較したなかには実容量が7,000mAh程度と多めの商品もありました。こちらはiPhone14に使った場合、フル充電にできるのは1回のみ。2回目は60〜70%までしか充電できないため、覚えておくとよいでしょう。
続いて、充電の速さを検証しました。
商品を使ってMacBook Pro 16インチを30〜60%まで充電。電圧電流チェッカーを使って最高出力を測定し、高いものほど高評価としました。
充電時の出力を図ると、17.04Wと好成績を記録しました。高評価の基準として設定した15Wを上回っており、スマホを急速充電するのに十分なパワーといえます。
12W出力の商品は安価な傾向がありますが、iPhone14に使ってみると30分間で30%程度しか充電できず。20Wの商品は約60%充電できたため、12Wと20Wで2倍程度の差がありました。この商品も20Wに近いため、急いでいるときも素早く充電できますよ。
なお、比較したなかには30Wの商品もありましたが、こちらは20Wと大きな充電スピード差はありませんでした。少しでも速く充電したいなら、30W出力の商品を選ぶのもありです。
最後は、持ち運びやすさ・使いやすさの検証です。
商品の面積・厚さ・重量をチェック。充電しながらスマホと重ねて持てるか、カバンやポケットにしまいやすいかといった観点から評価しました。
さらに、充電残量の表示方法・同時充電ができる台数・パススルー充電に対応しているかなども確認。使いやすい機能が豊富なものほど高評価としています。
本体サイズを測ってみると約22mm。高評価の基準とした20mmには届かず、比較したなかには16mmの商品が複数あったことを考えてもやや厚めでした。とはいえ、面積は58.9cm2と小さめ。高評価の基準に設定した120cm2を大きく下回っています。
重量は185gと軽め。口コミでは「重い」と指摘されていましたが、高評価の基準値260gを大幅に下回っています。比較したなかには250gをオーバーする商品も多かったことを考えても軽量といえるでしょう。
厚みがあるためスマホと重ねて持ち歩くにはあまり向きませんが、カバンやポケットに入れたまま充電するには不自由のないサイズ感です。
残量はインジケーター表示式。比較した数字表記の商品に比べるとややわかりにくいものの、使いづらく感じるほどではないでしょう。出力ポートとしてType-C・Type-Aを1つずつ搭載しており、同時充電台数は比較した多くの商品と同じく2台まで。パススルー充電機能はないものの、PDに対応しているため急速充電が可能です。
ワイヤレス充電には非対応。USB Type-C to Type-Cケーブル、USB Type-A to Type-Cケーブルが付属しているため、ケーブルを自分で用意しなくてよいのは便利です。ポーチがセットになっているので、バッテリー・ケーブルをまとめて持ち運べますよ。
変換ロス率 | 41.47% |
---|---|
最大出力(実測値) | 17.04W |
良い
気になる
入力端子 | USB Type-C×1 |
---|---|
出力端子 | USB Type-C×1、USB Type-A×1 |
ワイヤレス時の最大出力(公称値) | |
付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、USB Type-A to Type-Cケーブル、取扱説明書、保証書(1年保証)、オリジナルポーチ |
保証期間 | 12か月 |
ケーブル内蔵 | |
ACプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
幅 | 9.5cm |
奥行 | 6.2cm |
高さ | 2.2cm |
重量 | 約185g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
11,800円
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cheero Power Plus Danboard Version 10050mAh PD18W CHE-096は、公式サイトで販売中。値段は税込4,980円(執筆時点・公式サイト参照)です。
ほかに、Amazon・楽天市場といった大手ECサイトでも取扱店舗が確認できました。店舗によって価格が異なることがあるので、送料を含めてチェックしてみてください。
モバイルバッテリーは飛行機内に持ち込み可能ですが、預け荷物には入れていけません。機内持ち込み荷物に入れておきましょう。
持ち込める容量・個数にも制限があるため、航空会社の公式サイトをチェックしておくと安心です。国内線の場合、27,027mAh以下であれば個数制限なし、27,027mAh以上43,244mAh未満であれば2個までと基準が定められています(2023年4月時点)。
モバイルバッテリーは一般ごみとしての廃棄ができません。処分する際は、家電量販店・ホームセンターのリサイクルボックスに入れてください。
最後に、変換ロスが少なく、実際に充電できる容量が多かった商品をご紹介します。
CIOのSMARTCOBY Pro SLIMは変換ロス率が32.29%と低く、iPhone14なら2回フル充電可能です。3台まで同時に充電ができるのも魅力。厚さ16.2mmと薄型なため、スマホと重ねて持っても違和感が少なめでした。パススルー充電に対応しており、充電と出力が同時にできるのも便利ですよ。
デザインにもこだわって選ぶなら、Zendure モバイルバッテリー SuperMini GOをチェック。カメラ型で、ブラック・シルバー・シアンの3色展開です。マグネットを内蔵しており、MagSafe対応のiPhoneをくっつけて充電可能。変換ロス率が28.9%と非常に低く、iPhone14を2回フル充電できます。
変換ロス率 | 32.29% |
---|---|
最大出力(実測値) | 33.55W |
良い
気になる
入力端子 | USB Type-C×2 |
---|---|
出力端子 | USB Type-C×2、USB Type-A×1 |
ワイヤレス時の最大出力(公称値) | |
付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書 |
保証期間 | 12か月+12か月(会員登録後) |
ケーブル内蔵 | |
ACプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
幅 | 6.9cm |
奥行 | 9.76cm |
高さ | 1.62cm |
重量 | 約180g |
CIO SMARTCOBY Pro SLIMの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
変換ロス率 | 28.90% |
---|---|
最大出力(実測値) | 20.57W |
良い
気になる
入力端子 | USB Type-C×1 |
---|---|
出力端子 | USB Type-C×1、USB Type-A×1 |
ワイヤレス時の最大出力(公称値) | 7.5W |
付属品 | USB Type-A to Type-Cケーブル、保証書、取扱説明書、ストラップ、オリジナルステッカー |
保証期間 | 24か月 |
ケーブル内蔵 | |
ACプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
幅 | 6.7cm |
奥行 | 9.5cm |
高さ | 2.8cm |
重量 | 約224g |
Zendure モバイルバッテリー SuperMini GOをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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