Xiaomi 165W Power Bank 10000mAhを徹底レビュー！実際に使ってわかったよい点・気になった点は？

比較したところ最高出力が45W以下の商品では、機種によっては電力が足りず充電できないことも。対してしこちらは、ほとんどのノートPCを充電できる性能があるといえます。「充電速度がとても速い」との口コミにも納得です。

ただし、Type-Cポートからの出力は43.88Wと低め。大型のMacBook ProなどのノートPCも充電自体はできますが、やや時間がかかるでしょう。とはいえ、もともとXiaomiのスマートフォンをハイパーチャージするというコンセプトの商品であることをふまえると、十分な性能といえます。

比較したなかには本体入力が30Wと低く、フル充電には約3時間もかかる商品も。対してこちらは、わずか15分で75%も充電が可能です。前日に充電し忘れてしまっても、身支度をしている間にしっかり充電できますよ。

なお、本体を90Wで充電するには、90W以上の出力がある充電器が必要です。

利便性が高いこともよい点です。USB Type-Cポートと一体型のUSB Type-Cケーブルを使って、同時に2台のデバイスの充電が可能。USBポートとケーブルが同じ面に配置されているため、複数の機器を接続してもケーブルは邪魔になりにくいでしょう。

バッテリー残量は、数字で表記されます。1%単位で残量を把握できるため、充電のタイミングを計りやすいといえますよ。

比較したなかでは珍しいケーブル内蔵タイプで、抜き差しの手間なく使用できることも利点です。バッテリーとデバイスを同時に充電できるパススルー機能は非対応ですが、低電流モードを搭載しており、イヤホン・スマートウォッチなど小型デバイスもスムーズに充電できます。

比較したなかには変換ロス率が33%ほどにとどまった商品もあったのに対し、こちら41.73%と高めです。MacBook Pro（M1 Pro）のような中型のノートPCでも、フル充電はできません。

本体重量が約315gと重く、持ち運びやすさもいまひとつです。比較した10000mAhのモバイルバッテリーの重量の平均値は217g（※2025年5月時点）。平均値よりも100gほど重たいので、荷物を少しでも軽くしたい人には不向きです。