




コンパクトなのにパワフルと謳う10,000mAhモバイルバッテリー、Anker Power Bank (10000mAh,25W,3Port)。「充電時間や電池残量がわかりやすい」と評判です。しかし、「思っていたよりも分厚い」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのでは?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の10,000mAhモバイルバッテリーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、10,000mAhモバイルバッテリー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
充電速度も謳い文句どおり。MacBook Pro 16インチをバッテリー残量30%から60%まで充電した際の最高出力は19.22Wでした。20Wにも届きそうな高出力で、iphone14を0%から60%まで充電するのに30分しかかからないといえます。
比較した商品にはバッテリー残量をインジゲーターの点滅で知らせるものがあったのに対し、本商品はディスプレイに具体的な数字で表示される仕様。あとどのくらい使えるのか明確にわかるので、充電のタイミングを逃しませんよ。
表示容量は10000mAhですが、デバイスへの充電時に電圧を変換する関係で変換ロスが生じるため、実際の容量は6314mAhでした。どのモバイルバッテリーも変換ロスが発生するものの、本商品のロス率は37%とやや大きめ。比較したなかには20%台に抑えた商品があったことを思うと少々無駄が多いといえます。
加えて、ワイヤレス充電に非対応・本体への給電とデバイスへの充電を同時に行うパススルー機能がないといった点も惜しく感じました。比較したなかには変換ロスが少ないうえにより機能的な商品もあったので、ほかのモバイルバッテリーもチェックしてみてくださいね。
実際にAnker Power Bank (10000mAh,25W,3Port)と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ10,000mAhモバイルバッテリーと、変換ロスの少なさ・充電の速さ・持ち運びやすさ・使いやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
10,000mAhモバイルバッテリーの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
今回は、充電機器の主力メーカーであるAnkerのPower Bank (10000mAh,25W,3Port)をご紹介。2023年12月6日に発売された商品で、最大25Wの高出力をアピール。iPhone 15シリーズやGalaxy S23シリーズも急速充電できると謳っていますよ。
安全性にも配慮し、常時温度管理システムであるActiveShield 2.0を搭載。24時間温度を計測して制御し、充電中のデバイスを守るよう工夫しています。
さらに、USB Power DeliveryのオプションであるPPS規格に対応。出力電圧と電流を20mV・50mA刻みで最適化することで、PPS規格対応機器の発熱を抑えながらスピーディに充電する仕様です。
マイベストでは「変換ロスが少なくたくさん充電できる」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を変換ロス率が30%以下の商品と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「スマホを最速で充電でき、タブレットも急速充電可能な30W以上の出力ができる」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準をタブレットを急速充電可能な30W以上の出力ができる商品と定めて、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「充電しながらスマホと重ねて持てて、カバンやポケットに仕舞っても邪魔に感じない」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「充電残量が確認でき、同時に2台以上充電が可能でバッテリー本体へPD入力でワイヤレス充電にも対応している」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
Anker Power Bank (10000mAh,25W,3Port)を実際に試した結果、4つものメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
厚さ16mmと薄型で、スマホと重ねて持ちやすいのがメリット。重さ・面積は比較した商品の全体平均よりも少し大きいものの、非常に手に収まりやすく感じました。検証結果の詳細は以下のとおりです。
<Anker Power Bank (10000mAh,25W,3Port)>
<比較した商品の平均値(※執筆時点)>
なお、同時に比較したAnker Power Bank (10000mAh, 30W)は厚さが29mmもあり、スマホと一緒に持つのが難しく感じました。充電しながら写真を撮ったり動画を見たりしたい人には、薄型の本商品がおすすめですよ。

パッと見大きめに見えますが、実際に持ってみると意外と軽く、大きさに対して持ちやすい印象でした。本体表面が光沢・透明感のある独特なマット加工がされていて、高級感があります。
デバイスを充電する速さも優秀。MacBook Pro 16インチを電池残量が30%から60%になるまで充電した際の最高出力は19.22Wでした。20W近い高出力で、iphone14を約30分で0%から60%まで充電できるといえます。
なお、同じ検証をしたAnker Power Bank (10000mAh, 12W, 2-Port)は薄型で持ち歩きやすいものの、最高出力が11W程度と弱めでした。スマートさ・充電の速さを備えた本商品は、まさにコンパクトかつパワフルとの謳い文句どおりでしょう。

スマホに対しては十分すぎる急速充電、タブレットに対しても付属充電器くらいの速度で充電できる出力です。
使いやすさも目を惹きました。出力端子はUSB Type-C×2・USB Type-A×1の計3つで、3台同時に接続できます。これ1台持っていけば、手持ちのデバイスを一気に充電できますよ。
リアルタイムで充電残量やスマホへの給電可能時間を表示するディスプレイも便利。バッテリー残量も数字で具体的に示してくれます。残量をインジゲーターの点滅で知らせる商品よりも、充電のタイミングがわかりやすいといえるでしょう。

インジケーター式だと残量が1%なのか、24%なのかわからないものですが、これなら今すぐに充電しないと不安になるのか、充電せず持ち出しても今日は大丈夫だろうといった判断ができて便利です。
カラー展開の豊富さも魅力的。定番のブラックだけでなく、ホワイト・ブルー・グリーン・パープルも販売しています。ぜひ、手持ちのデバイスとのカラーコーディネートを楽しんでくださいね。
総じて高評価といえるものの、気になるデメリットも2つありました。購入に踏み切る前に、自分に合う商品なのか確認しましょう。
モバイルバッテリーは容量10000mAhと表記されていても、実容量は10000mAh以下であることがほとんどです。その理由は、各機器を充電する際に電圧を変換する関係で、電力ロスが生じるから。
実際に本商品の実容量を調べると6314mAhで、37%もの変換ロスが発生していました。iPhone14であれば、1回しかフル充電できないことになります。
なお、同じAnkerの製品で変換ロス率が低かったのは 633 Magnetic Battery。実容量7,211mAhで変換ロス率は27.89%とかなり少なめでした。iPhone14を2回フル充電できるほどのスタミナがあるので、容量の多さにこだわる人は要チェックです。
スマホをくっつけるだけで充電できるワイヤレス充電には非対応。充電用のケーブルを持ち歩きたくない人は、ほかの商品を検討しましょう。本体に給電しながらスマホなどを充電するパススルー機能もありませんでした。
なお、本商品にはポートが3つありますが、複数ポート使用時の最大出力は18Wまで下がります。接続するデバイスによっては、1台のみ充電するときよりも時間がかかることを頭に入れておきましょう。
| 変換ロス率 | 36.86% |
|---|---|
| 最大出力(実測値) | 19.22W |
良い
気になる
| 入力端子 | USB Type-C×2 |
|---|---|
| 出力端子 | USB Type-C×2、USB Type-A×1 |
| ワイヤレス時の最大出力(公称値) | |
| ケーブル内蔵 | |
| ACプラグ内蔵 | |
| ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
| 付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書 |
| 保証期間 | 18か月+6か月(会員登録後) |
| 幅 | 7.2cm |
| 奥行 | 15.3cm |
| 高さ | 1.6cm |
| 重量 | 約246g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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また、最大7.5W出力のワイヤレス充電にも対応。マグネットを内蔵しているため、MagSafe対応のiPhoneであれば背面にくっつけるだけで充電できますよ。
本体の面積は70.62cm2・厚さ18mmと、スマホとくっつけても片手に収まるサイズなので、持ち運びにも便利です。実容量も機能面も優秀な一品なので、モバイルバッテリー選びに迷ったらぜひ検討してみてください。
保証期間は18か月+6か月(Anker Japan 公式サイト会員登録後)。付属するのはUSB-C & USB-C ケーブルのみなので、Lightning対応機器に使いたい人は別途ライトニングケーブルを用意しましょう。
本体を充電する際は、どちらかのUSB-Cポートを使用してください。コンセントから給電したいときは、別途AC充電器を用意してくださいね。
| 変換ロス率 | 27.89% |
|---|---|
| 最大出力(実測値) | 18.37W |
良い
気になる
| 入力端子 | USB Type-C×1 |
|---|---|
| 出力端子 | USB Type-C×1、USB Type-A×1 |
| ワイヤレス時の最大出力(公称値) | 7.5W |
| ケーブル内蔵 | |
| ACプラグ内蔵 | |
| ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
| 付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書 |
| 保証期間 | 24か月+6か月(会員登録後) |
| 幅 | 10.7cm |
| 奥行 | 6.6cm |
| 高さ | 1.8cm |
| 重量 | 約218g |
Anker 633 Magnetic Batteryをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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