HUAWEI初のeSIM対応スマートウォッチ、HUAWEI WATCH 4。「機能が豊富で大満足」「前作よりもスタイリッシュで使いやすくなった」と評判です。しかし、本当に口コミどおりの商品なのか気になり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のXiaomiやAmazfitとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートウォッチ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
HUAWEI WATCH 4はランニングなどスマホを持つのが煩わしいシーンで使いたい人におすすめです。eSIM対応モデルで、ウォッチ単体で着信・発信などが可能。XiaomiやAmazfitはBluetoothペアリングでの通話でスマホが近くに必要だったなか、スマホを持たずに外出できます。心拍の急変や転倒を検知して通報するシステムがあるので、スマホを持っていない遠方に住む家族の見守りにも適していますよ。
しかし、eSIMには対応しているもののワンナンバーサービスには非対応です。ワンナンバーサービスに対応しているPixel WatchシリーズやGalaxy Watch4以降は、携帯がなくとも携帯と同じ回線から通信が可能。そのため同じ電話番号でのやりとりができます。一方こちらは、別でeSIMの契約が必要になるため携帯と同じ番号では使えない点は注意が必要です。
とはいえ、睡眠モニタリングや歩数・心拍数の計測などの測定精度が高いのは利点。実際に専門機器で測定したデータとWATCH 4が計測したデータを見比べると、ほとんど誤差がないとわかりました。睡眠モニタリングのみレム睡眠・深い睡眠の時間に若干の誤差が生じましたが、問題なく使えるレベルです。
睡眠やワークアウトに関するデータが細かく表示されるのもポイント。とくに睡眠については具体的なデータとともにスコアが表示され、スコア向上のための行動策や運動も提案してくれます。比較したなかにはバッテリーが1日しか持たない商品があったなか、3日間充電せず使えたのも魅力です。
気になったのは、ディスプレイの大きさ。口コミでは「前作よりもスタイリッシュで使いやすくなった」との声がありましたが、実際に装着したモニターからは「ディスプレイが手首にあたる」「正直重たく感じた」との指摘も。腕が細めの人にはややどっしり感があるかもしれません。
ウォッチフェイスの種類が1500種類と豊富なのもよい点ですが、本体のカラーが黒1色のみなのも惜しく感じました。比較した商品には装着感がよいもの・カラー展開が豊富でファッション性に長けているものもあったので、デザインにこだわる人はほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にHUAWEI WATCH 4と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイスマートウォッチと、機能性・測定値の正確性・使い勝手・装着感・バッテリーの持ち・ファッション性それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
HUAWEI WATCH 4の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
サムスン
高精度な測定とアプリの機能性が魅力!バッテリー持ちも良好
2023年11月24日に日本での発売も開始したHUAWEI WATCH 4。技術力の高さでスマホ・スマートウォッチ市場で存在感を放つHUAWEI(ファーウェイ)が、はじめてeSIMを搭載して発売したモデルです。Android・iosのどちらにも対応していますよ。
eSIMに対応することで、ウォッチ単体での通話が可能に。HUAWEI WATCH 4専用の電話番号を取得する必要があるものの、スマホを持っていないときも電話をかけたり受けたりできて便利ですよ。
デザインにもこだわりが。宇宙や惑星をイメージしたミニマルデザインが近未来を彷彿とさせます。ベゼル部分は21.6%ほど縮小され、ディスプレイの占有率がアップ。流線型のデザインと大きなディスプレイがクラシカルな腕時計とは一線を画す、「ザ・スマートウォッチ」な印象を醸し出しています。
今回はHUAWEI WATCH 4を含むスマートウォッチ全44商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
HUAWEI WATCH 4を実際に試した結果、5つものメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
5つの衛星システムに対応しており、アクティビティ中の位置情報やルート情報をリアルタイムで把握できます。スマホが近くになくても音楽を聴けるのもよい点。ランニング中にスマホを持ちたくない人は重宝するでしょう。
また、高齢者の見守りツールとしても活躍が期待できます。WATCH 4をつけた人の心拍数や血中酸素レベルの急激な変化・転倒と検知すると、緊急通報を行うことが可能。あくまで腕時計として使えるので、スマホを持ち歩く習慣のない世代も受け入れやすいでしょう。
チェックした機能の詳細は以下にまとめました。
ワークアウト中に測定したデータもかなり詳しく表示。走ったルートやルートでの速度・3Dマップ・心拍数チャートや消費カロリーなどが5スクロールぶんほど表示され、とにかく情報量が多いと感じました。
歩数や消費カロリー、体温やストレス計測機能も搭載。各データは「HUAWEI Health」アプリに自動的に送信される仕様です。比較した商品には睡眠やワークアウトのデータが少ないものもあったことを思うと、スマートウォッチで健康を管理にしたい人におすすめです。
歩数・心拍数・血中酸素濃度・睡眠モニタリングといった各測定値の精度が高さも特徴。さまざまな専門機器で測定した数値とWATCH4で測定した数値を比較すると、誤差が非常に少ないことがわかりました。詳細な結果は以下のとおりです。
<検証結果>
なお、比較した商品には睡眠モニタリングの精度が高いといえないものも。本商品ならほぼ正確なデータを取得・蓄積できるので、睡眠の質の向上を目指す人は要チェックですよ。
使い勝手のよさも申し分なし。新たに搭載された「クイックバー」によく使うアプリを設置すれば、使いたいアプリにすぐにアクセスできます。物理ボタンには任意のアプリへのショートカットを設定可能。比較したボタンのカスタムができない商品よりも、より自分らしい使い方ができるといえます。
通話やタイマーといったタスクを最小化する「フローティングタスクボール」も便利。ワンタップで動作中のタスクに戻れるので、タッチ操作の回数が少なくスマートです。通知のタイトルも大きく表示され、文字が読みやすいと感じました。
バッテリーの持ちも優秀。実際にスマホとペアリングし使用した結果、3日間も充電いらずで使えました。比較したSamsungのGalaxy Watchには1日程度でバッテリーが切れたものがあったことを思うと、24時間つけっぱなしで過ごしたい人に向いています。
なお、WATCH 4はスマートモードで約3日間・超長時間バッテリー持続モードであれば約14日間使用可能。約15分の充電で最大1日間使え、約60分でフル充電できる充電の速さも見逃せません。
eSIMに対応しているものの、スマホと同じ電話番号を共有できるワンナンバーサービスには対応していません。ワンナンバーサービスでもeSIM同様にスマホが近くになくともデータ通信ができます。
一方違いは、利用する電話番号のみ。eSIMは別途契約が必要でスマホとは異なる番号となりますが、ワンナンバーサービスであれば、キャリアによっては月額約500円(※執筆時点)でスマホと同じ回線で利用ができます。
比較したPixel WatchシリーズやGalaxy Watch4以降はワンナンバーサービスに対応しており、1つの電話番号で利用できます。異なる電話番号が必要でない人は、Pixel WatchシリーズやGalaxy Watch4以降も検討してみてくださいね。
同社のHUAWEI WATCH FITは軽くてディスプレイが邪魔になりにくいと好評だったことを思うと、やや装着感は好みが分かれるといえます。
<装着感のモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したなかには3色以上のバリエーションがある商品もあったのに対し、本商品はブラック1色のみでした。さまざまな選択肢がほしい人には物足りないでしょう。純正のバンドが販売されていない点も惜しいポイントです。
一方で、ウォッチフェイスは1500種類以上と豊富。Amazonなどで販売されている非純正バンドは100種類以上確認できました。本体のカラーは黒だけですが、バンドやウォッチフェイスで個性をアピールできるでしょう。
HUAWEI WATCH 4はSuica・iD・QUICKPAYなどのキャッシュレス決済には未対応です。スマホを取り出さずに決済を済ませたい人には気になるポイントかもしれません。
なお、比較したなかでSuicaに対応していたのは、Apple・GARMIN・Fitbit・Googleのスマートウォッチだけでした。買い物や移動時にSuicaをよく使う人は、先述した4社の商品を視野に入れてもよいでしょう。
2023/11/24 発売
ヘルスケア機能の種類 | 心拍数測定、消費カロリー計算、睡眠トラッキング、血中酸素濃度計測、ストレス値測定、心拍数異常の警告、月経周期モニタリング、歩数計測、皮膚温度測定 |
---|---|
盤面の種類数 | 1500種類以上 |
ワークアウトの種類数 | 100種類以上 |
ワークアウトの自動検出 |
OS | HarmonyOS |
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対応OS | iOS、Android |
連続稼動時間 | スマートモード:72時間/超長時間バッテリー持続モード:192時間(ヘビーユース)、336時間(通常使用) |
搭載センサー | 加速度センサー、気圧計、ジャイロスコープ、コンパス、光学式心拍センサー、環境光センサー、温度センサー、深度センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | フルオロエラストマー |
充電方法 | ワイヤレス充電 |
充電時間 | 64分 |
防水性 | |
防塵性 | |
音楽再生 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 | |
分類 | 雑貨 |
医療機器番号 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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販売価格:59,800円
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厚み・ディスプレイの大きさともにほどよく、モニターからは「邪魔になりにくい」との声が並びました。朝から装着すると夜にはバッテリー残量が10%まで減っていましたが、約75分でフル充電できるので問題ないでしょう。
本体のバリエーションが豊富なのも魅力。アルミニウム5種類・ステンレス3種類とたくさんのラインナップから選べるだけでなく、純正バンド・非純正バンドともに多数販売されています。これなら、自分好みにカスタマイズする楽しみが広がりそうです。
<付属品>
クラシカルなデザインが好みの人は、WATCH GT4を検討してはいかがでしょう。eSIMには対応していませんが、本体のカラーをブラック・グレー・ブラウン・ホワイト・シルバーの5色から選べるのが魅力です。
普通の時計のようなデザインもあり、ビジネスシーンやフォーマルな装いにマッチするでしょう。いかにもスマートウォッチという見た目が苦手な人は、ぜひチェックしてみてください。
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