「スタイリッシュ、軽量かつ高性能」が謳い文句のSurface Laptop 5。ネット上では「バッテリーが長持ちする」と評判です。その一方、「少し重い」という口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のSurfaceとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Surface選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年08月までの情報です
目次
Surface Laptop 5は、電源がない場所で長時間使いたい人におすすめです。バッテリー100%の状態から動画をフルHDで再生したところ、「バッテリーが長持ちする」との評判どおり連続12時間半も再生できました。比較したProシリーズ以上のバッテリー性能を発揮し、外出先でも充電切れを気にせず使えます。「少し重い」との口コミに反して本体は1272gと軽く、持ち運びやすさも良好でした。
処理性能も優秀です。CPUには第12世代のIntel Core i5 1235Uを採用。CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは平均7,102ptsと高く、Officeソフトを用いたデスクワークを快適にこなせます。画面の解像度は2,256×1,504と高めなので、視認性がよく細かい文字までくっきり見えるでしょう。
迫力のある映像とサウンドが楽しめる点も魅力です。比較したGoシリーズは、持ち運びやすいものの画面が小さく迫力に欠けました。一方、こちらは13.5インチの大画面であるうえ、音が360度から聴こえるDolby Atmos対応スピーカーを搭載。モニターからも「音に立体感がある」と好評で、映画鑑賞にぴったりといえます。
機能面もある程度充実していました。USB Type-Cは「Thunderbolt 4」に対応しており、急速充電やデータの高速転送が可能です。また、キーボードは浅く柔らかい打鍵感で、軽やかにタイピングできます。しかし、タイピング時の安定感はいまひとつなので、通勤・通学時間に膝の上に乗せて使うのには向きません。
タッチパネルの感度がよくタッチペンの滑りもなめらかですが、折りたためない分ディスプレイが揺れやすく板書のしやすさはいまいちでした。とはいえ、バッテリー持ちがよいので出先でも活躍する一品です。ノートPCとしての使用がメインなら、ぜひチェックしてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
そもそもSurfaceとは、Windowsの開発元であるマイクロソフトが展開している2in1 PC(タブレットPC)のこと。ほかのメーカーのモデルより価格は高めではあるものの、軽量かつ高性能なモデルが多く展開されています。Pro・Lap Top・Goと異なるスペックの3つのシリーズがあり、用途に合ったものを選べますよ。
今回ご紹介するSurface Laptop 5は、キーボードと一体型のモデルです。ほかのシリーズのように、1~2万円の別売りキーボードを購入する必要がありません。WordやExcelなどのOfficeソフトの作業を快適にこなせるほどの処理性能を備えているとしています。
Surface Laptop 4モデルと違う点は、処理性能が向上したこと。CPUが第11世代 Intel Coreから第12世代に代わったうえ、Bluetoothが5.0から5.1へバージョンアップしています。また、USB Type-C端子がSurface Laptop 4モデルでは非対応であったThunderbolt 4対応になり、急速充電やデータの高速転送が可能になりました。
<スペックの詳細>
デスクワークをサクサクこなせるスペックを備えているのが強みです。PCのすべての処理を荷うCPUは、第12世代のIntel Core i5 1235Uを搭載しており、マルチタスクも高速で処理できると謳っています。メモリは8GB・ストレージは256GBのSSDです。
ディスプレイには、解像度2,256×1,504の13.5インチPixelSenseタッチスクリーンを搭載。部屋の明るさに合わせて画質を最適化するDolby Vision IQに対応しており、鮮やかな色やよりはっきりしたコントラストを実現するとしています。
サウンド面では、立体音響技術のDolby Atmosに対応。映画館の中にいるような包みこまれるようなサウンドを楽しめると紹介されています。
本体は無駄が省かれていてシンプルな構造です。メーカーが謳うように「スリムで美しい、時代を超えたデザイン」といえるでしょう。本体のサイズは幅22.3×奥行30.8×厚み1.45cm、重量は1,272gです。
キーボードの素材は、イタリア製のファブリック素材であるAlcantara(アルカンターラ)とメタル素材の2種類から選べます。カラー展開は、Alcantaraはプラチナのみ、メタル素材はプラチナ・ブラック・セージ・サンドストーンの4色です。画面サイズが15インチのモデルも展開しています。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はSurface Laptop 5を含む、人気のSurfaceを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
バッテリー性能は優秀です。バッテリー100%の状態から動画をフルHDで再生したところ、約12時間半も連続で視聴できました。
比較したなかでもProシリーズは連続再生時間が6~8時間程度であったのに対し、こちらは「バッテリーが長持ちする」という口コミどおりの結果です。電源のない屋外やカフェにとどまって半日以上作業をする人にも十分な電池持ちといえるでしょう。
また、ペン・充電器込みの重さを測ったところ平均1532gでした。「少し重い」という口コミに反して、持ち運びの際の負担はあまり気にしなくてよさそうです。
処理性能が高く、複数の作業を同時にサクサク行える点も魅力です。CPUには、マルチタスク性能に優れた第12世代のIntel Core i5 1235Uを搭載しています。CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは平均7,102ptsの好成績。比較した全商品の平均約5,159pts(※2024年10月時点)を大きく上回りました。
比較したなかにはベンチマークスコアが平均931ptsと低く、簡単な作業しかできないものも。一方、こちらはOfficeやZoomなどの仕事や大学で使用する一般的なアプリであれば、複数同時に使用しても快適にこなせるでしょう。
白と黒の明るさの比率であるコントラスト比も1300:1と高いので、十分な明るさとメリハリのある映像を楽しめます。映像や画像の明暗の範囲を広げてよりリアルな映像を提供するHDRには対応していませんが、輝度も400cd/m²と高いため明るい場所でも画面を見やすいでしょう。
高画質・高音質で、動画視聴にもうってつけです。視聴したモニターからは「色味が鮮明で映像もなめらか」と好印象でした。比較したGoシリーズは、持ち運びはしやすいものの画面が小さく迫力に欠けるのが難点。対して、こちらは13.5インチの大画面で快適に動画視聴ができるでしょう。
音が360度から聴こえる立体音響技術Dolby Atmosに対応したスピーカーを搭載しており、音響面も優れています。モニターからは「低音の響きが豊か」「音に立体感がある」などといった声があがり、まるでその場にいるような臨場感を味わえました。
<動画視聴の快適さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
商品をチェックしたところ、デスクワークに役立つ機能もある程度充実していました。Wi-FiとBluetoothの規格は最新のものではありませんが(2024年10月時点)、十分な性能です。インターネットやワイヤレスデバイスを快適に使用できるでしょう。
インターフェースは、USB Type-A1個とUSB Type-C1個を搭載。USB Type-C端子は、比較した前モデルのSurface Laptop 4になかった「Thunderbolt 4」に対応しています。急速充電やデータの高速転送が可能です。
キーボードの打鍵感は良好です。実際にタイピングをしたモニターからは「軽いタッチでタイピングできる」「適度に反発力があり打ち心地がよかった」などと好評でした。キーストロークが浅いものの、底打ち感は控えめです。
比較したなかには板を叩いているような打感のものもあった一方、こちらは「土台が柔らかくタイピング圧が吸収される」とモニターから高い評価を得ました。タイピングする力が強い人には底打ち感が気になる可能性はありますが、軽い力で押せるので長時間打っても疲れにくいでしょう。
<打鍵感のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キーボードの安定感はいまひとつ。実際に机の上で使用したところ、モニターの半数以上から「安定感があった」との声が聞かれた一方で、キーボード周りの揺れが若干気になりました。
太ももの上に乗せてタイピングすると、「ディスプレイごと揺れる」との意見が多数。比較したなかには、1890gと重みがあり膝の上でも安定してタイピングできる製品もありました。一方、こちらは1272gと軽めで、入力するたびに画面の揺れを感じます。通勤・通学時間に膝の上に乗せて使うには不向きといえるでしょう。
<タイピング時の安定感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ペンで板書しにくい点もネックです。純正のペンを使用してモニターが実際に板書したところ、文字を書くときの画面の揺れが気になりました。比較したProやGoシリーズと比べると、折りたためない分安定感は劣ります。
一方、タッチパネルの感度はよく、タッチペンの使い心地も良好です。本格的に板書に使いたい人には向きませんが、メモ程度にペンを走らせるぐらいであれば十分使えるでしょう。
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通勤・通学時に使うなら、Surface Laptop Go 2がおすすめです。太ももの上でタイピングしても揺れることなく安定感があり、長時間の作業でも快適に使えました。また、動画の連続再生時間は13時間39分と優秀なバッテリー性能を誇ります。長距離の移動時や旅先で作業したい人にもうってつけです。
基本的な性能のよさもおおむね良好で、軽い作業なら複数同時に行ってもスムーズでした。しかし、筆圧感知がないため、思うままにペンで書くのは難しいと感じる可能性があります。とはいえ、円や線程度を描くには十分ででしょう。
タブレットとしても使える、Surface Pro 9もおすすめです。CPUに第12世代Intel Core i5 1235Uを搭載。Zoomや複数のフォルダを開いての作業も快適にこなせる高い処理性能を備えています。動画の連続再生時間は8時間3分とバッテリー持ちも十分なので、長時間の作業にも対応できるでしょう。
キーボードはキーストロークが浅めですが、底打ち感がなく打鍵感は良好です。太ももに乗せてタイピングしても揺れは許容できる範囲だったため、通学・通勤中にも使いやすいでしょう。また、タッチペンの書き心地も非常になめらかで快適に使える点もメリットです。
Surface Laptop 5は、ケーズデンキをはじめとした家電量販店で購入できます。また、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも取り扱いがありました。値段は取扱店ごとに異なるので、購入前にしっかり比較して選びましょう。
また、サイトによっては中古の取り扱いも確認できました。リーズナブルに購入したい人は、まずチェックしてみるのもおすすめです。
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