高い耐久性とスピーディな転送速度を謳うM.2 SSD、Seagate FireCuda 530。「ゲームをストレージに素早く移動できた」といった評判が寄せられていますが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のTranscendなどのM.2 SSDとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較を行いましたので、M.2 SSD選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
Seagate FireCuda 530は、PCでのあらゆる作業をスピーディに行いたい人におすすめです。実際に性能をチェックするとランダムアクセスがとくに優秀。ベンチマークは読み込みで1066.6MB/s・書き込みで836.64MB/sを記録し、比較した全商品の平均読み込み速度885.58MB/s・書き込み速度711.31MB/s(※執筆時点)を大幅に上回りました。OSの処理やアプリの起動もスムーズにこなせるでしょう。
ファイルコピーなどの速さに直結するシーケンシャルアクセスのスコアも申し分ありません。読み込み速度6968.64MB/s・書き込み速度5928.34MB/sを記録し、比較したなかでもトップクラスの速さでした。作業効率を上げたい人にうってつけですよ。
熱を抑えるヒートシンクを搭載しており、排熱性能にも秀でています。実際に使用中の温度を計測すると約38℃に抑えられていました。比較した商品には70℃近くまで温度が上昇したものもあったなか、長期的に使用しても故障や速度低下につながりにくいのはうれしいですね。
価格は1TBで約2万円(※執筆時点)と比較したなかでは5千円程度高額ですが、「ゲームをストレージに素早く移動できた」と口コミどおりの高パフォーマンスが期待できるでしょう。PS5での動作確認もできており、容量拡張にももってこいですよ。気になる人は、ぜひ検討してみてくださいね。
アメリカに本社を置く世界的に有名なHDDメーカー、Seagate(シーゲイト)。一般ユーザーからプロゲーマーまで、様々なニーズに合わせたメモリ・ストレージ製品を幅広く取り扱っています。
今回ご紹介するFireCuda 530は、シーゲイトがプロゲーマーやクリエイター向けに開発したM.2 SSDです。長時間に及ぶゲームプレイやコンテンツ制作を想定した設計で、インターフェースにはPCI Express 4.0×4を採用。PCIe Gen3の2倍のスピードにもなる、最高7,300MB/秒の転送速度を謳っています。
サイズは幅80.15×奥行24.20×高さ10.39mm。容量は500GB・1TB・2TB・4TBの4種類が展開されています。5年間のデータ復旧サービスつきなのもうれしいポイント。業界屈指の成功率95%というデータ復旧技術を誇っているとのことなので、予期せぬデータ損失を防げるでしょう。
今回は、Seagate FireCuda 530を含むM.2 SSD16商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使用してみたところ、Seagate FireCuda 530には主に3つのメリットがありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
専用ソフトCrystal Disk Markを用いたベンチマークテストで性能をチェックしたところ、読み書きやデータ処理が非常に速く行える性能を備えていました。
ファイルコピーなどの速さの目安になるシーケンシャルアクセスは、読み込み6968.64MB/s・書き込み5928.34MB/sと、比較したなかでもトップクラスの性能を記録。アプリの処理速度も申し分なく、実用シーンではさまざまな作業をサクサクこなせるでしょう。
特筆すべきは、ランダムアクセスの速さ。ベンチマークスコアは読み込み速度1066.60MB/s・書き込み速度836.64MB/sと、比較した全商品の平均読み込み速度885.58MB/s・書き込み速度711.31MB/s(※執筆時点)を大幅に上回る好記録でした。細かい処理をたくさんこなせ、ゲームのように不規則なデータの処理にもうってつけです。
ランダムアクセスは、データの不規則な読み出し・書き込みを表し、OSの処理やアプリの起動に関わります。PCの全体的な使用感を大きく左右する部分といえるでしょう。
PC内部のスペースに余裕がないと、高さのあるヒートシンクの場合には設置できないことがあります。設置前に確認しましょう。
Seagate FireCuda 530にはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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実際に使用すると、シーケンシャルアクセスの速さは読み込みで7,011.39MB/s・書き込みで6,153.47MB/sを記録し、読み書き速度は比較したなかでもトップクラスの性能でした。5年間の保証つきなのもうれしいポイント。容量重視の人はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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