トップバリュ ホームコーディ じっくり焼ける超厚手フライパンをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、くっつきにくさを検証しました。

新品のフライパンで薄焼き卵を焼き、菜箸とトングで簡単にはがせるかをチェック。続いて、やすりを取りつけた電動ポリッシャーでフライパンの表面を削り、2年分の傷を再現します。削ったあとのフライパンでも薄焼き卵を焼き、くっつき具合を比較しました。

次に、使い勝手のよさを検証しました。

実際に商品を手に取り、片手でも振りやすく、取っ手が手にフィットするかという観点で評価しました。

続いて、熱ムラの少なさの検証です。中心の温度が100℃になるまで加熱したフライパンを、サーモグラフィーで撮影。焼き面全体がまんべんなく温まっているかをチェックしました。

サーモカメラで見ると、高温部分の円に大きく欠けた部分が。比較した上位商品にはきれいな円状に熱が広がったものもあったなか、熱ムラが生じやすいといえそうです。食材にムラなく火を通すためにも、全体をかき混ぜながら調理するとよいでしょう。

次は、熱伝導率の高さの検証です。800mLの水を入れたフライパンを熱し、95℃に達するまでの時間を計測。電気ケトルで沸かしたときの所要時間4分を高評価の基準としました。

すると、95℃に達するまでにかかった時間は、4分26秒と比較的早い結果に。高評価の基準とした4分には届かなかったものの、それほど大差はありませんでした。

比較したなかでは、銅素材のフライパンは熱伝導率が高い傾向がありました。本商品はステンレス製ですが、比較した商品の平均4分36秒（※執筆時点）はクリア。比較的スピーディに加熱できるでしょう。

沸騰して3分後の温度は、71.6℃。比較した商品の平均値が約70.4℃（※執筆時点）だったことをふまえると、蓄熱性もまずまず高めといえそうです。「じっくり焼ける」という商品名どおり、ゆっくり火を通す料理にも活躍するでしょう。