サーモス 取っ手のとれるフライパン5点セットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

大小のフライパン・鍋を含む5点セット。小フライパンは20cmと小さめなので、お弁当や副菜作りに便利ですよ。なお、詳細は以下のとおりです。

1. フライパン｜26cm・20cm
2. 鍋｜18cm
3. フタ｜18cm
4. その他付属品｜なし

フライパンは2点ともやや深めで、26cmの大フライパンで6.5cmあります。しかし、付属のフタは18cm鍋用のみなので、せっかくの深型フライパンですが蒸し焼きや煮込み料理をするにはフタを買い足す必要があります。

比較したなかですべてのサイズに対応したフタが付属していたのはニトリの商品のみですが、大フライパンのフタはないものの、小フライパンと鍋が同サイズでフタを使いまわせる商品も。自炊する機会の多い人にはそちらもおすすめですよ。

大フライパンの重量は約898gと軽くはないものの、負担になるほどではありません。ただし、食材を入れると重さが増すので、人によっては盛りつけなどがやりづらくなることがあるでしょう。

ワンタッチタイプの取っ手は、上のレバーをスライドさせれば外れ、下のレバーを握れば密着します。「振るとぐらつく」「取りつけに力がいる」などのマイナスの口コミもありましたが、着脱は非常にスムーズでぐらつくことなく安定していました。

比較したなかにはワンタッチタイプでも、ボタンやレバーの操作がしづらく慣れが必要な商品も多いなか、こちらは片手での着脱もしやすく、調理中のつけ替えも楽にできそうです。

実際に薄焼き卵を焼いてみると、新品時には焦げつかないものの、スルッとははがれずちぎれてしまいました。やすりでの摩耗後にはよりくっつきやすくなるなど、調理に影響があります。

表面には独自コーティングのデュラブルコートを採用。耐摩耗性と焦げつきにくさを謳っているものの、見てわかるほど深く削れた部分には焦げつきも見られました。

比較したなかには、同条件での摩耗後に目立つキズもなく、摩耗の影響を感じず調理できるものも。できるだけフライパンを長持ちさせたい人はコーティングの強さにも着目して商品選びをしてみましょう。

水800mLを沸騰させるのにかかった時間は5分46秒。比較した全商品の沸騰までの平均時間約5分49秒（※執筆時点）と同程度の早さです。電気ケトルに比べるとやや時間がかかりますが、気になるほどではありません。水の量を減らせばより早く沸騰するでしょう。

今回の比較ではこちらの鍋のように直径が小さいものは沸騰までに時間がかかる傾向がありましたが、同じ18cmでもパール金属やティファールなどの鍋は4分台で湯沸かしできました。より効率よく調理したい人はチェックしてみてくださいね。