豊かな香りとすっきりとした味わいが人気のドリップバッグコーヒー、上島珈琲店 ワンドリップコーヒー Pool N Bloom。「手軽に本格的なコーヒーが楽しめる」と評判です。しかし、「酸味が強い」「ドリップ中にずれてしまう」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、上島珈琲店 ワンドリップコーヒー Pool N Bloomを含むドリップバッグコーヒー全24商品を実際に飲んでみて、コーヒーのおいしさ(専門家)・コーヒーのおいしさ(モニター)・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
上島珈琲店 ワンドリップコーヒー Pool N Bloomは、酸味のあるコーヒーがお好みの人におすすめです。メーカーが謳っているとおり、オレンジのような柑橘系の酸味と豊かな風味が特徴。比較したなかには、酸味が強すぎる商品があったのに対し、試飲した専門家からは「さっぱりとした飲み口で最後まで飲みやすい」と好評でした。
モニターからも、上品な酸味が人気。口コミ同様「酸味が強い」と感じた人が多いのにも関わらず、7人中5人が「飲みやすい」と答えました。「苦味と甘味のバランスがよい」という回答もあり、コーヒーの酸味が苦手な人からも支持されています。自然な味わいで、ストレートでも飲みやすいですよ。
ドリップバッグコーヒーとしての満足度も高く、モニターからは「お店で飲むようなコーヒーの味わい」という声も。比較した商品の約7割が1包あたり9g以下だったのに対し、1包12gとたっぷり入っているのも好印象です。濃いめの味わいを楽しみたい人も、満足できるでしょう。
一方、ドリップ型のバッグを広げる際に内側に折り込む部分がわかりづらく、セットがやや難しい点は気がかり。口コミのとおり、カップのサイズによってはドリップ中にずれてしまう場合もあります。忙しいときもサッと淹れられるものをお探しの人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
そもそもドリップバッグコーヒーとは、コーヒー粉が入ったバッグのこと。カップに装着してお湯を注ぐだけで淹れられるので、忙しい朝でも手軽にコーヒータイムを楽しめます。
今回ご紹介するのは、老舗コーヒーブランドのUCC上島珈琲(ユーシーシー)がコーヒー専門店の味わいを表現したワンドリップコーヒー。5種類展開している同シリーズのなかで、Pool N Bloomは最もあっさりとしたテイストに仕上げられています。
まるで柑橘やアプリコットを思わせるようなやわらかな酸味と、蜂蜜のような甘さが長く続くと謳われています。
コーヒー豆は、厳選したアラビカ種のみを使用。アフリカ南部のザンビア、中米に位置するホンジュラスのコーヒー豆をブレンドし、中細挽きにしています。
ドリップバッグには、3か所の返しをカップに引っかけるドリップ型を採用。ハンドドリップで抽出している様子を描いた絵画調のパッケージデザインが特徴です。
公式オンラインストアでは、ドライフルーツを使った焼き菓子との相性がよいと紹介されています。1パックあたりの容量は12gで、1セットに5袋入り。賞味期限は製造日より15か月です。
まずは、商品の質を探るために専門家によるコーヒーのおいしさの検証を実施。カフェ・トロワバグのオーナーの三輪徳子さんに商品を試飲していただき、官能評価を行いました。なお、専門家は苦味を主体とした深いコクが感じられる、力強い味わいのコーヒーを普段好んで飲んでいます。
試飲した専門家は、「フルーティな酸味と豊かな風味が印象的」とコメント。メーカーが謳うとおり、後味にオレンジやレモンのような柑橘系の酸味を感じました。お湯を少し多めにすると酸味を強く感じるため、パッケージに記載されたとおりの分量で淹れるとよいでしょう。
パッケージに焙煎度の記載はありませんが、専門家によると中煎りとのこと。浅煎りは酸味が強く、深煎りにすると苦味やコクを感じやすくなるのが特徴です。細挽きと比べて粉がバッグの網目を通りにくい中細挽きのため、粉っぽさは気になりにくいでしょう。
続いて、モニターによるコーヒーのおいしさの検証です。コーヒー好きなモニター7名が全商品を飲み、飲みやすさ・ドリップバッグコーヒーとしての満足度を評価しました。
コーヒー豆は、酸味が強いものが多い傾向にあるアフリカ産と中米のホンジュラス産のブレンドです。モニター全員が口コミと同じく「酸味が一番強い」と回答していますが、酸味が苦手な人からも支持されていたのが印象的でした。
人工的な感じがしない上品な酸味なので、さっぱりと口直しをしたいときにもよいでしょう。
<飲みやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
今回の比較では、1包10g以上だと濃いめの味わいを楽しめる傾向にあったのに対し、本商品は1包12gとかなりたっぷり。少し薄くして飲みたいときは、お湯の量で濃度を調整するのもよいでしょう。
飲み方については、ストレートやエスプレッソとの意見が多めでした。そのままでも飲みやすい味わいですが、アイスにするとさっぱり飲めそうです。「少しクセがある」と答えたモニターは、ケーキなどの甘いものと合わせたいと回答しています。
<ドリップパックコーヒーとしての満足度のモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、使いやすさの検証です。バッグがカップに装着しやすいか・お湯を注ぎやすいか・捨てやすいかの3点に着目し、評価しました。
実際にカップに装着したところ、少し使いにくさを感じる結果に。粉を下に寄せてバッグの上部を切って開いた後、内側に折り込まなければならず、はじめはセットの仕方に戸惑います。
カップ内にしっかり収まる浸水型と比べて不安定になりやすいドリップ型を採用していて、口コミの指摘どおり、装着後にずれやすいのも気になりました。引っ掛ける部分の可動域が狭いため、カップのサイズには注意が必要です。気になる人は、注ぎやすい浸水型の商品を選ぶとよいでしょう。
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上島珈琲店 ワンドリップコーヒー Pool N Bloomは、公式サイトやAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入が可能です。同シリーズの飲み比べできるアソートセットも販売されています。自分好みの味わいを見つけてみてくださいね。
<UCC ONLINE STORE 販売価格>
執筆時点の公式サイトの価格です。
セイコー珈琲のカフェ工房 ヨーロピアンブレンドは、コーヒー豆本来の旨味が印象的な味わい。焙煎の風味・甘味・酸味のバランスもよく、紅茶のようにごくごく飲めました。開きやすい浸水型のバッグで、カップへのフィット感も良好です。サッと飲めるので、ストックとしておくのもおすすめですよ。
honu加藤珈琲店のグァテマラ珈琲100%は、フルーティな酸味と上品な甘味のバランスがよい商品です。苦味がほとんどないので、ブラックでも飲みやすいでしょう。可動域の広い浸水型のバッグで、少し大きめのカップに装着しやすいのも魅力。自宅や職場に常備しておきたい人にうってつけです。
注ぎ口の広さ | 12cm2 |
---|---|
味わいのタイプ | バランスタイプ |
良い
気になる
焙煎度 | 深煎り |
---|---|
内容量 | 1800g(9g×200袋) |
産地 | メキシコ、ブラジル |
杯数 | 200杯 |
有機JAS認定 | |
ドリップバッグの形状 | 4点フック型 |
オーガニック | |
ギフト対応 | |
アソートセットあり |
カフェ工房 ドリップコーヒー ヨーロピアンブレンドをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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