簡単においしい炭酸水が作れると評判の炭酸水メーカー、ソーダストリーム TERRA(テラ) スターターキット。「炭酸の強さを自分で調節できるのがよい」と高く評価される一方で、「炭酸が弱い」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の炭酸水メーカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、炭酸水メーカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ソーダストリーム TERRA(テラ)は、コストをかけずにおいしい強炭酸水を作りたい人におすすめです。実際に作った炭酸水の炭酸濃度は1Lあたり3,680mLと、比較した全商品の平均約3,000mL(※執筆時点)や市販品を上回る結果に。試飲したアクアソムリエの江口さんからは「強炭酸で喉ごしがよい」と好評でした。
電源不要な手動式で、操作手順にも迷いません。屋外でも手軽に使えるうえに、炭酸の強さはボタンを押す回数で調節できます。パーツは本体・ボトルの2つしかなく、ボトルのセットは本体へ斜めに差し込むだけと簡単です。使用後はボトルを手前に引けば自動でガス抜きされ、細かな操作は不要でした。
独自のクイックコネクト機能を採用しており、ガスシリンダーはレバーを下ろすだけで交換できます。使用済みのガスシリンダーは家庭ゴミとして処分できないものの、次回分配達時に回収対応や送料無料での返却などメーカーによる回収サービスは充実。ガスの処分にそこまで手間は感じません。
コストの低さも魅力です。500mLの炭酸水を作るのにかかるコストは約18円と、比較した全商品の平均約20.6円(※執筆時点)よりも低い結果に。本体代も安く、同メーカーの機種は20,000円を超えるものが多いなか、本品は公式サイトでの値段が税込16,500円とリーズナブルです(※執筆時点)。はじめての炭酸水メーカーにぴったりですよ。
「炭酸が弱い」との口コミ反して泡がパチパチ弾ける強炭酸水を作れるため、そのままはもちろん、お酒やジュースの割材としても活用できます。ランニングコストも低く、毎日炭酸水を飲む人にもぴったりです。手頃な価格ながらおいしい炭酸水が作れるので、この機会にぜひ購入を検討してみてください。
そもそも炭酸水メーカーとは、自宅で簡単に炭酸水が作れるアイテムのこと。炭酸ガスの注入量を調節できるため、炭酸の強さを自分好みに変えられます。ペットボトルのゴミが出ないのもメリットですよ。
今回ご紹介するTERRA(テラ) スターターキットは、家庭用炭酸水メーカーの製造元としてよく知られるソーダストリームから販売されています。
スリムなデザインに設計した手動タイプで、ボタンを押す回数によって炭酸の強さを好みに調節できるのが特徴です。炭酸を注入できるのは水のみのため、ジュースやお酒には対応していません。
発売日は、2022年2月1日です。炭酸ガスを圧縮したガスシリンダーの交換を簡単にするため、同社の製品のなかではじめてシリンダーコネクト技術を採用。使用できるのは、クイックコネクトガスシリンダーです。
ボトルのセット部分には、ワンタッチでの着脱を可能にするスナップロックを搭載しています。本体サイズは幅13.5×奥行19.5×高さ42.5cm・重量は約1.3kg。ガスシリンダー1本あたりの容量は60Lで、1日に500mLの炭酸水を作る場合で120日分にあたります。
スターターセットのアイテム内容は、以下のとおりです。公式サイトからの購入限定で、容量0.5Lのマイボトルも付属しています(※執筆時点)。
<セット内容>
初期アイテムのDWSボトルは70℃までの耐熱性を備えており、食器用洗浄機でも手入れが可能です。ボトルは、ほかにも同社のヒューズボトル・マイボトル・専用ボトルも使えます。
本体カラーは、レッド・ホワイト・ブラックの3色を展開。最長4年間のメーカー保証もついていますよ。
炭酸水メーカーを使えば、ペットボトルを購入するよりもランニングコストを抑えられます。
500mLのペットボトルは1本あたり約80〜100円のため、1年間毎日飲む場合のコストは合計で約30,000〜40,000円です。一方、炭酸水メーカーだと500mLあたり約12〜20円で作れ、1年間のコストも約7,000〜15,000円と半分ほどになります。
とくに普段からペットボトルをよく飲む人は、炭酸水メーカーを使うと節約につながりますよ。
炭酸水メーカーで作った炭酸水はそのまま飲むほか、ハイボールなどのお酒やジュースの割材としても使えます。好きなジュースに炭酸ガスを注入すれば、オリジナルドリンクを作れますよ。
また、炊飯時に炭酸水を使うのもおすすめです。炭酸水でご飯を炊きあげると、つややかな見た目・ふっくらとした食感を楽しめます。
今回は、ソーダストリーム TERRA (テラ) スターターキットを含む炭酸水メーカー全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、炭酸の強さの検証です。5±1℃の水を各商品のボトルに入れ、メーカー公式の操作方法のなかでも最も強炭酸になるモードにて炭酸水を作ります。炭酸濃度計を使い、炭酸の強さを示すガスボリュームを計測しました。
その結果、1Lあたりの炭酸濃度は3,680mLと高い数値に。比較した全商品の平均が約3,000mL(※執筆時点)を大きく上回っており、口コミに反して市販の強炭酸水よりも強い仕上がりでした。強い炭酸感を楽しめるため、そのままはもちろん、お酒やジュースと割って飲みたい人にも適しています。
次は、炭酸水のおいしさの検証です。各商品で作った強炭酸水をアクアソムリエの江口慶太さんに試飲してもらい、酸味・甘み・炭酸の強さのバランスのよさを評価しました。
実際に飲んだアクアソムリエの江口さんからは「強炭酸で喉ごしがよい」と好評。比較したほかの商品には炭酸の刺激を感じられないものもあったなか、飲むと口いっぱいに泡がパチパチと弾けます。酸味もほどよく、後味にもクセが残りませんでした。炭酸の爽快感を得たい人にぴったりです。
続いて、使いやすさの検証です。各商品の使用手順を確認し、ガス抜きの手間・パーツの少なさ・ボトルの設置しやすさなどをチェックしました。
その結果、使いやすさは高評価を獲得。パーツは本体とボトルの2つのみと少なく、ボトルは押し込むだけで設置できます。
ガスタイプは、筒状のガスをセットして使うシリンダー式です。比較した同じシリンダー式の商品はくるくる回してセットするものが多かったのに対し、付属の60Lガスシリンダーにはクイックコネクト機能を採用。本体を自立させたままレバーを下ろせば、シリンダー交換が可能でした。
操作方法は手動式により、押す回数によって炭酸の強さを調節できます。使用後はボトルを手前に引いて本体から取り外すと自動でガス抜きされるため、手間がかかりません。
簡単に好みの炭酸水を作れるうえに、電源不要の手動式で設置場所を選びにくいのも利点です。室内はもちろん、バーベキューなど屋外で使いたい人にも向いています。
次は、ガス処分の手間の少なさの検証です。各商品のメーカー公式のガス処分方法を確認し、手間なく捨てられるものほど高評価としました。
その結果、ガス処分にそこまで手間はかからず。シリンダーは家庭ゴミとして処分できないものの、次回分の配達時に充填済みのものと交換する形で回収してもらえます。新しく購入しない場合でも、送料無料でシリンダーの返却できるほか、取扱店舗に持ち込んでの回収も可能です。
比較したなかでも家庭ゴミとして処分できた上位商品にはおよびませんが、回収サービスは充実しており、不便には感じないでしょう。
最後は、500mLあたりのコストの検証です。1年間毎日500mLの炭酸水を飲むと想定し、必要な炭酸ガスのコストを調べたところ、約18円と低めでした。比較した全商品の平均コストである約20.6円(※執筆時点)を下回っており、ランニングコストを抑えられます。
また、本体代が安いのも魅力。比較した同メーカーのほか機種は20,000円を超えるものが多かったのに対し、本品は公式サイトでの販売価格が税込16,500円と安価です(※執筆時点)。本体と60Lのガスシリンダーがセットになったスターターキットのため、はじめの1台として試しやすいでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
ソーダストリーム TERRA(テラ) スターターキットは、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて取扱店舗が確認できました。なお、公式サイトでの値段は以下のとおりです。
<公式サイトの販売価格>
価格は執筆時点
別売りでギフトバッグも取り扱っているので、プレゼントにしたい人はぜひチェックしてみてください。
炭酸水メーカーでは、水道水でも炭酸水を作れます。実際にmybest編集部にて作ったところ、おいしく仕上がりました。しかし、味わいにこだわるのであればミネラルウォーターを使うのがおすすめです。
また、5℃以下に冷やした水を使用するのもおいしく作るポイント。炭酸ガスは冷たい水によく溶ける性質があるため、冷水で作るとより炭酸感を楽しめます。とくに手動式の炭酸水メーカーで強炭酸水を作る場合は、炭酸ガスを最大量注入できるようスイッチを奥まで力いっぱい押してくださいね。
ソーダストリーム TERRA(テラ) スターターキットで作った炭酸水は、そのまま飲むだけでなく、アレンジドリンク・フードなどさまざまメニューに活用できます。今回はメーカー掲載のレシピの中から、バニラアイスと楽しむ「メロンクリームソーダ」をご紹介(参照:公式サイト)。ぜひ試してみてください。
<材料>
<作り方>
①計量カップにメロンシロップと炭酸水を入れ、軽くかき混ぜる
②グラスに氷を入れ、①を静かに注ぐ
③バニラアイスをのせ、さくらんぼをトッピングする
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
ソーダストリームのE-テラ スターターキットは、手軽に炭酸濃度の調節が可能です。電動式のため、天面にある3つのボタンを押すだけで炭酸の強さを変えられます。1Lあたりの炭酸濃度は3,470mLと高めながら泡のきめが細かく、アクアソムリエの江口さんからも「ゴクゴク飲み進められる」と好評でした。
強炭酸が好きな人には、ソーダストリームのSPIRIT One Touch スターターキットがおすすめ。1Lあたりの炭酸濃度は3,770mLと、市販のペットボトル以上の強さに仕上がりました。500mLのコストは約18円と低く、価格を抑えられるのも利点です。毎日飲みやすいでしょう。
幅 | 13cm |
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奥行 | 18.5cm |
高さ | 42cm |
ガス容量 | 60L |
本体重量 | 1.492kg |
ガスタイプ | シリンダー式 |
炭酸濃度 | 3,770mL/L |
ボトル容量 | 1L、0.5L |
ジュース・お酒対応 | |
炭酸の濃度変更可能 | |
ボトルの着脱方法 | 差し込んで押す |
炭酸の濃度調節方法 | 電動式 |
ガス抜き | 自動 |
500mLあたりのコスト | 18円 |
ソーダストリーム スピリット ワンタッチ スターターキット SSM1079をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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