ボタンを押すだけできめ細やかな炭酸水を作れると評判の、ソーダストリーム Source v3(ソース v3) スターターキット。インターネット上では高評価の口コミが多くみられる一方で、「炭酸の強さはいまひとつ」「コストが気になる」といった声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ソーダストリーム Source v3(ソース v3) スターターキットを含む炭酸水メーカー全10商品を実際に使ってみて、炭酸の強さ・炭酸水のおいしさ・使いやすさ・ガス処分の手間の少なさ・500mLあたりのコストを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ソーダストリームのSource v3(ソース v3) スターターキットは、使いやすさを重視する人におすすめです。炭酸の強さは3段階あり、注入の進み具合は本体にLEDライトで表示されます。さらに使用後は自動でガス抜きを行うため、準備から後処理までスムーズに作業が可能です。
実際に最も強いモードで炭酸水を作ったところ、炭酸濃度は3,040gと市販のものと同程度の強さでした。別日に作ったものではやや炭酸が弱く感じられたものの、泡のきめ細かさは好印象です。手動で炭酸濃度を調節するため、LEDライトをうまく活用すれば自分好みの炭酸水を作れるでしょう。
また炭酸水500mLあたりにかかるコストは、約18円とリーズナブル。比較したほかの商品には40円近くかかるものもあったことから、日常的に炭酸水飲む人にも適していますよ。使用済みのガスは、返送や店舗での回収を行っています。大きな手間をかけずに処理できるのはうれしいですね。
執筆時点における公式サイトでの販売価格は税込20,900円と、全商品のなかでも中間にあたります。スタイリッシュなデザインもおしゃれなので、見た目にこだわりたい人もぜひ検討してみてください。
年間20億リットルもの炭酸水を世界中に提供している、ソーダストリーム。
全部で7種類のソーダメーカーを販売していますが、今回は手動式タイプのなかでも最上位モデルにあたるSource v3(ソース v3) スターターキットをご紹介します。
サイズは約幅12.4×奥行23.3×高さ42.3cm、重量は2.1kgです。
デザインにもこだわっており、プラダの香水ボトルなどを手がけたデザイナーの「イヴ・べアール氏」と共同で開発しました。
炭酸の強弱がパッと見ただけでわかるよう、ガス注入時にはLEDライトが点灯。さらに炭酸を注入するノズルにはメタル式を用い、ドライアイスが付着しづらいよう配慮しています。
ボトルの着脱をスムーズにするため、接続部にワンタッチでセットできる「スナップロック機構」を採用しているのも特徴です。使いやすさを考えた工夫がされているのはうれしいですね。
対応しているガスの種類は、シリンダー式と呼ばれる筒状のものです。
スターターセットでは本体・ボトルに加えて、60Lのガスシリンダーも1本含まれています。
本体のカラーは、ホワイト・ブラック・レッドの3色。さらに公式サイトからの購入で、2年間の保証が受けられるのも魅力です。
また2022年6月時点では、持ち運び可能なマイボトルがついてくる購入特典もあります。特典についての詳細は、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
まずは、炭酸の強さの検証です。
検証時の室温・使用する水の温度を統一し、各商品で実際に炭酸水を作ります。炭酸濃度計を使用して炭酸水内のガスボリュームを計測。数値が高いものほど高評価としました。
ガスボリュームとは、炭酸飲料に含まれる炭酸ガスの含有量を示す単位のこと。たとえば、1Lの炭酸水のうち3Lの炭酸ガスが溶けている場合、3GV(ガスボリューム)となる。
最も強いモードで1Lの炭酸水を作ったところ、水中の炭酸濃度は3,040gと高めでした。
全商品の炭酸濃度の平均値が2,890gだったことから、炭酸の強さは十分です。市販の炭酸水と同レベルの強炭酸に仕上げられます。
次に、炭酸水のおいしさの検証です。
各商品で作った炭酸水を、水のスペシャリストであるアクアソムリエの江口慶太さんに試飲してもらいます。酸味・甘み・炭酸の強さのバランスをチェックし、総合的に評価しました。
なお、検証は検証①炭酸の強さとは別日に行い、水は「サントリー 南アルプス天然水」を使用しています。
検証①での炭酸水は強炭酸でしたが、別日に作ったものでは刺激があまり得られませんでした。
泡のキメは細かいものの、炭酸の弱さが気になります。専門家の江口さんからは「酸味が後味に残り、飲みにくい」との意見も。
バチバチとした炭酸の強さを感じられた同じ手動式の上位商品に比べると、爽快感はいまひとつです。
強炭酸が好きな人は、ボタンを押す回数や長さを工夫するとよいでしょう。
次に、使いやすさの検証です。
各商品で炭酸水を作る流れを実際に行い、以下の4項目を確認しました。
パーツのセットから後片づけまで、全体的に手間は感じませんでした。
ガスの設置・交換の際には、本体を斜めに傾けて抜き差しするだけと簡単です。比較したほかの商品にはボトルをクルクルと回して装着するものも複数ありましたが、本品では上に押し込むだけで設置が完了します。
また使用時には、炭酸がどの程度注入されたかをLEDライトで表示。ひと目で状況を把握できるため、毎回安定した炭酸強度で作れるでしょう。
さらに注入が終わると、自動でガス抜きを行います。使い勝手に優れており、炭酸水を飲む頻度の高い人にもぴったりです。
続いて、ガス処分の手間の少なさの検証です。
メーカーが公式に明記しているガス処分方法を全商品で比較し、少ない手間で処分できるものほど高く評価をつけました。
使用後のガスシリンダーは家庭ゴミとして捨てられないものの、処分方法はしっかり準備されていました。
新しいガスシリンダーを自宅へ届ける際に、宅配便の配達員に使用済みのものを渡せばそのまま引き取ってくれます。さらに次のシリンダーを購入しない場合でも、送料無料で返送が可能です。
また、店舗へ持ち込んでの回収も行っている点も高評価につながりました。公式サイトでは近所の取り扱い店舗を探せるので、ぜひ検索してみてください。
最後に、500mLあたりのコストの検証です。
500mLの炭酸水を作るのにかかる炭酸ガスのコストを各商品で算出し、安価なものほど高評価としました。
500mLあたりのコストを計算したところ、約18円でした。
比較したほかの商品には40円近くかかるものがあったことをふまえると、コストはかなり抑えられています。毎日飲んだとしても、家計の負担は少ないでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、味わい・炭酸の強さにて高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
ソーダストリームのSource Power(ソースパワー)は、毎回安定した強さの炭酸水を作れるのが魅力です。電動式により、スイッチを1回押すだけで炭酸を注入できます。できあがった炭酸水の味はおいしく、酸味を感じられました。のどごしもよいため、スポーツ後に飲むとすっきり感を得られるでしょう。
シナジートレーディングのドリンクメイト マグナムグランドは、バチバチとした刺激のある強炭酸水を作れました。泡が口の中でシュワッと消える余韻も楽しめ、専門家の江口さんからは「心地よい強さで飲みやすい」との声も。142Lと大容量のガスシリンダーを装着可能なので、炭酸水をたくさん作りたいときにも活躍します。
ガスタイプ | シリンダー式 |
---|---|
炭酸強度 | 3.41GV |
ボトルの着脱方法 | 差し込んで押す |
炭酸の濃度調節方法 | 電動式 |
良い
気になる
幅 | 12.4cm |
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奥行 | 23.3cm |
高さ | 42.3cm |
ガス容量 | 60L |
本体重量 | 2.5kg |
ボトル容量 | 1,000mL |
炭酸の濃度変更可能 | |
食洗機対応 | |
1Lあたりのランニングコスト(目安) | 約40円 |
ソーダストリーム Source Power(ソースパワー)スターターキットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ガスタイプ | シリンダー式 |
---|---|
炭酸強度 | 2.84GV |
ボトルの着脱方法 | 差し込んで回す |
炭酸の濃度調節方法 | 手動式 |
良い
気になる
幅 | 17.1cm |
---|---|
奥行 | 21.1cm |
高さ | 42.9cm |
ガス容量 | 142L |
本体重量 | 1.6kg |
ボトル容量 | 1,000mL |
炭酸の濃度変更可能 | |
食洗機対応 | |
1Lあたりのランニングコスト(目安) | 約28円 |
シナジートレーディング ドリンクメイト マグナムグランド スターターセットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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