おサイフケータイ搭載モデルが、特典利用でお得に買えると評判のRakuten BIG s。ネット上では画面の見やすさも評価されていますが、一方で「大きさのわりにバッテリー容量が少ない」「レスポンスが遅い」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Rakuten BIG sを含むAndroidスマホ全33商品を実際に使って、カメラ性能・処理性能・画面性能・バッテリー性能・熱のこもりにくさ・付加機能を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、Rakuten BIG sは予算3万円以内で買える、処理性能が優秀なモデルが欲しい人におすすめです。発売当時は5万円台で販売されていましたが、2022年8月時点では2万円台まで値下げ。eSIM対応キャリアであれば、楽天モバイル以外でも契約できます。
ベンチマークテストを行った結果、約39万点と軽い3Dゲームが快適にプレイできるほどの処理性能を備えていました。負荷をかけてもあまり熱を持たないので、発熱によるストレスも感じにくいですよ。トレンドの有機ELを採用したディスプレイも、モニターから「色鮮やか」と好評でした。
一方で、カメラ性能は全体的に評価が伸びず。明暗所・インカメ・動画など、どのシーンもノイズがあり、発色のバランスも取れていませんでした。おサイフケータイやIP67の防水防塵など、便利な機能を備えているとはいえ、SDカードスロットも非搭載。使い方によっては容量不足が懸念されます。
バッテリー持ちもいまひとつで、動画を6時間見ると電池残量は39%まで減少しました。オーディオも立体音響などは採用されておらず、エンタメ向きではありません。同じミドルレンジでも、もう少し使いやすいスマホがあるので、価格とのバランスを見てほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
Rakuten BIG sは、高速通信ができる5Gのミリ波が利用可能な、楽天モバイルのオリジナルモデルです。どんな商品なのか、本記事で詳しくご紹介していきます。
ドコモ・au・ソフトバンクに次ぐ第4のキャリアとして浸透している、楽天モバイル。特典の利用でお得に買えるオリジナル端末も販売しており、楽天ユーザーから人気です。
今回紹介するRakuten BIG sは、先に販売されていた「Rakuten BIG」をコンパクト化したモデル。基本性能は大きく変えず、より持ちやすく進化しました。
5Gに対応しているだけでなく、ミリ波・Sub6の2つの周波数帯に対応しているのも特徴です。広範囲に届くSub6、超高速通信ができるミリ派の両方に対応することで、5G通信エリア内での遅延を最小限に抑えています。
ディスプレイは約6.4インチと大画面。ディスプレイはインカメ部分のみ切り抜かれたデザインで、画面を囲う黒いフチ(ベゼル)のないタイプです。
背面に内蔵されたAI4眼カメラも特徴の1つ。超広角での風景を含めたワイドな写真・深度測位を使用した背景をぼかして被写体を際立たせた写真など、さまざまな撮影が楽しめますよ。
充電用端子はUSB Type-C。有線イヤホン用のジャックがあり、充電しながら同時にイヤホンが使えるので、長時間の音楽再生・動画視聴でもバッテリー切れの心配がありません。
サイズは高さ160×幅79×厚さ9mm。これまで販売されてきた楽天モバイルのオリジナルスマホのなかでは、2番目に大きいモデルです。Rakuten BIGより小型化はされたものの、他社製品と比べても大きいので、両手で持って操作する人や文字の見やすさで選びたい人に向いています。
Apple社製品でいうと、iPhone 14 PlusやiPhone 13 Pro Maxと同じくらいのサイズ感。重量も204gと比較的重めですが、Rakuten BIGより23g軽量化されており、機種変更であれば違いを感じられるでしょう。
カラーはブラック・ホワイト・クリムゾンレッドの3色展開。背面にRのロゴを入れたシンプルなデザインです。指紋が目立ちやすいツヤのある質感なので、気になる人はカバーも購入するとよいでしょう。
ストレージは128GBのみ。楽天のキャリアモデルとして販売されていますが、内蔵されているeSIMにプロファイルをインストールすれば、楽天モバイル以外の通信事業者でも契約できます。
ディスプレイ方式やリフレッシュレートなど、メーカーが公表しているスペックを確認。さらにモニター男女5人に発色の美しさや解像感の高さを見てもらい、体感での評価も加えました。
画面性能の検証では、有機ELならではの発色のよさが高く評価されました。モニターからは、「色鮮やかで奥行を感じる」「細かな色の違いもある程度わかる」などの声が。解像感もフルHD+のスペックどおり、満足度は高めでした。
ただし、画面の書き換える速度を表すリフレッシュレートは60Hzと低めです。使用するうえで問題はありませんが、ゲームで遊ぶなら90Hzは欲しいところ。お使いのスマホが90Hz以上の場合、スクロール中の文字のぼやけなどが気になる可能性もあります。
【仕様】
付加機能もそこそこ充実していました。
非接触で会計ができるFeliCa・NFC機能が搭載されており、切符いらずで電車やバスなどにも乗車できます。画面のロックは、指紋か顔のいずれかを認証させればOK。マスクをしていてうまく認証できないときも困りません。
防水防塵規格もIP67と高め。最高レベルの基準はクリアしていませんが、水中に落としてしまっても故障するリスクは低いですよ。
ただし、micro SDカードには対応していません。内蔵ストレージは128GBと十分な容量ですが、写真や動画をたくさん保存したり、アプリをたくさんインストールしたりすると、足りなくなる可能性があります。
オーディオは、やや物足りないスペック。空間オーディオには対応しておらず、スピーカーも1点からしか音が聞こえないモノラルです。
音声データの圧縮方式は、CD音源より高音質なハイレゾ音源にも対応したLDACですが、あまりエンタメを楽しみたい人向けではありません。
一方でイヤホンジャックがあり、有線イヤホンが使えるのは好印象でした。充電中でもイヤホンを接続できるので、長時間動画や音楽を楽しみたい人にはおすすめです。
ベンチマークアプリ「Antutu」でスコアを3回測定して、最も大きかった数値を比較しました。
ベンチマークテストを行った結果、処理性能はまずまずであるとわかりました。今回検証した商品の平均には届かないものの、約39万点とミドルエンドとしては十分な性能。軽い3Dゲームならサクサク動くでしょう。
そもそもベンチマークテストとは、スマホでプログラムを実行させて処理性能を数値化するためのもの。高スコアなものほど処理性能が高いことを示します。今回使用した「Antutu」アプリだと、50万点以上で高負荷な3Dゲームも快適に遊べるレベルです。
データ処理に欠かせない頭脳の部分であるSoCは、Qualcomm社のSnapdragon 765Gを採用。ミドルレンジ向けのSoCで、性能も価格も中間程度です。
何か処理を行う・画面に表示する際に必要な作業領域を表すRAMは6GB。SoC同様に中間程度の容量ですが、高画質な動画やゲームもカクつきにくいスペックです。
高性能なスマホを買っても、発熱の影響で処理性能が低下する場合も。そこで今回は、26℃に設定した室内で15分間SoCに負荷をかけ、熱のこもりにくさを確認しました。
検証の結果、温度は39.3℃までしか上がらず。40℃を超えた商品が多いなか、発熱は比較的抑えられていました。長時間使用しても、熱によるストレスは少ないでしょう。
今回は、バッテリーの持ちと充電速度の2点で評価しました。バッテリーの持ちは、満充電でYouTubeの動画を6時間再生したあとの電池残量。充電速度は、電池残量がない状態で急速充電器に接続し、30分で何%まで充電できるかを確認しています。それぞれの検証条件は以下のとおりです。
<バッテリーの持ち>
<充電速度>
バッテリー性能はまずまず。YouTube動画を6時間再生すると、電池残量は39%まで減りました。今回検証した商品の多くは40~50%台だったため、バッテリー持ちがよいとはいえません。
口コミで「バッテリー容量が少ない」と指摘されていたとおり、3,900mAhとスペックも低め。通勤や通学中に動画・ゲームなどをするなら、モバイルバッテリーを持ち歩くと安心です。
急速充電のスピードも速いとはいえず。30分充電しても電池残量は28%までしか増えませんでした。検証した商品のほとんどが30%を超えており、なかには18分で満充電となったものもあります。外出前に焦らないように、充電を習慣化しておきましょう。
なお、ワイヤレス充電には対応していません。付属のUSB Type‐Cケーブルで充電してください。
どんなシチュエーションでもきれいに仕上がるか、通常・ズーム・暗所・インカメラ・動画の5パターンで実際に撮影を行いました。仕上がりの評価は、男女5人のモニターにお願いしています。
カメラ性能は、どのシチュエーションでも評価が伸びず。明るい室内で撮影した写真でも、発色が悪く全体的に暗く映りました。モニターからは「ざらついている」「ノイズが気になる」との声もあり、高画質とはいえません。
動画も手ブレやノイズ・ざらつきが気になりました。逆光の影響を受けていて、少し暗く映ってしまうのも惜しい点です。
暗所は白飛びしてしまい、明暗差のバランスが取れていませんでした。ノイズがあり、ざらつきやぼやけも気になります。被写体の判別はある程度できますが。解像感も低めで細かい色の区別がほとんどつきません。
インカメは、発色の悪さが気になりました。モニターからは「黄味が強い」との指摘が。肌質は確認できますが、通常撮影と同じくざらつきがあり、粗く見えます。逆光の影響がないとはいえ、あまり実用的とは言い難い結果です。
唯一、ズームは高評価を獲得しました。少しノイズが気になる程度で、発色や解像感は許容範囲です。
ただし、同じ楽天オリジナル端末でも、同時に検証した「Rakuten Hand 5G」のほうが高画質。カメラ性能で選びたい人には、あまり向いていません。
最後に、写真や動画の美しさ・バッテリー持ちのよさが好評だった、おすすめの商品をご紹介します。
Galaxy S22 Ultraは、処理性能・カメラ・バッテリー持ちのすべてが優秀。多くのスマホが苦手とする暗所の撮影でも、明暗差のバランスが取れていました。ベンチマークスコアは約94万点と、今回の検証では最高値※です。有機ELのディスプレイも美しく、ゲームもエンタメも存分に楽しめます。
2022年10月執筆時点
OPPO Reno7 Aは、4万円台で買えるコスパのよいモデル。自撮りに力を入れているシリーズですが、通常撮影などでも解像感が高いきれいな写真が撮れました。動画を6時間再生しても電池残量は64%と、バッテリー持ちも優秀です。カメラや動画再生メインで使いたいなら、要チェックですよ。
取り扱い事業者 | ドコモ、au |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | ドコモ系回線、au回線 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.8インチ |
画面解像度 | 3088×1440 |
最大画面リフレッシュレート | 120Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 10,800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約1200万画素 |
望遠カメラ画素数 | 1000万画素 |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 4000万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | 8K |
複数レンズ | 4眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX5、IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | ステレオ |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
SIMフリー対応 | 不明 |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
幅 | 7.8cm |
高さ | 16.3cm |
厚さ | 0.89cm |
本体重量 | 229g |
付属品 | SIM取り出し用ピン、Sペン、クイックスタートガイド、USBケーブル(CtoC) |
製造国 | 不明 |
対象 | 不明 |
特徴 | カメラ性能が高い |
SAMUSUNG Galaxy S22 Ultraをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
取り扱い事業者 | au、ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、SIMフリー |
---|---|
OS | Android |
対応バンド | 不明 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
充電端子 | USB Type-C |
メインメモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
画面サイズ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
最大画面リフレッシュレート | 90Hz |
ディスプレイ種類 | 有機EL |
Bluetooth機能 | |
5G対応 | |
テザリング対応 | |
NFC対応 | |
メインカメラ(広角)画素数 | 4800万画素 |
超広角カメラ画素数 | 約800万画素 |
望遠カメラ画素数 | |
深度カメラ画素数 | 不明 |
インカメラ画素数 | 約1600万画素 |
最大ビデオ撮影解像度 | FHD |
複数レンズ | 3眼 |
スローモーション撮影可能 | |
夜景補正対応 | |
手ぶれ補正対応 | |
防水機能 | 不明 |
防水等級 | IPX8 |
防塵機能 | 不明 |
防塵等級 | 不明 |
セキュリティ認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
おサイフケータイ対応 | |
ワイヤレス充電対応 | |
急速充電対応 | |
MHL対応 | 不明 |
ワンセグ・フルセグ対応 | |
ハイレゾ対応 | |
イヤホンジャック対応 | |
スピーカー | モノラル |
SDカード対応 | |
eSIM対応 | |
デュアルSIM対応 | |
デュアルSIMの種類 | 不明 |
SIMフリー対応 | |
SIMサイズ | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
折りたたみ可能 | |
専用スタイラスペン対応 | 不明 |
複数アプリ同時表示数 | 不明 |
サブディスプレイサイズ | 不明 |
スマイルシャッター対応 | 不明 |
手のひらシャッター対応 | 不明 |
折りたたみスタイル | 不明 |
ディスプレイ比率 | 不明 |
ディスプレイのアスペクト比 | 不明 |
ベンチマークスコア | 不明 |
かこって検索対応 | 不明 |
翻訳通話対応 | 不明 |
対面翻訳対応 | 不明 |
翻訳表示対応 | 不明 |
被写体削除加工対応 | 不明 |
傾き補正生成対応 | 不明 |
文字起こし対応 | 不明 |
ボイスレコーダー要約対応 | 不明 |
価格帯 | 不明 |
幅 | 7.34cm |
高さ | 15.97cm |
厚さ | 0.76cm |
本体重量 | 約175g |
付属品 | SIM取出し用ピン×1、保護フィルム(貼付済み)×1、保護ケース×1、クイックガイド×1、安全ガイド×1 |
製造国 | 中国 |
対象 | 不明 |
特徴 | 画面がきれい、バッテリー性能が高い |
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