優しい使い心地と謳う電動歯ブラシ、フィリップス ソニッケアー プロテクトクリーン プラス HX6421/12。「隅々まで磨けている感じがする」「磨いたあとが気持ちよい」と評判です。一方、「磨き心地がよくない」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の電動歯ブラシとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、電動歯ブラシ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
フィリップス ソニッケアー プロテクトクリーン プラス HX6421/12は、磨き心地がよく歯垢もある程度落とせるアイテムです。比較した商品内では、回転式よりW音波式のほうが歯への当たりがやさしい傾向が。W音波式の本品はやや圧が強いものの、「磨き心地がよくない」との口コミとは異なり、違和感なく使えました。モニターからも「痛みや不快感はなかった」との声があがっています。
ヘッドが細長く、口の中で動かしやすいのも魅力です。歯の裏側や奥歯へも届きやすいでしょう。比較した2分間磨いてもスッキリ感じられない商品とは異なり、モニターからはスッキリ感も好評。過圧防止センサーがあるため、歯や歯茎への負担も抑えられそうです。
肝心の歯垢の落としやすさも良好。歯列模型に人工プラークを塗って磨いたところ、奥歯や歯の裏はきれいに仕上がりました。歯茎と歯の間や歯間の汚れは残りましたが、比較した全体的に歯垢が残った商品と並ぶと、歯垢を除去しやすいといえます。
使いやすさについては、ボタンが滑りにくく濡れた手でも操作しやすいことが加点に。しかし、グリップが太く手が小さい人には持ちにくい点や、重量があり負担になりやすい点で評価を下げました。比較したなかでは振動音が大きく、使う場所や時間を選びやすいのも気がかりです。
ブラッシングモードが2種類と少ないのも惜しいところ。ほどよい強度の振動が見つからない可能性があります。丸洗いやお風呂での使用はできないため、衛生面が気になる人もいるでしょう。使いやすさや機能性を重視する人は、ほかの商品も検討してみてください。
そもそも電動歯ブラシとは、電力で歯ブラシを振動・回転させ、手で磨くよりも効率よく汚れを落とせるアイテムのこと。今回ご紹介するソニッケアー プロテクトクリーン プラス HX6421/12は、ヘルスケア製品・医療関連機器をメインに製造するオランダ生まれの電気機器メーカー、フィリップスの商品です。
過圧防止センサーを搭載し、歯茎に負担をかけにくいことが特徴。モードは2種類あり、歯垢を除去するクリーンモードと、表面のステイン汚れにアプローチするホワイトモードから選択可能です。ブラッシングによって歯の着色を効果的に落とし、約1週間で歯に自然な白さをもたらすと謳っています。
駆動方式は、繊細な振動で磨きやすいW音波式です。回転式より振動がやさしく、音波式・超音波式より歯垢除去力が高めなのが特徴。ある程度歯垢を落とせる、使い勝手のよいブラシがほしい人に向くタイプです。1分間で約31,000回振動する設計で、高速かつ幅広い振れ幅で歯垢を浮かせる設計ですよ。
サイズは約長さ25×幅3×奥行3.5cmで、重量は132g。リチウムイオンバッテリーを搭載し、フル充電すれば約2週間使用できる仕様です。ブラシヘッドにはブラッシング時間とブラシ圧が記録され、交換時期を迎えるとハンドル下部のランプが光ってお知らせします。
カラーは、ホワイトライトブルー・ブラックの2種類。セット内容はプロテクトクリーン(ハンドル)のほか、舌磨き・ホワイトプラス・ガムプラスの3本のヘッドブラシと充電器が付属します。
なお、同シリーズの「HX6421/11」や「HX6421/02」との大きな違いは、替えブラシの種類や数。必要な付属品に合わせて選択できますよ。
電動歯ブラシを使うメリットは、手を動かさなくても汚れが落とせること。歯と歯の間まで細かくブラッシングできるため、磨き残しを防いで口内を清潔に保てるのもよい点です。
普通の歯ブラシでは取りにくい、粘着力のある歯垢にもアプローチが可能。ただ、歯垢が固まって歯石の状態になると電動歯ブラシでも除去は難しいので、歯科医院でケアしてもらいましょう。
電動歯ブラシのなかには、防水機能つきで丸洗い可能なものや、スマホと連動させて歯磨きのクセを確認できるものも。歯磨きをさらにサポートするような機能的な商品にも注目してみましょう。
サブスクで電動歯ブラシを扱っているところもあります。これまで使用した経験がなく、一度試したいという人にはサブスクがおすすめ。月額約300~3,000円から試せるので初期費用が少なく、1~6か月の短期であればトータルで見てもリーズナブルです。
一方、1年以上の長期間で使用するなら購入するほうがお得。例えば20,000円の商品を購入し、ブラシに年間5,000円支払うと1年間の出費は25,000円。それに対し月額3,000円のサブスクに契約すると年間で36,000円かかります。長い目で見て考えるのがよいでしょう。
今回は、フィリップス ソニッケアー プロテクトクリーン プラス HX6421/12を含む電動歯ブラシ32商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、歯垢の落としやすさの検証です。
歯列模型に人工プラークを塗り、電動歯ブラシで1本あたり5秒ブラッシング。歯の裏・奥歯・歯頚部(歯茎と歯の間)・歯間・歯の溝をチェックし、歯垢が残っていないかを確認しました。
歯頚部(歯茎と歯の間)の歯垢の落としやすさはいま一歩。とくに奥歯の歯頚部についた歯垢残りが目立つ仕上がりでした。
なお、比較したほかの商品も同様に歯頚部の歯垢残りが多く、5秒間で完全に落とせたものは見られず。歯頚部を磨く際は時間をかけて念入りに行う必要があるでしょう。
歯の溝の歯垢はおおむねきれいに落とせました。下の奥歯など深い溝の汚れはやや残ったものの、比較した商品内ではしっかり除去できており許容範囲内です。
比較したところ、同じW音波式でも歯垢除去力に大きな違いが。歯の溝の仕上がりだけを見れば本品は十分に落とせたため、汚れが詰まりやすい人でも使いやすいといえます。
歯間の歯垢の落としやすさはいまひとつです。ブラシが当たりやすい場所はおおむね除去できましたが、奥歯には歯垢が残ってしまいました。
ただ比較したほかの商品をみても、駆動方式に関係なく奥歯の歯間についた歯垢は残りやすい傾向が。奥歯の歯間はとくに念入りに磨いてくださいね。
歯の裏・奥歯の歯垢の落としやすさは良好。ブラシは縦長で狙った場所に当てやすく、とくに前歯の裏や犬歯あたりの歯垢をしっかり落とせました。
比較した結果、回転式の商品は総合的に歯垢を落としやすい傾向が。本品はW音波式で、歯の位置によって落としやすさにばらつきが見られました。とはいえ奥歯や歯の裏の磨き残しが目立つ商品が多かったことを考えると、本品は歯垢を十分落としやすいといえるでしょう。
次に、磨き心地の検証です。
20~40代のオーラルケアに興味がある男女がモニターとして参加。水磨きで2分間ブラッシングを行い、口の中で動かしやすいか・歯茎や歯にかかる圧が強すぎないか・磨き終わったあとに不快感はないかを確認しました。
口コミに対し、総合的な磨き心地はおおむね良好です。歯茎や歯にかかる圧について「満足」と回答したのはモニター5人中2人ですが、指摘点も少なめでした。
比較したなかでも回転式の商品は圧がかかりやすく、本品のようなW音波式は振動がやさしい傾向が。本品はW音波式のなかでは圧が強めですが、モニターからは「痛みはない」など肯定的な声が多く、強い圧による傷みを感じる可能性は低いでしょう。
「強く当てると少し痛い」という声もあるものの、過圧防止センサーによって圧を調整しやすく、歯や歯茎への負担は抑えられそうです。
<歯茎や歯にかかる圧の強さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
口の中での動かしやすさは優秀で、5人のモニター全員が「満足」と回答。細長いヘッドが奥の細かいところまで届き、「隅々まで磨けている感じがする」との口コミにも納得です。
「磨いたあとが気持ちよい」との口コミ同様、使用後のスッキリ感も好評。モニターからは「振動が強めで磨き残した感じはない」などプラスの声が多数あがっています。比較した2分間磨いてもスッキリしない商品とは違い、強めの振動を感じるためかしっかり磨いた感覚が得られました。
<口の中での動かしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、使いやすさの検証です。20~40代のオーラルケアに興味がある男女5人のモニターが水磨きで2分間ブラッシングを行い、使いやすさを確認。グリップの持ちやすさ・腕に負担がかかりにくい重さか・振動音が不快に感じないか・ボタンの押しやすさを確認しました。
結果、高評価には届かないものの使いやすさも悪くありません。スイッチの入れやすさが好評で、ボタンが滑りにくく濡れた手でもスムーズに操作できました。比較したなかには使用中に誤操作しやすいものもありましたが、本品はボタンがくぼんでいるので間違える心配も少ないでしょう。
ただ、グリップが9cmとやや太いうえ132gと重いのは気がかり。比較した商品には100g以下のものが多かったのに対し、長時間使うと負担に感じる可能性があります。手が小さめの人や力が弱い人はほかの商品も検討してみてください。
振動音が大きめなのもネックです。モニターからは「夜に使うのは控えたい」「うるさいと感じた」とマイナスの意見が多く、静音性は低め。音の大きさは商品ごとの差が大きかったので、場所や時間を選ばず使いたい人は慎重に選びましょう。
<グリップの持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、機能性の検証です。実際に商品を用意し、防水機能と過圧防止機能の有無・ブラッシングモードの豊富さをチェックしました。
機能性も悪くありません。比較した半数以上の商品が非対応だった、過圧防止機能を搭載していました。歯や歯茎への負担を抑えやすいのがメリットです。
ただブラッシングモードが2種類と少ないのは惜しいところ。ブラシ自体は舌磨き・ホワイトプラス・ガムプラスの3種類ありますが、ほどよい強度が見つからない可能性があります。比較したなかにはモードが3種類以上ある商品が多かったことを考えると、やや物足りない結果です。
防水機能がなく丸洗いできないのも難点。サッと洗いしたい人やお風呂場で使用したい人には向かないでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
9,980円
(最安)
販売価格:9,980円
ポイント:0円相当
送料無料
(206,979件)
9,980円
(最安)
販売価格:9,980円
ポイント:0円相当
送料無料
(50,771件)
11,911円
(+1,931円)
販売価格:11,911円
ポイント:0円相当
送料別
(10,688件)
12,268円
(+2,288円)
販売価格:12,380円
ポイント:112円相当
送料別
12,400円
(+2,420円)
販売価格:12,400円
ポイント:0円相当
送料無料
(18件)
12,684円
(+2,704円)
販売価格:12,800円
ポイント:116円相当
送料無料
12,684円
(+2,704円)
販売価格:12,800円
ポイント:116円相当
送料別
12,684円
(+2,704円)
販売価格:12,800円
ポイント:116円相当
送料無料
12,750円
(+2,770円)
販売価格:12,750円
ポイント:0円相当
送料無料
(51件)
13,000円
(+3,020円)
販売価格:13,000円
ポイント:0円相当
送料無料
(25件)
13,180円
(+3,200円)
販売価格:13,300円
ポイント:120円相当
送料別
13,180円
(+3,200円)
販売価格:13,300円
ポイント:120円相当
送料別
13,300円
(+3,320円)
販売価格:13,300円
ポイント:0円相当
送料無料
(9,617件)
13,378円
(+3,398円)
販売価格:13,500円
ポイント:122円相当
送料別
13,500円
(+3,520円)
販売価格:13,500円
ポイント:0円相当
送料無料
(39,774件)
13,800円
(+3,820円)
販売価格:13,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(43,809件)
13,995円
(+4,015円)
販売価格:14,123円
ポイント:128円相当
送料無料
14,061円
(+4,081円)
販売価格:14,190円
ポイント:129円相当
送料別
14,130円
(+4,150円)
販売価格:14,130円
ポイント:0円相当
送料無料
(9,620件)
14,389円
(+4,409円)
販売価格:14,521円
ポイント:132円相当
送料別
14,580円
(+4,600円)
販売価格:14,580円
ポイント:0円相当
送料無料
(467件)
14,666円
(+4,686円)
販売価格:14,800円
ポイント:134円相当
送料無料
14,759円
(+4,779円)
販売価格:14,894円
ポイント:135円相当
送料無料
14,759円
(+4,779円)
販売価格:14,894円
ポイント:135円相当
送料無料
14,792円
(+4,812円)
販売価格:14,792円
ポイント:0円相当
送料無料
(27,373件)
14,800円
(+4,820円)
販売価格:14,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(12,059件)
14,894円
(+4,914円)
販売価格:14,894円
ポイント:0円相当
送料無料
(577件)
14,894円
(+4,914円)
販売価格:14,894円
ポイント:0円相当
送料無料
(2,630件)
15,115円
(+5,135円)
販売価格:15,253円
ポイント:138円相当
送料無料
15,478円
(+5,498円)
販売価格:15,620円
ポイント:142円相当
送料無料
15,620円
(+5,640円)
販売価格:15,620円
ポイント:0円相当
送料無料
(2,526件)
23,980円
(+14,000円)
販売価格:24,200円
ポイント:220円相当
送料無料
24,200円
(+14,220円)
販売価格:24,200円
ポイント:0円相当
送料無料
(51件)
フィリップス ソニッケアー プロテクトクリーン プラス HX6421/12は、Yahoo!ショッピング・楽天市場・AmazonといったECサイトで購入できます。値段は取扱店舗によって異なるので、比べながら検討しましょう。
電動歯ブラシを使うときは、押しつけずやさしく当てるのがコツです。力を入れすぎると知覚過敏や歯の傷の原因になるので注意しましょう。
磨く場所によってブラシの角度を変えることも大切です。歯の表面や奥歯の平らな部分は垂直に、歯と歯茎の間は斜め45度に当てるとよいでしょう。
歯垢のたまりやすい場所は、歯間・歯と歯茎の間・奥歯の溝・歯が重なっている部分・下歯の裏側です。とくに歯垢が付着しやすい前歯の裏側は、ブラシを縦にすると効率よく磨けます。
最後に、ほかの特徴をもつ商品をご紹介します。
静音性・機能性にこだわるなら、P&Gのブラウン オーラルB iO6がぴったり。振動音は控えめで、使用したモニターからは頭に響くことなく使用できると好評でした。持ち手にディスプレイが備わり、歯磨き時間を確認できるなど機能も充実。アプリと連動すれば磨き残しもチェックできますよ。
防水機能がほしいなら、MIRISEのinfly PT02をチェック。お風呂での使用や丸洗いも可能で、衛生面が気になる人にも向いています。ブラッシングモードが4段階と多く、好みの振動強度が見つかりやすいのもメリット。5,000円以内という手に取りやすい価格帯も魅力といえます。
駆動方式 | 回転式 |
---|---|
振動数・回転数 | 不明 |
過圧防止機能 | |
持ち手の太さ | 9cm |
本体幅 | 3cm |
本体奥行 | 3cm |
本体高さ | 24cm |
重量 | 132g |
交換ブラシの値段 | 1,364円(1本あたり) |
電源 | 充電式 |
使用時間 | 約48分 |
充電時間 | 約12時間 |
スタンドサイズ(設置面積) | 2.4×5×6.5cm |
搭載モード | 標準クリーン、しっかりクリーン、やわらかクリーン、歯ぐきケア、ホワイトニング |
付属ブラシ数 | 2個 |
対象 | 不明 |
機能 | ホワイトニング 、 歯茎ケア |
ブラシの年間コスト | 5,456円(3か月に1回交換した場合) |
スマホ連携機能 | |
防水機能(風呂対応) | |
素材 | 不明 |
静音設計 | |
LEDライト付き | |
トラベルケース付き | |
海外対応 | |
携帯用 |
ブラウン オーラルB iO6をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
駆動方式 | 音波式 |
---|---|
搭載モード | ノーマル、ソフト、クリーン、ディープクリーン |
良い
気になる
振動数・回転数 | 約35,000〜42,000回/分 |
---|---|
本体幅 | 2.7cm |
本体奥行 | 2.4cm |
本体高さ | 24cm |
重量 | 96.5g |
交換できるブラシの種類 | 1種類 |
電源 | 充電式(スタンドなし) |
使用時間 | 約120分 |
充電時間 | 約4時間 |
スタンドの幅 | |
スタンドの奥行き | |
スタンドの高さ | |
付属ブラシ数 | 1本 |
替えブラシ1本あたりの定価 | 660円 |
海外対応 |
MIRISE infly PT02 リニア音波振動式高速電動歯ブラシをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。