磨き残しを検知・可視化するAIを搭載した、zepan Oclean X10 電動歯ブラシ R3100。「歯がツルツルになる」「軽くて手が疲れにくい」といった高評価の口コミを見かけますが、実際のところ評判どおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の電動歯ブラシとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、電動歯ブラシ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
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本記事における「ホワイトニング」は、ブラッシングで汚れを落とすことにより、歯の黄ばみを防ぐことを指します。
目次
zepan Oclean X10 電動歯ブラシ R3100は、分析機能つきの商品を低価格で手に入れたい人におすすめです。比較したなかで磨き残しを確認できる機能を搭載した商品には2万円台のものが多かったのに対し、こちらは執筆時点で税込12,800円(公式サイト参照)。実際に人工プラークを塗布した歯列模型を磨いたところ、AIの分析どおりに磨き残しが見られました。高精度に分析できるので、ディスプレイ表示を見ながら磨けばきれいに仕上がりますよ。
110gと軽量で「軽くて手が疲れにくい」との口コミどおり、腕への負担が少ないのも魅力です。比較したなかには振動音が頭に響きやすい商品もあったのに対し、こちらは使用したモニターから「頭や歯に響くような不快な音がない」と好評でした。一方で、ヘッドが大きく口の中で動かしにくいのはネックです。
比較した約半数の商品についていた過圧防止機能はないものの、歯や歯茎にかかる圧については「汚れを落とすにはちょうどよい強さ」「歯茎への負担は感じない」との声が。やや物足りなさを感じたモニターもいましたが、口内環境が荒れている人や矯正中の人でも使いやすい強さでしょう。「歯がツルツルになる」という口コミどおり、スッキリとした磨き心地も得られました。
お風呂での使用・丸洗いも可能なIPX7の防水性能や、5段階のブラッシングモードも搭載しており、使用感や機能性は十分。やさしい振動が好みの人には候補のひとつとなるでしょう。歯垢除去力や取り回しのよさを重視したい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
そもそも電動歯ブラシとは、歯に軽く当てるだけで短時間で効率よく歯垢を落とせる歯ブラシのこと。普通の歯ブラシで手磨きするよりも、歯と歯の間まで細かくブラッシングできるのが魅力です。
今回ご紹介するzepan Oclean X10 電動歯ブラシ R3100は、磨き残しを検知・可視化するAIを搭載したアイテム。歯ブラシのなかに内蔵された6軸のジャイロセンサーが手首の動作を検知し、磨き残した部位がカラーディスプレイに表示されるつくりです。
販売元は、カーメンテナンス・生活家電・キッチン用品・フィットネスバイクなどの幅広い商品を展開するメーカー、シン三海。フィリップスやノキアといった世界的なブランドとも提携し、健康で豊かな生活づくりに貢献できるアイテムを企画・開発しています。
1分間に40,000回振動する音波式を採用。ブラシは、歯間や歯茎の隙間に入りやすい形状に設計されています。
充電方式はUSB Type-Cで、急速充電に対応。約3.5時間の充電で、60日ほど使用が可能です。カラーは検証で使用したブルーのほか、ピンク・グレーの3色が用意されています。なお、付属品は以下のとおりです。
<セット内容>
電動歯ブラシの魅力は、ブラシを歯に軽く当てるだけで手軽に短時間で効率よく汚れが落とせる点です。手で磨くよりも歯と歯の間を細かくブラッシングできるため、虫歯や歯周病・口臭の原因となる磨き残しを減らして口内を清潔に保てますよ。
普通の歯ブラシでは取りづらい歯垢も電動歯ブラシなら落とせます。ただし、歯垢が固まって歯石になってしまうと電動歯ブラシでは取り除けないため、歯科医院で歯石除去をしてもらいましょう。
また電動歯ブラシは、充実した付属機能も魅力です。丸洗い可能なものや防水機能を搭載したアイテム・スマホアプリで磨きグセをチェックできる商品など、便利な機能にも注目してみてください。
電動歯ブラシは、3か月に1回ほどブラシの交換が必要になります。そのため本体の購入費用だけでなく、ランニングコストも考慮したいポイントです。
電動歯ブラシは購入する以外にサブスクリプションを利用する方法もおすすめ。サブスクでは替えブラシ代が月に300~2,000円ほどかかりますが、本体代は無料のところがほとんどです。コスト面だけで比較するとサブスクのほうがお得に使用できますよ。
ただし2023年9月現在、サブスクでは音波式しか取り扱いがなく選択肢が少ないのが難点です。4種類の駆動方式から自分の口内環境に合う電動歯ブラシを選びたい人は、購入してしまうほうがよいでしょう。まずは気軽に試したい人や本体代の初期費用を抑えたい人は、サブスクも活用してみてください。
今回は、zepan Oclean X10 電動歯ブラシ R3100を含む電動歯ブラシ全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、歯垢の落としやすさの検証です。
歯列模型に歯垢に見立てた人工プラークを塗り、歯を1本あたり5秒ブラッシング。歯の裏・奥歯・歯頚部・歯間・歯の溝に磨き残しがないかをチェックしました。
歯と歯茎の間の汚れはおおむね落とせました。
比較したなかには歯茎側にブラシが行き届かず汚れが落とせなかったものも。対してこちらは柔らかなブラシが細かいところまで届き、歯頚部はある程度きれいに磨けました。
歯の溝は5割ほどの汚れが落とせたものの、細かい溝や深い溝の汚れは残ってしまいました。
比較したところ、本商品のような音波により左右に振動する音波式の商品は、回転式やW音波式よりも歯垢除去力が低い傾向が。振動がやさしめのため、細かな歯垢までは落とし切れませんでした。
歯間は、犬歯あたりの汚れは落ちたものの全体の5割程度の落ち具合にとどまっています。
比較したなかで歯間の汚れを完全に落とせたものはなかったものの、ヘッドが薄めの商品のほうが歯間を磨きやすい傾向がありました。対して本商品はブラシが大きいためか、奥歯の歯間まではうまく届きません。
磨き残しが目立つ部分は、ブラシを丁寧に当てるよう意識しましょう。
前歯の裏側の汚れがやや落ち切らなかったものの、歯の裏や奥歯の汚れはおおむねきれいに落とせました。比較した上位商品に及びませんが、全体的に汚れが落とせており、同じ音波式の商品のなかでは健闘したといえます。
実際に試したところ、AIの分析どおりの部位に磨き残しが見られたため、ディスプレイ表示を確認しながら足りない部分をしっかり磨きあげるとよいでしょう。
次に、磨き心地の検証です。
5人のモニターが実際に2分間歯磨きを実施。口の中で動かしやすいか・歯茎や歯にかかる圧が強すぎないか・磨き終わりに不快感がないかをチェックしました。
実際に使ったモニター5人のうち2人が、歯や歯茎にかかる圧の強さに「満足」と回答。モードによりやや圧が強いと感じたモニターもいましたが、「汚れを落とすにはちょうどよい強さ」「歯茎への負担は感じない」などのコメントが寄せられました。
5段階のモードが搭載されていて、好みの圧に合わせて細かく選びやすいのも魅力。比較した回転式よりも振動がやさしい超音波式のため、口内環境が荒れている人や矯正中の人でも使いやすいでしょう。
<歯茎や歯にかかる圧の強さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「口の中で動かしやすい」と答えたモニターは5人のうち1人のみでした。ヘッドが大きいからか、実際に使ったモニターからは「歯と歯の移動がスムーズにできない」との指摘されています。
一方、「歯がツルツルになる」という口コミどおり、磨き終わりのスッキリ感は好評でした。比較したなかには手動で磨いた場合と大差のない商品もあったのに対し、「マッサージされたようなスッキリ感」「表面のザラつきが気にならない」との意見が寄せられています。
<口の中での動かしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、重さ・振動音・スイッチの押しやすさなど使いやすさを検証しました。
その結果、使いやすさは高評価を獲得。本体は110gと軽量で、「軽くて手が疲れにくい」という口コミどおり負担なく使用できました。グリップはツルツルした素材のため「指になじみにくい」と感じたモニターもいましたが、ボタンが押しやすい位置に配置されています。液晶画面で強弱やモードを確認しやすいのもメリットです。
振動音が控えめで「頭や歯に響く不快な音がない」とモニターからも好印象。比較したなかにはハイパワーがゆえ振動音が気になる商品もあったのに対し、こちらは頭に響きにくいでしょう。
<振動音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、機能性の検証です。
IPX7の防水機能を搭載しており、お風呂での使用や丸洗いが可能。ブラッシングモードは、着色汚れが気になる人向けのホワイト・知覚過敏が気になる人向けのセンシティブ・歯垢を除去しやすいクリーニング・歯茎のケアができるガムケア・歯のツヤを引き立てるポリッシュの5段階を搭載しています。用途に応じて細かく使い分けられますよ。
一方、比較した約半数の商品に搭載されていた過圧防止機能はありません。歯や歯茎への刺激が強すぎないよう、ブラシを軽くあてながら磨くようにしましょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
電動歯ブラシで磨く際は、歯に押しつけずにやさしくあてるようにしましょう。力を入れすぎると知覚過敏や歯が傷つく原因になってしまいます。
磨きたい歯の形に合わせてブラシのあて方を変えるのもポイントです。歯と歯茎の間は斜め45度にあて、歯の表面や側面は垂直に、前歯の裏側はブラシを縦にあてて磨きましょう。
歯垢が溜まりやすい場所は、歯間・歯と歯茎の間・奥歯の溝・歯が重なった部分・下前歯の裏側です。この5か所はとくに時間をかけて丁寧に磨くようにしましょう。
最後に、細かい部分までしっかり磨けた商品をご紹介します。
P&Gのブラウン オーラルB iO6は、歯垢をしっかり落としたい人におすすめです。歯列模型を磨くと、歯の表面の汚れをほとんど落とせて高評価を獲得。しっかり磨けるのに歯に圧を感じにくく、振動音も控えめでした。過圧防止機能・5種類のブラッシングモードつきで機能性も十分です。
細めのヘッドで口内で動かしやすい、MIRISEのinfly PT02 リニア音波振動式高速電動歯ブラシもおすすめ。奥歯や細かい箇所まで届いて磨きやすく、歯の表面の汚れもしっかり落とせました。ほどよい圧と振動で、「歯がツルツルになった」と磨き心地がモニターから支持されています。
駆動方式 | 回転式 |
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振動数・回転数 | 不明 |
過圧防止機能 | |
持ち手の太さ | 9cm |
本体幅 | 3cm |
本体奥行 | 3cm |
本体高さ | 24cm |
重量 | 132g |
交換ブラシの値段 | 1,364円(1本あたり) |
電源 | 充電式 |
連続使用時間 | 約48分 |
充電時間 | 約12時間 |
スタンドサイズ(設置面積) | 2.4×5×6.5cm |
搭載モード | 標準クリーン、しっかりクリーン、やわらかクリーン、歯ぐきケア、ホワイトニング |
付属ブラシ数 | 2個 |
対象 | 不明 |
機能 | ホワイトニング 、 歯茎ケア |
ブラシの年間コスト | 5,456円(3か月に1回交換した場合) |
スマホ連携機能 | |
防水機能(風呂対応) | |
素材 | 不明 |
静音設計 | |
LEDライト付き | |
トラベルケース付き | |
海外対応 | |
携帯用 |
ブラウン オーラルB iO6をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
駆動方式 | 音波式 |
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搭載モード | ノーマル、ソフト、クリーン、ディープクリーン |
良い
気になる
振動数・回転数 | 約35,000〜42,000回/分 |
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本体幅 | 2.7cm |
本体奥行 | 2.4cm |
本体高さ | 24cm |
重量 | 96.5g |
交換できるブラシの種類 | 1種類 |
電源 | 充電式(スタンドなし) |
連続使用時間 | 約120分 |
充電時間 | 約4時間 |
スタンドの幅 | |
スタンドの奥行き | |
スタンドの高さ | |
付属ブラシ数 | 1本 |
替えブラシ1本あたりの定価 | 660円 |
海外対応 |
MIRISE infly PT02 リニア音波振動式高速電動歯ブラシをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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