特定保健用食品(トクホ)のオリゴ糖食品、伊藤忠製糖 クルルのおいしいオリゴ糖。インターネット上の口コミでは「フラクトオリゴ糖の濃度が高い」と評判です。一方で「価格は少し高め」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、伊藤忠製糖 クルルのおいしいオリゴ糖を含むオリゴ糖食品全21商品を実際に使ってみて、オリゴ糖の含有率・使いやすさ・価格の安さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
伊藤忠製糖 クルルのおいしいオリゴ糖は、トクホの認証を受けたオリゴ糖を気軽に試したい人におすすめです。1日あたりの価格は、比較した全商品の平均値35円(執筆時点)を下回る22.6円。口コミには「価格は少し高め」とありましたが、1日あたりで見れば高くはありません。内容量も330gと、お試し目的の人にも使いやすいサイズ感ですよ。
しかしオリゴ糖の含有率は40%と、比較した全商品のなかではやや少なめです。シロップタイプのなかでは悪くありませんが、比較した粉末タイプの商品には97~98%のものも複数あり、オリゴ糖の含有率に注目したい人にはやや物足りないでしょう。
また使い勝手もあまりよくありませんでした。ひし形の注ぎ口は液が一度に出やすく、量の調節が難しい印象。トロっとした液は注ぎ口から垂れてしまい、キレがよくないのもネックです。量を調節しやすい突出式の注ぎ口の商品と比べると、スムーズに使いにくいといえます。
毎日の調理に取り入れやすい価格帯ではありますが、オリゴ糖の含有率や使い勝手の面で惜しい結果となりました。少ない量でオリゴ糖の健康効果を期待したい人は、ほかの商品を検討してみてくださいね。
実際に伊藤忠製糖 クルルのおいしいオリゴ糖と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
伊藤忠製糖 クルルのおいしいオリゴ糖よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもオリゴ糖とは、腸内細菌の栄養源となる成分のひとつです。おなかの環境を良好に保つなどのうれしいメリットがあるほか、はちみつや砂糖と比較して低カロリー(参考:文部科学省)。ダイエット目的の人にも、向いているといえます。
伊藤忠製糖もそんなオリゴ糖をはじめとした、クルルマークの砂糖を作る製糖会社。24時間体制の監視システムや成分・微生物分析による製品検査で、徹底した品質管理を行っています。
今回ご紹介するクルルのおいしいオリゴ糖は、北海道のてんさい糖を100%使用したシロップタイプの商品。分解されずに大腸まで届く難消化性のオリゴ糖・フラクトオリゴ糖を含んでいます。有効性や安全性について国の審査を受けた、消費者庁許可の特定保健用食品(トクホ)マークも取得していますよ。
内容量は330g。クセのない自然な甘さで、カロリーは砂糖の約1/2と低めです。保存料・着色料は使われていないため、添加物が気になる人にもうれしいですね。
なお、賞味期限はパッケージ欄外に記載されています。直射日光を避け冷暗所で保存し、開封後は早めに使い切ってください。
難消化性オリゴ糖は腸を動かす作用があります。大量摂取によりお腹がゆるくなる可能性があるため、取りすぎに注意してください。
今回は伊藤忠製糖 クルルのおいしいオリゴ糖を含む、オリゴ糖食品全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、オリゴ糖の含有率の検証です。
商品パッケージや栄養成分表を確認し、オリゴ糖の含有率を比較評価しました。
オリゴ糖の含有率とは、糖組成(炭水化物)全体を100%としたなかで、オリゴ糖が含まれる割合を算出したもの。
オリゴ糖の含有率は40%と、高評価の基準とした60%には届きませんでした。口コミでは「フラクトオリゴ糖の濃度が高い」とありましたが、比較した全商品のなかではやや物足りない印象です。
検証の結果、粉末タイプのほうがシロップタイプよりもオリゴ糖の含有率が高い傾向がありました。比較した粉末タイプにも、オリゴ糖の含有率が97~98%と豊富なものも複数あり、成分重視なら粉末タイプがおすすめです。
とはいえ、シロップタイプの平均含有率が約30%(執筆時点)だったことを考えると、本商品はシロップのなかでは比較的高めです。保存料や着色料などの添加物は入っておらず、トクホの認証も受けているため、シロップタイプでお探しなら選択肢のひとつになるでしょう。
次に、使いやすさの検証です。
シロップタイプに当てはまるポイントとして、軽い力で取り出せる・量の調節がしやすい・片手で持てる重さ・液ダレしにくい注ぎ口といった項目に着目して評価しました。
使い勝手もあまりよくありませんでした。内容量は330gと持ちやすい重量ではあるものの、注ぎ口がひし型のため傾けるとドバっと出てしまうのがネック。液自体もトロっとしていて切れが悪く、注ぎ口から垂れてしまうのも気になりました。
比較したなかには、細い注ぎ口で量の調節がしやすいものや、液だれしにくいよう工夫された商品が多くありました。本商品を使う際には慎重に注ぎ、容器がべたつかないよう注意しましょう。
最後に、価格の安さの検証です。
メーカーが記載している1日の摂取量目安を参考に、1日あたりの価格を算出しました。
1日あたりの価格は22.6円となかなかの安さで、全商品の平均35円(執筆時点)を10円以上下回りました。1日あたり100円を超える商品と比較すると、1か月で2,000円以上もお得になる計算です。
検証の結果、原材料に含まれるオリゴ糖の種類が多いものは、価格相場よりも高値になる傾向がありました。本商品のオリゴ糖はてんさい糖のみで、原材料の数が多い商品より安価に抑えられています。口コミには「価格は少し高め」とありましたが、1日あたりで見れば高くはないといえるでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
なおオリゴ糖は熱にも強く、砂糖と同じ感覚で使えます。公式サイトには肉料理からスイーツまで、多彩なアレンジレシピが掲載されているので、チェックしてみましょう。
最後に、高いオリゴ糖含有率を持つ商品をご紹介します。
100%に近いオリゴ糖の含有率を求めるなら、ニチエーのビートオリゴ糖がおすすめです。原材料にラフィノースとショ糖だけを使った粉末タイプ。北海道産の甜菜を使用しており、赤ちゃんの粉ミルクにも使えます。効率的にオリゴ糖を摂取したい人にぴったりです。
高いオリゴ糖含有率でコスパも重視したいなら、ニチガの北海道産ビートオリゴ糖(ラフィノース)がおすすめ。オリゴ糖の含有率は97.6%で、1日あたりの価格は11.3円と比較したなかでもトップクラスです。1袋で5か月以上はもつので、毎日摂取する人に向いています。
内容量 | 450g |
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形状 | 粉末 |
種類 | ビートオリゴ糖(ラフィノース) |
オリゴ糖含有率 | 98% |
1日あたりの目安量 | 2g |
1日あたりの目安量. | |
1gあたりのカロリー | 不明 |
原材料 | ラフィノース(甜菜(北海道産))、ショ糖 |
保存方法 | 高温多湿及び直射日光を避けて冷暗所に保存 |
賞味期間 | 不明 |
何日分 | 75日分 |
甘味度 | 20% |
ボトルの注ぎ口 | 不明 |
甘味度. | |
添加物 | 不明 |
甘味料不使用 | 不明 |
ボトルの注ぎ口 | 不明 |
個包装 | 不明 |
分類 | 不明 |
ニチエー ビートオリゴ糖をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
内容量 | 500g |
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形状 | 粉末 |
種類 | ビートオリゴ糖(ラフィノース) |
オリゴ糖含有率 | 97.6% |
1日あたりの目安量. | 1~5g |
原材料 | ラフィノース98%、ショ糖(甜菜糖)2% |
保存方法 | 高温多湿及び直射日光をさけて保管 |
賞味期間 | 不明 |
何日分 | 166.7日分 |
甘味度. | 砂糖の22% |
分類 | 不明 |
ニチガ 北海道産ビートオリゴ糖(ラフィノース)をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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