パワフルでバランスのよい音質が人気のBluetoothスピーカー、Beats Pill。「音の解像感が高く楽器の音色もきれい」と評判です。しかし、「少し重い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のBluetoothスピーカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Bluetoothスピーカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年07月までの情報です
15,378円
Beats Pillは、豊かな歌声や楽器の表現を、幅広いシーンで楽しみたい人におすすめです。とくに中高音域の表現力に秀でており、試聴したモニターからも「歌声の抑揚や感情がしっかり伝わる」「細かな楽器の響きが鮮明」と好評。比較した商品には音がスピーカー周辺だけで鳴っているように感じたものも多くあったなか、音が部屋全体に広がり、生演奏を聴いているような臨場感を味わえました。
IP67の高い防塵・防水性能を備えており、水没による故障の心配が少ないのも利点。お風呂やプールなどでも使いやすいでしょう。バッテリー持ちも最大24時間と非常に長く、屋外でも充電切れを気にせず長時間使えます。比較した大半の商品が10~12時間だったなか、1日中音楽を流しっぱなしにしたい人にもうってつけですよ。
上部には電源ボタンや再生停止・音量調節ボタンなどを搭載し、スマホを介さずに直接操作が可能です。比較した多くの商品にはついていなかったストラップが付属しており、吊るした状態でも使用できますよ。本体は680gと少々重めですが、スリムなのでカバンに入れて持ち運ぶのにもさほど負担にならないでしょう。
一方、低音の迫力が弱かったのが惜しいところ。比較したなかには体に響くような重低音を感じられた商品もあったのに対し、こちらはモニターから「低音の存在感が薄かった」「ベースほかの楽器の音に埋もれている」との声が複数寄せられました。アタック感にやや欠けるため、パワフルな重低音が好きな人には物足りなく感じそうです。
価格は公式サイトで24,800円(※2024年11月時点)と高級。2千円程度で買えるスピーカーもあったなか、気軽に手を出しづらいのもネックです。中高音の再現性が高く、ボーカルメインで楽曲を楽しむには魅力的な商品ですが、低音のパンチ力もほしい人・価格の高さが気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
Beats(ビーツ)は、2006年に設立されたアメリカのオーディオブランド。2014年にはAppleの傘下に入り、ヘッドホンやイヤホン・スピーカーなどを中心に、音質のよさとカラフルでおしゃれなデザインを兼ね備えた製品を数多く取り扱っています。
今回ご紹介するのは、新型Bluetoothスピーカー・Beats Pillです。旧モデルのBeats Pill+よりもサイズアップした独自のレーストラックウファーと、再設計したツイーターを搭載。豊かで深みのある低音やクリアな高音、迫力のある中音を届けられるよう進化しています。
付属のUSB-Cケーブルと対応デバイスを有線接続することによって、音源に近いロスレスオーディオが楽しめるのも魅力です。スピーカーフォンとして、ハンズフリーでの通話や音声アシスタントの起動にも使えますよ。
防塵・防水性能は、水に落としても故障のリスクが低いとされるIP67を搭載。バッテリー持ちの公称値は最大24時間と、屋外で使いやすいのも特徴です。Beatsの急速充電機能「Fast Fuel機能」により、10分の充電で最大2時間の再生も可能としています。
ペアリング方法はスピーカーの電源を入れ、デバイス側のBluetooth設定をオンにして「Beats Pill」を選択するだけ。iPhone・iPad・Apple Watch・Macはもちろん、Androidデバイスとも接続可能です。本体を2台用意してペアリングすると、迫力のある音量やステレオモードでの音楽を楽しめますよ。
サイズは長さ21.9×幅7.1×高さ7.0cm、重量は680g。カラーはブラック・レッド・シャンパンゴールドの3種類に加えて、実業家キム・カーダシアン氏とのコラボとしてダークグレー・ライトグレーもラインアップ(※2024年11月時点)。それぞれ好きなカラーを選んでくださいね。
今回はBeats Pillを含む、人気のBluetoothスピーカーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
実際に楽曲を再生すると、部屋全体が満たされるほどの音の広がりが印象的。音が立体的に聴こえ、まるで目の前で演奏されているような臨場感が伝わりました。試聴したモニターからも「音に包まれているような感覚があった」との声が多くあがっています。
比較したなかには音がスピーカー周辺だけで鳴っており、音場の広さを感じにくいものも。本品にも一部のモニターから同様の指摘があったものの、大半の人は満足する結果でした。「楽曲を構成する音が各所から聴こえる」との声もあり、ライブ会場のような没入感を得られるでしょう。
クリアなボーカルや楽器の聴きごたえも申し分ありません。ボーカルは力強さがありながら声の掠れまでよく再現できており、抑揚や感情がしっかりと反映されていました。モニターからも「リアルさが伝わり、聴いていて心地よかった」と好印象を得ています。
楽器も細かな音まで拾えており、再現性は優秀。一部のモニターから「金属楽器の高音がキンキンと聴こえた」との声があったものの、多くのモニターからは「金属系の音がシャープ」「シンバルのような高音も粒立っている」と好評でした。比較したほかの商品に見られた音の潰れも気にならず、各パートの楽器の音色を楽しめますよ。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
防塵・防水性能はIP67と高く、水没による故障リスクが少ないのも魅力。比較した商品には防水に非対応のものも多くありましたが、こちらはキッチンやお風呂だけでなく、海やプールなど屋外でのレジャーシーンにも重宝するでしょう。
メーカー公称の連続再生時間は約24時間と、バッテリー持ちがよいのも利点。比較した大半の商品が10~12時間で、なかには10時間に満たないものもありました。本品であれば長時間の作業でも充電切れを気にせず使用できるでしょう。
わずか10分のチャージで最大2時間の再生が可能な急速充電にも対応しているので、うっかり充電を忘れていてもすぐ使えるようになりますよ。充電は付属のUSB-C to Cケーブルで行いますが、手持ちのケーブルで代用できるのもうれしいですね。
操作をするうえで、大きく使いづらい点も見受けられませんでした。本体の上面には、電源・再生停止・音量調節ボタンがあり、スマホを取り出さなくても基本的な操作が可能。曲送り・曲戻しボタンは、センターの再生ボタンを押す回数で使い分けられます。電源ボタンを押すと自動的にペアリングモードになるため、設定の手間もかかりませんよ。
細かなバッテリー残量を確認できないのは惜しいところ。しかし、電源を入れたときに10%を下回っているとランプが赤く点滅するのでわかりやすいでしょう。
底部には4つのゴム足があり、滑りにくい工夫も施されています。比較した多くの商品になかったストラップも付属し、吊るして使えるのも便利。重量は680gと少々重めですが、スリムなのでカバンの中でも場所を取りにくいでしょう。アウトドアにも十分持ち運べる携帯性といえます。
ボーカルや楽器の中高域ははっきりとしていたものの、低音域の再現性には課題が残る結果に。比較したなかには低音が体の芯から響くように感じられた商品もあったのに対し、本品では迫力が弱く、ほかの音にかき消されていました。
モニターからも「低音の存在感が薄かった」「重音があまり感じられず、のっぺりとしていた」との声が相次いでいます。パンチ力や躍動感に欠けたため、重低音が好きなユーザーは物足りなく感じるかもしれません。
<低音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここからは、Beats Pill以外のおすすめ商品をご紹介します。
パワフルな低音を好む人には、SONY ULT FIELD 1がおすすめ。実際に音楽を試聴すると、ベースやバスドラムなどの低音楽器がしっかりと響き渡り、ライブハウスで聴いているような迫力を感じられました。ボーカルの声や楽器の中高域もクリアに聴き取れ、楽曲全体のバランスも優秀です。
押すだけで低音域を強調できるULTボタンを搭載しているのもうれしいポイント。IP67の防塵・防水性能を備えており、お風呂やビーチでも活躍します。縦向き・横向きで置けるうえ、着脱可能なストラップも付属。連続再生12時間とバッテリー持ちはさほど長くないものの、アウトドアシーンでも使いやすいでしょう。
ECサイトにて約1.5万円(※2024年11月時点)と、Beats Pillより手に取りやすい価格も魅力です。低音重視のサウンドを楽しみたい人は、ぜひチェックしてくださいね。
コスパに優れたAnkerのSoundCore 2もおすすめです。ECサイトで約5~6千円(※2024年11月時点)とリーズナブルながら、ボーカルを中心としたバランスのよい音質が魅力。音の広がりをしっかりと感じられるうえ、それぞれの楽器の分離感やほどよい低音の存在感が伝わるサウンドでした。
防水性能はIPX7と高く、最大24時間再生できるバッテリー持ちのよさも備えています。厚みは4.7cm・重量は410gと軽く、持ち運びにも適していました。価格の安さと利便性を両立しており、屋内外を問わず気軽に使えますよ。
Beats Pillは、Appleの公式ストアのほか、Amazonや楽天市場などのECサイトで購入できます。ポイント還元率などを考慮して、お得に買えるサイトをリサーチしてみてください。
実物を手に取って検討したい人は、ヨドバシカメラ・ビッグカメラなどの全国の家電量販店をチェック。お近くの店舗に在庫があるか、事前に問い合わせておきましょう。
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