汗で落ちにくいと評判の、SHISEIDO ザ パーフェクト UV プロテクター。インターネット上では「キシキシした感触や強い香りがなく、塗ったあとの肌もサラサラ」と高評価の口コミがみられます。しかし、本当にそうなのか気になり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、SHISEIDO ザ パーフェクト UV プロテクターを含む日焼け止めミルク全26商品を実際に使ってみて、焼けにくさ・落ちにくさ・使用感を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
こちらの商品は生産終了となっています。
「ノンコメドジェニックテスト済み」は、すべての人にコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。「アレルギーテスト済み」は、すべての人にアレルギーが起きないということではありません。
本記事における「トーンアップ」は、メイクアップ効果により肌が明るく見えることを指します。
目次
SHISEIDO ザ パーフェクト UV プロテクターは、日焼け止めのベタつきが苦手な人におすすめです。ローションのような塗り心地で、実際に使用した3人のモニター全員が口コミ同様「サラッとしている」とコメント。塗った肌にビーズを付着させた検証でも、比較した商品の平均個数を下回り、ベタつきにくさが実証されました。
テクスチャはみずみずしく、スルスルとムラなく広がります。サラッとしていながら乾燥しにくかったのもポイント。きしみを感じたモニターは1人のみで、別の人からは「しっとり感がある」という声も出ています。また、モニター全員が「白浮きしない」と回答しており、香りや容器の使い勝手もおおむね好評でした。
肝心の日焼け防止効果は、比較した商品のなかでもトップクラスです。UVラベルの変色具合で焼けにくさを調べたところ、紫外線に反応して変色した商品もあったなか、こちらはまったく変化が見られませんでした。紫外線をしっかりカットできるので、日差しが強い日にも活躍するでしょう。
使い心地・焼けにくさともに優れた商品ですが、耐久性は一長一短。謳い文句どおり撥水性は高いものの、こすると落ちてしまいました。比較した商品のなかには、水分と摩擦の両方に強いものもあったので、落ちにくさを重視する人はほかの商品をチェックしてみてくださいね。
SHISEIDOは、化粧品メーカーの資生堂が展開するプレステージブランドです。人気の美容液「アルティミューン」をはじめとし、スキンケアコスメを豊富に取りそろえています。
今回ご紹介するザ パーフェクト UV プロテクターは、ミルクタイプの日焼け止めです。日焼け止め指数は、SPF50+・PA++++。水分で落ちにくい工夫をしています。
ミルクタイプは、ローションやジェルに比べてテクスチャがこっくりと濃厚です。そのため、摩擦に比較的強いという特徴があります。
なお、こちらの商品は生産終了となっています。
今回は、SHISEIDO ザ パーフェクト UV プロテクターを含む日焼け止めミルク全26商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
紫外線量200~300nmの太陽光下で3分放置した結果、ラベルの色は白のまま変わりませんでした。比較したほとんどの日焼け止めミルクと同様に、紫外線をしっかりとカットできています。
日焼け止めとしての実力は申し分ありませんが、塗り方も大切です。ムラなくたっぷり塗り、2〜3時間置きにこまめに塗り直しましょう。
次は、落ちにくさの検証です。
耐摩擦性を確認するため、人工皮革に商品を塗り、ティッシュを挟んで50gの分銅を滑らせます。また、人工皮膚に商品を塗って疑似汗を吹きかけ、撥水性もチェックしました。
疑似汗を吹きかけても、日焼け止めはほとんど落ちませんでした。日焼け止めミルクのなかでも、こちらの商品はテクスチャがみずみずしいタイプ。比較した商品の結果を見ると、このタイプは水分に弱い傾向がありました。
しかし、こちらは例外的です。メーカーの説明どおり撥水性は高めなので、汗をかきやすい夏場でも使いやすいでしょう。
摩擦を加えると、こすった部分が落ちてしまいました。耐摩擦性については、ほかのみずみずしいタイプと同様に物足りない結果に。レジャーやスポーツ用というよりも、日常の使用に向いています。
撥水性は優れているため、摩擦を加えなければ水に触れる場面でも使えそうです。汗をかいたときは拭わず、やさしく押さえてくださいね。
最後に、使用感を検証しました。
人工皮膚に日焼け止めを塗って30個のビーズに押しつけ、付着した個数でベタつきにくさを評価します。さらに、女性モニター3人が商品を使用し、ベタつき・伸びのよさ・きしみ・白浮き・香りを中心にチェックしました。
ベタつきにくさの検証では、人工皮膚に21個のビーズが付着。高評価の基準は22個以下でしたが、こちらはその基準を満たしました。
モニターが実際に使用したところ、ネット上の口コミと同じく、全員が「サラッとしている」と高く評価しています。ベタつきを気にせず使いたい人におすすめです。
コメントは一部抜粋
テクスチャがみずみずしい商品は、こっくりしているものに比べて総じて伸びが良好でしたが、こちらも同様。ローションのような感覚で塗布できました。
ムラなく広がって肌にすぐになじみ、白浮きしなかったのも美点です。口コミと同じく、モニターからも「サラサラ」という声もあがりました。
テクスチャは分離しており、混ざっていない状態だと液だれしやすくなります。手や体に出す前に、しっかりと振りましょう。
コメントは一部抜粋
日焼け止め特有のきしみについては、1人のモニターが感じたと回答。しかし、あとの2人からきしみ・乾燥の指摘はありませんでした。
コメントは一部抜粋
香りについて、使用したモニターからは「フルーツのよう」という声があがりました。強さの感じ方は個人差があったものの、香り自体はおおむね好評です。
コメントは一部抜粋
容器は比較的コンパクトなので、持ち運びにも便利でしょう。
コメントは一部抜粋
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こちらの商品は生産終了しています。新しく発売されたのが「ザ パーフェクト プロテクター」。強力な紫外線から肌を守り、乾燥や空気中のちり・ホコリなども防御すると謳っています。詳しくは公式サイトでご確認ください。
SHISEIDOからは、ほかにも4種類の日焼け止め乳液が発売されています。肌タイプやなりたい仕上がりに合わせて選んでみてください。
<バリエーション>
新しくなった「ザ パーフェクト プロテクター」は、デパートのカウンターや化粧品専門店などで販売中。最寄りの取扱店は、公式サイトの店舗検索でご確認ください。
また、SHISEIDO公式サイト・資生堂公式オンラインストア「watashi+」からも購入可能です。ほかにも、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで取り扱いがあります。
最後に、撥水性・耐摩擦性ともに優れていた日焼け止めミルクをご紹介します。
ロート製薬の薬用スムースベースUVミルクは、ニキビ予防も期待できる医薬部外品の日焼け止め。軽めのテクスチャで伸ばしやすく、焼けにくさも比較した商品のなかでトップレベルです。疑似汗をしっかり弾き、耐摩擦性も良好。肌なじみのよいベージュカラーなので、化粧下地として使用できるものをお探しの人にぴったりです。
ちふれ化粧品の日やけ止め ミルク UVは、無香料・無着色で顔と体の両方に使えます。紫外線をしっかりとカットできるうえ、ウォータープルーフ仕様で撥水性が高いのが美点。摩擦にも強いので、レジャーにはもってこいです。ベタつきが少ないのに、乾燥しにくいのも好印象。サイズが小さく、持ち運びにも適しています。
PA(相当値) | ++ |
---|---|
SPF(相当値) | 50+ |
良い
気になる
PA(公称値) | ++ |
---|---|
SPF(公称値) | 50+ |
内容量 | 30g |
分類 | 医薬部外品 |
使える部位 | 顔 |
無香料 | |
落とし方 | 洗顔料、クレンジング |
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカルタイプ) | |
アルコールフリー | |
アレルギーテスト済み | |
下地兼用 | |
特徴 | プチプラ |
PA(相当値) | +++ |
---|---|
SPF(相当値) | 50+ |
良い
気になる
PA(公称値) | ++++ |
---|---|
SPF(公称値) | 50+ |
内容量 | 30mL |
分類 | 化粧品 |
使える部位 | 顔、からだ |
無香料 | |
落とし方 | クレンジング |
紫外線吸収剤不使用(ノンケミカルタイプ) | |
アルコールフリー | |
アレルギーテスト済み | 不明 |
下地兼用 | |
特徴 | プチプラ |
ちふれ 日やけ止め ミルク UVの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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