コンセント一体型で本体の充電が簡単にできると評判のCIO-SC2-10000。充電スピードの速さも高く評価される一方で、「本体が重たい」「実容量が少ない」といった気になる口コミもみられ、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、CIO-SC2-10000を含むワイヤレスモバイルバッテリー全21商品を実際に使ってみて、容量の実測値・充電スピード・Qi充電可能距離・持ち運びやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
CIO-SC2-10000は、持ち運びやすさを求める人は要検討です。
見た目はコンパクトですが、約21.7mmと厚みがあるのに加え、重さも気になります。また正方形の形状により、片手では持ちにくいという声も。持ち運びには少々不向きなアイテムです。
一方で実容量は記載の約59%を記録し、全商品の平均値を上回りました。また20%までの充電時間も、約22分と比較的スピーディーです。Qi充電可能距離は6mmという結果で、一般的なケースであれば、充電に支障はないといえます。
充電性能に問題はないですが、出先での使用をメインに考えている人はほかの商品も検討してみてくださいね。
今回ご紹介するCIO-SC2-10000は、本体にコンセントプラグを内蔵しているのが特徴です。
有線・無線のどちらにも対応しており、モバイルバッテリー・ACアダプター・Qi充電器の3通りの使い方ができます。
ワイヤレスでスピーディーに充電が行えるよう、デュアルコイルを搭載しているのもポイント。iPhoneであれば最大7.5W・Androidでは最大10Wでの出力が可能です。
またUSB-A・Type-Cと2つのポートを備えているのに加え、有線での急速充電規格であるPower Delivery・Quick Chargeにも対応しています。有線だけでも、2台のスマホを同時に充電できますよ。
本体への蓄電は、Type-Cケーブルのほか、コンセントを直接電源に差し込むだけでも行なえます。コンセントを使用すれば、約3.5時間でフル充電が可能です。
本体側面のLEDライトによりバッテリーの残量がひと目で確認できるのもポイント。充電のタイミングを逃さないのも便利ですね。
今回は、CIO-SC2-10000を含むワイヤレスモバイルバッテリー全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:容量の実測値
検証②:充電スピード
検証③:Qi充電可能距離
検証④:持ち運びやすさ
まずは、容量の実測値の検証です。
それぞれの商品に電子負荷装置を接続し、バッテリーがフル充電の状態から空になるまで電流を流し続けます。電流の量をバッテリー実用量チェッカーで計測し、メーカーの記載容量に対する実測値の割合を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
容量の実測値の検証では、3.5点と比較的好成績を獲得。
記載の容量10,000mAhに対し、測定できた容量は約59%となる5,842mAhとなりました。全商品の平均を上回る数値を記録し、iPhone12であれば約2回充電できる容量を備えています。
次に、充電スピードの検証です。
充電残量が0%のiPhoneSE(第二世代)を実際に各商品で充電。20%まで到達するまでの時間を計測して評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
すばやく充電でき、4.5点と高評価に。
検証開始から約22分で、iPhoneSEを20%まで充電できました。30分を超えても20%まで達しない商品もみられたなかで、充電スピードにストレスは感じません。
次に、Qi充電可能距離の検証です。
充電しながらモバイルバッテリーとスマホの間に厚さ1mmのプラスチック板を重ねていきます。何枚の板を挟めるかによって、距離をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
Qi充電可能距離は約6mmを記録し、評価は4.0点となりました。
全商品の平均値には一歩及ばなかったものの、一般的な厚みのケースであれば装着したままでも問題なく充電できるでしょう。
最後は、持ち運びやすさの検証です。
実際にそれぞれのモバイルバッテリーを使用し、厚み・重量・スマホと一緒に持てるか・カバンに入れられるかを確認。手での持ちやすさも含めて、総合的に評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
持ち運びやすさの検証では、2.5点といまひとつな結果に。
正方形の形状に加え、重量は約247gと重く、片手では持ちにくさを感じます。さらに約21.7mmと厚みがあり、「ポケットに入らなそう」という声も。
見た目はコンパクトですが、持ち運びに不向きな印象です。
CIO-SC2-10000は、持ち運びにおいて気になる結果となりました。そこで、最後にほかの魅力的な商品もご紹介したいと思います。
持ち運びやすさにこだわる人には、藤本電業のワイヤレスモバイルバッテリーがおすすめです。重量約198gと軽く、スマホと一緒でも持ちやすさを感じます。小さめのカバンにも忍ばせられました。iPhone12を約2回充電できる実容量に加え、1分で1%以上を充電できるスピードの速さも魅力です。
容量の実測値を重視する人は、CHOETECHのB650もご検討ください。記載容量10,000mAhに対し、検証での実測値は6,608mAhを記録。変換ロスが少なく、20%までの充電も20分以内で済ませられました。さらにQi充電可能距離は約8mmもあり、充電性能の高さに優れたアイテムです。
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