イグルー クーラーバッグ シティトートをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
軽量で買い物のエコバッグとしても使いやすいと評判のイグルー クーラーバッグ シティトート。たっぷり荷物を入れられるサイズ感も高く評価される一方で、インターネット上には「ファスナーの開閉がしにくい」「中のものが安定しない」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、イグルー クーラーバッグ シティトートを含むソフトクーラーボックス全16商品を実際に使ってみて、保冷力・使いやすさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】フタの開閉など使いづらさはあるものの、保冷力はまずまず
今回検証したイグルーのクーラーバッグ シティトートは、使いやすさにおいてやや気になる結果となりました。
2つのジッパーに加えて、テープも付いており、開閉には手間がかかります。さらに開口部が細長く、ものの出し入れもスムーズとはいきません。また持ち手にパッドが付いておらず、ボックス内にものを入れると指に食い込み、重さを感じます。
一方で、収納性は良好です。素材が柔らかいため、トートバッグのように折り畳めます。また肝心の保冷力は上位商品に比べると物足りないものの、氷の残存率は約42.2%と基準値を超える数値を記録しました。保冷剤と合わせて使用すれば、より保冷力をアップできるでしょう。
まずまずの保冷力を備えていますが、使い勝手にこだわる人は他の商品も検討してみてください。
イグルー クーラーバッグ シティトートとは
イグルーは、北米で高いシェアを誇るクーラーの専門メーカーです。アウトドアでの使用をメインに、釣り用・家庭用など幅広い分野の商品を展開しています。
今回ご紹介するクーラーバッグ シティトートは、ボックス内部に氷を直接入れられるのが特徴。アウトドアはもちろん、普段の買い物でも活躍できるようこだわっています。
サイズは縦35.5×横16.5×高さ32cm、容量は約18L。1.5Lペットボトルを約6本立てた状態でも収納できるサイズです。
また開閉部には口を広くすることでスムーズに物を出し入れできるよう、ジッパーをWで配置しているのもポイントです。
サイドにはメッシュポケットが付いているので、鍵など小物を収納する際にも便利ですよ。
実際に使ってみてわかったイグルー クーラーバッグ シティトートの本当の実力！
今回は、イグルー クーラーバッグ シティトートを含むソフトクーラーボックス全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1～5点の評価をつけています。
検証①：保冷力
検証②：使いやすさ
検証① 保冷力
まずは、保冷力を検証します。
本体容量5%分の氷を各商品に入れ、約32℃の条件下で静置します。8時間後、クーラーボックス内に残った氷の量から残存率を算出し、保冷力を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 氷の残量の割合が25%未満
- 氷の残量の割合が25%以上35%未満
- 氷の残量の割合が35%以上45%未満
- 氷の残量の割合が45%以上55%未満
- 氷の残量の割合が55%以上
氷の残存率は約42.2%と基準値をクリア。保冷剤と併用するとより効果的
0.9kgの氷を投入したところ、8時間後には約42.2%の氷が残っていました。残存率が50%を越えた上位商品には及ばないものの、基準値はクリアできています。保冷剤を併用すると、さらなる保冷力が期待できるでしょう。
検証② 使いやすさ
続いて、使いやすさを検証します。
mybestの男性スタッフ3人で実際に各商品にて、ジッパーやフタの開閉しやすさ・ものの入れやすさ・持ち運びやすさ・収納しやすさを確認します。この4つのポイントから、使い勝手を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 持った際に非常に重さを感じ、長時間持つのは厳しそう。開口部が狭くてものも極めて入れにくく、ジッパーもかなり引っかかって開けるのに時間と労力がかかる。収納時もかなりの場所を取る
- 持った際に重さを感じ、長時間持つのは厳しそう。開口部が狭めでものが入れにくく、ジッパーもときおり引っかかって開けるのに時間と労力がかかる。収納時はそれなりの場所を取る
- 持った際に重さを感じるが、苦痛に感じるほどではない。開口部もそれなりに広く、円滑とは言えないがジッパーも普通に開けられる。収納時のサイズは可もなく不可もなし
- 重さを感じることなく持ち運べる。開口部も広めでものが入れやすく、ジッパーも円滑に開けられる。収納時のサイズは邪魔に感じる程ではない
- ほとんど重さを感じることなく持ち運べる。開口部も大きく、ものも非常に入れやすい。ジッパーは引っかかりが全くなく円滑に開ける。収納時のサイズは全く場所を取らない
フタの開閉はしづらいが、トートバッグのように折り畳める
フタ部分は2つのジッパーに加え、テープも付いている独特な形状しています。2つのジッパーを同時に動かさなければならず、開閉には時間がかかってしまいました。
ジッパーはなめらかに動きますが、素材がやわらかいため、手でしっかりボックスを固定しながら作業を進める必要があります。
持ち運びの面では、本体自体の重さが約0.5kgと比較的軽いのは好印象。しかし、手提げ袋に保冷機能が付いているようなシンプルな作りのため、ボックス内にものを入れるとそれなりに重さを感じました。
加えて持ち手・ショルダーベルトにはパッドが付いておらず、指や肩に食い込むのも気になります。
また、開口部がやや細長く、ものの出し入れはしやすいとまで言い切れません。しかし底部にはそれなりに安定感があり、ものを入れている際にフタが勝手に閉まらないのはよいとモニターからは好評でした。
さらに普通のトートバッグのように折り畳みでき、収納場所には困りません。開閉や持ち運びのしづらさはあるものの、スッキリと折り畳める収納性の高さは評価できます。
使い勝手・保冷力にこだわる人には、こちらもおすすめ
イグルーのクーラーバッグ シティトートは、使いやすさがいまひとつでした。そこで、最後に他のおすすめ商品をご紹介したいと思います。
使い心地にこだわる人には、AO Coolersの24 Pack Canvas Coolerがおすすめです。ジッパーがなめらかに動き、スムーズに開閉できます。さらに持ち手にはクッション性があるため、持ち運びのしやすさもポイント。小さく折り畳め、収納スペースにも困りません。保冷力にも優れていますよ。
また保冷力を重視する人は、トラウターのCOOLER TOTE 20をチェックしてみてください。氷の残存率は約53.3%と高く、比較商品のなかでも優れたの保冷力を発揮しました。さらにジッパーがないため開くだけで開閉できる、手軽さも魅力。アウトドアだけでなく普段の買い物にも向いています。
| 展開時サイズ | 縦32×横23×高さ38cm |
|---|---|
| 重量 | 不明 |
| 容量 | 18.9L |
| タイプ | ソフト |
| 収納時サイズ | 不明 |
| 主な断熱材の素材 | ポリウレタン |
| 本体素材 | ポリウレタン |
| 形状 | トートバッグ型 |
| 氷の残存率（実測値） | 53.3% |
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