インナーが取り外せてお手入れが簡単と人気のグローブライド ダイワ ソフトクール 1500。「コンパクトに折り畳んで収納できる」と評判です。しかし、「夏場は保冷力が物足りない」「チャックが貧弱」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、グローブライド ダイワ ソフトクール 1500を含むクーラーバッグ全37商品を実際に使って、保冷力・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
グローブライド ダイワ ソフトクール 1500は、ジッパーを開閉しやすく、スムーズにものを出し入れできるのが魅力。比較したなかには何度も引っかかって扱いにくい商品もあったなか、実際に使用したモニターからも「楽に開閉できる」と好評でした。「チャックが貧弱」との口コミもありましたが、引っかかってもたつくことは少ないでしょう。
しかし、肝心の保冷力はいまひとつの結果となりました。中に氷を入れて32℃の気温下に8時間置いたところ、残った氷はわずか28.8%。比較したなかには50%以上の氷が残った商品も複数あるなか、口コミのとおり冷たさをキープしにくいといえます。ポリウレタン製の断熱材やエアスペースの調整ができるものが高い保冷力を発揮する傾向があったため、保冷力重視の人は中の構造も要チェックです。
底部の生地は柔らかめでストラップも硬く、折り畳んだときに少々かさばるのも気になるところ。とはいえ肩への食い込みはなく、モニター間でも「肩掛けの際に安定感がある」と持ち運びの印象は悪くありません。ものを入れる際には、はじめに平らなものを置くなどして工夫しましょう。
容量は15Lと普段使いもしやすいサイズですが、保冷力が控えめで、クーラーバッグの機能としては物足りない商品でした。生鮮食品や冷凍食品の品質を保ちながら持ち運びしたい人は、ほかの商品もチェックしてくださいね。
クーラーバッグは、ハードタイプのクーラーボックスと比べて軽量で折りたためるのがメリット。携帯性も高いので、キャンプはもちろん毎日の買い物にも役立ちます。
今回ご紹介するのは、国内外でも有名な釣り具ブランド・ダイワのソフトクール 1500。釣り人のためのハードクーラーボックスを多数展開するなか、ハードクーラーの技術をソフトクーラーに投入した、高保冷を謳う商品です。
底面には20mm・壁面には10mmの断熱材を採用。内部底面や側面からの冷気漏れを防止するほか、保冷剤をバッグの底とフタ裏のメッシュポケットに入れることで、上下から効率よく冷やすことができます。厚めの底部はチャックで外して、折り畳むこともできますよ。
バッグの中には、ワンタッチで簡単に装着できるPVCインナーがついています。吸水しないため、釣りの際に氷や魚を入れることも可能。丸洗いできるので、いつでも清潔を保てますよ。
展開時のサイズは縦34×横25×高さ29cm。2Lのペットボトルなら6本、600mLペットボトルなら14本収納できるといわれています。本体正面にはポケットもつき、小さなものを入れておくのに役立つでしょう。取り外しできるショルダーパッドで、肩に負担をかけない工夫も施されています。
ショルダーベルトはバッグに固定でき、底面にはゴム脚もついているので、外でも汚れにくい点も魅力です。
カラーは、モカ・アンバー・ディープフォレストの3種類。
サイズも今回検証で使用した15Lに加え、45L・26L・8Lの全4種類から用途に合わせて選べます。26L・45Lの商品であれば、買い物かごや別売りのマルチバスケットをそのまま収納できるため、レジカゴバッグとしても活躍するでしょう。
検証に使用したダークグレーは、現在公式サイトで取り扱いがありません
今回はグローブライド ダイワ ソフトクール 1500を含む、クーラーバッグ全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、保冷力の検証です。
各クーラーバッグに本体の容量の5%にあたる氷を入れ、約32℃の条件下で8時間放置。溶けずに残った氷の量を確認し、氷の残存率を評価しました。
8時間後も溶けずに残っていた氷は28.8%にとどまり、高保冷との謳い文句に反して保冷力はいまひとつ。検証の結果、断熱材がポリウレタン製のものや空いたスペースを調整できるものは保冷力が高い傾向がありましたが、本商品は断熱材の種類が明記されておらず、エアスペースの調整もできません。
50%以上氷が残った商品もいくつかあるなか、食材を冷たいままキープし続けるのは難しい印象です。「夏場は保冷力が物足りない」との口コミのとおり、外の気温が高いときは保冷材を併用するなどして、保冷力を補いましょう。
続いて、使いやすさの検証です。
コンテンツ制作チームの男性モニターがクーラーバッグを実際に使ってみて、ジッパーやフタの開閉のしやすさ・ものの入れやすさ・持ち運びやすさ・収納のしやすさを評価しました。
使いやすさは高評価を獲得しました。口コミ反してジッパーの開け閉めがスムーズで、実際に使用したモニターからも「引っかかりが少なく、楽に開閉できる」と大好評。比較した商品では隅に丸みを帯びているほど開け閉めが楽に行える傾向があり、本商品も同様のつくりが評価されました。
容量は、買い物など普段使いに適した15L。底の生地が柔らかめではありますが、底に平らな食品を置くなど工夫して詰めれば、ごちゃつくことなく安定するでしょう。
持ち運びのしやすさもまずまず良好。重量は1kgと比較した商品のなかではやや重く、ストラップや肩パットにやや硬さを感じる声があがったものの、気になる肩への食い込みはありません。肩掛けの際にも「安定感がある」との意見が多く、楽に持ち運べました。
収納時の大きさは縦31×横20×高さ25cm。モニターからは「少々かさばる」との声もあがりましたが、底面についたジッパーを開けて側面を畳むことで、ある程度小さくまとまりますよ。
グローブライド ダイワ ソフトクール 1500は、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで取り扱われています。
用途に合わせて、検証で使用した15L以外のサイズの商品の購入も検討してみてくださいね。
クーラーバッグの保冷力をキープするには、保冷剤を使用するのが効果的です。ダイワが発売している別売りのCPアイスをクーラーバックの底部分とフタ裏のポケットに入れておけば、上下から効率よく冷却できます。
また、バッグの表面をアルミシートで覆うことで、太陽の熱を反射し内側の温度上昇を抑えられます。地面からの熱伝導を避けるため、床や地面から離れたところに置くのもよいですよ。
最後に、保冷力の優れた商品をご紹介します。
エーオークーラーズの24 Pack Canvas Coolerは、エアスペースを調整することで冷気を逃さない商品です。断熱材にはポリウレタンを使用しており、バッグの中に8時間放置した氷も50%以上溶けずにキープできました。生地が柔らかいため、使わないときには折り畳んで収納できますよ。
ボックス型で保冷力の高いものを選ぶなら、コールマンジャパンのアルティメイトクーラーⅡをチェック。検証では、半分以上の氷が溶けずに残っていました。フタの部分に小窓がついているため、冷気を外に漏らさずにものが出し入れできるのもメリット。サイズも大きいので、大人数でバーベキューを行いたい人にもおすすめです。
展開時サイズ | 縦43×横25×高さ30cm |
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重量 | 1.36kg |
容量 | 23L |
タイプ | ソフト |
収納時サイズ | 不明 |
主な断熱材の素材 | 熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン |
本体素材 | ナイロン、ポリエチレン、ポリエステル、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン |
形状 | ボックス型、トートバッグ型 |
氷の残存率(実測値) | 52.7% |
AO Coolers 24 Pack Canvas Coolerをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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