高い保冷効果を発揮すると謳うソロ用ソフトクーラーバッグ、モンベル ロールアップクーラーバッグ。「予想以上の保冷力」と評判です。しかし、「思ったよりかさばる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のソロ用ソフトクーラーバッグとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ソロ用ソフトクーラーバッグ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
モンベル ロールアップクーラーバッグは、しっかり食材を冷やせて、さまざまなシーンで使いやすい商品を求める人におすすめです。28℃の部屋に6時間放置した際の平均温度は5.0℃をキープ。比較したなかには平均20℃以上になる商品もあったのに対し、非常に高い保冷力を発揮しました。夏場でも生鮮食品を傷ませることなく持ち運べるでしょう。
空になったあとコンパクトに折りたためる点も魅力。比較した商品には折りたためないものもあったなか、バッグに入れて持ち帰れるのはうれしいですね。ロールタイプで防水性が高く、バケツ代わりにしたり濡れた服を入れたりと、幅広い用途で使えるのもメリットです。キャンプはもちろん、釣りや登山などのアクティビティにもうってつけでしょう。
一方で、肩掛けスリングがなく、持ち運びの際に片手が塞がるのがネック。本体重量は約0.7kgと軽いものの、使用時の持ち運びやすさはいまひとつです。両手が自由に使えないため、たくさんの荷物を一緒に持って運びたい人は面倒に感じるかもしれません。
ポケットや仕切りがなく、中身を整理できない点も気になります。縦長の形状なのでカトラリーなど必要なものをすぐに取り出したい人には使いにくい可能性も。肩掛けスリングつきでサイドポケットや仕切りがついたものがほしい人は、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
小さめのクーラーバッグならこれ!コンパクトで収納力も高い
今回ご紹介するモンベル ロールアップクーラーバッグは、2Lペットボトルを4本収納できるロールアップ式のソフトクーラーバッグです。高い保温・保冷効果を発揮すると謳い、断熱材にEVAとエアクッションを使用。さらにすべての接続部は縫合ではなく熱溶着加工を施しており、高い気密性を発揮する仕様です。
今回はモンベル ロールアップクーラーバッグを含む、人気のソロ用ソフトクーラーバッグを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のソロ用ソフトクーラーバッグを比較検証したところ、モンベル ロールアップクーラーバッグには3つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
保冷力はかなり優秀です。保冷剤と缶ビールをクーラーバッグに入れて、室温28℃の環境で6時間使用した際の温度変化を測定したところ、平均温度は5℃と低い温度をキープ。比較した商品には20℃以上になったものもあったのに対し、高い保冷力を発揮しました。
防水用としても使われるほど気密性が高い点が、温度が上がりにくかった要因といえます。「予想以上の保冷力」との口コミどおり、アイスや生鮮食品もしっかり保冷できるでしょう。
中にものが入っていないときに、持ち運びやすいのもメリットです。収納時の大きさは41×38×10cm(実測値)と平均程度ながら、平らに折りたためてザックの中にも無理なく収納できます。
比較したなかには、折りたためない商品も。対して本商品はコンパクトに折りたためるので、極力荷物を減らしたいソロキャンプにもおすすめです。
クーラー以外の用途で使いやすい形状もポイント。水を入れてバケツのように使えるほか、濡れた服を入れることも可能です。
比較したほかの商品はトートバッグやボックス型が主流だったなか、本品のみが上部を巻いて留めるロールアップ式でした。隙間ができないよう2本のテープを採用しているため、空気が抜けにくいといえます。釣りや登山など、キャンプ以外のアクティビティにもおすすめです。
モンベル ロールアップクーラーバッグにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
使用時の持ち運びやすさはいまひとつ。本体の重さは0.76gと軽量なものの、持ち運びの際に片手が塞がってしまうのがネックです。
比較したなかには肩掛けスリングつきで両手が空き、テーブルなどのギアを持ちやすい商品もありました。本品は肩掛けスリングがついておらず、ロールアップ部分を片手で持つタイプ。「思ったよりかさばる」という口コミどおり、荷物を持って移動するのが面倒に感じそうです。
たくさんの荷物を一緒に持って運びたい人には不向きのため、両手を使えるものを求めるなら肩掛けスリングつきの商品を選ぶとよいでしょう。
サイドポケットや仕切りがないため、中身を整理しにくい点も気になるところ。比較した商品には大きなサイドポケットつきで調味料などを収納しやすいものもありました。対してこちらはさまざまな食材を整頓して入れたい人や、カトラリーなどを分類して収納したい人には不向きといえます。
また、縦長の形状なので、底のものを取り出すのにやや手間取る可能性も。必要なものをすぐに取り出したい人は、使いにくさを感じるでしょう。
容量 | 10L |
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重量(実測値) | 0.7kg |
折りたたみ可能 | |
持ち手のタイプ | 片手持ち手型 |
保冷剤用ポケット付き | |
6時間使用した際の平均温度 | 5.0℃ |
良い
気になる
主な断熱材の素材 | エチレン酢酸ビニル(EVA) |
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本体素材 | PVCターポリン |
小窓付き | |
サイドポケット付き | |
サイドポケットの横幅(実測値) | |
サイドポケットの縦幅(実測値) | |
サイドポケットに厚みあり | |
仕切り板付き |
ここでは、モンベル ロールアップクーラーバッグのデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は参考にしてみてくださいね!
キャプテンスタッグのデリス シルバーソフトクーラーバッグは、コンパクトながら収納力に優れたアイテムです。大きめのサイドポケットと、保冷剤用のインナーポケットが備わっています。使わないときはコンパクトに折りたためるため、収納にも困りません。
小さくても夏場に生鮮食品をしっかり保冷できるほどの保冷力があり、持ち運びもしやすいため、幅広いアウトドアシーンで重宝するでしょう。
DODの ソフトくらひこは、本格的に料理を楽しみたいバイクキャンパーにおすすめのアイテム。本体が薄めで、バイクの荷台につけやすいところがうれしいポイントです。
仕切り板が2枚付属しているため中身を整理しやすく、生鮮食品とドリンクを分けられるのがメリット。夏場も生鮮食品を持ち運べるほどの保冷力があるので、暑い日のツーリングでも重宝します。また、肩掛けスリングつきで両手が空くので、持ち運びも楽ですよ。
モンベル ロールアップクーラーバッグは、公式オンラインショップで購入できます。サイズは、検証で使用した10Lと3Lの2種類がラインナップ。たっぷり収納したい人向けに、ジッパー式の25Lクーラーバッグも展開されているので、用途に合わせて選べますよ。執筆時点の価格は以下のとおりです。
<税込価格>
(参照:公式サイト)
そのほか、楽天市場やYahoo!ショッピングでも販売中です。普段のお買い物でポイントを貯めている人は、チェックしてみてくださいね。
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