気密性を高めて保冷力をアップさせていると謳う、、モンベル クーラーバッグ。しかし、インターネット上では口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、モンベル クーラーバッグを含むクーラーバッグ全37商品を実際に使って、保冷力・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
モンベルのクーラーバッグは、デイキャンプなどに使える保冷力の高い商品をお探しの人におすすめです。気温約32℃の状況下で8時間放置しても、43.1%も氷が残存。比較した商品には氷がすべて溶けてしまったものもあったのに対し、優れた保冷力を発揮しました。真夏日を超える条件でも氷が残ったので、バーベキューなどでも食材が傷みにくいでしょう。
断熱性の高い素材EVAとエアクッションを採用しているのがポイント。気密性の高いウエルダー加工も施されており、謳い文句どおりの保冷力の高さです。生地が分厚いためコンパクトには折りたためないものの、今回の比較で携帯性に優れていたアルミニウム素材の商品は保冷力が低い傾向だったため、性能重視ならそれほど気にならないでしょう。
開口部が大きく開くボックス形状で、中身の出し入れがしやすいのも魅力です。容量25Lとたっぷり入るため、運動会やピクニックでも重宝します。一方で、ジッパーの動きが固いのはネック。実際に使用したモニターからは、「開閉に力がいる」との声が。頻繁に開け閉めするシーンでは、少しわずらわしさを感じそうです。
売れ筋上位に位置しているだけあって、長時間食材を入れておくにも心強い保冷力の高さ。持ち手部分にパッドがあって持ち運びやすいため、徒歩移動でも困りません。とはいえ、比較したなかには、よりコンパクトに収納できるものもありました。気になる人は、あわせてチェックしてみてください。
1975年に日本で創業した老舗アウトドア用品メーカー、モンベル。機能美と軽量・迅速をコンセプトに、テントやバックパックなど幅広い商品を販売しています。
今回ご紹介するクーラーバッグは、素材に断熱性の高いEVAとエアクッションを使用した商品。ハードクーラーボックスより柔らかい素材を使用したソフトクーラーのため、使わないときは折りたたみが可能です。
重量は1.37kgと軽く、食材や飲み物をたっぷり入れた状態でも負担が少ないですよ。ハードクーラーボックスに入りきらないぶんを持ち歩く、サブクーラーとしても便利です。
展開時のサイズは、縦48×横26.5×高さ36.5cm。表面は、防水性のあるPVCターポリンです。接合部分にウエルダー加工が施すことで、気密性を高めています。縫い目がないため、洗うのもスムーズですよ。
カラーは、深みのあるブルーグリーンとタン(ベージュ)の2色展開。どちらも高級感のある落ち着いた色合いで、所有欲が満たされるでしょう。
今回は、モンベル クーラーバッグを含むクーラーバッグ全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、保冷力の検証です。
本体容量の5%にあたる氷を入れ、約32℃の環境で静置。8時間後溶けずに残った氷の量を測定し、氷の残存率を算出して評価しました。
保冷は高評価を獲得。比較した商品にはすべて溶けてしまったものもあったのに対し、8時間後でも氷は43.1%残っていました。
断熱性の高い素材EVAとエアクッションを採用しているのにくわえ、気密性を高めるウエルダー加工が施されているのがポイント。メーカーが説明しているとおりの高い保冷力で、長時間持ち歩く際も食材が傷みにくいですよ。
次に、使いやすさの検証です。
mybestの男性スタッフ3人が商品を使用。開閉のしやすさやものの入れやすさ・収納のしやすさなどをチェックしました。
実際に使用したモニターからは、開口部が大きくボックス形状で中身の出し入れがしやすい点が支持されました。比較した商品には生地が柔らかすぎて、中身を入れると崩れるものもあったなか、自立状態を維持できていたのも便利なポイントです。
容量は25Lと多め。デイキャンプやバーベキューなど、食材や飲み物をたくさん入れたいシーンでも使えます。
一方、開閉時に力が必要だったのはネック。ジッパーが固く動かしにくいため、モニターからは「力がない人は苦労しそう」との声が聞かれました。開閉時にはジッパーをゆっくりと動かすなどの工夫が必要となるでしょう。
持ち手にパッドがついているため、持ち運びは容易です。比較した商品には1kg未満のものも複数あるなか、1.37kgとソフトクーラーとしては重めですが、モニター3人全員が「持ちやすい」と回答。肩掛け時でも安定しており、肩への負担を訴える声は聞かれていません。
しかし、収納時はややかさばります。折りたたみ自体は可能ですが、生地が分厚くごわごわしているため、それほど小さくなりませんでした。今回の比較では、丸めて収納しておけるほど生地が薄いものもあったなか、ある程度の収納スペースは必要です。
モンベル クーラーバッグは、公式サイトや楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトから購入可能。販売価格は執筆時点で税込13,200円(公式サイト参照)です。
ここでは保冷力を維持するための工夫をご紹介します。
1つ目は保冷剤です。なかには氷点下まで下がる保冷剤もあるため、併用すれば保冷力がかなりアップしますよ。アルミシートも効果的です。太陽の放射熱を反射するため、クーラーバッグをアルミシートで覆えば、内部の温度上昇を抑えられます。
床や地面から離して置くことも重要です。地面からの熱伝導を防げるので、クーラースタンドやフックを活用してみてください。
最後に、折りたたんでコンパクトに収納できる商品をご紹介します。
アウトドアでも買い物でも使いたいなら、トラウターのCOOLER TOTE 20がおすすめです。開口部を折りたたんで、本体内部の空きスペースを調節できるのが特徴。冷気を1か所に集められるため、比較したなかでもトップクラスの保冷力を発揮しました。使わないときは、丸めて収納できますよ。
エーオークーラーズの24 Pack Canvas Coolerは、持ち手にパッドがあって持ち運びやすい商品。23Lとたくさん入る容量ですが、収納時はそこそこコンパクトにまとまります。8時間経過後に氷が52.7%残るほど保冷力も高く、バーベキューにもうってつけです。ジッパーの動きもなめらかでした。
展開時サイズ | 縦32×横23×高さ38cm |
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重量 | 不明 |
容量 | 18.9L |
タイプ | ソフト |
収納時サイズ | 不明 |
主な断熱材の素材 | ポリウレタン |
本体素材 | ポリウレタン |
形状 | トートバッグ型 |
氷の残存率(実測値) | 53.3% |
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展開時サイズ | 縦43×横25×高さ30cm |
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重量 | 1.36kg |
容量 | 23L |
タイプ | ソフト |
収納時サイズ | 不明 |
主な断熱材の素材 | 熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン |
本体素材 | ナイロン、ポリエチレン、ポリエステル、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン |
形状 | ボックス型、トートバッグ型 |
氷の残存率(実測値) | 52.7% |
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