




業界トップクラスのノイズキャンセリング性能を謳うノイズキャンセリングヘッドホン、SONY WH-1000XM4。「外音をしっかりカットできる」と評判ですが、「低音が少し物足りない」「音の広がりが感じられない」といった気になる口コミもあり、購入をためらっている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のノイズキャンセリングヘッドホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、ノイズキャンセリングヘッドホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年05月までの情報です
目次
2020/09/04 発売
16,478円
SONY WH-1000XM4は、予算を抑えつつ高機能モデルを購入したい人におすすめ。新モデルWH-1000XM5より1万円ほど安く買える型落ちモデルながら、性能や音質は新モデルに劣っていません。業界トップと謳うだけあり、ノイズキャンセリング性能は口コミどおり優秀。実際に確認したところ、とくに電車のような低音・中高音のノイズカットが得意でした。自然なノイズカットのため、聴き疲れもしにくいですよ。
サウンドは中音域のボーカルが際立つため、ポップス好きの人にぴったりです。比較したなかにはボーカルがかすれるものもあったのに対し、こちらは細かなブレスやビブラートまでクリアに再現。楽曲を聴いたモニターからは「歌声が聴き取りやすい」と好評でした。口コミどおり低音の迫力や臨場感は控えめですが、どの音域もバランスがよくきれいにまとまっています。
ソニー独自の立体音響技術「360 Reality Audio」や、プリセットや自由調整可能なイコライザーにより、好みの音質に細かく調整が行えるのも魅力です。また、タッチ操作に対応しており、基本操作は本体のみで完結。比較したなかには非搭載の商品もあった着脱検知機能もあり、スマートに操作が行えます。
マルチポイントや最大8台の機器を登録できるマルチペアリングにも対応。マイクつきのため、WEB会議で使用したい人にもおすすめですよ。バッテリー持ちもよく、ノイキャンをONにしても最大30時間の再生できます。有線接続に切り替えれば、充電が切れても回復を待つ必要はありません。
価格は税込48,400円(※執筆時点・公式サイト参照)とやや高価格ですが、新モデルよりは安く買えます。最新モデルと変わらないクオリティを安く手に入れられるのは魅力でしょう。もっと迫力のあるサウンドを楽しみたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
今回ご紹介するSONY WH-1000XM4は、高いノイズキャンセリング性能が売りの2020年8月発売モデルです。ソニーの独自技術である「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を搭載し、より性能を引き立てることでノイズキャンセリング処理をリアルタイムで適応。飛行機などの低周波ノイズはもちろん、人の声や日常的なノイズなど中高音域の騒音に対するキャンセル性能が強化されたとしています。
内蔵された5つのマイクにより、騒音下でも声を正確に拾うことが可能。ハンズフリー通話時も、話し声をクリアに届けられるでしょう。ヘッドホンをつけたまま会話ができるスピーク・トゥ・チャット機能が搭載されており、お会計もスマートですよ。
膨大な楽曲データを学習しているAI技術でハイレゾ級の高音質にアップスケーリングできる、「DSEE Extreme」を搭載しているのもポイント。付属のケーブルを使った有線接続時や、SONY独自のコーデック「LDAC」でのワイヤレス接続時にもハイレゾ再生が可能です。
装着方法は、耳を包み込むオーバーイヤータイプ。音響技術「360 Reality Audio」にも対応しており、全方位に広がる音に包まれるような感覚を体感できます。なお、詳細は以下を参照してください。
販売元のSONYは、日本の大手電機メーカーです。ヘッドホンだけでも完全ワイヤレスやインイヤータイプ・ヘッドバンドなど、種類が豊富。なかでも今回ご紹介する1000Xシリーズは、常に最新のテクノロジーを集結させた高機能モデルです。
2022年発売の新モデル「WH-1000XM5」は、1000Xシリーズ史上最高のノイズキャンセリング性能を売りとした商品。高音域の遮音性を向上させる独自技術「統合プロセッサーV1」を新たに搭載することで、周囲のノイズをより低減できると謳われています。対応Bluetooth規格は、Bluetooth 5.0からBluetooth 5.2へバージョンアップされました。
バッテリーは、ノイキャンオフ時の連続再生可能時間が38時間から40時間にアップ。WH-1000XM5はUSB PD充電機能も追加されており、たった3分の充電で約3時間も音楽再生が可能になりました。

サウンドはXM5の方が若干音が太くで厚みがあり、XM4の方が軽快ですっきりした雰囲気でした。ほかに大きな違いはなかったので、サウンドの好みで選ぶのもよいでしょう。
今回は、SONY WH-1000XM4を含む、人気のワイヤレスヘッドホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ノイズキャンセリング性能の高さ
音質のよさ
装着の快適さ
機能の豊富さ
操作のしやすさ
連続再生時間の長さ
理想の音への近づけやすさ
業界トップクラスを謳うだけあり、ノイズキャンセリング性能は優秀。電車の走行音は50〜1kHzで平均24.3dB、1〜4kHzで平均22.1dBも低減しました。とくに電車のような低音や中高音のノイズカットが得意なため、飛行機や地下鉄などの乗り物・空調音などが騒がしい場所で使いたい人におすすめです。
立ち上がりの速いクラップ音も平均20.4dB小さくなり、サイレン音は500〜1kHzでは平均15.5dB・2〜4kHzでは平均12.9dB低減。比較した最新モデル「WH-1000XM5」よりは少々劣るものの、どの音もしっかり低減できました。「外音をしっかりカットできる」との口コミにも納得の結果といえます。
全体のカット率は平均15.06%と、自然でバランスのよい遮音性といえます。ノイキャン特有の耳への圧迫感が少ないので、聴き疲れしにくいですよ。
ノイキャンレベルの調整や外音取り込みができるのも便利な点。短い会話をするときや街中・電車のアナウンスを聞きたいときに役立ちます。ノイズキャンセリングのオプションはアプリで操作できるので、お好みでカスタマイズしてみてください。

とはいえ、高音も低音もしっかりと楽器の音を聴き分けらます。どの音域もバランスが取れた明るく軽快なサウンドのため、聴き心地はよいでしょう。

<低音・中音・高音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ただし、「音の広がりが感じられない」との口コミどおり、音場は広いとまではいえず。定位感も控えめでした。とはいえ、全体的にナチュラルな音質で聴き心地は良好です。大きな不満を感じることはないでしょう。

以下では解像度・臨場感に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
<解像度・臨場感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
蒸れにくいソフトフィットレザーを使用しており、長時間でも快適に装着できる点も魅力。本体は254gと軽量のため、疲れにくいでしょう。
ヘッドバンドの長さは、30~36cmに調整が可能。調整幅が広いため、頭の大きさに関わらずフィットさせやすいですよ。

本体が非常に軽く、重さや側圧の強さを感じるようなことはありません。レザーもサラッとした素材で、そこまで蒸れるような感じはなく快適でした。
2台の機器と同時に接続できるマルチポイントにも対応。スマホやパソコン間での切り替えがスムーズに行えますよ。ペアリングできる機器が最大8台と多いのも特徴。Androidのみですが、ペアリングアシスト機能があるため接続の手間も省けます。
比較したなかには非搭載の商品もあったマイクを搭載しているのも特徴です。音楽再生だけでなく、WEB会議などにも使用できますよ。なお、詳細は以下のとおりです。

通話時は若干声がくぐもって聴こえますが、ノイキャン機能により比較的クリアに会話できました。騒がしい場所では少し周りの音が気になりますが、ノイズはおおむねカットできる印象です。
比較したなかでは非搭載の商品もあった、着脱検知機能つきなのもポイント。ヘッドホンの着脱に連動して音楽が再生・停止されるので、毎回手動でON・OFFを切り替える必要がありません。
イコライザーは9種類のプリセットに加え、自由調整にも対応。比較したなかにはイコライザーでの調整ができないモデルもありましたが、こちらは5バンドの調整が行えます。理想の音を追求したい人にもおすすめです。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、SONY WH-1000XM4とは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
長時間使用する蒸れが気になりそうな素材ですが、軽量のため装着感も良好。連続再生時間は最大24時間と長くはないものの、日中の使用であれば十分でしょう。
SONY WH-1000XM4は、公式オンラインストアで販売されています。24回までの分割払いの手数料は無料。さらに3年間の長期保証もついています。
Amazon・楽天市場・YahooショッピングなどのECサイトなら、公式オンラインサイトよりも安く買うことが可能。定価は税込48,400円(※執筆時点・公式オンラインショップ参照)ですが、ECサイトでは3万円台まで値下げされているショップもありました。しっかり比較して、お得に買い物しましょう。
| 装着方式 | オーバーイヤー |
|---|---|
| 連続再生時間 | 24時間 |
| 重量 | 252g |
| ノイズキャンセリング機能 |
良い
気になる
| 折りたたみ対応 | |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
| 対応コーデック | SBC、AAC |
| 着脱検知機能 |
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