FXネオ（GMOクリック証券）の評判・口コミは？スプレッドや通貨ペアを調査してメリット・デメリットを徹底解説！

FXネオのスワップポイントは、業界でも高めの水準を誇ります。具体的には、米ドル/円ペア157.0円、ユーロ/円ペア100.0円、英ポンド/円ペア218.0円、豪ドル/円ペア94.0円と、相場を大幅に上回る結果に。相場は、米ドル/円ペア153.9円、ユーロ/円ペア95.9円、英ポンド/円ペア202.1円、豪ドル/円ペア88.7円でした。

また、すべての主要通貨の買いスワップポイントは、政策金利差を大きく超えています。政策金利差から概算した1日あたりのスワップポイントは、米ドル/円ペア149.0円、ユーロ/円ペア81.0円、英ポンド/円ペア196.0円、豪ドル/円ペア85.0円と、すべての主要通貨ペアで政策金利差を上回りました。ただし、こうしたスワップポイントは会社の方針により変動するため、常に高いとは限らない点は注意してくださいね。

18社を比較したところ、主要通貨ペア4通貨で政策金利差を超えるスワップポイントを提供するのはFXネオ・外貨ex・SBI FXTRADEなどの14社でした。ほかの政策金利差を超えている主要通貨ペア数をチェックすると、1社が3通貨該当。FXネオはスワップポイントが高く、外貨を長期保有したときのメリットが大きいといえます。

FXネオ（GMOクリック証券）の米ドル/円ペアにおけるスプレッドは0.2銭で、比較したFX口座の相場と同水準に位置します。ほかの通貨ペアに注目してみても、ユーロ/円ペア：0.4銭、英ポンド/円ペア：0.9銭、豪ドル/円ペア：0.5銭、ユーロ/米ドル：0.3銭と、それぞれのペアで相場と同水準の原則固定スプレッド（例外あり）が設定されていました。

国内FX業者のスプレッド相場はかなり安めに設定されており、コスト面で遅れを取る心配は少なめ。必要以上に取引コストをかけたくない人・短期で取引したい人にも向いているでしょう。

FXネオ（GMOクリック証券）では、トレーダー用コミュニティサービス「トレードアイランド」を提供しています。同サービスを通じてユーザーは自身のトレード結果を随時チェックできるだけでなく、ほかの参加者の取引履歴も確認可能です。日間・週間・月間での成果を視覚化して分析を進められるため、取引の見通しを持つきっかけになることでしょう。

トレードアイランドでは定期的にトレード大会が開催され、収益額や収益率を競う機会が用意されています。モチベーションを保ちたい人・ほかのトレーダーとの交流がしたい人にとって非常に魅力的です。

トレードアイランドは、GMO外貨やGMOコインを使っているユーザーも参加可能。他社のサービスでは自身のトレード履歴を遡れるサービス（みんなのFX）が存在したものの、FX業者側がユーザー間交流を支援するサービスを提供しているところはごくわずかでした。FXネオならではのコミュニティサービスという取り組みは、マーケット動向を理解し、より有用な情報を得るチャンスになるでしょう。

FXネオでは、実際の取引体験を再現したデモトレードツールを提供。スマホアプリ・PCツール・ブラウザ取引ツールの3種類あり、どれも無料で利用できます。

スマホアプリ「GMOクリックFX」は注文や分析ができるほか、AppleWatchと連携することで、レート・チャート・経済カレンダーなどをAppleWatchで確認できるのが特徴。PCツール「はっちゅう君FX＋」では1クリックで多様な注文ができるほか、チャートから直接注文することもできます。画面レイアウトも変えられるため、自由度が高いツールといえるでしょう。また、より詳しく分析できる「PLATINUM CHART」も用意されています。

他社と比較した結果、デモトレードが利用できるのは19社中13社ありました。ツール・アプリの使い勝手は好みによる部分が大きく、どれが高性能とはなかなかいい切れません。そのため、デモトレードで事前に使用感が確かめられるところを選ぶと便利ですよ。多機能な取引ツールを使いたい人・少しでも使い勝手が気になる人は、ぜひデモトレードに挑戦してみてください。

FXネオ（GMOクリック証券）は、取扱通貨ペアが24種と競合他社に比べて少ないのが現状です。この数字は通常銘柄のみを参照してのもので、ラージ銘柄は数に含んでいません。とはいえ、主要な通貨ペアについては取引できるため、ユーロ・ドル・円などの大型通貨を主に取引する投資家にとっては不便さを感じないでしょう。

なお、比較した他社の取扱通貨ペア相場は31種でした。18社のうち6社が相場以上であることを考えると、FXネオは幅広い通貨を取引したい人には向いていません。

FXネオでは、一部通貨の最小取引単位が大きく設定されている点に注意が必要です。具体的には南アフリカランド/円・メキシコペソ/円・ハンガリーフォリント/円の取引単位が大きく、10,000通貨に設定されています。

比較によると、18社中13社が最小取引単位を1,000通貨としていました。FXネオでは、米ドルやユーロなど主要な通貨ペアに関する最小取引単位は1,000通貨に設定しています。1米ドル=150円の場合は15万円からの取引規模で、必要な証拠金レベルは5,849〜146,237円。ある程度の規模がありますが、相場から見て標準的な規模といえるでしょう。

とはいえ、すべて1,000通貨で取引できるところも複数あったことを思うと、一部でも最小取引単位が大きく設定されているのは気がかり。比較によると、SBI FXトレード・松井証券は1通貨から取引が可能でした。上記を踏まえると、少額からFX取引をしたい人にFXネオはあまり向いていません。実際の最低取引通貨は1,000通貨でしたが、「最低取引通貨が10,000通貨と大きい」とデメリットを訴える口コミがあったことにも頷けます。