HUAWEI WATCH GT 4 46mmをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

健康管理機能は、比較したハイエンドモデルのHUAWEI WATCH 4と遜色ない充実度でした。血中酸素・消費カロリー・心拍数・ストレス計の測定に対応し、比較した商品のなかでは珍しく皮膚温度の測定も可能です。

さらに、睡眠管理機能の詳しさも比較したなかでもトップクラス。睡眠時間を自動的に記録し、深い睡眠・浅い睡眠などの睡眠ステージを識別します。あわせて熟睡時間・目が覚めた回数・呼吸の質なども評価し、睡眠の質向上に必要な行動の解説が行われました。

対応するワークアウトは執筆時点で109種類あり、うち4種類は自動検出にも対応しています。ランニング中の走行ルートや速度・心拍数・カロリーといった運動中のデータを細かく表示できますよ。

専用アプリの「HUAWEI Health」では、健康・運動データを一括で管理可能。用語やデータの解説が充実しており、収集したデータをどう活用すべきかわかりやすい仕様でした。比較した多くの商品にはない取得データをもとにした改善策の提案もあるため、本格的に健康管理したい人におすすめですよ。

＜検証結果＞

1. 睡眠モニタリング｜◯
2. 歩数｜◯
3. 血中酸素レベル｜◯
4. 消費カロリー｜◯
5. 心拍数｜◯
6. 心電図｜-
7. ストレス計｜◯
8. 月経周期トラッキング｜◯
9. 体温｜◯
10. 転倒検知｜-
11. 緊急通報｜-
12. 体組成計｜-
13. ワークアウト｜109種類
14. 運動データのアプリ間共有｜◯

スマホとペアリングすることで、電話着信やLINE・SMSなどの通知確認ができます。Androidスマホと接続したときのみ、簡易的な返信も可能です。カレンダーアプリによるスケジュールの確認もできます。

高精度のGPS機能を搭載しているのも魅力です。従来のモデルより精度が約30％向上し、より高精度にルート追跡できるとしています。ただし、比較した上位モデル「HUAWEI WATCH 4」が対応していた、マップアプリによるナビは利用できません。

アプリ「HUAWEI Health」を使用すれば、音楽の転送もできます。スマホを操作しなくても、本商品のみで音楽視聴を楽しめますよ（※）。タイマーやワークアウト起動中に、別のアプリの起動も可能です。ただし、SuicaやiDなどキャッシュレス決済には対応していませんでした。

iOSは音楽の同期やウォッチの音楽管理機能に対応していません

＜検証結果＞

1. 通知｜◯
2. 音楽｜◯
3. キャッシュレス決済｜-
4. スケジュール｜◯
5. GPS｜◯
6. 文字盤｜アプリショートカットの配置可能・明るさの自動調整可能・消灯や点灯などの時間指定可能
7. 音声アシスタント｜-
8. マルチタスク｜ ◯

測定値は専門機器と比べても正確です。心拍数・歩数・血中酸素濃度の数値は、専門機器と比べて誤差1％程度でした。比較した5万円以上する高級機と比べても、測定値の精度は遜色ありません。かなり正確に健康データを把握できるので、自身の健康管理に活かしやすいでしょう。

「睡眠測定の誤差が大きい」という口コミもありますが、睡眠トラッキングも高精度です。合計睡眠時間の誤差はわずか3分ほどでした。起床時間が10分ほどズレていましたが、入眠時間の誤差はほとんどありません。

比較した商品の約6割で16分以上の誤差が生じたレム睡眠（浅い睡眠）のカウントも、5分程度の誤差に留まっています。深い睡眠の誤差も10分程度に留まっていたので、睡眠ステージの検知も比較的正確だといえるでしょう。

タッチ操作に対応しており、使い勝手も良好です。スマホのようにタップやスワイプといった指の動きで、ショートカットメニューの表示や通知の確認ができます。比較したところ、タッチ操作に対応している商品のほうがスムーズに操作しやすい傾向がありました。

上下2つの物理ボタンから操作できるのも便利です。上ボタンには画面オンやホーム画面に戻る操作、下ボタンには設定したアプリを直接起動する機能が割り当てられていました。

約1.43インチの大型ディスプレイは、視認性も良好です。通知タイトルの文字サイズも9ptと大きく、ひと目で内容を把握できました。

＜検証結果＞

1. 操作ボタンの有無｜◯
2. ボタンでホームへ戻るか｜◯
3. ボタンのカスタムの可否｜◯
4. ホーム画面のループ｜-
5. 右フリック操作で戻る｜◯
6. ナビゲーションバー表示｜-
7. 通知のタイトル文字サイズ｜9pt

バンドは比較的つけやすい仕様です。最初に金具を取り外してバンドの長さを調整する作業はやや手間ですが、一度調整すればつけ外しは楽にできます。腕に通してカチッとはめるだけで装着、ボタンを押すだけで取り外しができました。

モニターからは「スムーズにつけ外しできる」「ぴったりと腕にフィットする」という声が聞かれています。その一方、バンドは金属製なので「肌に馴染まない」という意見も。比較したなかでは、柔らかい素材のバンドのほうが肌馴染みがよい傾向がありました。

＜バンドのつけやすさについてのモニターコメント＞

1. 「コマの幅が広いのでジャストサイズではつけられない。コマ調整をする必要があるので若干手間に感じる。一度調整してしまえば、しばらく調整することはないので許容範囲。開閉用の金具のボタンが軽い力で押せるのでスムーズにつけ外しできる」（30代・女性）
2. 「バンド自体の調節は大変だが、1回合わせてしまえば腕に通してカチッと止めるだけで楽。ぴったりと腕にフィットして安定感がある。しかし、腕が太くなったりすると調節するのが面倒だなとは思う」（20代・女性）
3. 「手首のサイズに合わせて調節していくのはやや面倒だが、1回調節すれば普段のつけ外しはかなり簡単。指定のところを折り曲げてカチッとはめれば装着、ボタンを押せばするっと手首から外せるので手軽でよかった。ただ素材が金属であまり肌に馴染まない点はマイナス」（20代・女性）
4. 「バンドの調整が一般的な腕時計のピン止め式と同じで、1回自分の腕の太さに合わせないといけないのが面倒。ただ、それさえ終えれば腕を通して折りたたむだけで装着が終わり簡単。数秒でサッと終えられるくらいつけ外しがスムーズなのでそれは好みだった」（20代・男性）
5. 「金属製で硬さのあるバンドなので、腕に馴染む感じやフィットする感覚は弱い。バンドの調整に金具を外さなければならない工程が面倒。ワンタッチでつけ外しできる点は楽だと感じた。金属製の時計と同じようにつけられる」（40代・男性）

コメントは一部抜粋

一方、体感の重さに関しては、モニター全員が「重たい」と回答しています。口コミでも指摘があったように「ずっしりとしている」「手に負担を感じる」といった声があがりました。普段から金属製の時計を使用している人でないと、負担に感じるでしょう。

実際に本体の重量も約48gと重めです。比較した商品の約6割は重量が20～40gでした。同シリーズの盤面サイズ41mmのモデルは重量が約37gと軽いので、重さが気になる人はそちらもチェックしてみてくださいね。

＜体感の重さについてのモニターコメント＞

1. 「ディスプレイが大きく金属のように重くて、手首にずっしりと負担に感じた。PC作業など腕をあまり動かさないときでも重みを感じるので電車の吊革をもったり、軽作業など激しい動作には向いていない。使うシーンが限られる」（30代・女性）
2. 「文字盤が大きく、見た目以上にずっしりしていて、とても重たい。パソコンで文字を打つときにも、つけている側の手だけ動かしにくい感覚があったし、腕に筋肉がつきそう。数時間これをつけて仕事をしていたら疲れてきそうなので、外したくなると思う」（20代・女性）
3. 「つけた瞬間ずっしり手首に重さがのっかってくるので、つけたまま手首をあまり動かしたくない。勝手に手首が偏ってきそうなくらい重さを感じる。細かい作業は勿論、大きく手を振ったり歩いたりするのにも手に負担を感じる重さで使用したくない」（20代・女性）
4. 「ディスプレイ部分がとても重く、腕の上でグッと重みを感じる。違和感が強くて腕を動かしているときに、重さがすごく気になる。スポーツなどはもちろん、タイピングなどの動きなどでもつけていたくないくらい重かった。これは日常的につけていたくない」（20代・男性）
5. 「時計の素材的にかなり重く感じる。個人的に金属製の重さのある時計を普段から着用しているのでそこまで気にはならないが、つけ慣れていないと手首が重く負担に感じそうだと思った」（40代・男性）

コメントは一部抜粋

ディスプレイのサイズは大きく、腕時計をつけ慣れていないと邪魔に感じる可能性があります。実際に装着したモニター5名全員が、「邪魔に感じやすい」と回答。「ディスプレイが大きく、物にぶつけやすい」「細かい作業も激しい運動でも邪魔に感じる」などの指摘がありました。

比較したところ、文字盤の幅が手首と同じくらいの大きさの商品は、着けていて邪魔に感じやすい傾向が。腕が細い人はとくに、盤面のサイズが小さいモデルをチェックするとよいでしょう。

＜邪魔に感じないかについてのモニターコメント＞

1. 「ディスプレイが大きく、バンド部分も物にぶつかりやすいので生活の支障になりやすい。ディスプレイが女性の腕の幅と同じぐらいか、少し大きくてはみ出すのでテーブルなどにガチャンとぶつけそう。ベルトは引っかからないが、硬いのでPCのフチにカツカツと当たる」（30代・女性）
2. 「画面は腕にギリギリ収まるサイズで、厚みもそこまでないので日々の生活で引っかかったりすることは少なそう。仕事やお出かけのときは気にならないが、スポーツや家事をするときは気になりそう。大きさで邪魔に感じることはないが、重さでは腕の動かしにくさをかなり感じた」（20代・女性）
3. 「液晶部分が手首の表側全面を覆うくらいの存在感があって、見た目からわずらわしいと感じられた。細かい作業も激しい運動でも、バンドや液晶が分厚いのでかなり邪魔だなとつけている最中ずっと感じた」（20代・女性）
4. 「ディスプレイが大きくて厚みがあり、腕を動かしたときに何かにぶつけそう。バンドも太さがあるので腕がひと回り以上太くなったようなくらい存在感があり、スマートウォッチ自体が金属系の硬さでぶつけたものを傷つけそう。邪魔になることが多くてあまりつけていたくない」（20代・男性）
5. 「パソコン業務などは大きさや重さが邪魔して、つけながらの作業はわずらわしさを感じそう。また何かにぶつかると金属なので音の響きが気になると感じた。手元をよく動かす作業はつけながらはしにくいなと感じた」（40代・男性）

コメントは一部抜粋

ウォッチフェイス（時計盤面）は、無料のものだけでも1,500種類以上と非常に豊富でした。スタイル・配色を変えたり、独自の文字盤を作成したりとカスタマイズができますよ。比較したところ、HUAWEIの商品はほかのメーカーよりウォッチフェイスが豊富に用意されていました。

本体のカラーは、ブラック・ブラウン・グレー・グリーンの4色です。カラーごとに、付属するバンドの素材も異なります。

公式から販売されている交換バンドは3種類です。非公式バンドは執筆時点で70種類ほどあり、一般的な22mmバンドとも交換可能。シーンや好みに合わせて、つけ替えを楽しめるでしょう。

＜検証結果＞

1. 本体バリエーション｜4種類
2. ウォッチフェイス（無料）｜1,500種類以上
3. 公式販売のバンド数｜3種類
4. 非公式バンドの販売数｜約70種類