CANON PIXUS TS8830は、印刷の仕上がり具合を重視する人におすすめです。実際に写真を印刷すると、比較した商品内でもとくに発色がよく、色の再現性に秀でていました。写真に強い染料インクと文字に強い顔料インクを組み合わせた6色インクを採用しているだけあって、細かな色の違いをグラデーション豊かに印刷でき、見栄えのする仕上がりに。インクの粒状感も目立たずクリアでした。文書はレーザープリンター並みにきれいに印刷できます。「鷹」の文字を印刷したところ、文字サイズ5~14ptのいずれにおいても滲み・掠れがありませんでした。比較した同シリーズのPIXUS XK130は11pt未満で滲み・掠れが生じたのに対し、本品は細かな文字でもくっきりと見やすく印刷できます。ランニングコストの安さも魅力です。A4カラー印刷で1枚あたりのコストは約12.9円と、比較したPIXUS XK130の約4.1円には及ばないものの、本品もコンビニで印刷するよりお得。「インク代が高い」との口コミは払拭できたといえます。稼動音もそれほど大きくはないので、気軽に使えるでしょう。使いやすさも申し分ありません。液晶のタッチ操作・スマートスピーカーの音声操作に対応しており、直感的に操作できます。スマホとの連携はQRコードを読み込むだけと簡単。SDカードスロットを搭載し、Airprint・クラウドプリントなどにも対応しているので、SDカード・スマホ・クラウド上のデータを直接印刷できます。口コミに「印刷スピードが速い」とあるとおり、モノクロ・カラー・写真はどれも印刷が速く、待ち時間が少なめでした。同時期に発売されたPIXUS XK130と比べて文書印刷のきれいさに優れており、写真も高画質で印刷できるうえに使い勝手もよいので、印刷のクオリティにこだわる人はぜひ手に取ってみてください。<おすすめな人>写真をきれいに印刷したい人書類など小さな文字が並ぶ文書を印刷することが多い人操作が簡単で印刷スピードも速く、使いやすいものがよい人<おすすめできない人>なし
CANON PIXUS XK130は、印刷する機会が多い家庭におすすめです。印刷品質が高いだけではなく、ランニングコストが安く済みます。比較した上位モデルのTS8830はカラー印刷1枚あたり約12.9円だったのに対して、本商品は約4.1円(※公式サイト参照)。コンビニよりも大幅に印刷コストを抑えられるので、年賀状・写真・仕事用の文書などさまざまな用途で気軽に使えます口コミに反して写真印刷はきれいで、比較した上位モデルにも劣りません。暗い色から明るい色まで美しく発色し、人の肌色の温かさもしっかり再現。非常に精細で、細かな模様まで描写しました。また、文書印刷も得意です。一般的な書類やプリントに使われる10pt前後の文字サイズであれば、見にくく感じることはないでしょう。効率よく印刷できるのもよい点です。4.3型タッチパネルを搭載し、スマホと同じように直観的に操作できます。QRコードからスマホと接続できたり、SDカードスロットを搭載していたりと、印刷が簡単。自動電源オン機能を搭載し、手動で電源を入れる手間もかかりません。液晶にエラー内容などが表示されるのも便利です。印刷速度が速く、待ち時間も少なく済みます。10枚あたりの印刷速度は、モノクロが平均73秒、カラーが平均98秒。写真印刷5枚は平均108.67秒でした。比較した下位モデルはカラーに約300秒、写真印刷に200秒以上かかったことをふまえると、印刷スピードは優秀です。稼働音も64.63dBと特別大きくなく、音を気にせずに使えるでしょう。価格は42,900円(※2024年10月時点・公式サイト参照)とやや高価ではあるものの、低ランニングコストで高画質に印刷できます。前モデルのXK120にはない「カラー消去コピー」機能があり、問題集や塗り絵などの繰り返し学習に使いやすいのもうれしいポイントです。大人から子どもまで家族全員で使いたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>写真や年賀状をきれいに印刷したい人複雑な機械操作が苦手な人大人から子どもまで家族みんなで使いたい人<おすすめできない人>とくになし
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M757Tは、コストを抑えて大量印刷したい人におすすめです。A4カラー印刷1枚あたりのコストは約3.8円と比較した同社の商品のなかでは最も安く、コンビニよりもかなり安く印刷できます。本体価格は50,270円(※2025年1月時点・公式サイト参照)と高額ではあるものの、毎月30~40枚ほど印刷するのであれば、約5年で元が取れる計算です。機能が充実しており、使い勝手も良好。4.3インチの液晶タッチパネルを搭載しているので直感的に操作でき、トラブルにも対応しやすいでしょう。QRコード接続やAir Printなどに対応しており、PCだけでなくスマホ・タブレットからも簡単に印刷できます。給紙トレイにはA4最大100枚をセットでき、自動両面印刷も可能です。印刷速度が速く、書類や写真を効率的に印刷できます。モノクロ印刷10枚は平均66秒・カラー印刷10枚は平均96秒・写真印刷5枚は平均154秒で完了しました。比較したなかにはカラー印刷に300秒前後・写真印刷に約200秒かかった商品があったことをふまえると、本商品は持ち時間少なく印刷が完了するといえるでしょう。印刷品質も高く、一般的な文書で使う文字サイズ10pt以上であれば、きれいに印刷できます。写真印刷では、口コミであったように色鮮やかに紅葉の写真を印刷できました。青系の発色は軽いものの、赤系の色味は彩度が高く見栄えします。年賀状印刷のクオリティも高く、文字や数字、装飾の細部を比較的正確に印刷できました。しかし、上位商品にはより文字をくっきり、写真を色鮮やかに印刷できたものもあります。また、口コミに反して稼動音は約66.3dBと少し大きめです。印刷速度が速く、ランニングコストも安いので、高頻度で印刷する人にぴったりですが、印刷のきれいさや本体価格の安さを重視する人は、ほかの商品もチェックしてみてください。<おすすめな人>ランニングコストをできるだけ抑えて長く使っていきたい人月に30~40枚以上印刷する人<おすすめできない人>プリンター本体の安さを重視する人文書・写真印刷のクオリティにこだわる人
CANON PIXUS TS5430は、印刷品質にこだわりたい人におすすめです。本商品の魅力は、写真印刷のクオリティの高さ。比較した商品には元データの再現性に欠けるものもあったなか、人物・風景ともに解像度が高く、忠実に表現できました。鮮やかな色合いで繊細な色の違いまで見て取れるので、思い出の写真をきれいに残したい人にぴったりです。文章もきれいに印刷。画数の多い文字も一般的によく使う11pt以上のサイズであれば潰れにくく、「文字印刷のクオリティが高い」との口コミにも頷けました。機能面でも、スマホ印刷・A4用紙の自動両面印刷・自動電源オン機能など便利な機能を搭載。モニターがあり、不具合時の対応がしやすい点も評価につながりました。サイズがコンパクトで設置がしやすいのもメリット。給紙時のモーター音は気になるものの、稼働音は最大63.40dBとそれほどうるさくありません。カラー印刷の速度は比較した全商品の平均を上回る速さだったので、年賀状印刷に使いたい人に向いています。一方、モノクロ印刷や写真印刷はスピーディとまではいえません。また、A4カラー印刷1枚あたり約27.4円と、比較したなかには20円以下のものもあったなか少し高め。口コミの指摘どおりランニングコストはかさみます。とはいえ、コンビニで印刷するよりは安価です。加えて、本体価格が税込13,750円(※2024年9月時点・公式サイト参照)とお手頃なのも見逃せません。必要十分な機能が備わっており、写真・文章印刷も十分満足のいく仕上がりなので、たまにしか印刷しない人にとっては有力な候補となるでしょう。しかし印刷頻度が多い人は、よりランニングコストが安い商品を選んだほうが長い目で見るとお得です。<おすすめな人>印刷頻度は少なめだが、印刷品質は重視したい人本体価格が安いモデルを探している人コンパクトで設置しやすい商品がほしい人<おすすめできない人>プリンターの使用頻度が高く、ランニングコストを抑えたい人
CANON G3390は、仕事の資料や大学のレポートなどを頻繁にたくさん印刷したい人におすすめです。カラー印刷1枚あたりのインク代はわずか1円と、比較したなかでも破格でした。多くの商品が10~20円台だったなか、プリンターを使う機会が多い人にうってつけといえます。1枚50円のコンビニ印刷と比べてもはるかに安く、使えば使うほどお得ですよ。液晶パネルはタッチ操作ができ、使い勝手も良好。スマホやタブレットからのダイレクト接続や自動電源オン機能を搭載しており、本体の電源を入れに行かなくても手元の操作だけで完結します。専用アプリやクラウドサービス連携、アレクサでの音声操作にも対応しているため、多彩な方法で手軽にプリントできますよ。実際に文字を印刷してみると、「鷹」のような複雑な漢字でも11pt以上のサイズであれば掠れや滲みなくきれいな仕上がりでした。比較した商品には14ptでもざらついて見えるものがあったなか、仕事の資料作りで困ることは少ない印象です。モノクロ10枚の印刷にも平均1分23秒とあまり長い時間はかからなかったので、モノクロ文書の印刷がメインであれば十分活躍するでしょう。一方、写真印刷では彩度・コントラストが低く、あっさりとした写りが気になりました。海や紅葉などの風景は色の深みや奥行きが物足りず、細かい部分の再現度もあと一歩。年賀状は人の肌が不自然な色合いに写ることはなかったものの、文字のカーブが若干ガタついています。写真や年賀状印刷のクオリティにこだわる人には向かないでしょう。カラーや写真印刷にかかる時間も遅め。比較したなかにはどちらも1分台で終えられた商品があったのに対し、カラー10枚に平均約3分20秒・写真5枚に平均約3分35秒かかりました。プリント中は会話しづらいほど大きな音がするため、周囲にも配慮が必要です。カラーや写真のプリントを、静かに・速く・きれいに仕上げたい人は、ほかの商品も検討してみてください。<おすすめな人>ランニングコスト重視の人文書印刷メインで使用する人操作が直感的にできるものがよい人<おすすめできない人>スピード重視の人深夜や早朝の作業で使いたい人写真印刷のきれいさにこだわる人
CANON PIXUS TS3730は、写真印刷は美しく仕上がったものの、文書メインで印刷したい人には不向きといえます。実際に「鷹」の文字をサイズを変えて印刷したところ、14ptより小さな文字はすべて掠れや滲みが見られました。白抜き文字では14ptでも滲み、かなり粗めの仕上がりに。比較した商品には5ptでもきれいに写ったものもあったなか、文書作成には使いづらい印象です。印刷時間も長めです。カラー印刷のファーストプリントに32秒もかかり、10枚印刷し終えるまでに平均で5分近い時間を要しました。比較したなかには1枚目を10秒未満、10枚を1分半ほどで印刷できた商品もあったのに対し、かなり待たされるといえます。モノクロ印刷10枚でも全体平均(※2024年10月時点)より30秒ほど遅かったため、作業効率を上げたい人には不向きでしょう。カラー印刷1枚にかかるインクコストも約25.7円と高め。1枚50円のコンビニ印刷よりは安いものの、比較したなかには10円未満の商品も多くあったので、ランニングコストがよいとはいえません。プリント中の稼動音や最後の排紙音も大きく、近くにいると会話が難しいレベルでした。使用する場所や時間帯には気を配る必要があるでしょう。一方、写真印刷のクオリティは高評価。年賀状の人の肌は自然に、風景写真も色鮮やかに写りました。暗い部分はややあっさりした発色だったものの、発色・精細さは元データにおおむね忠実です。比較した一部の商品で気になったざらつきも少なかったので、思い出の写真を残すのには十分活躍しますよ。スマホやタブレットからの直接印刷や、クラウドサービスとの連携ができるのも魅力。自動電源オン機能やAlexaでの音声操作にも対応しており、使い勝手も良好でした。価格も1万円以下(※2024年10月時点)と手頃なので、写真をたまに印刷するのにはよいでしょう。たくさんの文書を素早くきれいに印刷したい人は、ほかの商品も検討してくださいね。<おすすめな人>写真印刷メインで使いたい人本体の購入費用を抑えたい人<おすすめできない人>文書を速く・きれいに印刷したい人ランニングコストを重視する人