ケタ違いの低印刷コストを謳うインクジェットプリンター、EPSON エコタンク搭載モデル EW-M634T。「ランニングコストが低く、コスパがよい」「印刷スピードが速い」と評判です。しかし、「色が淡いので写真印刷には不向き」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のインクジェットプリンターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、インクジェットプリンター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M634Tは、仕事用の低コストな製品を探している人におすすめです。ガイドラインに則り、カラー文書の印刷コスト表示を確認したところ、1枚あたり1.0円でした。比較した全商品の印刷コストの平均は約10.5円(※執筆時点)だったので、「ランニングコストが低く、コスパがよい」との評判や「ケタ違いの低印刷コスト」との謳い文句にもうなずけます。
文書をきれいに印刷できるのも強み。実際に印刷した文書をチェックしたモニターからは「文字をはっきり視認できる」「同系色のグラフの色の境目もわかりやすかった」といったプラスのコメントが多く寄せられています。文字や細線を美しくシャープに印刷できるという謳い文句どおりなので、仕事の資料作りにも向く印象ですよ。
自動電源オン機能はないので手動で電源を入れる必要はありますが、比較的スピーディに印刷できます。実際に印刷した結果、モノクロ印刷10枚は比較した全商品の約61秒(※執筆時点)よりも速い54秒で完了。リモートワークにも導入しても、待ち時間にストレスを感じずにすむでしょう。
使い勝手も良好です。コピー・スキャン機能はもちろん、自動両面印刷やWi-Fiダイレクトプリントにも対応していますよ。なお、文書にはやや劣るものの、写真印刷もある程度きれいです。印刷された写真を確認したモニターからは「発色がやや不自然だが、精細さや再現度は十分」という声があがっています。
メーカーの公式通販サイトでの値段は税込43,450円(※執筆時点)と、比較したなかでは高価格帯ですが、ランニングコストが低く大量の資料作りにも役立ちそうです。リモートワークやレポート作成などで頻繁に使うなら、ぜひ検討してみてくださいね。
EPSON エコタンク搭載モデル EW-M634Tは、職場にも家庭にも向くインクジェットプリンター。ケタ違いの低印刷コストを謳う、スタンダードなエコタンク搭載モデルです。大容量インクタンクが搭載されているのも特徴。インク交換の手間を省け、大量印刷も気軽に行えますよ。
EPSON(エプソン)は、1942年に創立した国内大手メーカー。ロングセラーのColorio(カラリオ)シリーズをはじめ、プリンターやスキャナーなどを数多く手がけています。
発売日は2021年11月11日。用紙を収納しておける前面カセット給紙を搭載しています。文書・写真のプリントはもちろん、コピーとスキャンにも対応。自動両面プリント機能も備わっています。
Wi-Fiダイレクトプリントができるのも魅力。無線LANルーターを使わずとも、スマホからワイヤレス印刷が可能です。スマホ内の写真・文書の印刷や、プリンターのメンテナンスもできる専用アプリもあるので、より便利に使いたいなら要チェックですよ。
PrecisionCoreプリントヘッドによる、くっきりブラックが特徴。普通紙で600dpiの高解像度印刷を実現し、文字や細線を美しくシャープに印刷できると謳っています。インクの色数は、顔料インクのブラックと染料インクのシアン・マゼンダ・イエロー計4つです。
前面のトレイには、普通紙を最大250枚給紙可能。ハガキは最大30枚、写真用紙は最大20枚、封筒は最大10枚入れられますよ。
サイズは約幅375×奥行503×高さ187mmとコンパクトなので、置く場所を選びません。本体の前面に2.4型のカラー液晶と、操作パネルを搭載。設置場所の高さに応じて、操作パネルの角度を調整できるのもうれしいポイントです。
操作パネルの右側には窓つきのインクタンクがあり、ひと目でインクの残量を確認できます。前面にあるので、インク補充をしやすいのもメリットですよ。
今回はEPSON エコタンク搭載モデル EW-M634Tを含む、インクジェットプリンター全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
その結果、ランニングコストの安さはトップクラスです。カラー文書の印刷コストは1枚あたり1.0円。比較した全商品のカラー文書の印刷コストは平均約10.5円(※執筆時点)だったことをふまえると、本品はかなりお得。「ランニングコストが低く、コスパがよい」との評判や謳い文句にもうなずけます。
なお、検証したところ、本品と同様に大容量タンク式の商品は、本体価格は高いもののインク代は安い傾向がありました。リモートワークで毎日のように使用したり、定期的に大量の資料を印刷したりするなら、注目してみましょう。
続いて、文書プリントのきれいさの検証です。
5名のモニターが印刷物をチェックし、見やすさや色ムラなどを確認しました。
一方で、発色については、モニターによって意見が分かれました。「黒の発色がよく、遠くからでも文字をはっきり視認できる」と評価したモニターもいましたが、「一番濃い黒でもボヤッとしていて、全体的に物足りない」との声も。モノクロ資料の発色は感じ方に個人差があるようです。
ただ、比較したなかにはモニター全員が「発色がよくない」とコメントした商品もありました。それをふまえると、本品は総合的にはモノクロの文書を比較的きれいに印刷できるといえますよ。文字や細線を美しくシャープに印刷できるとの謳い文句にもある程度納得できる結果です。
<精細さ・正確さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
コメントは一部抜粋
精細さ・正確さも優秀。「黒以外の文字がやや見にくくなる傾向がある」と感じたモニターもいたものの、図表の色ムラやズレが少なく、全体的に読みやすい印象です。なお、本品は4色インクタイプですが、検証の結果、6色インクタイプの商品は色の違いや元データの色合いをより細かく表現できることがわかりましたよ。
コメントは一部抜粋
コメントは一部抜粋
次は、写真プリントのきれいさの検証です。
モニター5名が印刷された写真の色合いや、かすれなどをチェックしました。
ただ、比較したなかには写真全体が色あせたようにプリントされてしまう商品もありました。それをふまえると、本品は極端に発色が悪いわけではないといえます。「設定を変えれば問題ないかもしれない」というモニターの意見もあったので、試してみるとよさそうです。
<発色についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
精細さ・正確さについては、大きな問題はない印象です。モニターからは「じっくり見るとやや解像度が低いが、パッと見ただけでは気にならない」「色味が強いからか線がかなりはっきりしている」というような声があがりました。
検証したところ、文書プリントと同様に、6色インクタイプの商品は色の違いや元データの色合いをより細かく表現できることがわかりました。写真プリントをメインで使うなら、目を向けてみましょう。
<精細さ・正確さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、印刷の待ち時間の少なさ・使い勝手の検証です。
モノクロプリント・カラープリント・写真プリントを各3回印刷し、その平均時間を測定。あわせて、テスターが両面印刷の可否や、SDスロットの有無などを確認しました。
比較した全商品の待ち時間の平均は、モノクロ約61秒・カラー約133秒・188秒でした(※執筆時点)。写真印刷以外においては、平均よりも速いスピードで印刷が完了しています。「印刷スピードが速い」との口コミにもうなずける結果です。
なお、比較したなかには、本品にはないディスクレーベルプリント機能がついていたり、ADFに対応していたりするものもあったので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
2021/11/11 発売
自動電源オン機能 | |
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QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
幅 | 375mm |
---|---|
奥行 | 503mm |
高さ | 187mm |
重量 | 5.7kg |
インクタイプ | タンク |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 前面トレイ |
解像度 | 4800×1200dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ非対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 250枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 30枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 12W |
AirPrint対応 |
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最後に、使い勝手・写真プリントのきれいさの検証でより高評価を得た商品をご紹介します。
より高い機能性を求めるなら、キヤノンのGX4030がおすすめです。ADFや自動両面印刷機能といった業務を効率的に行うためには必須の機能を搭載しています。タッチパネルつきで、スムーズに操作できる印象です。大容量タンク式なのでランニングコストも安いうえ、印刷品質も申し分ありません。
写真をきれいに印刷したい人は、キヤノンのG3370をチェック。特に発色のよさはモニターから絶賛されました。カラー資料も高発色で見やすく、ランニングコストもあまりかかりません。自動両面印刷やADFには対応していないものの、比較的スピーディに印刷が完了するのも魅力ですよ。
自動電源オン機能 | |
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QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
良い
気になる
幅 | 399mm |
---|---|
奥行 | 417mm |
高さ | 251mm |
重量 | 約9.5kg |
インクタイプ | タンク |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 手差しトレイ、カセット2段 |
解像度 | 600×1200dpi |
自動両面印刷 | 対応(ハガキ非対応) |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 250枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 20W |
AirPrint対応 |
Canon ビジネスジェットインクプリンター GX4030の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
自動電源オン機能 | |
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QRコード対応 | |
液晶ディスプレイ付き | |
タッチパネル対応 | |
NFC対応 |
幅 | 416mm |
---|---|
奥行 | 337mm |
高さ | 177mm |
重量 | 6.0kg |
インクタイプ | タンク |
最大用紙サイズ | A4 |
給紙トレイ | 背面トレイ |
解像度 | 4,800×1,200dpi |
自動両面印刷 | 非対応 |
SDカードスロットあり | |
ADF機能 | |
最大給紙枚数(普通紙) | 100枚 |
クラウドプリント対応 | |
スマートスピーカー対応 | |
最大給紙枚数(ハガキ) | 40枚 |
Mopria対応 | |
ディスクレーベルプリント機能 | |
フチ無し印刷可能 | |
Wi-Fi対応 | |
スマホ対応 | |
消費電力 | 16W |
AirPrint対応 |
CANON インクジェットプリンター G3370をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。