CANON PIXUS TS3730の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
リーズナブルで機能性にも優れていると人気のインクジェットプリンター、CANON PIXUS TS3730。「画像がきれいに印刷できる」と評判です。しかし、「印刷スピードが遅い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
- ランニングコストの安さ
- 使いやすさ
- 写真印刷のきれいさ
- 文書印刷のきれいさ
- 印刷の速さ
- 静音性の高さ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のインクジェットプリンターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、インクジェットプリンター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています

【結論】写真をきれいに印刷できる低価格モデル。プリント時間が長く、文字印刷では掠れるのがネック
CANON PIXUS TS3730は、写真印刷は美しく仕上がったものの、文書メインで印刷したい人には不向きといえます。実際に「鷹」の文字をサイズを変えて印刷したところ、14ptより小さな文字はすべて掠れや滲みが見られました。白抜き文字では14ptでも滲み、かなり粗めの仕上がりに。比較した商品には5ptでもきれいに写ったものもあったなか、文書作成には使いづらい印象です。
印刷時間も長めです。カラー印刷のファーストプリントに32秒もかかり、10枚印刷し終えるまでに平均で5分近い時間を要しました。比較したなかには1枚目を10秒未満、10枚を1分半ほどで印刷できた商品もあったのに対し、かなり待たされるといえます。モノクロ印刷10枚でも全体平均(※2024年10月時点)より30秒ほど遅かったため、作業効率を上げたい人には不向きでしょう。
カラー印刷1枚にかかるインクコストも約25.7円と高め。1枚50円のコンビニ印刷よりは安いものの、比較したなかには10円未満の商品も多くあったので、ランニングコストがよいとはいえません。プリント中の稼動音や最後の排紙音も大きく、近くにいると会話が難しいレベルでした。使用する場所や時間帯には気を配る必要があるでしょう。
一方、写真印刷のクオリティは高評価。年賀状の人の肌は自然に、風景写真も色鮮やかに写りました。暗い部分はややあっさりした発色だったものの、発色・精細さは元データにおおむね忠実です。比較した一部の商品で気になったざらつきも少なかったので、思い出の写真を残すのには十分活躍しますよ。
スマホやタブレットからの直接印刷や、クラウドサービスとの連携ができるのも魅力。自動電源オン機能やAlexaでの音声操作にも対応しており、使い勝手も良好でした。価格も1万円以下(※2024年10月時点)と手頃なので、写真をたまに印刷するのにはよいでしょう。たくさんの文書を素早くきれいに印刷したい人は、ほかの商品も検討してくださいね。
<おすすめな人>
- 写真印刷メインで使いたい人
- 本体の購入費用を抑えたい人
<おすすめできない人>
- 文書を速く・きれいに印刷したい人
- ランニングコストを重視する人
マイベストが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介
実際にCANON PIXUS TS3730と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのインクジェットプリンターと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
CANON PIXUS TS3730の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
CANON PIXUS TS3730とは?

CANONは、カメラやプリンターから半導体・医療機器まで手がける、大手精密機器メーカー。プリンターも、単機能タイプから幅広い用途で使える複合機・大量印刷に使う人向けのギガタンク搭載機種など、数多くの商品を展開しています。
今回は、2024年9月に発売されたPIXUS TS3730をご紹介します。2022年3月発売のPIXUS TS3530の後継機で、使いやすさを追求したシンプルモデルです。
スマホやPCから指示すれば本体の電源が自動的にオンになる、自動電源オン機能を搭載。Wi-Fiは5GHz(※)にも対応し、より安定した使用環境が期待できます。
無線インフラモードのみに対応。ただし、Wi-Fiの標準規格IEEE802.11acには未対応。
スマホから直接印刷できるダイレクト接続に対応。クラウドデータの印刷もアプリから可能
プリンターをスマホやタブレットと接続するだけでプリントやスキャンできる、「ダイレクト接続」に対応しているのも魅力。無料アプリ「Canon PRINT」を使えば、スマホの写真やクラウドデータのプリントも簡単に行えます。音声アシスタントのAlexaに対応しており、インクの残量確認といったプリンターの状態も確認できますよ。
またコピー機能には、前モデルと比べて9段階またはオートでの自動濃度調整機能・定型変倍を新搭載し、より使い勝手がアップしました。
サイズは約435×327×145mm、重量は約4kg。部屋になじみやすい、コンパクトでシンプルなデザインです。カラーはブラックとホワイトの2種類が用意されています。
検証してわかったよい点・気になる点をもとに向いている人を詳しく解説!

検証のポイント
- ランニングコストの安さ1
ランニングコストに優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「毎日使ったとしても印刷コストが気にならない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。2024年9月30日時点の情報をもとに検証を行なっています。
- 使いやすさ2
使いやすさが十分な商品としてユーザーがとても満足できる基準を「さまざまな印刷方法・用紙に対応しており、なおかつ印刷が簡単な商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。2024年9月30日時点の情報をもとに検証を行なっています。
- 写真印刷のきれいさ3
マイベスト家電チームマネージャーである久我和真が、以下の方法で各商品の検証を行いました。2024年9月30日時点の情報をもとに検証を行なっています。
- 文書印刷のきれいさ4
きれいな文書が印刷できる商品としてユーザーがとても満足できる基準を「小さな文字や複雑な文字でも掠れや滲みがなく、読みやすい文字が印刷できている商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。2024年9月30日時点の情報をもとに検証を行なっています。
- 印刷の速さ5
印刷の速さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「印刷ボタンを押せば、待たされることなくすぐに印刷が終わる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。2024年9月30日時点の情報をもとに検証を行なっています。
- 静音性の高さ6
静音性の高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「プリント中に会話をしても印刷音が気にならない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。2024年9月30日時点の情報をもとに検証を行なっています。
すべての検証は
マイベストが行っています

CANON PIXUS TS3730の気になった点は4つ!
文字印刷では掠れが気になった。仕上がりはいまひとつ

文書印刷の仕上がりは、いまひとつな結果に。「鷹」の文字を5〜14ptの大きさで印刷してみると、14ptより小さいものはすべて掠れ・滲みが発生しました。とくに線が集まっている個所は掠れが目立ち、きれいに印刷できるとはいえません。
比較したなかには5ptの小さな文字までくっきり印刷できた商品もあったのに対し、配布資料やレポートなどには使いにくいといえます。

白抜き文字の場合も同様に、14ptの大きな文字でも掠れや滲みが出てしまいました。12ptだけはきれいに印刷できたものの、基本的に文書印刷の性能はそこまでよくない印象です。
比較したなかではエプソンや日本HPの製品がはっきり印刷できたため、文書メインで使いたい人はこちらもチェックしてみてください。
印刷時間も長い。作業効率アップは見込みにくい

印刷に時間がかかりやすいのもネックです。カラー10枚の印刷に平均295.67秒と5分近くかかり、比較した全商品の平均値140秒(※2024年10月時点)を約2分半も上回る結果に。ファーストプリントにも32秒とかなりの時間がかかり、「印刷スピードが遅い」との口コミどおりでした。
上位機種にはモノクロ10枚が1分以内、写真5枚が1分半ほどで終わる商品もあったなか、モノクロ10枚には1分50秒、写真5枚の印刷にも2分54秒かかりました。作業効率を高めたい人・大量に印刷する機会が多い人には使いづらいでしょう。
静音性も低評価。とくに終わりがけの排紙音が大きい

印刷中の音が大きいのも気がかり。プリンターから1m離れた先の稼動音は平均73.33dBと、近くにいると会話しづらいレベルの大きさでした。比較した半数近い商品で63~64dBほどだったのに対し、使用する時間帯や場所を選ぶ印象です。
とくに最後の排紙音が大きかったので、静音性を重視する人はほかの商品をチェックしてください。
1枚あたりのインク代はやや高い。コストを抑えられるとはいいがたい

たくさん印刷する場合、インクコストがかさみやすいのも惜しいところです。カラー印刷(A4普通紙)のインクコストは、1枚あたり約25.7円と少々高め。1枚50円かかるコンビニ印刷よりは安く済むものの、ランニングコストに優れているとはいえません。
なお、比較した同社の上位モデルには1枚あたり約4円で印刷できたものもありました。使う頻度が高い人はこちらもチェックしてみましょう。
CANON PIXUS TS3730のよい点は3つ!
写真印刷の鮮やかさは十分。細かい描写も見てとれる

文書印刷の仕上がりはいまひとつだったものの、写真印刷のクオリティは高評価。年賀状を印刷してみると、人物の肌の発色が元データに近く、自然で美しい印象でした。暗い部分の再現度は少々物足りないものの、違和感はなく十分鮮やかに表現できています。
細かな模様や文字の輪郭もくっきり映っており、元データの再現性は優秀。比較したなかには、肌が赤っぽく写るものや粒状感が出てしまうものもあったのに対し、年賀状印刷に活躍するでしょう。

海辺の風景の写真も、自然で美しい仕上がりです。暗い部分の色は元データよりも若干あっさりしていているものの、全体的な色バランスは良好。右側の壁面や海の中で泳ぐ人のシルエットなど、細かいところまで描写できていました。
比較した商品にはざらつきを感じるものもありましたが、こちらは不自然に改変されることもなく、そのままの雰囲気を出せています。

紅葉の写真も海の写真と同様、暗い部分は若干あっさりめの発色ですが、葉っぱは十分鮮やかに写りました。比較した商品には元データの色合いを引き出せていないものもあったなか、紅葉の細かな色の違いまで豊かに伝わります。
枝や葉の重なる箇所の影もしっかり再現できており、精細さも申し分ありません。人物・風景ともにきれいに印刷でき、写真印刷にはとくに不満のないクオリティといえます。
機能性も充実。スマホやタブレットから直接印刷できる

使いやすさの評価も良好です。前モデルのTS3530にあったカメラダイレクト機能はなくなりましたが、iOS・Android端末から直接印刷できるAirPrint・Mopriaに対応しているのが魅力。ドライバーのインストールが不要なので手軽にプリントアウトできますよ。
LINEやGoogle Drive・OneDrive・boxなどのクラウドサービスとも連携可能。スマホの無料アプリ「Canon PRINT」を使えば、端末の写真や文書も簡単にプリントできます。プリンターでスキャンした画像をデータとして保存もでき、リモートワークにも役立つでしょう。
遠隔操作時には自動で電源がオンになるため、本体に近づく必要もありません。Alexaでの音声操作にも対応しており、印刷操作やインク残量の確認も行えます。比較した多くの商品と同様にCD-Rなどのディスク印刷や、複数枚の原稿を一度にスキャンできるADF機能は備わっていませんが、普段使いには十分な機能性でしょう。
- 手差しトレイ|あり
- 液晶モニター|〇
- タッチ操作|×
- 同時セットできる用紙の種類|1
- クラウドプリント対応|〇
- スマホ対応|〇
- AirPrint対応|〇
- Mopria対応|〇
- スマートスピーカー対応|〇(Amazon Alexa)
- QRコード対応|×
- Wi-Fiダイレクトプリント対応|〇
- 自動両面印刷機能|×
- NFC対応|×
- ADF対応|×
- ディスクレーベルプリント対応|×
- SDカードスロット|×
- 自動電源オン機能|〇
1万円以下とお手頃価格で手に入る。購入コストが気になる人に

公式サイトで9,350円(※2024年10月時点)と、リーズナブルに購入できるのも魅力です。比較した商品には3万円を超える高価格帯のものもあったのに対し、安さ重視の人にも候補となるでしょう。
CANON PIXUS TS3730の詳細情報
キヤノンPIXUS | TS37302024/09 発売
2024/09 発売
| インクタイプ | 一体型インクカートリッジ |
|---|---|
| 色数 | 4色 |
| プリントの最大用紙サイズ | A4 |
| ADF機能 | |
| A4カラー文書印刷コスト(標準) | 約25.7円 |
- 印刷スピード(モノクロ)
- 約110秒/10枚
- 印刷スピード(カラー)
- 約295秒/10枚
- 印刷スピード(ハガキ)
- 約173秒/5枚
- 稼動音
- 約73.3dB
- 自動両面印刷
- 非対応
良い
- 自動電源オン機能やスマートスピーカーに対応
- 写真印刷の鮮やかさは十分
気になる
- 文書印刷は、大きい文字でも線が掠れていた
- ファーストプリントが遅く、印刷に時間がかかる
| 幅 | 約435mm |
|---|---|
| 奥行 | 約327mm |
| 高さ | 約145mm |
| 重量 | 約4kg |
| 給紙トレイ | 手差しトレイ |
| 解像度 | 横4800×縦1200dpi |
| SDカードスロットあり | |
| 自動電源オン機能 | |
| 最大給紙枚数(普通紙) | 60枚 |
| 最大給紙枚数(ハガキ) | 20枚 |
| 液晶ディスプレイ付き | |
| タッチパネル対応 | |
| クラウドプリント対応 | |
| スマートスピーカー対応 | |
| QRコード対応 | |
| ディスクレーベルプリント機能 | |
| Mopria対応 | |
| フチ無し印刷可能 | |
| Wi-Fi対応 | |
| スマホ対応 | |
| NFC対応 | |
| AirPrint対応 | |
| 消費電力 | 9W |

お安いけど 機能は十分です


手軽に使えて十分こなせる、日常向けオールインワンプリンター


文書キレイで使い勝手もコスパも良い!

長く使えればいいな

CANON PIXUS TS3730の価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
- 78,380円(+1,820円)販売価格:8,380円ポイント:0円相当送料無料総合通販PREMOA Yahoo!店(10,652件)4.63総合通販PREMOA Yahoo!店(10,652件)4.63
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CANON PIXUS TS3730以外のおすすめ商品はこちら!
ここからは、CANON PIXUS TS3730以外のおすすめ商品をご紹介します。
文書を速くきれいに印刷するなら、日本HPのOffice Jet Pro 8020

文書をたくさん印刷する機会が多い人は、日本HPのOffice Jet Pro 8020をチェック。文書印刷のクオリティが高く、7ptの小さい文字でも掠れ・滲みなくきれいに印刷できました。複数枚の原稿を一度にスキャンできるADF機能を備えているうえ、モノクロ10枚の印刷も平均43秒とスピーディ。レポートや仕事の資料作りにも役立つでしょう。
カラー印刷1枚あたりのコストも約13.2円と控えめ。ECサイトでの価格も1万円前後(※2024年10月時点)とリーズナブルなので、とにかく費用を抑えたい人に向いています。液晶モニターはタッチ操作に対応し、直感的な操作が可能です。文書印刷がメインならぜひ検討してくださいね。
低価格ながら印刷品質が高い、CANONのPIXUS TS5430

低価格ながら写真・文書ともにきれいに仕上がった、CANONのPIXUS TS5430もおすすめです。文字は11pt以上で掠れや滲みがなくなり、写真も色調豊かにプリントできました。1万円前後(※2024年10月時点)と安価なので、価格重視の人にも手が出しやすいでしょう。
モノクロ印刷のファーストプリントは10秒ほどとスピーディだったため、1枚だけ印刷したいときにも便利。稼動音も約63.4dBと比較的静かで、時間を選ばず動かせますよ。自動電源オン機能やスマホ・タブレットからのダイレクト印刷にも対応しており、使い勝手にも不満はありません。
カラー印刷1枚あたりのインクコストは約27.4円と高めですが、たまにしか印刷しないなら有力な候補となるでしょう。
CANON PIXUS TS3730はどこで買える?

CANON PIXUS TS3730は、公式サイトのほか、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。ポイント還元率なども考慮して、お得に購入できるサイトをリサーチしてみてください。
実物を見て購入を決めたい人は、ケーズデンキ・ビッグカメラなどの全国の家電量販店をチェック。お近くの店舗に在庫があるか、事前に問い合わせておきましょう。
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