ブラザー プリビオ インクジェット複合機 DCP-J528Nの口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

カラー印刷1枚あたりのコストは9.9円と比較的安く、コンビニよりもお得。コンビニで10枚印刷した場合は約500円かかるのに対し、本商品なら99円で済みます。比較した全商品の平均額12.8円（※2024年10月時点）を下回りました。長期的に使用しても経済的な負担は少ないといえます。

それぞれのカートリッジが独立していて、なくなったインクだけを交換るのも利点。1色でもインクが切れるとすべてのカートリッジを変える必要がある一体型と比べ、ランニングコストを抑えやすいでしょう。本体に搭載されているエコモードを使えば、読みやすさはそのままに、より少ないインクでの印刷も可能。カラーインクが切れた際も、最長30日間は黒インクのみを使用したモノクロ印刷ができます。

さらに、本体価格が1万円台とお手頃な価格帯なのも魅力的。比較した商品のなかには5万円以上する高額なものもありました。対してこちらは、初期費用を抑えたい人も候補になるでしょう。

価格は2024年10月時点、公式サイト参照

タッチ操作ができ、使いやすさも良好。比較した商品の半数近くがタッチパネルに対応していなかったのに対し、スマホのように直感的に操作できます。比較したなかにはそもそも液晶ディスプレイが搭載されていないものも。本商品は、エラーが起こっても画面の説明に従うだけでスムーズに解決できるでしょう。

1. 同時セットできる用紙の種類｜3種類以上
2. 手差しトレーの有無｜◯
3. 液晶モニター｜◯（タッチ操作）
4. Air Printできるか｜◯
5. スマホ対応｜◯
6. クラウドプリント対応｜◯
7. スマートスピーカー対応｜×
8. QRコード対応｜◯
9. Wi-Fiダイレクトプリント対応｜◯
10. Mopria対応｜◯
11. NFC対応｜×
12. 自動両面印刷機能｜◯（A4・ハガキも対応）
13. ADF対応｜×
14. ディスクレーベルプリント対応｜×
15. SDカードスロット｜◯
16. 自動電源オン機能｜×（自動電源オフ機能のみ）

写真印刷は繊細な色彩が表現され高品質。はがき用紙の光沢面にきれい・高画質モードで印刷すると、なめらかな色のグラデーションを確認できました。全体的にイエロー寄りで実物の色を完璧に再現しているとはいえないものの、気にならないレベル。比較した一部の商品のように違和感を覚えるほどではありませんでした。

解像感も高めです。砂浜や壁面など細かな部分を見ればザラつきはありますが、許容範囲。写真印刷のクオリティを求める人にとっても満足できる仕上がりで、「きれいに印刷できる」という口コミにも納得です。

本商品のインクの色数は4色。染料カラーインクと顔料ブラックインクで構成されています。比較したうち、インク色数が5種類以上の高価格機のほうが繊細な色を表現できる傾向がありましたが、低価格帯で4色インクの本商品も高いクオリティを実現。「4色インクできれいに、お得にプリントできる」という謳い文句にも納得の結果でした。

紅葉の写真は色鮮やか。赤がイエロー寄りの色味になっているものの、全体的にきれいな仕上がりです。比較したなかには全体的に暗く見える商品もあったのに対し、自然な写りで木漏れ日の様子もきれいに表現されていました。

紅葉と同様に、人の肌も全体的にイエローよりの色合いに。とはいえ、比較した商品内には白飛びのような写りになっていたものもあったことをふまえると、不自然ではありません。髪の毛の細かい部分までしっかり表現し、写真からは柔らかな雰囲気も感じ取れました。

モノクロとカラーの印刷はともにスピーディです。とくにモノクロ印刷はA4用紙10枚を53秒ほどで刷り上げ、1分も待たない結果に。比較した全商品の平均約77秒（※2024年10月時点）よりもかなり速く、待ち時間は少なく済みます。

カラーでA4用紙10枚の印刷にかかった時間は約124秒。こちらも比較した全商品の平均約151秒（※2024年10月時点）よりも速く完了しました。比較したなかには、200分以上かかる商品もあったことをふまえても、効率的に作業できるといえます。「印刷に時間がかかる」という口コミとは異なる結果でした。

一方、はがき用紙（郵便番号枠入り） 画彩 光沢仕上げの光沢面に写真を5枚連続印刷すると、完了まで約299秒もかかりました。比較した全商品の平均約209秒よりも遅く（※2024年10月時点）、大量の写真を印刷する際は、ある程度時間がかかることを考慮しておきましょう。

文字印刷では掠れや滲みが目立ちやすいのがネック。

「鷹」のような複雑な文字を印刷したところ、黒文字では5〜12ptまで掠れが見られました。白抜き文字でも5〜11ptまで掠れが見られ、文字印刷のきれいさの検証は低評価に。比較した過半数の商品が12ptでもきれいな文字を印刷できましたが、こちらは複雑な文字を小さいサイズで印刷すると、線がドットのように印刷されたり、文字が潰れたりする場合があります。書類等を作成する際は、14pt以上に設定して印刷するのが無難です。

稼動音は大きめです。1m離れた場所で印刷時の音を3回測定したところ、平均73.17dBを記録。かなり声が張らないと会話ができないレベルです。（参照：日本騒音調査騒音値の基準と目安）

比較した全商品の平均値67.52dBを上回る音の大きさで（※2024年10月時点）、とくに印刷前のガラガラ音が気になりました。「紙送り音が少しうるさい」との口コミに一致し、使用する時間を選びやすいといえます。家族が就寝中に使用する場合は、静音モードを使用しましょう。