ピュアな画質・音質を謳う65インチテレビ、REGZA 有機ELテレビ 65X9900M。ユーザーからは「驚くほど音質がよい」「どの角度から見ても映像が美しい」と評判です。しかし、口コミだけでは本当の実力がわからず、購入を迷っている人も多いのでは?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の65インチテレビとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、65インチテレビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
REGZA 有機ELテレビ 65X9900Mは、家で映画や海外ドラマを楽しみたいすべての人におすすめです。「驚くほど音質がよい」との口コミどおり、映画やライブ映像を視聴したモニターからは立体感のある音に高評価が続出。比較したなかには音が軽く物足りなく感じるものがあったのに対し、「映画館で視聴しているような迫力」との声が並んでいます。
高画質をアピールしているだけあり、画質のよさも高評価です。モニターが地デジを視聴すると、鮮やかかつ不自然さのない色合いが好評。65インチと大画面に映しているのにも関わらず、4K映像かと思うほど解像度が高いと感じました。
サッカー観戦をについても、モニターから映像のキレのよさが好評。選手やボールの動きに残像感がなく、目で追いやすい点が好印象でした。芝生の青々しさも表現できており、「映像がきれいなので、スポーツ観戦が楽しくなる」とコメントした人もいたほどです。
ネット動画の解像度も申し分なし。有機ELならではの黒の表現の幅広さで、人物の輪郭・飛行機の機体をくっきり描いていました。黒の表現が狭い液晶テレビと比べて、立体感のある映像を楽しめるのが持ち味。輪郭がぼやけるなどのノイズも少なく、息を呑むような映像美を堪能できそうです。
「どの角度から見ても映像が美しい」との口コミどおり、斜めから見ても色が変化しなかったのもよい点。家事や食事中にテレビを見たり、大人数でスポーツを観戦したりしても見にくいとは感じないでしょう。電源を入れるのに少し時間がかかりますが、NetflixやYouTubeはすぐに立ち上がります。
全録対応の外付けHDDを用意すれば、地上波の番組を丸ごと録画可能。放送を知らなかった番組もあとから見られますよ。画質・音質・録画機能のどこをとっても優秀なので、ぜひ購入を検討してみてください。
日本のテレビ市場をリードするREGZAが2023年4月に発売した、有機ELテレビ 65X9900M。2022年登場の有機ELテレビのフラッグシップ機、X9900Lの後継機にあたるモデルです。
高画質・高音質を実現する先端技術で、「人が感じる美しさを空気感のすみずみまで表現する」と謳っています。サイズは55V型・65V型・77V型の3種類。各サイズの仕様は以下のとおりです。
<65V型> ※本コンテンツで紹介
<55V型>
<77V型>
価格は執筆時点・REGZA公式オンラインストア販売価格
旧モデルのX9900Lとの違いは、ミリ派レーダーシステムによる高画質化。レーダーが検知した視聴者の位置情報をもとに、映像エンジンが画質をブラッシュアップします。視聴者が近距離にいればノイズを抑制した自然な映像を、遠距離であれば精細感を高めたメリハリのある画を映す仕様です。
映像ごとに色合い・遠近感などを調整する映像エンジン「ZRα」も進化。視聴中のコンテンツに合わせて、手を伸ばせば届きそうな質感やその場にいるような空気感を表現すると謳っています。ネット動画・アニメ視聴を高画質で楽しむための技術も搭載していますよ。
<X9900Mシリーズのテクノロジー>
音質にもこだわりが。合計10個のスピーカーとハイレゾオーディオがパワフルかつ精細な音を表現する仕様です。立体音響技術のDolby Atmos®(ドルビーアトモス)を採用しており、音に包まれているような臨場感を味わえるとアピールしています。
さらに、ミリ派レーダーが視聴者の位置を検知して音の聞こえ方を調整。左右のスピーカーの出力を調整することで、部屋のどこに座っていても音がバランスよく届くよう工夫しています。
録画機能も優秀です。地上デジタル放送を最大6チャンネル、まるごと録画する「タイムシフトマシン」を搭載することで、見逃した番組・録画し忘れた番組がいつでも視聴可能に。SNSで話題になった放送後の番組もチェックできますよ。
リモコンの「始めにジャンプ」ボタンを活用すれば、放送中のニュースやスポーツ中継を最初から視聴可能。キックオフの瞬間など、大切な場面を見逃さずに済みます。
録画した番組をジャンル別に自動分類したり、好きなタレントの出演シーンだけを一覧表示できたりと、見たい場面・番組をピンポイントで楽しむ機能も豊富です。
今回はREGZA 有機ELテレビ 65X9900Mを含む65インチテレビ全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
REGZA 有機ELテレビ 65X9900Mを実際に試した結果、6つものメリットがあるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
比較したシャープ・ソニーといった有名メーカーの商品には、音が軽く物足りなさを覚えるものも。対して、本商品はサウンドバーやスピーカーがなくても迫力のある音が楽しめる点が魅力です。
モニターのなかには、「映画館に行く必要がないほど音がよい」と感じる人も。よく自宅で映画やドラマを見る人は要チェックですよ。
コメントは一部抜粋
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色の再現性もハイレベル。「おまかせAIモード」で映像を流し、専門機器で色の再現性をチェックした結果、ほとんどズレが生じていませんでした。制作者の意図した色を的確に再現できているといえ、高評価を獲得しています。
発色は鮮やかながらも不自然すぎず、全体的なバランスがよい印象。深い黒の表現により、メリハリ・立体感を表現できています。液晶は表現できる黒の幅が狭く立体感が足りない傾向があるのに対し、奥行のある映像で有機ELの真価を発揮しました。
口コミどおり、どの角度から見ても映像がきれいな点も魅力。正面と斜め45度から見たときの白・黒の輝度を計測すると、斜めから見てもコントラスト比が落ちていませんでした。角度によって色が変化しないため、部屋のどこにいても見えやすいでしょう。
比較したなかには色が鮮やかすぎて、わざとらしい印象を受けるものが。対して、本商品は肌色や服のシワ・素材が加工感なくナチュラルに表現されており、違和感がありません。
<地デジの画質のモニターコメント>
コメントが一部抜粋
比較した液晶テレビには芝生が白っぽく飛んでいるものがありましたが、本商品は鮮やかでイキイキした色合いを再現できています。映像の美しさゆえに、「スポーツ観戦が楽しくなりそう」と感じたモニターもいたほどです。
<スポーツの画質のモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ネット動画の画質もばっちり。比較した商品には黒がグレーっぽく見えたり黄ばんだりするものがあるなか、黒を幅広くできた点が本商品の魅力。陰影を繊細に描け、「人の顔や飛行機の輪郭がくっきりしていて見やすい」と、立体感を評価する声が出ました。
映像にノイズがなく非常になめらかで、解像度が頭ひとつ抜けている印象。目が離せないほどの映像美を堪能できるので、映画の世界に没入できそうです。
<ネット動画の画質のモニターコメント>
コメントは一部抜粋
動作速度も上々です。リモコンの電源ボタンを押してからの立ち上がるまでは6.8秒と、少し長め。ただし、「Netflix」ボタンを押してからアプリが立ち上がるまでの時間は2.4秒・「YouTube」は2.77秒で起動と、いずれもスピーディでした。
比較したなかにはNetflixの起動に10秒以上かかる商品があったことを思うと、サクサク動作するといえます。
気になる欠点がないか確認したところ、とくに見つけられませんでした。REGZA 有機ELテレビ 65X9900Mは、2024年現在、mybestが最もおすすめできる65インチテレビです。
全自動録画機能がついている点も大きな魅力。全録対応の外付けHDDを用意する必要があるものの、録画予約を忘れたり、後から放送を知ったりした番組もばっちり見られますよ。レコーダーを持っていない人には、この機能だけで買う理由になるほど便利。ぜひチェックしてみてください。
画面の種類 | 有機ELテレビ |
---|
良い
気になる
本体幅 | 145.2cm(スタンド含む) |
---|---|
本体奥行 | 33.6cm(スタンド含む) |
本体高さ | 86.8cm(スタンド含む) |
サイズ展開 | 55V型、65V型、77V型 |
重量 | 29.5kg(スタンド含む) |
録画機能 | 外付けHDD |
Dolby Atmos対応 | |
ALLM | |
VRR | |
映像処理エンジン | レグザエンジンZRα |
倍速機能 | |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、TVer、Disney+、U-NEXT、AMEBA、WOWWOW、NHK+、Net-Vision、SPOOX、Paravi、DMM.com、RakutenTV、Lemimo、DAZN |
音声操作 | |
倍速再生 | |
チャプター送り | |
ネットワーク | 有線LAN、無線LAN、Bluetooth、レグザリンク、DTCP-IP、Google アシスタント |
年間消費電力量(目安) | 281kWh |
年間電気代(目安) | 7587円 |
待機時消費電力 | 0.5W |
ゲームモードあり | |
最小輝度 | 0cd/m2 |
総合出力 | 90W |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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販売価格:300,000円
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(413件)
VIERA TH-65LZ2000は、2022年に発売したパナソニックの最上級モデル。実際に映像を確認してみると、色の表現が派手すぎず、バランスのよい印象を受けました。
明るさは比較的抑えていますが、深い黒が立体感や肌の質感を豊かに演出。コントラストの高さで立体感を出しつつ、自然な映像を表現できています。地デジ・スポーツ・ネット動画とどんな映像でも、ノイズの少ないくっきりした映像を楽しめますよ。
Youtubeの起動は約6.8秒と比較的時間がかかりますが、本体は約4.3秒と比較的スピーディに立ち上がりました。穏やかな色合いでニュースや映画を見たい人は、ぜひ検討してみてください。
REGZA 有機ELテレビ 65X9900Mは、専用のパーツを用意すれば壁に掛けられます。テレビ台を置かなくて済むので、部屋を広く使えますよ。
なお、テレビを壁に取りつけるには専門の知識と技術が必要です。自分で無理に設置しようとせず、必ず専門業者に依頼しましょう。
通常のメーカー保証期間1年ですが、公式サイトで延長保証サービスに申し込むと保証期間をもう5年間追加できます。加えて、公式サイトでは本体・延長保証サービス・据付サービスのセット販売も実施中。購入後もしっかりフォローしてほしい人は、公式サイトをチェックしてみてください。
65インチテレビの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。REGZA 有機ELテレビ 65X9900M以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
画面の種類 | 4K有機ELテレビ |
---|
良い
気になる
本体幅 | 144.8cm(スタンド含む) |
---|---|
本体奥行 | 34.8cm(スタンド含む) |
本体高さ | 91.6cm(スタンド含む) |
サイズ展開 | 55V型、65V型、77V型 |
重量 | 29.5kg(スタンド含む) |
録画機能 | 外付けHDD |
Dolby Atmos対応 | |
ALLM | |
VRR | |
映像処理エンジン | 4Kファインリマスターエンジン |
倍速機能 | |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、DAZN、Hulu、TVer、Disney+、U-NEXT、Apple TVなど |
音声操作 | |
倍速再生 | |
チャプター送り | |
ネットワーク | 有線LAN、無線LAN、Bluetooth、ホームネットワーク機能、お部屋ジャンプリンク |
年間消費電力量(目安) | 238kWh |
年間電気代(目安) | 6426円 |
待機時消費電力 | 約0.3W |
ゲームモードあり | |
最小輝度 | 0cd/m2 |
総合出力 | 160W |
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