自宅や職場でおいしい水を楽しむことができるウォーターサーバー。実際に導入を検討しているものの、ペットボトルを購入するのと比べてどちらがお得なのか疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ウォーターサーバーとペットボトルをコスト面から徹底比較します。両者のメリット・デメリットについても詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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ウォーターサーバーとペットボトルの料金を比較すると、以下のような傾向がみられます。
それぞれの項目について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
水500mLあたりの料金を比較したところ、ペットボトルのほうが約40円安いという結果がみられました。メーカーや販売元によって若干の差はありますが、通勤・通学など外出時にペットボトル飲料をよく購入する人や、水の消費量があまり多くない一人暮らしの人にとっては特にお得だといえるでしょう。
コスモウォーター社のスマートプラスと「美陽堂ミネラルウォーターシリカ水」で比較すると、前者は500mLあたり86円であるのに対し、後者はペットボトル1本あたり約43円で購入できることがわかりました。ペットボトルの水であればAmazonですぐに注文できるため、少量の水をこまめに購入したい人は利用を検討してみてください。
水2Lあたりの料金で比較すると、ペットボトルのほうがウォーターサーバーよりも約200円安いことがわかりました。2人以上の世帯で暮らしている人や、料理などで日常的に多くの水を使う人は、ペットボトルを購入したほうがコスト面のメリットが大きいといえるでしょう。
500mLと同様、コスモウォーター社のスマートプラスと「美陽堂 ミネラルウォーター シリカ水」で比べてみると、前者は86円(500mL)×4=344円かかるのに対し、後者は43円(500mLペットボトル1本)×4=172円で購入できます。商品によって差はあるもののおよそ150円~200円程度節約できるため、ぜひ参考にしてみてください。
ウォーターサーバーと異なり、ペットボトルの水を購入するだけなら電気代がかかりません。なるべくコストをかけずに水を利用したい人にとっては、ペットボトルのほうが適しているといってよいでしょう。
ウォーターサーバーの電気代は使用頻度や設置環境、消費電力によって異なりますが、1か月でおよそ400円~1,000円ほど。電気代を節約しながらウォーターサーバーを使いたい場合、省エネモードを搭載した機種を選ぶ、スリープモードを活用するなどの工夫を推奨します。
基本的に、配送料はウォーターサーバー・ペットボトルともに無料です。商品の代金以外にも高い配送料を求められるのではないか、と不安に感じる人も多いかと思いますが、ほとんどの場合配送無料で購入できると覚えておきましょう。
ただし、北海道や沖縄など一部地域では配送料が発生する場合もあります。購入金額によっては本州でも配送料を求められるサイトもあるため、購入前に必ず確認することが大切です。
ペットボトルの水は購入代金のみ必要になりますが、ウォーターサーバーの場合、レンタル料がかかるものもあります。購入ではなくレンタルでウォーターサーバーを利用する場合、必ず契約前に確認しましょう。
コスモウォーター社のウォーターサーバーならレンタル料は無料ですが、メーカーによっては1か月に500円~1,000円ほど料金が発生するものも。月々どれだけのコストをかけられるか事前に計算し、自分により適したものを選びましょう。
ウォーターサーバーとペットボトルどちらを選ぶか迷った際、コスト重視ならペットボトル、利便性重視ならウォーターサーバーがおすすめです。以下で詳しく紹介するので、ぜひ購入前の参考にしてください。
コストをなるべく抑えたい人はペットボトルがおすすめです。特に消費量が多くなればなるほど水の購入にかかるコストの差は大きくなるため、自分のニーズに合わせて慎重に選びましょう。
ウォーターサーバー1か月ぶんの配送量、ペットボトルの消費量をそれぞれ24Lと想定して比較します。コスモウォーター社のウォーターサーバーを利用する場合、1か月にかかるコストは水代4,104円(税込)+電気代474円=合計4,578円。ただし、電気代は最安値を目安にしているため、使用頻度や設置状況によっては高くなる可能性もあると覚えておきましょう。
ペットボトルの値段は、Amazonで販売されている「SOLIMO ナチュラルミネラルウォーター」を例に挙げて計算します。18mLあたりの値段が1,973円(税込)なので、24mLに換算すると1,973円×1.3=約2.564円(税込)。ウォーターサーバーと比べておよそ2,014円安く利用でき、大幅な節約が可能です。
コスト面よりも利便性を重視したいなら、ウォーターサーバーの利用を検討してみましょう。水代のほかにも電気代などさまざまな出費が発生するケースもありますが、そのぶん手軽においしい水を楽しむことができます。
また、仕事が忙しくペットボトルの水を毎回購入する手間を省きたい人や、非常時のために飲料水を確保しておきたい人にもウォーターサーバーはおすすめです。具体的なメリットについては後ほど詳しく解説するので、ぜひチェックしてください。
ウォーターサーバーには以下のようなメリットがあります。
以上4点について詳しく解説するので、実際に導入を検討している人は参考にしましょう。
ウォーターサーバーは、前述にも紹介したように、いつでも冷水・温水が飲めます。ウォーターサーバーには、冷水蛇口と温水蛇口が備えられているため、使用用途によって使い分けを行えます。
コスモウォーター社のスマートプラスの冷水・温水の仕様は、冷水6℃〜10℃で1.5Lの容量があります。一方で、温水は80℃〜90℃で0.75〜0.9Lの容量です。季節や室温によって変わりますが、だいたい30〜60分程度で使用できます。
冷やしたり温めたりするのに手間や時間がかかるペットボトル水と比較して考えると、ウォーターサーバーはわずらわしさを省ける利点があります。
ウォーターサーバーは、水を自宅まで届けてくれるため、重たい水をわざわざスーパーなどに買いに行く必要がありません。通販で購入しない場合、妊婦中や高齢者、子育て中の人にとって、水を買い出しに行くことは大きな負荷がかかります。玄関先まで水を届けてくれるのは、質の高いサービスです。
さらに、コスモウォーター社のスマートプラスのエコ配達に登録すると、不在時は玄関前など指定した場所に配達可能です。自宅でボトルの到着を待つ必要がありません。
反対に、ウォーターサーバーを使用する主なデメリットとして以下の3点が挙げられます。
契約してから後悔しないよう、事前にデメリットもしっかり覚えておきましょう。
基本的に冷水と温水機能を作動させるため、電気代が毎月かかります。電気料金の相場はひと月あたり400円〜1,000円程度です。
レンタル料は、メーカーによってかかる場合とかからない場合があります。料金がかかる場合でも1月あたり1,000円以内で利用可能です。電気代やレンタル料は、あくまでも一般例であり、メーカーが設定している料金には差があるため、注意が必要でしょう。
ウォーターサーバーには、一定期間に注文しなければならない毎月の注文ノルマがあります。お試しの使用期間がある場合には、1日何倍飲むのかを計算して1ヶ月の消費量を算出しましょう。
また、旅行や出張などで、留守にする場合はオプションも活用して調整できます。メーカーの利用規則によって、注文ノルマやオプションには差があるため、注意が必要でしょう。
ウォーターサーバーは契約期間内に解約する場合、利用期間によって違約金が発生する場合があります。違約金には幅があり、高いものだと20,000円する場合もあります。
例えば、コスモウォーター社のスマートプラスでは、規定利用期間以内に解約もしくは交換する場合は、サーバー引取手数料で16,500円(税込)、サーバー交換手数料9,900円(税込)の負担が必要です。
ペットボトルの水を購入するメリットとして、以下の3点があります。
順番に解説するので、ぜひ参考にしてください。
ペットボトルは水の料金以外に費用がかかることはないため、ウォーターサーバーと比べてもコスト面を抑えることができます。電気代やレンタル料などの基本的負担も掛からない上に、急に必要になる可能性がある修理費用などの心配もありません。コスト面の不安なく、使用できるのがメリットです。
自分の好きなペースや場所を選択して、思いのままに購入できます。ウォーターサーバーは毎月の注文ノルマがあるのに対し、ペットボトルは自分のタイミングで購入できます。
保管状況によってペットボトル本数の増減を調整したり、水の種類を変えたり各自で選択が自由にできることがメリットです。
ペットボトルは軽くて持ち運びに適しており、500ml水だと約500gで外に持ち運べます。万が一落とした時でも、衝撃が加わっても割れにくいです。
さらに、内容量が一目でわかるメリットもあります。一方で、ウォーターサーバーのボトルは12kgもあるため、持ち運びには適していません。
ペットボトルの水を購入するデメリットとして、主に以下の3点があります。
メリットとあわせて検討し、自分に適したほうを選ぶ際の参考にしてください。
災害が起きたとき、ペットボトルはスーパーマーケットなどに出向いても売り切れている可能性があります。自宅待機を要される状況では、ペットボトル水の購入に外出することさえできません。一方で、ウォーターサーバーは、一定の量の水を配送してくれるため、備蓄水の役割を果たすなど、いざというときに焦らなくてすみます。
いつでも冷水や温水を使用できる環境に魅力を感じた人は、ウォーターサーバーがおすすめです。手間がかからず、水を自宅や指定場所まで配送します。
水のコストを抑え、自由に持ち運びをして使用したい人には、ペットボトルがおすすめです。好きな場所で必要となる分だけ購入でき、水にかかる費用を抑えられます。
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