そこで、今回はウォーターサーバーのメリット・デメリットをあわせて紹介します。さらにデメリット解消法についても取り上げるので、導入検討中の人はぜひ参考にしてみてください。
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まずはウォーターサーバーを契約するとどんないいことがあるのか、そのメリットを5つに分けて紹介します。
ウォーターサーバーの水には、主にRO水と天然水の2種類があります。RO水は、水道水をRO膜という特殊なフィルターでろ過し、あらゆる不純物をカットした水のこと。無味無臭で雑味や癖のない味が特徴です。あとからミネラル成分が添加されたものもあり、この場合は味も感じられます。
天然水は、採水地から汲み上げた地下水にろ過・加熱処理などを施しつつ、天然由来のミネラル成分を残しているのが特徴です。口当たりが優しく、まろやかさや水のおいしさを感じられるのが魅力といえます。
どちらもおいしく飲めますが、新鮮で味わいのある水を飲みたい場合は天然水を採用したウォーターサーバーのほうがおすすめです。
ウォーターサーバーを導入する2つ目のメリットは、冷水と温水をすぐに用意できることです。夏場の帰宅後すぐに冷たい水を飲むことができ、冬場には白湯を飲んでほっと一息つくという使い方もできます。
お湯を沸騰させる手間や時間がかからず、80~90°の温水を手軽に出せるのはうれしいポイントです。ホットコーヒーやホットティー、またはカップラーメンを思い立ったときすぐに作れます。テレワークでコーヒーをよく飲む、休日にホットティーで一息つくという人にぴったりです。
また、ウォーターサーバーの温水は赤ちゃん用のミルク作りにも適しています。赤ちゃん用のミルク作りには、殺菌のために70°以上のお湯が必要です。ウォーターサーバーなら80~90°のお湯がいつでも出せるので、すぐにミルクを用意できます。
また、ボトルの処理方法はワンウェイ方式とリターナブル方式の2種類です。ワンウェイ方式なら、1本あたり約12Lのボトル容量でも、使用後は小さくたたんで資源ごみとして処分できます。ペットボトルのようにかさばらず、1本ずつラベルをはがす手間もかからないので、ごみ捨ての負担は軽減されるでしょう。
一方リターナブル方式では、ボトルを洗浄して再利用します。空のボトルは回収されるまで自宅で管理しなければならないので、置き場所の確保が必要です。
メーカーによって多数のカラーがラインナップしていることも。直線的なデザインから丸みを帯びた優しい雰囲気のもの、日本の木造建築に合いそうなデザインまで、インテリアとして活躍してくれそうなモデルが多数出ています。お部屋との相性を考えながら選ぶのも1つの手です。
備蓄水を継続的に確保でき、かつ定期的に新鮮な水が届くので消費期限を気にする必要もありません。一般的なペットボトルの保存水よりも楽に管理できます。
ウォーターサーバーの導入には、設置・保管場所の確保やコスト面でのデメリットもあります。契約後に後悔しないよう、これから紹介する5つのデメリットについて事前に確認しておきましょう。
ウォーターサーバーを導入するデメリットの1つ目は、サーバーの設置場所やボトルの保管場所の確保が困難な点です。よくある床置き型の場合、高さが100~130cm・横幅が25~40cmほどありスペースを取られてしまいます。特にワンルームの一人暮らしだと、圧迫感を感じるかもしれません。
また、排熱のために壁との間に10cmほど隙間を設ける必要があったり、近くにコンセントがないと使えなかったりするので、意外と設置できる場所が限られていることもあります。
サーバー本体だけでなく、予備のボトルや空きボトルを保管するスペースも必要です。部屋が広かったり倉庫を持っていたりすれば問題ありませんが、一人暮らしなどでスペースがあまり取れない場合は置き場所に困る可能性があります。
【ボトル交換の手順】
1.段ボールから取り出す
2.ボトルキャップを外す
3.サーバーにボトルをセットする
4.ボトルを固定する
5.ボトルカバーを被せる
5つほどの手順を経て取り付けるので、毎回この作業が発生すると考えると、少し面倒に感じる人はいるかもしれません。
また、ボトルは1本あたり12Lのものが主流です。12Lのボトルを持ち上げて設置するとなると、特に力に自信がない人はボトル交換が困難になる可能性もあります。やり方によっては、腰や膝を痛めてしまうかもしれません。
たとえば、コスモウォーターでは水代の月々4,104円+電気代の月々約474円=毎月4,578円のコストがかかります。
ワンウェイウォーターでは、水代の月々4,050円+電気代の約474円=毎月4,524円の費用を負担しなければなりません。
なお、オートクリーン機能など搭載されている機能によっては、さらに電気代がかさむこともあります。
たとえば、ワンウェイウォーターで最安値のプラスプレミアムを選んだ場合は、月3本以上が注文ノルマです。1本あたり12Lなので毎月36Lの水が届くことになります。
飲む量が少ないと、届いた36Lをひと月で消費しきれない可能性も。余ったボトルがどんどんたまり、置き場所に困ってしまうかもしれません。
特にウォーターサーバーの給水口には汚れ・ごみ・ホコリ・雑菌などが付きやすく、放置しておくと不衛生です。水受け皿やボトルの差込口周辺も水がたまりやすく、雑菌が繁殖しやすいところ。サーバーの背面にホコリがたまると、排熱を妨げてしまうこともあります。
そのため、サーバー本体は月1回程度、給水口と水受け皿は汚れやすいので週1回程度、水ボトルの差込口はボトル交換のタイミングでメンテナンスしなければなりません。
ここからは、上記で紹介したウォーターサーバーの5つのデメリットを解消する方法について紹介します。1つずつ具体的に解説するので、デメリットに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
たとえば、フレシャスのdewo miniは幅25cm・高さ47cm・奥行き29.5cmとなっています。コーヒーメーカーと同じくらいのサイズ感なので、一人暮らしの人でも圧迫感を感じることはないでしょう。
水のパックも4.7Lと軽量なので力に自信がない人でも扱いやすく、パックをストックしても従来型と比べて場所が取られないというメリットもあります。
そのほか、卓上タイプについて詳しく知りたい人は以下のページをご覧ください。
水道直結型は自宅の水道管から直接水をとるため、そもそもボトルがなくボトル交換の作業も発生しません。
初期費用・配送料・サーバーレンタル料・メンテナンス料などが無料のものを選べば、コストの問題はある程度解消されます。毎月かかるのは水代と電気代のみとしているメーカーなら、費用負担を抑えられるはずです。
水代についてもプランによっては安く抑えられます。たとえば、うるのんでは通常プランだと月々4,160円ですが、3年プランなら月々3,960円です。さらに妊娠中~未就学児がいる家庭なら、うるのん子育てプランを選ぶこともでき、月々3,240円で利用できます。ただし、上記のプランは解約金が発生するので注意しましょう。
電気代を抑えたい場合は、エコモードが搭載されているものがおすすめ。サーバーによってはエコモードを使うことで、最大60%消費電力をカットできることもあります。
なお、以下のページではおすすめの安いウォーターサーバーを紹介しているので、コスト面がネックになっている人はぜひチェックしてみてください。
注文ノルマがない都度注文のメーカーを選べば、水が余ってしまう問題はある程度解消されます。都度注文なら必要なタイミングで必要な分だけ頼めるので、水がどんどんたまってしまうような状態は防げるでしょう。
必要最低限の量を頼めるので、水代のコストを抑えられるというメリットもあります。ただし、一定期間注文がないと事務手数料が1,000円ほど発生することもあるので、その点は確認しておきましょう。
また、配送キャンセルや配送スキップができるかどうかも重要なポイントです。配送キャンセル・スキップができれば、余った水を使い切るまで配送を止めておけます。メーカーによっては、無料は年2回までで3回目以降は料金が発生するなど、コストがかかることもあるので注意してください。
自動メンテナンス機能を搭載したサーバーを使うか、訪問メンテナンスを利用することでメンテナンスの手間はある程度解消されるでしょう。自動メンテナンス機能は、サーバー内のメンテナンスのみなので、外側に関しては訪問メンテナンスを利用してみてください。
メーカーが無料で年に数回ほど訪問メンテナンスをしてくれるところもあります。有料のサービスでは、頼めば内側も外側もサーバー全体をきれいにメンテナンスしてくれるので、掃除が面倒な人は検討してみてください。
メリットに魅力を感じた人・デメリットを解消できると思った人は、さっそく自分に合ったウォーターサーバーを探してみましょう。
以下のページでは、ウォーターサーバーを比較検証しおすすめランキングを掲載しています。月々のコストや注文ノルマ、ボトル交換のしやすさ、メンテナンスについても触れているので、ぜひチェックしてみてください。
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