新しく掃除機を買う際にお得になる下取りサービス。古い掃除機を処分しつつ、新しく購入する掃除機の費用負担を抑えられます。しかし、どこで下取りしてもらうとお得なのか、下取り額はどのくらいなのかと気になりますよね。
そこで今回は、掃除機をお得に買い替える下取りの方法を解説します。家電量販店やメーカーで行っている下取りサービスの詳細や高く下取りしてもらうコツ、下取りできない掃除機の処分方法も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
大手家電量販店やメーカーでは、さまざまな条件で下取りを実施しています。下取り額や条件が異なるので、よく比較してどこに頼むか検討してくださいね。
大手家電量販店では、買い替えのタイミングに合わせて下取りを実施しています。お店によっては壊れた掃除機でも引き取り可能なので、詳細をチェックしましょう。
ジャパネットタカタでは、下取り値引きによって最大32,000円安く購入できます。買い替える機種で割引額が変わるので、お使いの掃除機の査定結果による変動はありません。
家庭用掃除機であれば、動かなくても付属品の欠品があっても下取りしてもらえます。紙パック式・サイクロン式・充電式・スティック・ハンディ・自動掃除機など、幅広い種類に対応している点も魅力です。ただし、業務用クリーナーやスチームクリーナーなど、一部対象外の機種もあるため注意しましょう。
下取りを利用する際は、注文時に「下取りを希望する」を選んでください。注文後は使わなくなった掃除機を箱に入れておき、新しい掃除機が届いたときに引き取ってもらえば完了です。
なお、回収時には900円の手数料がかかる点にはご注意ください。
コジマでは、掃除機の買い替え時に古い掃除機を小型家電リサイクルとして出すことで、最大5,000円の割引が受けられるキャンペーンを行っています。メーカーや壊れているかどうかを問わず、電気や電池で動く掃除機であればリサイクルの対象です。
割引を受けたい場合には、まずコジマの会員登録を済ませておきましょう。あとは小型家電リサイクル利用券(1,958円)と、指定家電製品を一緒にカートに入れて注文するだけで、自動的に割引されます。リサイクル券が届いたら、専用サイトから回収の申し込みを行い、古い掃除機をダンボールに梱包して発送するだけで旧掃除機の処分は完了です。
箱に入れる点数に制限はないので、ほかに不用品な家電製品があれば一緒に処分するとお得ですよ。新しい商品は購入せず、小型家電リサイクル利用券で処分だけを依頼することも可能です。
ビックカメラでは、対象の掃除機を買い替える際に最大5,000円の下取り値引きが受けられるキャンペーンを行っています。下取り値引きが適用されるのは、オンライン購入限定です。小型家電リサイクル券(1,958円)と新しく購入する掃除機を一緒にカートに入れると、割引が適用されますよ。
店舗の下取りサービスでは、買い替えの際に古い掃除機を無料で引き取りしてもらえます。持ち込みでも、配送時の下取りにも対応可能です。
なお、オンラインで購入する小型家電リサイクル券は、箱に入れる点数に制限がありません。ほかに処分したい小型家電があれば、一緒に詰めて送ると処分費用を抑えられますよ。
ヤマダ電機では、特定の条件を満たす掃除機を最大2,000円で買い取るキャンペーンを行っています。状態が良好な掃除機であれば、買い替え時の負担を少しでも軽くできることが魅力です。
対象となるメーカーは、東芝・日立・シャープ・パナソニック・ダイソン・三菱・ロボロック・ヤマダセレクト。2018年から2025年に製造された掃除機に限られます。ヤマダ電機の店舗に持ち込み、その場で査定を受けるスタイルです。
破損やサビがある場合や、指定する付属品が足りていない場合は買取不可となるため、掃除機の状態をしっかりチェックしましょう。また、買取の際には身分証明書の提示が必要なので忘れないようにしてくださいね。一部の店舗ではキャンペーンを実施していないため、事前の確認がおすすめです。
ノジマでは、新しい掃除機を買い替える際に古い掃除機を下取りに出すと、値引き+最大7万円のキャッシュバックが受けられるサービスを実施しています。年式は2015~2025年までですが、さまざまなメーカーの掃除機を下取りしてもらえますよ。
利用する際は、新しい商品を買う前に「下取りチェッカー」で査定金額を確認し、発行された下取り証明書を店舗で提示しましょう。査定額が1万円を超える場合は、オンラインでの本人確認が必要です。新しい掃除機を購入した後に旧掃除機の状態が検品され、査定金額が指定の口座に振り込まれます。
査定の結果、価格がつかない掃除機には「無料下取り受付票」が表示される場合があり、お得に処分できることがうれしいポイントです。また、ノジマのモバイル会員限定で、掃除機の購入時や購入から30日以内であれば、不要な掃除機を無料で処分するサービスも用意されていますよ。
メーカー独自の下取りキャンペーンを活用すると、公式ストアでの買い替えがお得になります。人気ブランドのアンカーをはじめとした、メーカーのサービスを確認していきましょう。
アンカーでは、使用中の自社製掃除機を下取りに出すと、公式オンラインストアやアプリで使える10%OFFクーポンがもらえるキャンペーンを実施しています。アンカーのプライムパス会員であれば、何度でも利用できることがうれしいポイントです。
対象となるのは、アンカー製のハンディ・スティック・ロボット掃除機。直販サイトや正規取扱店で購入したことが確認できる製品に限られます。もらったクーポンは、5,000円以上の買い物で利用できますよ。
下取りの申し込みは、アンカーのカスタマーサポートを通じて行います。購入証明が必要となるため、購入履歴やレシートなどを事前に準備しておくとスムーズです。手軽にお得な買い替えができるサービスなので、アンカー製品を長く使っている人はぜひ利用してくださいね。
アイロボットでは、不要になった掃除機を無料で引き取るサービスを実施しています。他社製品や壊れている機種も対象となるため、処分に困っている人にとってはうれしいサポートですね。
公式オンラインストアで対象の製品を購入し、カート画面で引き取りコード「trd2505」を入力するだけで、新規購入商品の配送時に旧掃除機を回収してもらえます。年式や動作状況に関係なく、家庭用掃除機であればスティック型・キャニスター型・ハンディ型など幅広く対応していますよ。
なお、1回の購入で引き取れるのは1台までです。引き取りコードの有効期限が2025年7月31日までなので、買い替え予定の人は期限内に利用しましょう。
スイッチボットでは、自社のロボット掃除機を購入したうえで、不要になった古い掃除機を下取りに出すと、購入金額の5%と送料がキャッシュバックされるお得なキャンペーンを実施しています。最大5台まで同時に申請できるため、まとめて処分したい人にもぴったりです。
国内で販売された家庭用掃除機が対象で、メーカーや年式、故障の有無も問いません。購入後14日以内に古い掃除機を発送し専用フォームから下取り申請すると、約20日以内に審査・キャッシュバックの手続きが行われます。
キャッシュバックはほかの割引やポイントとも併用可能なので、賢くお得に新しい掃除機を手に入れたい人におすすめです。
掃除機を処分したいときに気をつけたいことが、すべての家電量販店やメーカーで下取りサービスがあるわけではないという点です。たとえば、ヨドバシカメラ・ケーズデンキ・エディオンなどでは、掃除機の無料下取りや買取は行っていません。
下取りや買取を行っていない家電量販店では、古い掃除機の処分にはリサイクル回収が適用されることが多く、法定料金や店舗ごとの規定に基づいた費用がかかります。
<リサイクル回収にかかる費用>
なお、エディオンのフランチャイズ店舗では、小型家電の回収を行っていません。利用を考えている場合は、あらかじめ店舗に問い合わせておくとよいでしょう。
メーカーも下取りサービスを行っているところは限定されますが、期間によってはキャンペーンを実施する場合もあります。過去には、ダイソンとパナソニックでも下取りを実施していました。お得に処分したい人は、公式サイトで最新の情報をチェックしましょう。
少しでも高く掃除機を下取りしてもらうには、出す前の準備がとても大切です。少しの工夫で査定額がアップすることもあるので、下取り額を上げるためのコツを確認していきましょう。
掃除機を下取りに出す前には、掃除機の本体をしっかりお手入れして、きれいな状態に整えておきましょう。外観の汚れやほこりを取り除くだけでも、印象が大きく変わりますよ。
また、電源コードや専用アクセサリーなどの付属品がそろっていると、査定評価が上がる可能性があります。欠品があると減額の対象になることもあるので、忘れずに確認しておきましょう。
見た目だけでなく、フィルターやダストボックスなど内部の細かい部分まできれいにしておくことで、より丁寧に使っていた印象を与えられます。小さな心配りが、査定額の差を生むポイントです。
お得に下取りしてもらうなら、各社が実施するキャンペーン期間中や、新モデルが販売される前に利用するのがよいでしょう。
とくに販促を目的としたキャンペーン時には、下取り金額が通常より高く設定されることが多く、お得に買い替えるチャンスです。たとえばジャパネットでは、期間限定で下取り額が1万円から3万2千円にまで上がった例もありました。
お得な下取りキャンペーンは短期間で終了することもあるため、最新情報を見逃さないよう、公式サイト・DM・チラシなどでこまめにチェックしてくださいね。上手に時期を選んで下取りを利用すれば、お得に買い替えられますよ。
下取りサービスが利用できない掃除機でも、処分方法はいくつかあります。捨てる前に一度、売ったり引き取ってもらえる方法がないか検討しましょう。
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリやネットオークションでは、思いがけず高値で売れることがあります。家電量販店やメーカーの下取りよりも、高く買ってもらえる可能性があることが魅力です。
とくに動作に問題がなく外観がきれいであれば、数万円で取引されることもあります。ノズルや充電スタンドなどの付属品がそろっていると、より高値がつきやすいでしょう。また、本体だけでなく、部品単体で出品しても需要がありますよ。
ただし、個人間の取引になるため、配送時のトラブルや返品リスクに注意が必要です。傷の有無や動作の状態は、商品説明に詳しく記載しておいてください。
掃除機を早く、手間なく現金化したい人には、リサイクルショップや家電買取業者を利用する方法がおすすめです。店舗に直接持ち込めば、その場で査定・現金化できるケースもあります。出張買取や宅配買取に対応している業者もあり、自宅にいながら手軽に売却できる点も魅力です。
家電買取業者では、製品の状態やブランドに応じて、相場に基づいた適正な価格が提示されます。高性能なコードレス掃除機なら、高額査定に期待できるでしょう。
業者によっては、故障していても買取や引き取りに対応しています。ただし、製造から10年以上経過した機種や、明らかな故障があるものは基本的に買取の対象外です。事前に電話やWebで査定できるかどうか確認しておいてくださいね。
掃除機を下取りや買取に出せない場合は、自治体のゴミ回収や不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法があります。自治体に回収を依頼する場合は、費用や処分方法が地域によって異なるため、事前に確認しましょう。たとえば、新宿区では収集に400円、台東区では持ち込みで200円の費用が必要です。
また、一辺が50cmを超える掃除機は「粗大ゴミ」として扱われることが多く、ロボット掃除機などが該当するケースもあります。ハンディクリーナーなどの小型掃除機は「不燃ゴミ」で出せることもありますが、充電式のものは「有害・危険ゴミ」として分類されることもあるため、注意しましょう。
不用品回収業者を利用する場合は、かご車や軽トラック1台分など積載量に応じたパック料金制が一般的です。掃除機1台で300円程度から依頼できる業者もありますが、量が少ないと割高になるケースもあります。複数の不用品とまとめて依頼するか、事前に見積もりを取っておくとよいでしょう。
毎日使うからこそ、掃除機の寿命が気になるという人は多いもの。壊れて利用できなくなる前に、早めに買い替えるべきか気になる人も多いでしょう。そこで今回は、掃除機の寿命と買い替え時期をわかりやすく解説します。修理方法や処分方法もあわせて紹介するので、掃除機を長く使用している人はぜひチェックしてくださいね。
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