従来の光回線よりも、圧倒的に速いといわれている10ギガ。通信速度が遅いと悩んでいる人のなかには、変更を検討している人も多いでしょう。しかし「10ギガにしても意味がない」という意見もあるため、通信環境があまり変わらないのではないかと気になりますよね。
そこで今回は、インターネット通信に10ギガは必要なのか解説します。1ギガと比較してどれくらい速いのかや、変更する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また自身が行う検証の中で通信会社の公表値と異なる数値も発表、わかりにくいと言われる通信サービスだからこそ、理解しやすく信頼できるコンテンツの企画制作を心掛けている。
光回線おすすめTOP5
10ギガは頻繁に大容量データを送受信する人や、複数人で通信する人にはおすすめです。通信が安定しやすくなり、快適なインターネット環境を整えられます。
10ギガとは、最大通信速度が10Gbpsのインターネットサービスのこと。従来の光回線よりも快適に使える可能性が高いのは、以下のようなシーンです。
サイトの閲覧やビデオ会議などは、10〜100Mbps(0.01〜0.1Gbps)程度の通信速度でも基本的に問題ありません。少人数世帯でネットサーフィンや動画視聴程度でしかインターネットを使わないなら、オーバースペックになる可能性が高いでしょう。使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。
10ギガの魅力は、通信速度が速くなるだけではありません。より多くのデバイスを接続できたり、多くの人がインターネットを使う時間帯でも低速になりにくかったりと、多くのメリットがあります。特徴を把握したうえで、契約するか検討しましょう。
10ギガの最大の魅力は、通信速度を改善できて快適なインターネット環境を整えられること。理論上では従来の光回線である1ギガよりも10倍高速なので、多くのデータをより短時間で送受信できます。
1Gbpsや10Gbpsはあくまで規格上の最大値です。回線の混雑状況や機器の仕様によって低下することもありますが、1ギガよりも4〜6倍ほどは速く通信が行えるでしょう。
有線LAN接続にすると、さらに速くなる可能性もあります。スペックを最大限に引き出したいなら、10ギガ対応のLANケーブルを用意して有線で接続しましょう。
10ギガなら複数のスマホ・パソコン・家電製品などを同時に接続しても、安定した通信が可能です。一度に送受信できるデータ量が大きいので、複数端末の通信に対応できます。
たとえばビッグローブ光の10ギガは最大32台、ルーターによっては200台まで同時接続が可能です。一方で、1ギガの同時接続数は最大15台まで。利用環境や回線の混雑状況によっては、さらに少なくなることもあります。
1ギガで複数の端末を接続すると、データの渋滞が発生し通信が遅くなることも。同居人数や通信が必要な家電製品が多いなら、10ギガを選ぶとよいでしょう。
混雑する時間帯でも、10ギガであれば通信速度が低下しにくくなります。ネットワークの帯域が広いぶん、インターネット利用者が多い時間帯でも圧迫されにくいためです。
インターネット回線は、データの行き交う道路に例えられます。道路で交通量が増えると渋滞して車が動かなくなるように、回線利用者が増えればデータを送受信するスピードも落ちるもの。10ギガなら道路の幅が広くなるので、安定した高速通信が可能です。
20〜24時はとくにアクセスが集中する時間帯ですが、10ギガなら混雑の影響を受けず快適に使える可能性が高いでしょう。
10ギガは提供エリアが限定的であるうえに、工事や対応機器が必要になることもあります。注意点を確認したうえで、実際に契約すべきか検討しましょう。
住んでいる場所によっては、そもそも10ギガを契約できないことがあります。1ギガと比較すると提供エリアが限定的なので、契約前によく確認しましょう。
10ギガの提供エリアは、首都圏を中心とする一部地域に限られています。対応している県であっても、利用可能なエリアと利用できないエリアに分かれているので、各光回線事業者の公式サイトで確認してから申込みましょう。
集合住宅に住んでいる場合は、建物自体が10ギガの回線設備に対応可能か管理会社に確認してください。戸建てであれば最寄りの電柱から自宅に直接引き込み工事を行えるので、許可は不要です。
10ギガを使うなら、回線工事の予約や10Gbps対応機器の用意などが必要です。10ギガの通信性能を活かすために欠かせないので、必要なものを確認したうえで準備しましょう。
回線工事は、事前に光回線事業者に連絡して予約する必要があります。事業者によって異なりますが、工事費は22,000円ほど。実質無料になるキャンペーンや、1ギガからの変更で無料になる事業者もありますよ。
工事を実施したら、Wi-Fi6以上に対応できるWi-Fiルーターと、カテゴリ6a以上の規格に準拠したLANケーブルを用意しましょう。各光回線事業者やプロバイダ事業者で、レンタルも可能です。すべての準備を整えて利用を開始できるまでは1か月半ほどかかるので、10ギガを契約する際は早めに申込むことをおすすめします。
10ギガの月額料金は1ギガプランより100〜1,000円ほど高額なので、ランニングコストがかかる点に注意しましょう。ベーシックなプランと10ギガプランの月額料金の差は、以下のとおりです。
<おもな光回線事業者の月額料金>
キャンペーンを適用すれば、期間限定で10ギガプランをお得に利用できる光回線もあります。たとえばSoftBank光やドコモ光では、契約後6か月間は月額500円で利用が可能です。気になる人は、各事業者の公式サイトにてキャンペーン内容をチェックしてくださいね。
利用中の光回線が遅いと感じるなら、10ギガに変更する前に利用機器をチェックしましょう。
近年のスマホ・パソコン・タブレットなどの端末は、新しいWi-Fi規格である11acに対応しています。端末を高速で使うには、Wi-Fiルーターも11acに対応しているものに変更しなければなりません。従来の11n対応モデルから変更すると、理論上では最大約11倍速くなり通信速度の改善に期待できます。
機器を長年利用している場合は、平均寿命を超えていないかも確認しましょう。一般的なWi-Fiルーターの平均寿命は2〜5年です。寿命を迎えると接続が途切れたり、通信速度が低下したりするので、早めに交換しましょう。
利用環境を整えることも大切です。たとえば、Wi-Fiルーターとパソコンなどの端末の距離を近づけると、通信速度が速くなることもあります。電波が届きにくい場所で端末を使いたい場合は、無線LAN中継器も活用してみましょう。
新しいWi-Fiルーターや無線LAN中継器の導入を検討しているなら、以下のコンテンツもチェックしてみてくださいね。
現在利用中の光回線が遅い場合は、乗り換えることで通信速度が改善する可能性があります。しかし、どの光回線なら快適に利用できるのか、自分の利用状況に適しているのかわからず、なかなか手続きに進めない人も多いでしょう。
以下のコンテンツでは、人気の光回線をおすすめ順にランキング形式で紹介しています。通信速度の速さはもちろん、お得なキャンペーンも紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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