業務用冷蔵庫のおすすめ人気ランキング【2025年】

縦型の業務用冷蔵庫は、限られたスペースで食材を大量保存したいカフェやレストランにおすすめです。上下にドアを搭載した縦長設計を採用し、製品によって2ドア・4ドア・6ドアとラインナップも豊富。肉や魚など、異なる食材を分けて保存したいときにも役立ちます。

ドア数は、設置場所の空きスペースや作業動線を考慮して選びましょう。ドア数が多いと横幅も広くなり、6ドアでは容量次第で2m近くになるものもあります。ドアを開けた際に作業の邪魔にならない位置に置けるのが理想です。

そのほか、客席スペースやレジ横など、見た目にこだわりたい場所にはおしゃれなショーケース型も便利。ガラス扉で常に中身が見えるため、惣菜やお弁当などの出来合い品やドリンクの展示に向いています。ガラスの曇りをとる送風音が気になる場合は、BGMを流すなどの工夫を行うとよいでしょう。

保管したい食材の量が少ない人には、横型がうってつけです。天板が低く作業台代わりに利用できるうえ、作業中の食材の取り出しもスムーズ。ドア数は2ドア・3ドアが一般的です。引き出し式やスライド式も販売されており、厨房が狭いカフェやラーメン屋などでも導入しやすいでしょう。

作業用に使うなら、750mm程度の奥行が確保されているかチェック。調理器具も並べやすく作業が捗るでしょう。高さは、一般的な調理台と同じ800mmに設定された製品がほとんど。縦型では食材が入りきらなくなったときに、作業台兼セカンド冷蔵庫としての導入もおすすめです。

業務用冷蔵庫を業務へスムーズに導入するためにも、設置・搬入しやすいサイズ選びが重要です。冷蔵庫は放熱のためのスペースが必要となり、壁から1cm以上間隔を空けて設置しなければなりません。特に側面はドアを十分に開けるよう、2～3cm程度余裕をもって空けておくとよいでしょう。

スペースが確保できても、搬入ができないと設置できません。冷蔵庫の幅＋10cmほどを目安に、玄関や通路といった搬入経路の幅を事前に確認しておきましょう。

食材を十分に保管できるよう、収納スペースの容量も確かめておきましょう。冷蔵庫の容量表示には定格内容積・収納スペースの2種類があり、定格内容積は引き出しや棚などをすべて取り外したときの容量です。実際に食材が入る収納スペースは定格内容積よりも小さいため注意しましょう。

冷蔵・冷凍・チルドなど、取り扱う食品に合わせてドアごとの仕様も要チェック。同じ4ドアでも冷蔵2・冷凍2、冷蔵3・冷凍1など製品によって配列が異なります。肉類・魚類の冷凍保存が多いなら、冷凍室を多めに搭載したものを選ぶとよいでしょう。

野菜や肉類など、特定の食材を大量に取り扱うなら、冷蔵のみ・冷凍のみに対応した製品もおすすめです。1つの機能に特化するぶん無駄なスペースがありません。冷蔵・冷凍兼用の製品ではスペースが足りなくなったときのセカンド冷蔵庫としても便利ですよ。

設置後の作業に支障が出ないよう、ドアの開き方を決めておくことも大切です。右開き・左開きのドアタイプを選ぶなら、ドアが壁側に開くものをチョイス。作業スペースに向かって開くため取り出しやすく、頻繁に開閉しても通行の邪魔になりません。

食材の取り出しやすさで選ぶなら、センターピラーレス型の観音開きタイプがうってつけです。庫内中央の柱がないため、ブロック肉や大型の魚などの大きな食材の収納もスムーズ。ただし、柱付きのものに比べると、5～10万円ほど価格が上がる場合があります。

そのほか、ドアの寸法もチェックしておきたい要素のひとつです。ドアを開いた状態では前を通れないなどのトラブルがないよう、事前に確認しておきましょう。