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CANON PIXUS TS8630をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

キヤノン製インクジェットプリンターのハイスペックモデル、CANON PIXUS TS8630。インターネット上では「買い換えたら印刷速度が飛躍的に速くなった」など高評価の口コミが多く見られますが、「インクが高い」「写真印刷の色が暗い」など気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。


  • ランニングコストの安さ
  • 文書プリントのきれいさ
  • 写真プリントのきれいさ
  • 印刷の待ち時間の少なさ
  • 使い勝手


さらに、人気のキヤノン GX4030やPIXUS TS8730などのインクジェットプリンターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、インクジェットプリンター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年06月02日更新
田口朱凜
ガイド
元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当
田口朱凜

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。

田口朱凜のプロフィール
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自社施設

目次

はじめに結論!写真をきれいに印刷したい人に。6色インクで細かな部分まで忠実に再現できる

キヤノン
PIXUSインクジェットプリンターTS8630BK

2022/11/10 発売

26,800円

インクジェットプリンター
自動電源オン機能不明
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応不明

CANON PIXUS TS8630は、高品質な写真印刷ができる6色インクの商品をお探しの人におすすめです。「写真印刷の色が暗い」との口コミに反し、6色インクで細かな色の違いをしっかり表現できるのが特徴。実際に印刷物を見たモニターからは発色のよさが好評でした。遠くの景色や人物の髪の毛までつぶさず正確に印刷し、比較したなかでも写真品質の高かったキヤノン製品と比べてもトップクラスの美しさです。


使い勝手の面でもハイスペックモデルらしい充実の機能が満載。比較したうちの3分の1ほどにしか搭載されていなかったSDスロットに対応し、カメラから抜いたデータを直接印刷できます。自動両面印刷や珍しいディスクレーベルプリントも備え、幅広いシーンで活躍するでしょう。


商品によって大幅に差が出た印刷速度も、比較したなかでは速めでした。10枚の印刷物ならモノクロで83秒、カラーで108秒で印刷できます。5枚の写真印刷は181秒で、メーカーが高速化を謳ったとおりの実力といえるでしょう。自動電源オン機能にも対応し、スマホやPCから指示するだけで本体に触れずに印刷できるのも時短に繋がります。


文書プリントもきれいな仕上がりです。特に発色に優れており、モノクロ・カラー印刷ともに視認性の高いくっきりはっきりした印象の資料が作れます。カラー印刷では同系色の色の違いが遠目でも判別できるほどでした。一方で、精細さ・正確さにはやや欠ける部分があり、モニターからは「ぼやけやかすれが気になる」という感想が挙がっています。


インクのランニングコストがカートリッジ式としては安いのも利点です。L版写真は1枚22.9円で印刷できるため、お店で印刷するよりもコストを抑えられるでしょう。同社の大容量タンク式にはL版写真を6円程度で印刷できるG3370BKもありますが、写真印刷では品質の高さと安さの両立は難しいため、導入する目的に合わせて選ぶことが大切です。


公式サイトの本体価格は税込32,450円(※執筆時点)。本体価格を安く抑えやすいカートリッジ式ながら、ハイスペックモデルのため大容量タンク式並みの価格帯です。しかし、ランニングコストは比較的安いため、高い写真印刷品質を期待するなら候補のひとつになるでしょう。仕事用に大量印刷が必要な人は、ほかの商品をチェックしてみてください。

CANON PIXUS TS8630とは?

CANON PIXUS TS8630とは?

今回紹介するのは、国内のインクジェットプリンター市場で高いシェアを誇るキヤノン(CANON)のPIXUS TS8630。コンパクトボディに豊富な機能を搭載した、高画質ハイスペックモデルです。印刷の質を落とすことなく、写真プリントの速度アップを実現したと謳っています。


スマホとの親和性も高く、ダイレクト接続はスマホでQRコードを読み取るだけで完了。PCを経由せずにスマホだけで印刷できるアプリが豊富に揃い、編集や共有・オリジナルアイテムのプリントやネイルシールプリントまで、幅広いコンテンツが楽しめるのも特徴です。

2022年11月発売。写真印刷の高速化を実現した高密度プリントヘッド技術「FINE」を搭載

2022年11月発売。写真印刷の高速化を実現した高密度プリントヘッド技術「FINE」を搭載
出典:cweb.canon.jp
発売日は2022年11月。なお、本商品の後継機として2023年10月にPIXUS TS8730が発売されています。

純正インクは、写真に強い染料インクと文字に強い顔料インク。鮮やかな写真とくっきりした文字が強みです。また、より美しく速いプリントを可能にする高密度プリントヘッド技術「FINE」を搭載し、インクの粒を極小化して正確・安定な吐出を実現したとしています。


用紙の表と裏を入れ替えることなく両面を印刷できる「自動両面プリント」も搭載し、大量印刷も手間なく完了。AirPrintやMopriaにも対応していて、プリンタードライバー不要でスマホと接続するだけですぐに使えます。


スペック詳細

  1. 発売日|2022年11月
  2. 価格|税込32,450円(※公式オンラインショップ参照・執筆時点)
  3. サイズ|幅372×奥行345×高さ142mm(カセット収納時、トレイ・突起部含まず)
  4. ディスクレーベルプリント|〇
  5. Wi-Fiダイレクトプリント|〇
  6. QRコードプリント|〇
  7. クラウドプリント|〇
  8. AirPrint対応|〇
  9. ADF対応|‐
  10. SDスロット|〇
  11. 両面印刷|〇
  12. スキャン機能|〇
  13. コピー機能|〇

2つの給紙トレイに同時に100枚ずつセット可能。自動電源オンやAmazonアレクサにも対応

インクは6色タイプ。6色がそれぞれ独立したカートリッジになっているため、無くなった色だけを交換できます。インクタンクサイズは標準容量のほかに、印刷機会が多い人のための大容量タイプもあり、1枚あたりにかかる費用がよりお得になりますよ。

最大用紙サイズはA4、最大給紙枚数は後トレイ・前カセットそれぞれに普通紙なら100枚ずつ収納できます。後トレイに入れられる郵便はがきは最大で40枚です。


5GHzの高速通信による自動電源オン機能搭載で、PCやスマホからプリントを指示するだけで印刷を自動で開始。排紙トレイは自動で開閉するので、本体に触れずにスピーディに印刷できます。


スマートスピーカーのAmazonアレクサにも対応しているため、声でのプリントも可能です。電源オンオフはもちろん、プリンターの状態を確認したり、ぬりえやチェックリストなどさまざまなテンプレートも声で印刷できますよ。

感度のよいタッチパネルでわかりやすい。直感的に操作できる

カラーはブラック・ホワイト・レッドの3色展開。それぞれ天面にはさざなみのテクスチャが施され、汚れの目立ちにくさとともにやわらかい印象を与えます。

幅約37cmというコンパクトサイズのなかには、4.3型タッチパネルを搭載。パネルが設置されているフロント部は角度が自由に調整できるため、見やすい角度で操作できます。細かい設定が苦手でも、「かんたんモード」に切り替えればより直感的に基本的な機能を使えますよ。

実際に使ってみてわかったCANON PIXUS TS8630の本当の実力!

今回はCANON PIXUS TS8630を含む、インクジェットプリンター全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. ランニングコストの安さ
  2. 文書プリントのきれいさ
  3. 写真プリントのきれいさ
  4. 印刷の待ち時間の少なさ
  5. 使い勝手

カラー資料は1枚12.7円かかる。カートリッジ式としては比較的安い

カラー資料は1枚12.7円かかる。カートリッジ式としては比較的安い
ランニングコストの安さを検証するため、2023年7月現在の各メーカー公式オンラインショップの発表を参考に、印刷コスト表示・インクの販売価格を確認。「家庭用インクジェットプリンタの印刷コスト表示に関するガイドライン」(参考:JEITA)に則って評価しました。


その結果、モノクロ資料は1枚4.5円、カラー資料は1枚12.7円、L版写真は1枚22.9円で、「インクが高い」という口コミに反してカートリッジ式としては安めという結果に。比較したカートリッジ式の商品にはカラー1枚に約20円かかるものも散見されましたが、いずれもコンビニなどで印刷するよりお得です。


ただし、大容量タンク式の商品と比較すると、その差は明らか。本商品の1gあたりのインクの価格が174.3円だったのに対し、大容量タンク式の多くは10~20円程度におさまります。たとえばキヤノンの上位商品GX4030は、モノクロ1枚0.9円、カラーでも1枚2.2円とかなり安くすみました。


大量に印刷するなら大容量タンク式のほうがお得ですが、本体価格も含めたトータルコストで考えるのが大切です。印刷頻度がそれほど多くなければ、カートリッジ式のほうが結果的にお得な可能性もあります。ただし、本商品はハイスペックモデルのため、本体の価格設定はやや高めな点は要確認です。

モノクロ・カラーともに発色は良好。カラーの図表はきれいだが、文字のにじみが気になる

モノクロ・カラーともに発色は良好。カラーの図表はきれいだが、文字のにじみが気になる

次は、文書プリントのきれいさの検証です。


20代の男女5人にモニターとして参加してもらい、モノクロプリント・カラープリントで実際の印刷物をチェック。くっきりとした色が出ているか、かすれやぼやけなどはないか、カラープリントは色ムラがないかなど、チェックポイントに従って評価しています。


なお、設定はすべて標準・普通モードで行いました。

キヤノンならではの発色のよい黒が魅力。小さい文字のぼやけが気になる

キヤノンならではの発色のよい黒が魅力。小さい文字のぼやけが気になる
モノクロ資料を印刷したところ、黒の発色のよさがモニターから好評。「くっきりはっきりしている」との声が多く、満足度は高めです。比較したなかにはグレーや白っぽさが気になるものもありましたが、キヤノン製のインクジェットプリンターの多くは黒の発色がよい傾向がありました。

発色についてのモニターコメント

  1. 「黒のインパクトが強く、黒字が見やすかった。黒と白のグラデーションは滑らかとはいえない」(男性・20代)
  2. 「くっきりと濃い黒色が表現されていて、ぱきっとしたメリハリを感じられてよい。グラデーションもやや弱いもののしっかり表現されている」(男性・40代)
  3. 「黒がかなり濃くはっきり印刷されており、発色がかなりよい印象。図など近くでよく見てもムラがない。相手に見せる資料を作る際に使いたいと思えた」(女性・20代)
  4. 「黒の濃淡がはっきり出ていて見やすかった」(男性・20代)
コメントは一部抜粋

ただし、精細さについては「ぼやけやかすれが気になる」といまひとつ。文字サイズが小さくなるほど見にくさを指摘する声が多く挙がりました。地の文程度のフォントサイズを読むには問題ありませんが、全体的には惜しい仕上がりです。


精細さ・正確さについてのモニターコメント

  1. 「文字の背景に影のような暗さが残っている、文字が大きければ問題ないが、小さくなると霞むような印象」(男性・20代)
  2. 「文字サイズが小さくなるにつれて所々かすれているように見えたり、輪郭がぼやけて見えた」(男性・40代)
  3. 「ぱっと見はきれいだが、よく見ると文字がほんの少しぼやけて見える。文字の輪郭がはっきりしていない箇所もあった」(女性・20代)
  4. 「輪郭がぼやけているせいか最小のフォントでは見えにくかった。図柄にはかすれも見られた」(女性・20代)
コメントは一部抜粋

カラー資料は、似た色の違いもしっかり表現できた。文字はぼやけ気味

カラー資料は、似た色の違いもしっかり表現できた。文字はぼやけ気味

カラー資料についても、モノクロ印刷と同様に発色のよさが高評価に。はっきりした色味のため、モニターから「遠目でもすぐに判別できる」「似た色の境目もわかりやすい」といった感想が聞かれました。


比較したインクジェットプリンターは、インクの色数が4色または6色のもの。色数が豊富だと細かな色の違いが再現されやすい傾向があり、6色インクタイプの本商品も、4色タイプに比べて同系色の色の違いがしっかり表現できていたと考えられます。


発色についてのモニターコメント

  1. 「全体的にコントラストが高くはっきりとした色味。年齢層が高い人も識別しやすそう。色味の再現は完ぺきではないものの、常用に耐えるレベルだと思う」(男性・20代)
  2. 「グラフなどで色と色が隣り合っている場合もぼやけていないので、見やすさを感じた。同系色でも濃淡がそれなりにはっきりしているので、境目がわかりやすいと思えた」(男性・40代)
  3. 「色の違いがはっきりわかり、濃さも十分あった。似ている色が隣り合わせになっている箇所も、遠目で見てすぐに判別できるくらいだった」(女性・20代)
  4. 「全体的に元データと比べて発色が弱く、色が薄れて見えた」(男性・20代)
コメントは一部抜粋

一方で、精細さにはやや欠けました。全体的な図表にズレなどは見られないものの、文字がぼやけたりかすれたりとかすんでいる印象を受けたモニターが多数。「提出書類には使いたくない」という意見も複数あがる結果でした。


精細さ・正確さについてのモニターコメント

  1. 「背景色のあるフレーム内で黒字を使っている箇所で、文字が霞んでいる印象。小さなデザインなども少し荒く印刷されている」(男性・20代)
  2. 「全体的に細い線の文字はかすれているようで見にくい。グラフや図の色ムラやズレは気にならないが、文字に関してはぼやけたりかすれたりで読みにくさを感じた」(男性・40代)
  3. 「図形の輪郭・曲線もはっきりしていたが、アルファベットの曲線が消えたり欠けたりして見えることがよくあり、精細さはないと感じた」(女性・20代)
  4. 「表やグラフが色のムラなくきれいに印刷されていた一方、薄い色のぼやけが顕著に出ており、白抜き文字が特に見にくかった」(男性・20代)
コメントは一部抜粋

発色・精細さ・正確さすべて良好。きれいな写真印刷ができる

発色・精細さ・正確さすべて良好。きれいな写真印刷ができる

次は、写真プリントのきれいさの検証です。


カメラ・写真が趣味の20代以上の男女5人がモニターとして参加し、各プリンターでFUJIFILMはがき用紙の光沢面に印刷した写真をチェック。鮮やかさや色の違い、かすれや再現性などを比較して評価しました。なお、設定はすべてきれい・高画質モードで行っています。

6色インクタイプの力を発揮。発色が豊かでコントラストが美しい

6色インクタイプの力を発揮。発色が豊かでコントラストが美しい
写真プリントのきれいさは際立っており、モニターの満足度は比較したなかでもトップクラス。「淡い色・鮮やかな色ともに忠実に再現できている」と好評です。文書プリントと同様、発色のよさが絶賛される結果となりました。紅葉の写真は鮮やかな赤と影になった黒の部分の対比が見事です。

4色タイプのなかにはぼやけた印象になるものもありましたが、本商品は6色インクタイプのため、細かな色の違いがしっかり表現できています。「写真印刷の色が暗い」という口コミのように彩度が落ちているという意見もあり、元データを完全に再現できているとはいい切れませんが、写真印刷メインの人は有力候補になるでしょう。


比較したところ、文書プリント・写真プリントのどちらも高評価という商品はほぼありませんでした。購入の際は使用目的に応じて重視するポイントを確認してみるのがよさそうです。


発色についてのモニターコメント
  1. 「淡い色・鮮やかな色ともに忠実に再現できている」(女性・20代)
  2. 「紅葉の鮮やかさがあり、暗いところはしっかり暗くなっている。特に黒がはっきりしており、きれいさが際立っている。人肌も自然」(男性・20代)
  3. 「どの写真も全体的にやや暗めで元データより若干彩度は落ちているものの、人の肌や空などは自然な色味かつ、紅葉の写真は黒色がきれいに出ていてコントラストが美しい」(女性・30代)
  4. 「肌の赤みもきれい。年賀状の背景のグリーンも照明の色温度を感じる」
  5. 「自然な発色でありつつ、色の差異がしっかり表現できている。ぱきっとした発色で非常にきれい」
コメントは一部抜粋

遠景や髪の毛まで、細かな部分をはっきり描写

遠景や髪の毛まで、細かな部分をはっきり描写
文書プリントでは伸び悩んでいた精細さ・正確さについても、写真プリントは細部まで描写できており高評価に。風景写真なら遠景、人物写真なら髪の毛の先に至るまで、微細な部分をつぶすことなく印刷しています。モニターからも「暗色に多いノイズがかなり少ない」と好評でした。

なお、後継モデルのPIXUS TS8730はさらに印刷品質が進化し、比較したなかでも突出したきれいさでした(※執筆時点)。一方、同社モデルのなかには解像感が低くのっぺりとした印象になるものも。写真にこだわる人は参考にしてみてくださいね。


精細さ・正確さについてのモニターコメント
  1. 「インクの跡もそんなに見えないし、文字や装飾もきれいに印刷できている」(女性・20代)
  2. 「かすれは一切感じられないうえに、海の写真では遠景まで全然つぶれていない」(男性・20代)
  3. 「小さく写る人や髪の毛の細部まではっきり印刷されている。黒いところもつぶれたりしていない」(女性・30代)
  4. 「肌が滑らかで粒子の細かさを感じる。服のシワの影も、グレーインクが使われているからか階調が多い」
  5. 「暗色に多いノイズがかなり少ないと思った。ゼロではないがほとんど目立たない。人の髪の毛の先の方まで描写できている」
コメントは一部抜粋

電源が自動で入り、印刷速度も速い。両面印刷など便利な機能も豊富に搭載

電源が自動で入り、印刷速度も速い。両面印刷など便利な機能も豊富に搭載

最後は、印刷の待ち時間の少なさ・使い勝手の検証です。


モノクロ・カラー印刷は10枚ずつ、写真印刷は5枚ずつを1セットとし、給紙開始時点から印刷終了までかかった時間を3セットの平均で評価。自動電源オン機能がある場合は加点を行っています。


使い勝手については、トレイの数・両面印刷・コピーやスキャン機能の有無など、機能面に関する項目をチェックして点数づけを行いました。

自動電源オン機能で本体に触れずに印刷開始。モノクロ10枚を83秒で印刷できる

自動電源オン機能で本体に触れずに印刷開始。モノクロ10枚を83秒で印刷できる
印刷にかかった時間は、モノクロ印刷10枚に83秒、カラー印刷10枚に108秒、写真印刷5枚に181秒と十分な速さ。「買い替えで印刷速度が飛躍的に速くなった」との口コミどおり、比較したキヤノン製の商品のなかでも速めです。

比較したところ、印刷速度は商品によってかなり差がありました。速いものでモノクロ10枚を52秒、写真印刷5枚を57秒で行う商品がある一方、モノクロ10枚に124秒、写真印刷5枚に350秒もかかる商品も。ただし、印刷品質とは相関関係にあるわけではありません。


本商品は、自動電源オン機能にも対応しています。スマホやPCからプリントを指示するだけで、自動で電源を入れてそのままプリントがはじまります。排紙トレイは自動で収納するので、急いでいるときに本体に触れる必要がなく、時短に繋がりますよ。

SDスロットを搭載。メモリーカードから直接印刷できる

SDスロットを搭載。メモリーカードから直接印刷できる
使い勝手の面でも機能性が充実しており、高評価を獲得。複数枚の原稿を自動で送るADF機能こそありませんが、それ以外のチェック項目すべてを搭載していました。比較した3分の1ほどの商品にしか備わっていなかったSDスロットにも対応していて、PCを起ち上げずに直接印刷できるのもポイントです。

原稿の裏表を入れ替える手間なく両面を印刷できる、両面印刷にも対応。給紙口として同時にセットできる前後トレイや、Wi-Fi機能も装備しています。

比較したなかでも搭載が少なかった、BD・DVD・CDに印刷できるディスクレーベルプリントに対応しているのもポイント。思い出をディスクに撮りためているなら、整理しやすさに一役買ってくれますよ。


  1. 前トレイ|◯
  2. 後トレイ|◯
  3. 両面印刷|◯
  4. コピー・スキャン機能|◯
  5. ADF対応|✕
  6. SDスロット|◯
  7. Air Print対応|◯
  8. クラウドプリント|◯
  9. ディスクレーベルプリント|◯
  10. Wi-Fiダイレクトプリント|◯
  11. QRコードプリント|◯

CANON PIXUS TS8630の詳細情報

キヤノン
PIXUSインクジェットプリンターTS8630BK

2022/11/10 発売

インクジェットプリンター 1
インクジェットプリンター 2
インクジェットプリンター 3
インクジェットプリンター 4
インクジェットプリンター 5
インクジェットプリンター 6
インクジェットプリンター 7
最安価格
26,800円
中価格
最安価格
26,800円
中価格
自動電源オン機能不明
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応不明
色数
6色
印刷スピード(モノクロ)
印刷スピード(カラー)
印刷スピード(ハガキ)
稼動音
A4カラー文書印刷コスト(標準)
A4カラー文書インクコスト(大容量)
372mm
奥行345mm
高さ142mm
重量6.6kg
インクタイプカートリッジ
最大用紙サイズA4
給紙トレイ不明
解像度4,800×1,200dpi
自動両面印刷対応(ハガキ対応)
SDカードスロットあり
ADF機能不明
最大給紙枚数(普通紙)200枚
クラウドプリント対応
スマートスピーカー対応
最大給紙枚数(ハガキ)40枚
Mopria対応
ディスクレーベルプリント機能
フチ無し印刷可能
Wi-Fi対応
スマホ対応
消費電力不明
AirPrint対応
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CANON PIXUS TS8630の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

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    販売価格:26,800円

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    販売価格:26,980円

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    イートレンドヤフー店
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    販売価格:26,980円

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    中古 アウトレット Joshin日本橋店
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  5. 5

    28,737円

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    販売価格:29,000円

    ポイント:263円相当

    送料無料

CANON PIXUS TS8630のメンテナンス方法は?調子が悪いときに試してほしいことを紹介!

CANON PIXUS TS8630のメンテナンス方法は?調子が悪いときに試してほしいことを紹介!
出典:cweb.canon.jp
かすれやムラ、色が正しく印刷されないなど印刷結果に問題があるときは、まずノズルチェックパターンを印刷しましょう。その結果、欠けや横すじが確認できたらプリントヘッドのクリーニングを行います。2回繰り返しても改善されない場合は、強力クリーニングを行ってみてください。

また、罫線のズレなどで印刷結果に均一感がない場合は、プリントヘッドの位置を調整してみることをおすすめします。いずれもプリンター本体またはPCから操作できますよ。


また、原稿を置く原稿台部分を清掃する際は、きれいで柔らかく糸くずの出ない乾いた布を使用してやさしく拭き取りましょう。ティッシュペーパーや中性洗剤などは使用しないようにしてくださいね。詳しくはオンラインマニュアルなどをご確認ください。

(出典:公式サイト

CANON PIXUS TS8630はどこで売っている?

CANON PIXUS TS8630はどこで売っている?
出典:amazon.co.jp
CANON PIXUS TS8630は、キヤノンオンラインショップのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで購入できます。公式オンラインショップでの販売価格は税込32,450円(※執筆時点)ですが、取扱店舗によって値段が異なるためぜひ比較してみてください。

なお、キヤノンオンラインショップではインクタンクも購入できます。会員登録すればマルチパックと同じ値段で好きな色をを選べる「インク選べるパック」も利用できますよ。減りの速い色を多くすれば、無駄なく購入可能です。

ランニングコストが抑えられる、こちらの商品もチェック

最後に、ランニングコストが抑えられるキヤノン製のインクジェットプリンターをご紹介します。


キヤノン GX4030は、大容量タンク式でランニングコストの安さが魅力。モノクロ資料1枚を0.9円、カラー資料も2.2円という安さで印刷できます。文書プリントの品質にも優れ、黒の発色のよさ、かすれやムラのないカラー印刷は仕事用にぴったり。大量印刷に便利なADF機能も搭載していますよ。


キヤノン G3370BKも4色の大容量タンク式で、L版写真を1枚6.2円で印刷可能。モノクロは1枚0.4円、カラーは1円で印刷できるコスパのよさが際立ちます。インクの発色がよく、カラー資料の視認性が高い点がモニターからも好評。印刷速度も速く、頻繁にプリンターを使う人におすすめです。

キヤノン
GX4030

おすすめスコア
4.34
ランニングコストの安さ
4.94
使いやすさ
4.60
写真印刷のきれいさ
4.00
文書印刷のきれいさ
3.50
印刷の速さ
4.63
静音性の高さ
4.07
最安価格
Amazonで売れています!
55,500円
在庫わずか
最安価格
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55,500円
在庫わずか
自動電源オン機能
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応
色数
4色
印刷スピード(モノクロ)
約51秒/10枚
印刷スピード(カラー)
約86秒/10枚
印刷スピード(ハガキ)
約220秒/5枚
稼動音
約63.6db
A4カラー文書印刷コスト(標準)
約2.2円
A4カラー文書インクコスト(大容量)

良い

  • 印刷にかかるランニングコストは、トップクラスの安さ
  • 印刷速度が速い
  • 液晶モニターを搭載しており、直観的に操作できる

気になる

  • 小さい文字の印刷だと線が滲む
  • フチなしには非対応
399mm
奥行417mm
高さ251mm
重量約9.5kg
インクタイプタンク
最大用紙サイズA4
給紙トレイ手差しトレイ、カセット2段
解像度600×1200dpi
自動両面印刷対応(ハガキ非対応)
SDカードスロットあり
ADF機能
最大給紙枚数(普通紙)250枚
クラウドプリント対応
スマートスピーカー対応
最大給紙枚数(ハガキ)40枚
Mopria対応
ディスクレーベルプリント機能
フチ無し印刷可能
Wi-Fi対応
スマホ対応
消費電力20W
AirPrint対応
全部見る
GX4030

Canon ビジネスジェットインクプリンター GX4030の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!

キヤノン
インクジェットプリンターG3370BK

最安価格
Amazonで売れています!
27,400円
在庫わずか
自動電源オン機能
QRコード対応
液晶ディスプレイ付き
タッチパネル対応
NFC対応
色数
4色
印刷スピード(モノクロ)
印刷スピード(カラー)
印刷スピード(ハガキ)
稼動音
A4カラー文書印刷コスト(標準)
1円
A4カラー文書インクコスト(大容量)
不明
416mm
奥行337mm
高さ177mm
重量6.0kg
インクタイプタンク
最大用紙サイズA4
給紙トレイ背面トレイ
解像度4,800×1,200dpi
自動両面印刷非対応
SDカードスロットあり
ADF機能
最大給紙枚数(普通紙)100枚
クラウドプリント対応
スマートスピーカー対応
最大給紙枚数(ハガキ)40枚
Mopria対応
ディスクレーベルプリント機能
フチ無し印刷可能
Wi-Fi対応
スマホ対応
消費電力16W
AirPrint対応
全部見る
インクジェットプリンター

CANON インクジェットプリンター G3370をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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