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samsung Galaxy buds2 Proを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

クリアな音質が楽しめると謳う、samsung Galaxy buds2 Pro。「音質がよい」「入浴時にも使える」と評判です。しかし、「バッテリーの持ちが短い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。


  • 音質
  • 連続再生時間
  • 利便性
  • 音のカスタマイズ性
  • 防水性能

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年05月01日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年05月までの情報です

目次

【結論】通勤・通学中に楽曲を楽しむならアリ。高い防水性能が魅力。ボーカルの伸びやかな歌声も楽しめた

Samsung
Galaxy完全ワイヤレスイヤホンBuds2 Pro|SM-R510NZAAXJP

8,980円

完全ワイヤレスイヤホン
samsung Galaxy buds2 Proは、通勤や通学などの移動中にカジュアルに楽曲を楽しむなら候補となる商品です。比較した多くの商品がIPX4程度の防水性能だったなか、IPX7と高い耐水性を備えているのが魅力。「入浴中にも使える」という口コミどおり、豪雨のなかでも安心して使えますよ。追跡機能が搭載されており、紛失のリスクを減らせるのも利点です。


実際に楽曲を試聴すると、中高音域の表現に長けており、伸びやかな響きを楽しめました。モニターからは「ボーカルに厚みがある」「カッティングやハイハットの響きが丁寧で聴きやすい」と好評。個々の音がクリアに聴こえ、「音質がよい」という評判にも納得です。ボーカルの声を楽しみたい人や楽曲のディティールを存分に堪能したい人にうってつけでしょう。


一方で、低音の迫力があまり感じられないのは気になりました。比較したなかには体に響くような重低音を味わえたものもあったのに対し、こちらはモニターから「もっと力強さがほしい」との指摘も。ライブ会場のような臨場感は得づらいでしょう。専用アプリで簡単なイコライザーは選べますが、音質の細かいカスタマイズもできません。


イヤホンのみで5時間と連続再生時間も短めです。ケースを含めると18時間持ちますが、比較した商品にはイヤホンだけでも12時間使えたものもありました。通勤・通学などの短時間の使用であれば十分な性能ですが、「バッテリーの持ちが短い」との口コミどおり、1日中つけっぱなしで使いたい人には物足りないでしょう。


価格も税込31,000円(※執筆時点・公式サイト参照)と高額。比較したなかには2万円台でも本品より音質・機能性ともに優れたモデルもありました。こちらも十分な音質・利便性ではあるものの、やや割高感が否めません。価格に納得して購入したい人は、ほかの商品も検討してみてください。

samsung Galaxy buds2 Proとは?

samsung Galaxy buds2 Proとは?

今回ご紹介するsamsung Galaxy buds2 Proは、どの音程でも鮮明でクリアに聴こえると謳う完全ワイヤレスイヤホン。24bit Hi-Fiオーディオに対応した、Galaxy budsシリーズのなかでハイエンドにあたるモデルです。没入感を高める360オーディオのほか立体音響技術Dolby Atmosにも対応しており、リアルな音楽体験を楽しめるでしょう。


従来の約40%向上したと謳うノイズキャンセリング機能も魅力。遮音範囲を広げ、より集中的にノイズを除去できるように設計されました。会話を検出すると自動的に外音取り込みモードに切り替わる音声検出機能も搭載。イヤホンを外さずにスムーズなコミュニケーションができるようこだわっています。


位置情報を検索できるトラッキング機能も便利です。イヤホンをうっかり落としても追跡して見つけられますよ。一定以上距離が離れるとスマホに通知が来るため、置き忘れのリスクも減らせるでしょう。カラーはグラファイト・ホワイト・ボラパープルの3色展開です。


手がけているのは韓国のテクノロジー企業、サムスン電子。スマートフォン「GALAXY」シリーズや薄型テレビをはじめとする家電・電子部品などを多岐にわたって開発しているメーカーです。

Galaxy budsのほかのモデルとの違いは?

Galaxy budsのほかのモデルとの違いは?
出典:samsung.com

Galaxy budsシリーズには、今回ご紹介するbuds2 Proのほかにbuds2・buds FEといったモデルも展開しています。


buds2は、約5gとシリーズ最軽量を謳うミドルクラスのモデル。buds2 Proよりも0.5g軽量に作られており、快適なつけ心地を実感できると謳っています。本品同様に360オーディオ機能や立体音響Dolby Atmosにも対応。カラーバリエーションが5色と豊富なので、より軽量で好みに合うカラーを見つけたい人にぴったりでしょう。


buds FEは、強力なノイズキャンセリング機能を備えていると謳うエントリーモデル。ワンタッチで外音取り込みモードへの切り替えも可能なので、シーンに合わせた柔軟な活用が期待できます。約1.3万円(※執筆時点)と、本品buds2 Proと比べて2万円近くお得なので予算が限られている人におすすめです。


これからご紹介するbuds2 Proは、シリーズのなかでも音質に特化しているのが特徴。実際に使ってみた結果をまとめているので、ぜひチェックしてくださいね。

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!
今回はsamsung Galaxy buds2 Proを含む、完全ワイヤレスイヤホン全56商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. 音質
  2. 連続再生時間
  3. 利便性
  4. 音のカスタマイズ性
  5. 防水性能

samsung Galaxy buds2 Proのよい点は4つ!

samsung Galaxy buds2 Proは、実際に使ってみてよい点が4つありました。購入を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

IPX7の高い防水性能と追跡機能が魅力!通勤・通学にうってつけ

IPX7の高い防水性能と追跡機能が魅力!通勤・通学にうってつけ
メーカー公称のIPコードを確認したところ、IPX7の高い防水性能を備えていることがわかりました。比較した多くの商品がIPX4程度だったなか、水濡れによる故障リスクを軽減できるでしょう。「入浴時にも使える」という評判どおり、入浴時や雨の日のランニングなど、幅広いシーンで活用が期待できます。

位置検出機能も搭載されているため、イヤホンを落とした場合に追跡できるのも魅力。通勤・通学時など、外出先でのイヤホン使用を検討している人も、ぜひチェックしてみてください。

中高音域の響きに長けた音質。ボーカル重視で聴きやすい

中高音域の響きに長けた音質。ボーカル重視で聴きやすい
実際に楽曲を試聴したところ、中高音域が伸びやかに響くサウンドでボーカルの歌声がよく聴こえました。モニターからは「ボーカルに厚みがあって心地よく聴いていられる」「声質の表現に深みがある」と好評。高音の割れもなく、「音質がよい」という口コミにも納得です。

比較したなかには低音が強く、ボーカルの歌声が埋もれてしまうものもありました。こちらは低音の迫力には欠けるものの、中高音域の再現が丁寧なのが魅力。おすすめのジャンルはアコースティックとヒップホップで、とくにボーカル重視の楽曲を聴くことが多い人にぴったりです。


中音・高音についてのモニターコメント

  1. 「ボーカルに厚みがあって心地よく聴いていられる」
  2. 「ボーカルが1番前に目立っているため、歌声が際立って聴こえる。声質がそれぞれ表現されていて深みが感じられる」
  3. 「カッティングやハイハットの響きが丁寧で聴きやすい。音の余韻や倍音もしっかりと拾っている」
  4. 「高音に割れもなく、管楽器はしっとりとした音。音が重なり合っているところもしっかりと鳴っていた」
コメントは一部抜粋

解像度も高い。個々の音がつぶれずクリアに聴こえる

解像度も高い。個々の音がつぶれずクリアに聴こえる
解像度の高さも良好。細かな音までしっかりキャッチできており、楽曲全体をとおして音がクリアに聴こえました。モニターからも「音に集中して聴ける」「たくさんの音が重なっていても聴き取りやすく、立体感があった」と好印象を得ています。

比較した商品のなかには、全体的にノイズ感があったり、それぞれの楽器の音質が生かされていないと感じるものも。対してこちらはボーカルの声質を楽しみたい人や、楽曲のディテールにこだわりたい人には頼もしいアイテムとなるでしょう。

解像度についてのモニターコメント

  1. 「音に歪みやノイズがはなく、音に集中して聴ける」
  2. 「どの帯域もつぶれておらず、解像度は高く感じた」
  3. 「たくさんの音が重なっていても1つ1つの音が聴き取りやすく、立体感があった」
  4. 「低音、中音、高音のどれもがクリアで厚みがあり、シャープに聴こえる。楽曲を楽しみやすい」
コメントは一部抜粋

イヤホン本体で基本操作が可能。ノイズキャンセリングの切り替えも簡単

イヤホン本体で基本操作が可能。ノイズキャンセリングの切り替えも簡単
利便性も申し分ありません。イヤホン本体のボタンで再生・停止や音量調節ができるほか、ボタンの長押しでノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替えも可能。比較した商品もイヤホン本体で基本操作ができるものが多く、こちらも同様でした。

ペアリングアシスト機能はありませんが、アプリを使えば簡単にBluetoothの設定ができますよ。複数デバイスを同時接続できるマルチポイントや着脱検知には非対応なので、都度デバイスを操作して接続、再生・停止してくださいね。

samsung Galaxy buds2 Proの気になった点は5つ!

samsung Galaxy buds2 Proにはよい点もありましたが、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

低音の迫力はいまひとつ。響くような重低音を味わいたい人には向かない

低音の迫力はいまひとつ。響くような重低音を味わいたい人には向かない
低音の厚みに欠け、響くような重低音を感じられなかったのは惜しいポイント。実際に楽曲を聴いた11人のモニターのうち、7人からは低音の迫力が物足りないと指摘がありました。「もっと力強さや厚みがほしい」「輪郭もぼんやりして聴こえた」という声が多数寄せられています。

比較した商品のなかには、低音がしっかりと主張していてリズム感が掴みやすいものや、ベース・バスドラムの迫力があるものもありました。対してこちらは響くような重低音でノリよく楽曲を楽しみたい人には向かないでしょう。


低音についてのモニターコメント

  1. 「低音の迫力があまりなく、輪郭もぼんやりして聴こえた。ボーカルやシンセなど高い音が鳴ると余計に音が弱々しく感じられた」
  2. 「ボンボン響くようなバスドラムがなく、楽曲によってはほとんど聴こえなかった。ボーカルや楽器に低音が負けている印象」
  3. 「バス・ベース音ともに弱く、もっと力強さや厚みがほしい。一応鳴ってはいるが、軽く弾んでいる感じで重低音の厚みが出せていないように感じた」
コメントは一部抜粋

臨場感も控えめ。ライブ感を楽しむにはやや物足りない

臨場感も控えめ。ライブ感を楽しむにはやや物足りない
音に包まれるような臨場感も少なめです。モニターから「もう少し伸びやかさがほしい」「音の広がりが再現されていないように感じた」という指摘がありました。

比較したなかにはまるでライブ会場にいるかのような迫力が楽しめるものも。対してこちらは重低音が響かず、没入感を期待する人にはやや物足りないサウンドでした。


臨場感についてのモニターコメント

  1. 「音場は狭い。左右に広がりきらず、縦に広い印象」
  2. 「響きや厚みは感じられたが、もう少し頭頂部に向かって広がるようなな伸びやかさがあるとより好きだった」
  3. 「楽器隊の音の広がりが再現されていないように感じた」
コメントは一部抜粋

細かな音質のカスタマイズは不可。好みのサウンドを追求しづらいのもネック

細かな音質のカスタマイズは不可。好みのサウンドを追求しづらいのもネック

音質を細かくカスタマイズできないのも気になります。専用アプリで選択型のイコライザー設定はできるものの、細かな調整は不可。比較した商品のなかにはとことん自分好みの音質を追求できるものもあったのに対し、音質にこだわりがある人には向きません。

バッテリー持ちもイヤホンのみで5時間と短め。1日中つけっぱなしにはできない

バッテリー持ちもイヤホンのみで5時間と短め。1日中つけっぱなしにはできない
「バッテリーの持ちが短い」との口コミどおり、バッテリー持続時間もイヤホンのみで5時間、ノイズキャンセリングをオフにしても8時間と少し短め。ケースを含めると最大18時間持ちますが、比較したなかにはイヤホンだけでも12時間再生可能なものもありました。

通勤・通学などの短時間の使用にはよいですが、1日中つけっぱなしで使うにはやや物足りないでしょう。

価格も約3万円と高級。コスト重視の人には手が出しづらい

価格も約3万円と高級。コスト重視の人には手が出しづらい
価格も税込31,000円(※執筆時点・公式サイト参照)と高額で、コスパを重視する人にとっては手が出しづらいのも難点です。

比較した上位商品のなかには、2万円台でありながら本品よりも音質がよく、総合的な性能にも優れたモデルもありました。対して本品はやや割高感があり、Galaxyシリーズでそろえたい人でなければよさを感じづらいでしょう。

samsung Galaxy buds2 Proの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    8,899円

    (最安)

    販売価格:8,980円

    ポイント:81円相当

    送料別

  2. 2

    11,495円

    (+2,596円)

    販売価格:11,600円

    ポイント:105円相当

    送料無料

  3. 2

    11,495円

    (+2,596円)

    販売価格:11,600円

    ポイント:105円相当

    送料無料

  4. 4

    16,874円

    (+7,975円)

    販売価格:17,028円

    ポイント:154円相当

    送料無料

samsung Galaxy buds2 Proが向いていない人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンは?

ここでは、samsung Galaxy buds2 Proのデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人は、比較して検討してみてくださいね。

迫力のある重低音を楽しみたいなら、AnkerのLiberty 4がおすすめ

迫力のある重低音を楽しみたいなら、AnkerのLiberty 4がおすすめ
AnkerのLiberty 4は、重低音の再現性が高く低音に厚みがあるので、迫力のあるサウンドを楽しみたい人におすすめです。高音域はややつぶれ気味でしたが、ボーカルは声の伸びや抑揚を捉えてクリアに聴こえました。イコライザー調整にも対応しており、音のカスタマイズ性も申し分ありません。

連続再生時間はケース込みで28時間、イヤホン単体で9時間と十分。また着脱検知やマルチポイント接続など、作業効率を上げたいビジネスシーンで役立つ機能も備えています。防水性能はIPX4なので、水没には注意しながら使ってくださいね。

とにかく音質のよさにこだわるなら、ソニーのWF-1000XM4もおすすめ

とにかく音質のよさにこだわるなら、ソニーのWF-1000XM4もおすすめ
音質にこだわるなら、ソニーのWF-1000XM4をチェック。音の再現度がかなり高く、どのジャンルの音楽でも美しいサウンドを堪能できました。アプリでのイコライザー調節や立体音響技術360 Reality Audioにも対応しているので、自分好みの音づくりを楽しめますよ。

ノイズキャンセリングや着脱検知機能も搭載しており、基本性能も申し分ありません。連続再生時間はケース込みで36時間、イヤホン単体でも12時間と十分。防水性能はIPX4にとどまるため、大雨の日は使用を避けるのがベターです。

samsung Galaxy buds2 Proはどこで買える?

samsung Galaxy buds2 Proはどこで買える?
出典:samsung.com

samsung Galaxy buds2 Proは公式オンラインサイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで購入できます。なお、公式オンラインサイトでの販売価格は税込31,000円(※執筆時点)です。


そのほか、ヨドバシカメラ・ビッグカメラなどの全国の家電量販店にも取り扱いがあります。実物を見てみたい人は、在庫状況を含め取扱店舗に確認してみてくださいね。

samsung Galaxy buds2 Proの操作方法は?

samsung Galaxy buds2 Proの操作は、本体のボタンで行います。1回タッチすると音楽の再生・一時停止が可能。2回タッチで次の曲を再生し、3回タッチで前の曲を再生します。長押しであらかじめ設定した機能を起動。なお、初期設定ではノイズコントロールモードが起動します。

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