Bang & Olufsen Beoplay EXの口コミ・評判は？実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー
きらりと光るガラス製タッチ面の美しさが印象的な完全ワイヤレスイヤホン、Bang & Olufsen Beoplay EX。インターネット上では「音質が心地よい」「自分の好みの音に調整しやすい」と評判です。一方、「イヤホンで操作できる項目が少ない」などの気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか？
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
- 音質
- 連続再生時間
- 利便性
- 音のカスタマイズ性
- 防水性
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の完全ワイヤレスイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、完全ワイヤレスイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
- 【結論】繊細な響きに包み込まれ、1日聴いていられる心地よさ。充電持ち・防水性能の高さも魅力
- Bang & Olufsen Beoplay EXとは？
- Beoplay EXとBeoplay EQの違いは？
- 検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説！
- Bang & Olufsen Beoplay EXのよい点は4つ！
- Bang & Olufsen Beoplay EXの気になった点は1つ！
- Bang & Olufsen Beoplay EXの価格比較
- Bang & Olufsen Beoplay EXが向いていない人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンは？
- Bang & Olufsen Beoplay EXはどこで買える？
【結論】繊細な響きに包み込まれ、1日聴いていられる心地よさ。充電持ち・防水性能の高さも魅力
Bang & Olufsen Beoplay EXは、いつでもどこでも音楽の響きをゆったり楽しみたい人におすすめ。実際に試聴すると、繊細で美しい音が評判どおり心地よく感じられました。比較したなかには、音数が増えると歪みが気になる商品もあったなか、解像度が高く楽器・歌声の1音1音を丁寧に拾えています。また、実際に聴いたモニターは「厚みと迫力を感じる」とも回答。メーカーが謳うようにアーティストとの距離が近く感じ、音に包まれるようなライブ感が得られました。
中音域には厚みがあり、ボーカルの歌声を存分に楽しめます。モニターからは「自然と聴き入った」と好評。比較したなかには声がぼやけた商品もあったなか、抑揚・ブレスを繊細かつ自然に再現できていました。ハリのある低音は存在感がほどよく、高音楽器がほかの音域をかき消すこともありません。ポップス・アコースティックのジャンルで楽曲のよさを引き出しやすいと感じました。
1日つけっぱなしにできる電池持ちのよさも魅力。イヤホン単体でも8時間の連続再生が可能で、ケースを使うと最長21時間も使えます。自宅で使い続けるのに便利なのはもちろん、通勤・通学で使う人なら、1週間ほど充電する手間を省けるでしょう。また、大雨や少しの水没にも耐えられるIP57の防塵防水性能を装備。屋外トレーニングをする機会が多い人にもぴったりです。
口コミに反し、操作性も優秀。本体からは、音楽の再生や停止・音量調整などの基本操作のほか、ノイキャン・外音取り込みの切り替えも行えます。比較したなかにはイコライザーが選択型で簡易的な商品もあったのに対し、アプリで自由に音質の調整が可能。マルチポイントやワンタッチで接続できるGoogle Fast Pairにも対応し、接続・機器の切り替え操作は簡単でした。
一方、口コミに反して音質調整機能は物足りません。空間オーディオ・パーソナライズといった自動調整機能がなく、自分で調整するのが苦手な人は手間に感じるかもしれません。公式サイトの価格は税込57,900円（※執筆時点）とやや高額ですが、ガラス製タッチ面を採用したおしゃれで高級感のあるデザインは魅力。音質のカスタマイズを楽しみたい人は、ほかのイヤホンも検討してみてください。
Bang & Olufsen Beoplay EXとは？
Bang&Olufsenは、1925年に設立されたデンマークの老舗オーディオメーカー。スピーカーやヘッドホン・サウンドバーなど幅広い音響機器を手掛けており、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品が人気を集めています。
今回ご紹介するBeoplay EXは、「次世代のワイヤレスイヤホン」をコンセプトにする1台です。周囲の騒音を低減するアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。周囲音をモニタリングして騒音を遮断するので、電車内・ランニング中でも集中できると謳います。ガラス部分をワンタップするだけで外音を取り込む透過モードへ切り替えられ、状況に応じた使い分けが可能です。
接続の安定性に関わるBluetoothの規格は、遅延が置きにくい最新バージョンの5.2。接続したデバイスからイヤホンに音声データを送る際の圧縮方式であるコーデックは、高音質かつ低遅延のaptX Adaptiveに対応。AndroidでもiOSでも音ズレを気にせず音楽を楽しめるスペックです。
紛失した場合は交換用イヤーピースも別売りされています。水洗いもできるので衛生的に使えますよ。
Beoplay EXとBeoplay EQの違いは？
本体は前モデルBeoplay EQよりも軽量化されていますが、従来よりも大きい9.2mm口径フルレンジドライバーを搭載している点が特徴。小型ボディながら全音域をパワフルかつクリアに再現できるので、好きなアーティストとの距離が縮まるとアピールしています。
デザインも従来の丸形からスティック型に一新。美しいガラス製のタッチ面も魅力で、デザインにもこだわりが光ります。また、人間工学に基づきどんな耳にもフィットするように設計され、長時間つけても疲れにくい点も売りの1つです。カラーは、今回検証で使用したアンスラサイトオキシジェンのほか、ゴールドトーン・ブラックアンスラサイトの3色が用意されています。
水深1メートルの環境に30分耐えられるIP57の防塵・防滴性能を装備。IP54だったBeoplay EQよりも汗や水・土ぼこりや砂などに強いつくりで、天候やシーンを選ばず使用できるのもうれしいポイントです。詳細は以下を参照してください。
- 価格｜税込57,900円（※執筆時点・公式サイト参照）
- 発売日｜2022年4月22日
- イヤホン形状｜カナル型
- 対応コーデック｜SBC・AAC・aptX Adaptive
- Bluetoothバージョン｜Bluetooth 5.2
- ノイズキャンセリング機能｜〇
- ペアリングアシスト機能｜Google Fast Pair
- マルチポイント対応｜〇
- 充電端子｜USB Type-C
- 防水性能｜IP57
- 充電時間｜約1.5時間
EQと比べると、刺さり気味だった高音の角がとれ、よりマイルドな表現になり聴きやすいサウンドとなりました。聴き疲れしにくい柔らかい音質を楽しみたい人におすすめです。
検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説！
今回はBang & Olufsen Beoplay EXを含む、人気な完全ワイヤレスイヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
音質
- 連続再生時間
- 利便性
- 音のカスタマイズ性
- 防水性
Bang & Olufsen Beoplay EXのよい点は4つ！
人気の完全ワイヤレスイヤホンを比較検証したところ、Bang & Olufsen Beoplay EXには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
音が立体的に広がり、包まれる感覚に。重なる音色も繊細に聴きとれた
完全ワイヤレスイヤホンの命ともいえる音質。今回は20代までの男女10名に協力してもらい、それぞれのイヤホンが最上コーデックで再生されるAndroid端末で音質を検証しました。
実際に聴いてみると、口コミどおり再現が繊細で美しく、心地よく音楽に浸れるサウンド。音に包まれるようなライブ感があり、メーカーがアーティストとの距離が縮まると謳うのにもうなずけます。
試聴したモニターも「音が重なってもまとまりがあり、圧倒される」「厚みと迫力を感じる」とコメント。音の広がり・楽器の音の距離感がしっかり再現され、音楽を浴びているような立体感でした。
解像度も優秀です。楽器や歌声を1音1音丁寧に拾い、細かな音までしっかり聴こえました。比較したなかには、音数が増えると歪みが気になる商品も。本商品は、個々の音の解像度が高く、「楽器とボーカルそれぞれのよさが伝わる」とモニターからも満足度の高い声が寄せられました。複数の楽器の音色が重なる、繊細な楽曲を好む人におすすめできます。
＜解像度・臨場感についてのモニターコメント＞
- 「温かみがありながらも、ボーカル・楽器・細やかな音それぞれが分離して聴こえた」
- 「1音1音が丁寧に再現されている。音が混ざることもなくそれぞれのよさがしっかり目立っていた」
- 「サビで音が重なるところも、どの音も際立って聴こえた。バランスがよく聴きごたえがあった」
- 「音に包まれるような感覚を十分に味わえる、ライブ感のあるサウンド。全体的に厚みと迫力を感じる」
- 「それぞれの音がクリアで広がりも感じられ迫力があった」
- 「ライブ演奏を聴いているかのようなリアルさだった」
コメントは一部抜粋
中音域が得意で、芯のある歌声が堪能できた。低音はやさしい響き
中音域に厚みがあり、ボーカルの歌声も存分に楽しめました。比較したなかにはボーカルの声がぼやけて聴こえる商品もあったのに対し、声の抑揚やブレスの表現までリアルかつ自然に再現。細かなニュアンスまで伝わってきたので、モニターからは「自然と聴き入った」との声も寄せられました。
高音は伸びがよく、楽器の音をきれいに再現できています。迫力に欠けるものの、ほかの音域を邪魔せずバランスがよく、音がきれいにまとまって聴こえました。ボーカルや楽器の音の再現性が高いので、ポップスやアコースティックとの相性がよいでしょう。
一方、低音は引き締まったハリを感じられますが、主張が控えめです。ずっしりとした重低音が好きな人は物足りなさを感じるかもしれません。
＜低音・中音・高音についてのモニターコメント＞
- 「高音は輝くようなキレはないが、ほかの音を邪魔せず、バランスよく配置されていた」
- 「高音は伸びがあり、高音楽器のピアノやギターの音もしっかりと捉えている。違和感なく聴けた」
- 「歌声がクリアに聴こえ、楽器の音に厚みがある。息遣い・抑揚が細やかながら、はっきり聴き取れた」
- 「声を繊細に再現しているので、自然に聴き入った」
- 「低音に迫力がなく、少し物足りないと感じた。低音も聴こえてはいるが、ベースやバスドラムが心臓に響く感じがない」
- 「ベースの低音やバスドラムもほどよい強さで、しっかり聴き取れた」
コメントは一部抜粋
ケースを使えば最長21時間使い続けられる。防水性能が高く、外出時の急な雨でも壊れにくい
防水性能も優秀で、少しの水没にも耐えられるIP57の防塵防水性能を装備していました。突然の雨にも対応でき、屋外でのランニング中に雨が降っても慌てることはありません。シーン・天気を問わず使いやすいのがメリットです。
ケース込みで21時間もつので、1日のうち通勤通学程度で使う場合であれば、充電しなくても1週間は余裕で使えますよ。
基本操作は本体で完了。ノイズキャンセリング・外音取り込みの切り替えが便利
また、iPhoneとAndroidの両OSでイコライザーの設定が可能。比較したなかには選択型の簡易的なイコライザーしかない商品もありましたが、アプリから自由に調整でき、好みの音質を楽しめました。
複数機器を同時に接続するマルチポイントや、ワンタッチで接続できるGoogle Fast Pairにも対応。ペアリング・接続機器の切り替え操作が簡単だと感じました。なお、利便性の詳細は、以下を参照してください。
- イヤホン本体のボタンで再生・停止が行える｜◯
- イヤホン本体のボタンで音量調整が行える｜◯
- イヤホン本体のボタンで曲のスキップ操作が行える｜◯
- 着脱検知｜◯（ iPhone・Androidともに対応）
- ノイズキャンセリング機能｜◯
- 外音取り込み｜◯
- イヤホン本体のボタンでNC・外音取り込みの切替が行える｜◯
- マルチポイント｜◯
- ペアリング｜◯
操作性の面ではおおむね良好ですが、実際に2台目のスマホとペアリングしようとしたときは反応しづらいこともありました。
Bang & Olufsen Beoplay EXの気になった点は1つ！
Bang & Olufsen Beoplay EXにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
空間オーディオ・パーソナライズ機能には対応せず
「自分の好みの音に調整しやすい」との口コミもありましたが、比較したパーソナライズ機能つきの商品と比べると、設定が難しく感じられるでしょう。
立体的で広がりのある音楽を楽しめる空間オーディオ機能も非搭載。より高品質で広がりのある音を求める人には、やや物足りなく感じそうです。
Bang & Olufsen Beoplay EXの価格比較
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測定の森 2号店4.67(785件)
Bang & Olufsen Beoplay EXが向いていない人におすすめの完全ワイヤレスイヤホンは？
ここでは、聴こえ方のクオリティを上げる設定がしやすい商品をご紹介します。Bang & Olufsen Beoplay EXの気になった点をカバーできるので、あわせて検討してくださいね。
ソニーのWF-1000XM5なら音域ごとのムラがない！楽器・歌声の余韻も再現し、自分好みの音質に設定できた
独自の「ファインド・ユア・イコライザー」機能も特徴的。直感的に自分好みの音質に調整しやすいのもうれしいポイントです。
また、ケースを使えば最大36時間再生が可能で、電池切れを気にすることなく1日中音楽を楽しめます。ただし、防水性能はIPX4と水に強いとはいえないレベルであり、雨の強い日や水辺での使用には注意が必要です。
パンチのあるサウンドが好きなら、DENON のPerL Pro True Wireless Earbudsをチェック！
パーソナライズすると音質の精度がグッと上がり、個人に最適化された音が楽しめました。一つひとつのサウンドが際立っており、その臨場感と迫力は「ライブ会場で生演奏を聴いているよう」との声が挙がったほど。イコライザーを自由に調節できるので、より好みの音質に近づけられるのも魅力です。
ケースを使えば最大24時間再生でき、長時間の外出にもぴったり。防水性能がIPX4とやや弱く大雨の日には注意が必要ですが、着脱検知やノイズキャンセリングなど機能面は充実していました。
Bang & Olufsen Beoplay EXはどこで買える？
また、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングでも取扱店舗が確認できました。サイトにより値段が異なるため、購入前に比較してからお得にゲットしてみてください。
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