アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 KIJD-N20をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

コンパクトながら、除湿力はまずまずの評価です。30分の運転後、湿度は80%から40%まで低下。除湿可能面積が木造で10畳以上の商品には及ばないものの、最初の15分間で45%まで一気に湿度を下げました。

タンクに溜まった水の量は354g。タンク容量は2Lなので、まだ余裕があります。ただし、30分で室温が約13度上昇しました。ヒーターを内蔵しているデジカント式なので、温度の上昇には注意が必要です。

30分後に洗濯物の状態を確認したところ、タオルは濡れたままで、靴下やTシャツにも湿り気が残る結果に。検証したなかには衣類乾燥用のモードを搭載し、30分でほぼ乾かすことができた商品も存在したため、評価は伸び悩みました。

衣類乾燥をメインに使用したい人は、衣類乾燥用の送風機能や乾き残りを感知してルーバーを動かす機能がついたものを選ぶと効率よく部屋干しができますよ。

タンク容量は2Lとやや小さいものの、満タンになると自動停止するので溢れる心配はありません。水を捨てるときは本体からタンクを引き出して、フタを外してから排水します。本体重量は4.4kgと軽く、キャスターなしでも簡単に持ち運べますよ。

お手入れは、吸気口が2週間に1度、水タンクの水洗いと本体の拭き取りが1か月に1度です。吸気口は掃除機でホコリを除去するだけ、水タンクもフタを分解してそれぞれ洗うだけなので、そこまで負担にならないでしょう。

操作も非常に簡単でした。切タイマーは4・8時間の2パターンのみですが、機能が少ないぶん迷わず操作できます。

騒音計で計測したところ、56.8dBと音は大きめ。今回の検証では、強モード運転時でも平均が52.6dBだったので、かなり稼働音が気になります。本商品は静音モードを搭載していないので、就寝時に音を抑えて稼働させることができません。