業界初と謳うはなれるサキュレーターを搭載し、2Way使用で部屋干しをサポートする、コロナ サーキュレーター連動 衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ CDSC-H8023X-W。「洗濯物がしっかり乾く」と評判です。しかし、「強モードだと音がうるさい」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
コロナ サーキュレーター連動 衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ CDSC-H8023X-Wは、一日中使いやすい商品がほしい人におすすめです。実際の弱モードの運転音は39.37dBとかなり静か。比較したなかで40dBを下回ったのは3割ほどと少なめ。環境省によると戸建住宅地(夜間)レベルの騒音とされており(参照:環境省)、湿気で寝苦しい夜にもぴったりです。口コミに反し強モードも51.97dBと、日中のリビングなら気になら気になりにくいでしょう。
お手入れがしやすいのもうれしいポイント。タンクの容量は3.6Lと大容量で排水の回数は少なめです。比較した3L未満の商品のなかには毎日排水する必要があるものもありました。タンクにはフタがあり移動がしやすく、注ぎ口もあるので排水のしやすさも良好。お手入れが必要なフィルターも1箇所のみで手間なくメンテナンスできますよ。
しかし、口コミに反して肝心の衣類乾燥力は控えめです。衣類乾燥では送風範囲が狭いのがネックに。サーキュレーターを搭載しているものの、自動首振り機能は上下のみで、左右には対応していません。広がるように干された洗濯物に対応しきれない様子で、厚手の服は5時間たってもほとんど乾かず、薄手の服でも4時間かかりました。
除湿力は高めですが、比較した上位商品には及ばない結果に。湿度71.32%の部屋で稼働すると、14分後に50%を切り、15分後の湿度は48.22%まで下がりました。比較したなかには30分稼働で湿度70%だった商品もあったことを考えるとまずまずですが、よりパワフルな商品は15分稼働で30%台まで除湿できていました。広いリビングで使いたいなら、ほかの商品を候補に入れてみてください。
ECサイトでの販売価格は執筆時点で40,000円前後と中価格帯ですが、独立可能なサーキュレーターを備えお得感があります。1時間の電気代は除湿時約5.9円・乾燥時約7円と比較したなかでトップクラスに安く、乾燥完了時自動停止にも対応。節約にも役立ちますよ。とはいえ、乾燥力はあと一歩。キャスターがないのも気がかりです。部屋干しを快適にしたい人・場所を頻繁に変えたい人は別商品も含めて検討してください。
実際にコロナ サーキュレーター連動 衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ CDSC-H8023X-Wと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ除湿機と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
コロナ サーキュレーター連動 衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ CDSC-H8023X-Wのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
除湿機はジメジメした時期の湿気対策のイメージが強いですが、部屋干しにも活躍するアイテムです。乾燥させる衣類の種類を選ばないので、ドラム式乾燥機では難しいデリケートな服も乾かせますよ。また、エアコンのように除湿時に室温を下げないので、肌寒い日が多い梅雨の除湿にもぴったりです。
今回紹介するコロナ サーキュレーター連動 衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ CDSC-H8023X-Wは、本体の上部に取り外しが可能なサーキュレーターがついているのが特徴です。洗濯物の干し方や量に合わせて「一体」と「分離」を使い分けることが可能。いつでも洗濯物をカラッと仕上げると謳っています。
販売元は、暖房機器や空調家電機器、住宅設備機を製造・販売するコロナ。新潟県に本社を置く、日本の会社です。「つぎの快適をつくろう」をスローガンに心地よい生活や心の満足を実感できる商品を提供しています。電気代の安さや静音性に優れ、主にコンプレッサー式を採用した除湿機を多数展開しています。
そして、注目したいのがサーキュレーターが分離して2方向から風を当てられること。本体とサーキュレーターは赤外線通信で連携し、本体が洗濯物の乾き具合を判断してサーキュレーターの風量をチェンジします。ムラなく乾かせるように工夫されていますよ。
サーキュレーターを単独で使えるのもうれしいポイントです。単独で使用すれば広角はさらに広がり135度に。送風到達距離6mのパワフルな風で部屋の冷房や暖房の効率を上げたり、換気したいときにも活躍するでしょう。ただ、サーキュレーターと本体を離して使うときは付属の電源コードが必要です。
除湿式は夏を得意とするコンプレッサー式を採用。温かい空気を冷やして除湿するので、暑い時期も部屋の温度が高くなりすぎないのが魅力です。また、洗濯物の乾燥時にはヒーターを利用することも可能。乾かし時間の短縮が期待できるでしょう。
<スペック詳細>
熱交換器のアルミフィンには、汚れが落ちやすい「クリアフィンコート」を採用。汚れがつきにくく、付着しても結露水で流れ落ちやすい設計です。加えて、表面には抗菌・防カビ加工が施されており、清潔に使用できるでしょう。本体カラーもホワイトで見た目もクリーンな印象です。
今回はコロナ サーキュレーター連動 衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ CDSC-H8023X-Wを含む、除湿機全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、衣類乾燥力の高さ・除湿力の高さの検証です。
室温25±1℃・湿度73.2±5%に設定した恒温恒湿室(約2畳)に、Tシャツ・ワイシャツ・パーカー・チノパンを2枚ずつ部屋干し。除湿機を稼働し、1時間ごとに事前に決めた箇所の水分量を水分量計で測定しました。
また、同じ恒温恒湿室に自動で温度と湿度を記録できる温湿度ロガーを、四隅と中央で床から1mの高さに設置。除湿機を最強モードで1時間稼働し、1分ごとに温度と湿度を測定し記録しました。湿度が50%を切るまでにかかる時間と運転開始15分後の湿度をもとに、素早く快適な湿度にできるか評価しています。
薄手のものは乾きましたが、送風範囲が狭くやや時間がかかる結果に。比較した商品の半数以上が2〜3時間以内に乾いたのに対し、4時間ほどかかりました。サーキュレーターは搭載しているものの、自動首振りは上下のみ。左右には対応していないので横に広がるように干された洗濯物は苦手といえます。
「洗濯物がしっかり乾く」との口コミとは異なる結果に。ただし、本商品はサーキュレーターを外して別の角度から風を送ることが可能。設置場所を自由に調整できるので、うまく風を全体に当たるように設置すればより速く乾くことが期待できるでしょう。
厚手の服は5時間稼働してもほとんど乾いていません。比較したほとんどの商品も同様に水分が残りましたが、除湿力が10L以上の商品のなかには厚手のチノパンやパーカーのフードも完全に乾いた商品がありました。
ただし、検証した上位商品のなかには15分稼働で30%台まで除湿できた商品も。広いリビングで使いたい場合は、よりパワーのある商品を選ぶとよいでしょう。
次は、お手入れのしやすさ・持ち運びやすさの検証です。
タンクの容量やフタ・取っ手の有無を確認し、手間をかけずに排水できるかチェック。また、本体の重量やキャスターの有無などを確認して、移動のしやすさも評価しています。
お手入れでは、タンクの容量が3.6Lとたっぷりで排水回数を減らせるのがメリット。4人分の洗濯物を1週間分乾燥させた場合、3日に1回の頻度に押さえられますよ。比較した3L未満の商品のなかには毎日排水する必要があるものもありました。
タンクにフタがあるのもうれしいポイント。移動中に水をこぼす恐れがありません。フタの隅のつまみを引き上げると注ぎ口ができるので、排水時も水が飛び散りにくいでしょう。取っ手はありませんが、本体から引き出す際に手を引っ掛ける場所があり、タンクの使い勝手は良好です。
また、連続排水にも対応しています。市販のホースを用意して取り付ければ溜まった水を直接お風呂場などに流せるので排水する手間がありません。ただし、利用するには市販のホース以外に先端の細いペンチやヤスリ、直径3cmの棒状のものなど特別な道具が必要です。
お手入れが必要なフィルターは1箇所のみ。手で簡単に外せるのでメンテナンスしやすいでしょう。比較した多くの商品も同様に手間なくお手入れできましたが、なかには2箇所掃除する場所があるものや外すのに道具が必要なものもありました。
衣類乾燥力・除湿力の検証時にワットモニターを接続し、除湿機を5時間運転したときの消費電力をチェック。さらに、除湿や衣類乾燥の自動モード・タイマーなど、省エネ機能が搭載されているかも確認しました。
また、省エネ機能も充実しています。衣類乾燥モードを搭載し、湿度と温度をセンサーで確認。洗濯物が乾いた頃に自動で停止します。比較した多くの商品も乾燥完了時に自動で停止しますが、湿度と温度両方で判断するのは半数以下。より正確なタイミングが期待できるでしょう。
加えて、除湿モードも同様に湿度と温度をセンサーで監視。余分な電力を使用するのを防ぐ仕様です。オフタイマーも2・4・8時間から選べ、生活スタイルに合わせやすいですよ。
最後は、静かさの検証です。
除湿機から50cm離れた場所から、騒音計で強モード・弱モードそれぞれの運転音を計測しました。
高さ | 55.6cm |
---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 3.6L |
定格除湿能力(50Hz) | 7L(50Hz)/8L(60Hz) |
除湿可能面積(鉄筋) | 18畳(50Hz)/20畳(60Hz) |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 29.8cm |
---|---|
奥行 | 31.0cm |
コードの長さ | 1.8m(除湿機)、1.5m(サーキュレーター) |
除湿可能面積(木造) | 9畳(50Hz)/10畳(60Hz) |
消費電力(除湿) | 約190W |
消費電力(衣類乾燥) | 約226W |
衣類乾燥時間 | 約72分 |
最大運転音 | 52.0dB |
最小運転音 | 39.4dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
連続排水機能 | |
自動ストップ機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
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生乾き臭を対策したいなら、除湿機の性能だけでなく干し方も重要です。洗濯物を乾きやすくするコツをご紹介します。
ポイントは、乾いた風が通る空間を作ること。ズボンなど丈の長い服を端に、タオルなど短いものは中央にアーチ状になるように配置することで風通しがよくなります。また、洗濯物同士の間隔を開けることも忘れてはいけません。5cm以上を目安に間隔を開けると効果的ですよ。
コロナ サーキュレーター連動 衣類乾燥除湿機 CDSCタイプ CDSC-H8023X-Wは、楽天市場やYahoo!ショッピングなど大手ECサイトで販売されています。ECサイトでの販売価格は執筆時点で40,000円前後です。取扱店舗によって値段が異なるので、複数の店舗を見比べることをおすすめします。
最後は、厚手の服も広い部屋もスピーディに除湿するパワフルな商品をご紹介します。
三菱電機の空清脱臭除湿機 美空感MJ-PHDV24WXは、厚手の服も5時間あればほぼ乾かせるパワーが高評価に。空間もスピーディに除湿できるうえ、排水の楽さ・稼働音の静かさも兼ね備えた一品です。キャスターつきで移動もしやすいため、除湿機を検討しているならぜひ候補にいれてみてください。
1年中フル活用したいならパナソニックの衣類乾燥除湿機 F-YHVX200-Wがおすすめ。室温を問わず高い除湿力をキープし、湿度73.24%の部屋をわずか9分で50%まで減少させました。梅雨対策から冬の結露対策まで活躍してくれますよ。厚手のチノパンを完全に乾かし、衣類乾燥力も優秀。生乾き対策にぴったりです。
高さ | 65.0cm |
---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 5.5L |
定格除湿能力(50Hz) | 24L |
除湿可能面積(鉄筋) | 61畳 |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 41.0cm |
---|---|
奥行 | 28.5cm |
コードの長さ | 1.8m |
除湿可能面積(木造) | 30畳 |
消費電力(除湿) | 415W |
消費電力(衣類乾燥) | 415W |
衣類乾燥時間 | 約97分(2kg) |
最大運転音 | 50.9dB |
最小運転音 | 40.1dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | 不明 |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
連続排水機能 | |
自動ストップ機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
三菱電機 空清脱臭除湿機 (美空感) MJ-PHDV24WXの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
高さ | 66.2cm |
---|---|
除湿方式 | ハイブリッド式 |
タンク容量 | 5.0L |
定格除湿能力(50Hz) | 15L |
除湿可能面積(鉄筋) | 38畳 |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 37.8cm |
---|---|
奥行 | 29.6cm |
コードの長さ | 2.1m |
除湿可能面積(木造) | 19畳 |
消費電力(除湿) | 約390W |
消費電力(衣類乾燥) | 約380W |
衣類乾燥時間 | 72分 |
最大運転音 | 49.1dB |
最小運転音 | 41.3dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
連続排水機能 | |
自動ストップ機能 | |
タイマー機能 | |
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パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200-Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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