ゴーグルやリアライトなど付属品が充実した、Shinmax 069式自転車ヘルメット。「軽くて楽」「通気性がよい」と評判です。しかし、「フィット感が物足りない」との口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のオージーケーカブトやLAZERなどのロードバイク用ヘルメットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ロードバイク用ヘルメット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Shinmax 069式自転車ヘルメットは、便利な機能を多数備えているのが魅力。点滅パターンを変えられるリアライトや、虫よけネット・着脱可能なゴーグルなどほしい機能を網羅していました。機能は比較した商品のなかでもトップクラスの充実度で、夜間や日差しの強い日などシーンに合う使い方ができます。インナーパッドを取り外して洗えるのもうれしい点です。
大きめの通気口があり、涼しさも良好。サイクルキャップ着用後に本品を被り風を送ったところ、サイクルキャップの表面温度は2.1℃低下しました。比較した全商品の平均2.05℃(※執筆時点)をわずかに上回る結果です。「通気性がよい」との口コミどおり、空気が抜けやすいつくりで夏場も使いやすいでしょう。
一方で、フィット感には懸念が残ります。実際に着用した9名の男性モニターからは、「ゆるい」「こめかみが痛い」などの声があがりました。「フィット感が物足りない」との口コミどおり、日本人の頭には合いづらい形状といえます。顎ひもも「長すぎる」との指摘があり、フィット感を高める効果はあまり期待できません。
重量が267gと、やや重いのも気になるところ。比較した商品内でも260gを上回ったものは少なく、約半数の商品は軽量なヘルメットの目安とされる250g以下でした。長時間のライドでは、人によっては首や肩に負担がかかりやすく、疲労を感じる可能性があります。
多機能なうえ、CE認証・CPSC認証を取得し安全性も期待できる商品ですが、フィット感の低さと重さが足を引っ張りました。比較したなかには「ogk kabuto rezza-2」のように、日本人の頭にフィットしやすく非常に軽量なものも。より快適な着用感を求めるなら、ほかの商品も検討してみてください。
実際にShinmax 069式自転車ヘルメットと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイロードバイク用ヘルメットと、フィット感・重量・涼しさ・便利な機能それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Shinmax 069式自転車ヘルメットの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
2023年4月より、自転車に乗る際のヘルメットの着用が義務化されました。努力義務なので罰則はないものの、安全のためにぜひ着用しましょう。特にロードバイクはスピードが出やすいので、専用のヘルメットを用意して身を守ることが重要ですよ。
今回ご紹介するShinmax 069式自転車ヘルメットも、ロードバイク用ヘルメットです。マグネットで簡単に着脱できるゴーグルが付属しており、サングラス代わりに使えます。形によって一部例外はあるものの、メガネをつけたまま使えるのも魅力です。
販売元のShinmaxは、ECサイトを中心にサイクリング用品やアウトドア用品などを展開するメーカー。アジアンフィットモデルやサンバイザーつきモデルなど、さまざまな種類の自転車用ヘルメットを販売しています。
夜間のライドに役立つリアライトも付属。点滅・速い点滅・常時点灯の3つのモードを搭載しており、状況に応じて変えられるのが利点です。28個もの通気口を搭載し、通気性のよさにも配慮されています。
外側には、耐衝撃性が高い素材として知られるポリカーボネート(PC材)を採用。内部には高衝撃吸収性のEPS(発泡スチロール)を使用し、安全性を強化するとともに軽量化も図っています。
ヨーロッパのCE認証と、アメリカのCPSC認証を取得。日本のJISマーク認証やSG認証を取得している商品と同様に、安全性が期待できるでしょう。JCF公認ではないため国内のレースでは使えないものの、街乗りやサイクリングにおすすめです。
メーカー公称値の重量は270g、推奨頭囲は57~62cmです。大人向けですがサイズ調整ができるので、適用範囲内の子どもでも使えるとアピールしています。
カラーは検証で使用したグレーブラックを含む、全9色が確認できました。黄緑や水色など鮮やかなカラーもラインナップされています。愛車やウェアとのコーディネートを楽しめるのがうれしいですね。
自分にぴったりのヘルメットを選ぶには、頭囲を計測しましょう。頭が痛くなるのを避け頭部をしっかり守るために、頭の形・大きさに合うヘルメットを使うことが重要です。
頭囲は、眉毛よりも指2本分ほど上の位置から、後頭部の最も出っ張っている部分にメジャーをあてて測ります。周りの人に手伝ってもらうと、より正確に測れますよ。
今回はShinmax 069式自転車ヘルメットを含む、ロードバイク用ヘルメット全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、フィット感の検証です。
9名の日本人男性モニターが着用し、頭全体を包み込むようにフィットするか・どこか一部分が当たって痛くならないか・アジャスターが操作しやすく、ほどよい締めつけ具合に調整できるかを確認しました。
商品を試したモニターのなかで、「フィットした」と回答したのは9名中2名のみ。口コミに「フィット感が物足りない」とあったように、「こめかみが痛い」「うまくフィットしない」といった声が多数あがりました。
フィットすれば安定感はありますが、日本人の頭にはマッチしにくい形状といえます。購入前にしっかりと頭囲を計測し、サイズを確認しておきましょう。
比較した商品のなかでも、「LAZER TEMPO KC AF」やオージーケーカブトの「rezza-2」「RECT」は、モニターほぼ全員がフィット感に満足し高評価を獲得。日本人向きのフォルムといえるので、フィット感を求める人は要注目です。
<ヘルメットの形状についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
また顎ひもについても「長すぎる」との声があがっており、評価は伸び悩みました。
比較した商品のなかには、顎ひもやアジャスターを微調整することで、頭全体のフィット感がアップしたものも。本品は本体の形状が合いにくいうえ、顎ひも・アジャスターで調整しても、全体のフィット感はそれほど変わらないといえます。
コメントは一部抜粋
その結果、重量は267gとやや重いのが気がかり。軽量なヘルメットの目安は250g前後といわれており、比較した全商品の重量平均は254.7g(※執筆時点)でした。本品は「軽くて楽」との口コミには頷けない結果で、人によっては首や肩に負担がかかる可能性があります。
比較した商品内では、「ogk kabuto rezza-2」が215gと最も軽量(※執筆時点)でした。軽さにこだわる人はあわせてチェックしてみてください。
すると、温度は2.1℃低下し風通しは良好。比較した全商品の平均は2.05℃(※執筆時点)だったことをふまえると、涼しさを保ちやすい商品といえます。
「通気性がよい」との口コミどおり、大きめのベンチレーション(通気口)から適度な空気の抜けを感じられるでしょう。暑い日でも快適なサイクリングを楽しめそうです。
その結果、ほしい機能を網羅しており高評価を獲得。内側のパッドは着脱が可能なので、手軽に洗えます。さらに背面にはリアライトを、通気口には虫の侵入を防ぐ虫よけネットを装備。マグネットで着脱可能なゴーグルもついているので、サングラスを別で用意する必要がないのもメリットです。
比較した全商品のうち、ゴーグルやバイザーがついていたのは約半数、リアライトがついていたのは全体の約3割でした(※執筆時点)。機能性を重視する人でも、十分に満足できるでしょう。
重量(実測値) | 267g |
---|---|
インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | CPSC認証、CE認証(EN1078) |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 270g |
---|
Shinmax 自転車ヘルメットは、ShinmaxのAmazon公式店のほか、Yahoo!ショッピング・楽天市場などのECサイトで購入が可能です。サイトによって価格やカラーラインナップが異なるので、複数のサイトをチェックしたうえで購入してください。
リアライトの電池交換については、Amazonの公式オンラインショップにて動画で紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。
ヘルメットの耐用年数は約3年です。雨・紫外線などが原因で経年劣化が起こり、保護性能が失われていきます。一見きれいでも劣化している可能性が高いため、古いものを使い続けないようにしてください。
強い衝撃が加わった場合は、耐用年数に関わらず新しいものに交換しましょう。自転車用ヘルメットは一度でも強い衝撃を受けると、本来の性能を発揮できなくなる可能性が。転倒したりぶつかったりした際には、必ず買い替えることをおすすめします。
最後に、モニターからフィット感がよいと高い支持を得た商品をご紹介します。
軽さを重視する人は、オージーケーカブトのogk kabuto rezza-2に注目。重量は215gと、比較したなかでもトップクラスの軽さです。多くのモニターの頭にしっかりフィットし、涼しさも良好。反射材・虫よけネットなど機能面も上々です。JCF公認なので、レースに出たい人にも狙い目ですよ。
夏場の快適さを求めるなら、KASKのRAPIDOがおすすめ。ベンチレーションが大きく、涼しさの検証では風が頭にしっかりあたりました。欧米ブランドでありながら、日本人の頭にも合いやすく、モニターから高い支持を獲得。重量は217gと軽く、肩や首への負担も少ないでしょう。
重量(実測値) | 215g |
---|---|
インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | JCF公認 |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 215g |
---|
OGK KABUTO REZZA-2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量(実測値) | 217g |
---|---|
インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | JCF公認、CE認証(EN1078) |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 220g(Mサイズ) |
---|
KASK RAPIDOをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。