ワンランク上の包み込むようなフィット感と謳うロードバイク用ヘルメット、OGK KABUTO REZZA-2。「日本人向けの幅広タイプでフィットする」「長時間着用しても重さが気にならない」と評判です。一方で、「大きすぎてズレてしまう」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のロードバイク用ヘルメットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、ロードバイク用ヘルメット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
OGK KABUTO REZZA-2は、とにかく軽くて快適に使えるヘルメットをお探しの人におすすめです。重量は実測値で215gと非常に軽く、比較した全商品のなかでも最軽量(※執筆時点)でした。実際に被ったモニターからは「首や頭がまったく痛くならない」との声が聞かれ、通勤・通学はもちろんレースなど長時間の使用でも負担を感じにくいでしょう。
日本人の頭に合わせて設計されており、適度なフィット感もモニターから好評。海外モデルには、幅が狭く窮屈さを感じるものもありました。本品は「大きすぎてズレてしまう」という口コミ同様の声があったものの、幅広い人に合いやすい形状といえます。アジャスターは操作に戸惑う人が一部いましたが、コツをつかめば問題ないでしょう。
使い心地を向上させる機能も豊富。内側のパッドは取り外して洗えるうえ、比較したなかでは半数ほどしかなかった虫よけネットを搭載。反射材つきで車から気づかれやすく、安全性も考えられた設計です。
ベンチレーションがあり内部の通気性が高く、涼しさの評価も優秀です。実際に扇風機の風を当てて内部の温度変化を計測すると、元の温度から2.2℃低下。通気性の妨げとなる虫よけネットがありながら、比較した商品内では涼しさをより体感できました。蒸し暑い夏でも使いやすいといえます。
安全性の規格であるJCF認証を受けており、国内レースで使えるのも利点です。カラー展開も全15色と豊富で、好みに合うものが見つかりやすいでしょう。軽さ・涼しさ・使いやすさを兼ね備えた欠点の少ない商品なので、はじめて使う人からレースに参加する人までぜひ検討してみてください。
2023年4月より、自転車に乗る際ヘルメットの着用が義務化されました。警視庁のデータによれば、自転車事故の頭部損傷による死亡リスクは、ヘルメットを着用することで半分以下に抑えられるといわれています。自分や家族のためにもぜひ利用を検討しましょう。
今回ご紹介するREZZA-2(レッツァ2)は、自転車や競技用ヘルメットを製造する日本の大手メーカー・OGK KABUTO(オージーケーカブト)の商品。マルチに使えると評判のエントリーモデル「REZZA」をアップデートし、目を保護するシールド(別売り)が装着可能になりました。
OGK KABUTOでは、アジア人に合う快適な装着感と安全性に配慮して製品を開発しているのも特徴です。REZZA-2も同様に、フィット感にこだわって作られていますよ。
安全性に関する規格として、日本自転車競技連盟によるJCFマークを取得。競技用自転車で使用するヘルメットの安全性試験をクリアしており、日本のレースに参加するための必須要件も満たしています。
後部のアジャスターには、後頭部を包み込むようなつけ心地を追求した、独自の「XF-8アジャスター」を採用。適度にしなりのある形状かつ上下4段階に調整可能で、ワンランク上のフィット感を味わえると謳っています。
専用アタッチメントを購入すれば、別売りの「AR-5シールド」や「ARS-3シールド」が取りつけ可能です。どちらもUVカット率99%以上を公称しており、視界を確保しながら雨風や紫外線から目を保護できますよ。ただし付属のフロントバイザーと併用はできないので、頭に入れておきましょう。
サイズはM/LとXL/XXLの2種類、カラーは全15色と幅広い層のニーズに応えるラインナップ。あごひもの色はブラック・グレーがあり、本体カラーによって異なります。
付属のフロントバイザーは着脱可能で、シーン・好み・頭の大きさに合わせて選べるのがうれしいですね。サイズ・カラーの詳細は以下を参照してください。
<サイズ>
<カラー>
ヘルメット選びは、頭の形やサイズとの相性が重要です。見た目だけで選ぶと頭が痛くなったり、頭を十分に守れなかったりする可能性があるので注意しましょう。
また、日本人は欧米人に比べて頭の横幅が広いのが特徴。海外ブランドは欧米人の頭の形に合わせて設計されたものが多く、頭に合わないことがしばしばあります。
購入する際は、まず頭囲(頭の周りの長さ)を測りましょう。眉毛から指2本分くらい上の位置から後頭部の出っ張っている部分を通るように測定します。うまくいかない場合は、家族や友人に手伝ってもらってくださいね。
今回は、OGK KABUTO REZZA-2を含むロードバイク用ヘルメット全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、フィット感の検証です。
日本人男性9名のモニターが自分の頭囲に合ったヘルメットを着用。頭全体を包み込むようにフィットするか、痛くならないか、アジャスターはちょうどよく調整できるかなどチェックしました。
その結果、モニター9名中6名が「フィット感がよい」と回答し評価は優秀。「隙間なくフィットし、快適に装着できる」「とても軽くてフィット感があり、頭の中で動かない」など、プラスの声が多数寄せられました。
比較した商品内には、前後に長い形状でズレてしまったり、小さくて頭に当たるような感覚がしたりするものも。対して本品を含むオージーケーカブトの商品は、アジア人向けに設計されているおかげか、フィットしやすい傾向がありました。
ただ頭の形状は個人差があるため、「大きすぎてズレてしまう」との口コミのように、締めつけやゆるさを指摘する声もあがっています。頭が小さかったり幅が狭かったりする人は、可能であれば欧米系モデルも試着してみるのがよいでしょう。
<フィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
顎ひもとアジャスターのフィット感に満足したニターは、9名中4名。紐がやわらかく肌あたりがよい点や、アジャスターを適度にフィットさせられる点が好評でした。「独自のXF-8アジャスター採用で包み込むようなつけ心地」と謳うのにも頷けます。
しかしなかには、「顎下にあり見えないためとまどった」「接合力が強いため、顎の肉を挟んでしまった」と操作に手こずったモニターも。比較したサッと顎ひもを留められた商品と並ぶと、慣れるまではコツが必要でしょう。
<顎ひも・アジャスターのフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、重量の検証です。実測値をもとに軽いものほど高評価としました。なおバイザーやシールドなどの付属品はすべて外し、本体に埋め込み型のリアライトは外さずに検証しています。
その結果、重さは実測値で215gと比較した商品内でも最軽量(※執筆時点)。全商品の平均値である約255g(※執筆時点)や、軽量なヘルメットの目安となる250g前後を優に下回りました。
重さがあると首や肩が疲れやすくなるため、ヘルメットを被り慣れていない初心者ほど軽量なものがおすすめです。本品であれば、通勤・通学時はもちろん長時間のレースでも頭にかかる負担を軽減できるでしょう。
続いて、涼しさの検証です。サイクルキャップの上からヘルメットを被り、大型扇風機で風を当て表面の温度変化を計測。サーモグラフィで測った際の温度低下が大きいものほど高評価としました。
室温23℃の状態で検証した結果、頭部の温度は2.2℃低下し優秀な評価を獲得。通気性の妨げとなりやすい虫よけネットがついていながら、比較した商品のなかでもより涼しさを感じられたのが魅力です。
本品と同じようにベンチレーションがあっても、空気の抜け方・頭の冷え方に違いがあり、比較したなかには1.3℃しか下がらなかった商品も。対してこちらは、蒸し暑い夏でも快適にサイクリングを楽しめそうです。
最後は、便利な機能の検証です。日常的にサイクリングを楽しめる機能の有無をチェックしたところ、比較した約2割ほどの商品にしかない反射材が装備されていました。ドライバーの目に留まりやすく、安全性にも配慮されています。
約半数ほどしかない虫よけネットがついており、小虫の入り込みも防止。内側のパッドは取り外して洗えるため、肌に直接触れる部分を清潔に保てますよ。またセットには、着脱可能なフロントバイザーが付属。別売りの専用アタッチメントを用意すれば、目を保護するためのシールドの取りつけも可能です。
リアライトやリアライト用スリットがないのは惜しいですが、比較したなかでも搭載しているものは少なかったため、必要な人はあとづけなども検討してみてください。
重量(実測値) | 215g |
---|---|
インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | JCF公認 |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 215g |
---|
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OGK KABUTO REZZA-2は、全国の登録店や、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECサイトで購入可能。価格は税込11,880円です(※執筆時点・公式サイト参照)。ECサイトの場合、取扱店舗によって値段やポイント・送料が異なるので、リサーチしてお得に手に入れてくださいね。
ヘルメットは経年劣化し、本来の保護性能を徐々に失います。安全認証のひとつであるSGマークは有効期限を購入後3年としており、買い替えが推奨されています。目に見えない部分の劣化も進むので、一見きれいでも古いヘルメットは使わないようにしましょう。
またヘルメットは、壊れることで衝撃を吸収し頭を守る仕組みです。一度でも強い衝撃が加わると、次の使用時に本来の性能を発揮できないため買い替えが必要。安全のために意識しておきましょう。
最後に、ほかの魅力を持ったモデルもご紹介します。
軽量で涼しいヘルメットをお探しなら、KASKのRAPIDOがおすすめです。空気の流れがよい大きなベンチレーションがあり、ヘルメット内部によく風が通るのがメリット。欧米ブランドのなかでは日本人の頭の形状に合いやすく、後頭部のアジャスターで楽に調整できました。重量も217gと軽量ですよ。
頭が大きめの人は、オージーケーカブトのRECTも検討してみましょう。日本人の頭に合いやすい大きめのつくりで、実際に使ったモニターからは「いつまででも被っていられる」など好評でした。インナーパッドには虫よけネットがあり、反射材も装備。JCF公認なので国内レースでも使用できます。
重量(実測値) | 217g |
---|---|
インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | JCF公認、CE認証(EN1078) |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 220g(Mサイズ) |
---|
KASK RAPIDOをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量(実測値) | 250g |
---|---|
インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | JCF公認 |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 245g |
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OGK KABUTO RECTをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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