リアライトやバイザーなどの機能が充実しているロードバイク用ヘルメット、BASECAMP 自転車ヘルメット BC-010。インターネット上では「通気性がいい」と評判です。しかし、「顎ひもの調整に手間取る」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のロードバイク用ヘルメットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ロードバイク用ヘルメット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
BASECAMP 自転車ヘルメット BC-010は、ロードバイク初心者や通勤通学用に使用したい人におすすめです。便利な機能が豊富で、着脱可能な内側パッド・バイザー・虫よけネットを搭載しています。比較した半数以上の商品が非搭載だったリアライトを搭載しているのはとくにうれしいポイント。夜道で走行する際の安全性にも配慮されています。
重量は237gと、比較した商品の平均重量254.7g(※執筆時点)を下回る軽量タイプです。首や肩への負担が少ないので、ヘルメットを被り慣れていないサイクリング初心者にも適しています。JCF認証は受けていないためレースには参加できませんが、普段使いするぶんには何の問題もありません。
ただし通気性がよいとはいえず、頭部の涼しさはいまひとつです。実際に男性モニターが着用したところ、フィット感にも賛否両論でした。「頭を動かしてもヘルメットが動かない」「微調整しやすい」とプラスの声がある一方、「隙間がある」「硬い部分が当たる」と感じた人もいます。
「顎ひもの調整に手間取る」という口コミ同様の声が聞かれた点も気がかりです。比較したなかには日本人の頭の形状と相性がよいものもあったのに対し、こちらは個人差が顕著に表れました。本体の頭囲サイズは約57〜62cmなので、自分の頭囲を正しく測ったうえで、合うかしっかり確認しておきましょう。
執筆時点の価格は税込5,000円以下(※ECサイト参照)と、比較したなかでもリーズナブルです。頭囲が合う人かつレースに興味がない人には便利で使いやすいアイテムですが、上位商品にはより日本人の頭に合いやすい形状で、被り心地に優れるものもあるため、比較して検討してみてくださいね。
実際にBASECAMP 自転車ヘルメット BC-010と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイロードバイク用ヘルメットと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
BASECAMP 自転車ヘルメット BC-010の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
自転車に乗るときのヘルメット着用は、2023年4月から努力義務化されました。警察庁によると、自転車事故の死亡者約65%は頭部に損傷を受けており、ヘルメットをかぶることで死亡率が半分以下になるというデータが出ています。被っていなくても罰則はありませんが、リスクを軽減するためにヘルメットを着用しましょう。
今回ご紹介するBASECAMP 自転車ヘルメット BC-010は、快適にサイクリングを楽しめる工夫が随所に見られます。頭部を涼しく保てるよう、21個の通気孔を搭載。着脱可能なバイザーも付属しています。
さらに、夜間ライトは点滅・速い点滅・常時点灯の3つのモードに切り替え可能です。日光や湿気の厳しい夏場から夜間帯まで、季節や時間帯を問わずに活躍できる機能を備えています。
<カラーバリエーション>
ECサイト参照
ヘルメットを選ぶ際に最も重要なのは、頭の形やサイズとの相性です。日本人の頭は欧米人に比べて横幅が広い特徴があるため、海外ブランドのヘルメットは合いにくい可能性があります。見た目だけで選ぶのではなく、頭囲を正しく測り、サイズを照らし合わせて選ぶことが大切です。
頭囲とは、眉毛から指2本分くらい上の位置~後頭部の最も出っ張っている部分を通るラインのこと。自分の頭囲を測るときは一人で行うよりも、誰かに測ってもらうほうが正確に測れますよ。
今回は、BASECAMP 自転車ヘルメット BC-010を含む人気のロードバイク用ヘルメットを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、フィット感の検証です。
9人の日本人男性が実際にヘルメットを着用。フィット感のよさやアジャスターの調節のしやすさを評価しました。
比較したなかには、多数のモニターから好評で不満の声が少ないものもあったのに対し、前後・左右のブレを指摘する声が複数あがっています。アジャスターで調整すると窮屈さを感じた人もいたため、日本人の頭に合いやすい形状とまではいえません。購入前にはしっかりサイズをチェックしましょう。
<ヘルメットの形状についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<顎ひも・アジャスターのフィットについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、重量を検証しました。本体埋め込み型のリアライトを除き、付属品は外した状態で計測。軽量なものほど高評価としました。
重量は237gと、比較した商品の平均重量である254.7g(※執筆時点)を下回る軽量仕様です。首や肩への負担があまりかからないので、疲れを軽減できます。ヘルメットを被り慣れていないサイクリング初心者におすすめです。
続いては、涼しさの検証です。サイクルキャップの上からヘルメットを被り、大型扇風機で45秒間風を当てた際の表面温度をサーモグラフィーで計測しました。
その結果、低下した温度は1.7℃と、比較した全商品の平均値2.05℃(※執筆時点)には届きませんでした。体感でも涼しさに物足りなさを感じ、「通気性がいい」との口コミとは反する結果です。通気孔は21個と豊富にあるものの、やや熱が抜けにくいため、蒸し暑い季節は熱中症に注意しましょう。
最後は、便利な機能の検証です。
実際に商品を確認したところ、機能面が充実していました。比較した半数以上の商品が非搭載だったリアライトを搭載しているのがとくにうれしいポイント。反射材はありませんが、夜道走行時の安全性に配慮されています。着脱可能なバイザーがついているので、日差しの厳しい日にも心強いでしょう。
内側パッドは取り外せるため汗や汚れを落としやすく、清潔に保てます。虫よけネットが付属し、虫の侵入を防げるのも利点です。前走者の巻き上げる砂埃や泥が気になるロードスタイルはもちろん、取り外してシティスタイルへとシーンに合わせて楽しめますよ。
重量(実測値) | 237g |
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インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | CPSC認証、CE認証(EN1078) |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 267g |
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BASECAMP 自転車ヘルメット BC-010は、Yahoo!ショッピング・Amazonなどの大手ECショップで販売中。ポイントなどを使うとお得に買える場合があるので、いつもお使いのサイトがある人はリサーチして検討してみてはいかがでしょうか。
ヘルメットは紫外線や雨などにより経年劣化が起こるため、定期的な買い替えが必要です。安全認証のひとつであるSGマークは有効期限を購入後3年としており、一般的にもヘルメットの買い替えは3年を目安に行うのが理想とされています。
また、自転車用ヘルメットは壊れることで衝撃を吸収し、頭を守る構造です。3年が経過していなくても、強い衝撃を受けた場合には交換してくださいね。
最後に、フィット感や涼しさを求める人におすすめの商品をご紹介します。
オージーケーカブトのREZZA-2は、軽量かつフィット感に優れているのが魅力。日本人の頭に合うよう設計された一品で、JCF公認を受けておりレースにも参加が可能です。反射材つきで安全面にも配慮されています。また、通気性が高く熱がこもりにくいため、蒸し暑い季節でも涼しく感じられるでしょう。
暑い季節でも快適にサイクリングを楽しみたいなら、KASKのRAPIDOがおすすめ。扇風機を当てて涼しさを検証すると、風がよく通り内部の温度は2.9℃も低下しました。軽量仕様で、首や肩への負担を抑えられるのも魅力です。ゆとりがある設計で、日本人の頭とのフィット感も良好でした。
重量(実測値) | 215g |
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インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | JCF公認 |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 215g |
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OGK KABUTO REZZA-2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量(実測値) | 217g |
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インナーパッド取り外し可能 | |
認証規格 | JCF公認、CE認証(EN1078) |
反射テープ付き | |
リアライト付き | |
虫よけネット付き |
良い
気になる
重量(公称値). | 220g(Mサイズ) |
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KASK RAPIDOをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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