静音性に優れコンパクトに収納できると謳う、TIGORA フィットネスバイク TR FB003-XB。「驚くほど静か」「ペダルの重さを調節でき、無理なく続けられる」と評判です。しかし、「座り心地が悪い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のエアロバイク・フィットネスバイクとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、エアロバイク選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
エアロバイクはコナミスポーツ株式会社の登録商標です。ただし、より知名度の高い一般的な名称で表現するために、本記事ではフィットネスバイクのことを一部「エアロバイク」と表記しています。
目次
TIGORA フィットネスバイク TR FB003-XBは、ながら運動しやすいコンパクトなモデルをお探しの人におすすめです。スマホ・タブレットを置ける台があり、動画や映画を観ながら使えるのが魅力。連続使用時間も60分あり、ドラマも運動も長く楽しめます。比較した商品内には折りたためないものがあったなか、奥行40cmの小ささまで折りたため省スペースで収納できますよ。
「驚くほど静か」との口コミどおり、スピードを出して漕いだときの騒音は45dBを記録。比較した全商品の平均値49.84dB(※執筆時点)を下回りました。夜間にトレーニングしたい人や、集合住宅にお住まいの人でも使いやすいでしょう。
ペダルが踏みやすく滑りにくいのも利点です。実際に使ったモニターからは「コンパクトだけど踏み込みやすい」など満足の声が多数挙がっています。ペダルストラップもあり、足をしっかり固定可能。比較したペダルが小さすぎる商品とは異なり、滑ることなくスムーズに漕げました。
「座り心地が悪い」との口コミに反し、モニター6人全員が座り心地に満足。サドルにはクッション性があり、「柔らかく座りやすい」などプラスの声が多く挙がっています。なかには揺れを激しく感じるモデルがあったのに対し、本品はコンパクトなXタイプながらガタつきはほぼなく、安定して漕げますよ。
ペダルの負荷は8段階、サドルの高さは7段階で調節可能。ただ負荷調整ダイヤルの位置が低く、漕ぎながら切り替えにくいのは惜しい点です。アプリ連携や心拍数の計測にも非対応で、本格的なダイエットにはあまり向かないでしょう。機能性を重視するなら、ほかの商品も検討してみてください。
そもそもエアロバイクとは、天気を気にせず運動したい人や、TV・スマホを観ながら汗をかきたい人に適したフィットネスアイテム。最低30分以上、最大心拍数の60〜80%の運動強度をキープして漕ぐことで、ダイエット効果も期待できます。
同じような見た目の商品にスピンバイクがありますが、こちらは体幹の筋力が必要なのでハードなトレーニングをしたい人向き。対してエアロバイクは長時間漕ぎ続けやすいとされており、運動に不慣れな人にもおすすめです。
今回ご紹介するフィットネスバイク TR FB003-XBは、音が静かでコンパクトに収納できると謳うエアロバイク。アルペングループのプライベートブランド「TIGORA(ティゴラ)」から販売されています。TIGORAでは、フィットネス用品のほか、スポーツアパレル・アウトドア用品など幅広いアイテムを展開していますよ。
エアロバイクの形状には、X・アップライト・リカンベントの3種類がありますが、本品はXタイプに該当。ほかのタイプより機能は少ないものの、手頃かつコンパクトで手軽に使いやすいものが多いのが特徴です。
本品は面が平らなフラットサドルを採用し、サドル高は720〜810mmの範囲で7段階に調節できます。耐荷重は90kgあり、体重以上の負荷がかかる点を考慮すると、体重70kgまでの人であれば長く使いやすい仕様です。
負荷方式はマグネットタイプで、負荷の強さは8段階で調節OK。アプリ連携機能はありませんが、スマホ・タブレットが置けるスタンドもあり、動画などを観ながらフィットネスできますよ。
展開時の本体サイズは、幅43×奥行82×高さ114cm。簡単に折りたためると謳っており、収納時のサイズは幅43×奥行40mm×高さ143cmまでコンパクトになります。
くの字型をしたハンドルのデザインも特徴的。重さは13.5kgです。単四乾電池2本で稼動し、60分間連続で使用可能ですよ。
今回はTIGORA フィットネスバイク TR FB003-XBを含む、エアロバイク全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、機能性の検証です。
モニター機能の豊富さ・負荷調節段階数・連続使用時間・サドルの高さ調節段階数をチェック。「機能が充実していて、多くの人と共有して使える商品」を高評価としました。
調べたところ、機能性は必要十分。「ペダルの重さを調節でき、無理なく続けられる」との口コミどおり、負荷は8段階に調節可能です。サドル高さも720〜810mmの範囲で7段階に調節でき、家族で共有したい人にも重宝しますよ。
心拍数は測れないものの、スピード・距離・カロリーなどの情報は測定可能。比較したほかの商品には連続で30分しか使えないものもあるなか、60分間使えるのもうれしポイントです。
なお本品のようなXタイプは、アップライトタイプと比べると機能が非常にシンプル。本格的なダイエットに活用したい人には物足りない可能性がありますが、運動初心者には向いているといえます。
次は、静音性の検証です。体重65kgのモニターがスピードを出して漕ぎ、騒音を計測。「早朝や夜間でも近所に騒音が響かないほど静かな商品」を高評価としました。
検証すると「驚くほど静か」との口コミどおり、静音性は非常に優秀。スピードを出して漕いだときの騒音値は45dBと、比較した全商品の平均値49.84dB(※執筆時点)を下回りました。
なお約45dBは、美術館の館内と同レベルの騒音値とされています(参照:環境省)。夜間にトレーニングしたい場合や、集合住宅などで周囲を気にせず運動したいときでも使いやすいでしょう。
続けて、漕ぎやすさの検証です。
これから運動習慣をつけようとしている30〜40代の男女モニター6人が3分間漕いで、ペダルの踏みこみやすさ・ペダルの滑りにくさ・座り心地などをチェック。運動習慣がないモニターでも漕ぎやすいモデルを高評価としました。
ペダルの踏みやすさは優秀で、モニター6人中5人が「満足」と回答。コンパクトな見ためながら踏み込みやすく、スムーズに漕げました。
ペダルストラップがあり、足をしっかり固定できる点も魅力です。比較したほかの商品には、ペダルの引っ掛かりや重さを感じるものもありましたが、本品はそのような指摘は聞かれませんでした。
ペダルが滑りにくいのも利点です。モニター6人全員が滑りにくさに満足し、「滑る感じがなく早く漕いでも安定感がある」などプラスの声が寄せられました。ペダルが小さすぎるものやツルツルした素材の商品とは異なり、なめらかに漕げるでしょう。
<ペダルの踏みやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「座り心地が悪い」との口コミに反し、座り心地も非常によくモニター6人全員が満足。サドルが柔らかくクッション性があり、「体に負荷がかからず座り心地がよい」といった高評価な声が集まりました。
安定性が高くガタつきにくい点も全モニターから好評です。比較したなかには揺れを激しく感じるものがあったのに対し、「一定のリズムで漕げて安定していた」「ほとんど揺れを感じることはなかった」などの声が挙がっています。
なお比較した結果、本品のようなXタイプはアップライトタイプよりも、安定感があり乗り心地がよい傾向がありました。本品はコンパクトさもウリにしており、場所をあまり取れないけれど快適に漕げるモデルがほしい人におすすめできます。
<座り心地についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、負荷調節のしやすさはいまひとつ。ダイヤルの位置が下すぎると感じた人が多く、「満足」と回答したのはモニター6人中1人にとどまりました。
一定の負荷で漕ぐなら大きなデメリットにはならないものの、漕いでいる途中で負荷を切り替えたいシーンには使いにくい可能性があります。姿勢を崩さずスムーズに切り替えしたいなら、負荷調節ダイヤルがモニターの真下にある商品もチェックしてみてください。
<負荷調節のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、続けやすさの検証です。
折りたためるか・アプリ連携機能の有無・スマホ・タブレット台の有無などのポイントを確認。「コンパクトに収納できるうえ、トレーニングを継続しやすい機能が備わっている商品」を高評価としました。
続けやすさは高評価です。折りたたみ可能で、収納時のサイズは幅43×奥行40cmとコンパクト。比較した商品には、折りたためないものや折りたためてもサイズが大きいものもありました。本品は場所を取らず重量も13.5kgと軽量で、気軽に出し入れできそうです。
スマホ・タブレット台がある点もメリット。運動しながら動画や映画を観られるので、楽しく無理なく続けやすいといえます。モニター角度は45度以上あり、見えにくさも感じません。モニター画面が小さく、スマホを見る際の邪魔になりにくいのも利点です。
ただ、アプリとの連携機能がないのは惜しい点。対応している商品には、細かく数値を管理できたり、アプリ内でインストラクターのレッスンを受けられたりするものもありました。本品は、運動初心者など機能にこだわらない人向けといえます。
TIGORA フィットネスバイク TR FB003-XBは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。取扱店舗によって送料や値段が変わるので、比較してお得に購入しましょう。
また、アルペングループのオンラインストアでも購入できます。価格は執筆時点で税込12,999円(※公式サイト参照)です。店舗取り置きなども申し込めるので、近くに実店舗がある人はチェックしてくださいね。
おすすめしたいのは、HIIT(High Intensity Interval Training)というトレーニング方法。限界まで体を追い込むことで心拍数が高まり、心肺機能が向上して短時間で消費カロリーを増やせるのが特徴です。初心者は20秒間全力で漕いで10秒休むというルーティンを、3〜4セット行うところからはじめるとよいでしょう。
慣れてきたら、8セット完遂を目指しつつ、1セットずつ増やすことが効果的。また持続的な運動効果を求めるなら、週に2回以上のHIIT実施を心掛けてくださいね。
最後に、機能性を重視する人に適したモデルをご紹介します。
アプリと連携できるモデルなら、ハイガーのフィットネスバイク HG-QB-J917Bがおすすめ。心拍数を測定でき、細かくデータを取りたい人に適しています。負荷調節ダイヤルがモニターのすぐ下にあり、漕ぎながら簡単に負荷を変更できる点も魅力。安定した漕ぎ心地で続けやすいでしょう。
運動初心者は、STEADY フィットネスバイクに要注目。トレーニング解説動画を見られるのがうれしいモデルです。奥行48cmとコンパクトに折りたため、スピードを出して漕いでも45dBと音も静かでした。60分間連続で使用できるのも魅力。これから運動をはじめたい人はぜひ検討してくださいね。
形状 | Xタイプ |
---|---|
設置面積 | 0.2畳 |
設置面積. | 0.2畳 |
サドル形状 | フラットサドル |
サドル位置調整可能 | |
サドルの前後調節段階数 | 不明 |
サドルの高さ調節段階数 | 7段階 |
背もたれあり | |
ハンドル位置調整可能 | |
ペダルの種類 | ビンディングペダル |
ペダルストラップ付き | |
トゥクリップ付き | |
ハンドルにザラつきあり | |
スマホ・タブレット台あり | |
スマホ・タブレット台の位置 | モニターが隠れる |
アプリ連携機能 | |
zwift対応 | 不明 |
発電機能 | |
サドル後部の幅 | 31cm |
負荷調節ダイヤル位置 | モニター下 |
耐荷重量. | 120kg |
負荷調節段階数 | 10段階 |
負荷方式 | マグネット負荷方式 |
電源 | バッテリー |
動力伝達方式 | 不明 |
ホイール重量 | 不明 |
耐荷重量 | 120kg |
走行音 | 45dB |
ホイール重量. | 不明 |
連続使用時間 | 30分 |
モニター付き | |
モニター表示機能 | 時間、速度、走行距離、消費カロリー、心拍数 |
本体重量 | 20kg |
本体幅 | 50cm |
本体奥行 | 67cm |
本体高さ | 128cm |
折りたたみ可能 | |
折りたたみ時の幅 | 50cm |
折りたたみ時の奥行 | 53cm |
折りたたみ時の高さ | 136cm |
レンタル・サブスクサービスあり | 不明 |
心拍計付き | |
負荷ダイヤルがハンドルの近くにある | |
サドル中央が上に反っている | |
ハンドルの土台の分離なし | |
ヘルスケアモニターで数値を一画面で確認できる | |
テーブル付き | |
付属品 | 不明 |
メーカー保証付き | |
カラー | ホワイト |
ハイガー フィットネスバイク HG-QB-J917Bの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
形状 | Xタイプ |
---|---|
設置面積 | 0.17畳 |
設置面積. | 0.17畳 |
サドル形状 | フラットサドル |
サドル位置調整可能 | |
サドルの前後調節段階数 | 不明 |
サドルの高さ調節段階数 | 7段階 |
背もたれあり | |
ハンドル位置調整可能 | |
ペダルの種類 | ビンディングペダル |
ペダルストラップ付き | |
トゥクリップ付き | 不明 |
ハンドルにザラつきあり | 不明 |
スマホ・タブレット台あり | |
スマホ・タブレット台の位置 | モニターが隠れない |
アプリ連携機能 | |
zwift対応 | 不明 |
発電機能 | |
サドル後部の幅 | 不明 |
負荷調節ダイヤル位置 | モニター下 |
耐荷重量. | 100kg |
負荷調節段階数 | 8段階 |
負荷方式 | マグネット負荷方式 |
電源 | 不明 |
動力伝達方式 | 不明 |
ホイール重量 | 不明 |
耐荷重量 | 100kg |
走行音 | 45dB |
ホイール重量. | 不明 |
連続使用時間 | 60分 |
モニター付き | |
モニター表示機能 | 時間、走行距離、消費カロリー、心拍数 |
本体重量 | 14.7kg |
本体幅 | 41cm |
本体奥行 | 67cm |
本体高さ | 110cm |
折りたたみ可能 | |
折りたたみ時の幅 | 41cm |
折りたたみ時の奥行 | 48cm |
折りたたみ時の高さ | 130.3cm |
レンタル・サブスクサービスあり | 不明 |
心拍計付き | |
負荷ダイヤルがハンドルの近くにある | |
サドル中央が上に反っている | |
ハンドルの土台の分離なし | |
ヘルスケアモニターで数値を一画面で確認できる | |
テーブル付き | |
付属品 | 不明 |
メーカー保証付き | |
カラー | ブラック、ホワイト |
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。