ダイエットからトレーニングまで幅広い用途に対応したALINCO スピンバイク1621。インターネット上では「音が静かでマンションでも使いやすい」と評判です。しかし、「サドルが硬くてお尻が痛い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ALINCO スピンバイク1621を含むスピンバイク全5商品を実際に使って、漕ぎ心地・走行音の静かさ・前傾姿勢のとりやすさ・運動強度の調節のしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ALINCO スピンバイク1621は、本格的なトレーニングをしたい運動上級者の人におすすめです。実際に4人のモニターで使用したところ、踏み込みやすく安定感があり「滑らかに漕げる」との声が多数上がりました。とくに、つま先を固定できるトゥクリップつきのペダルなのが長所。比較した面ファスナーつきのペダルと比べてつま先がずれることもなく、しっかり踏み込めます。
本体もどっしりと安定しており、ぐらつきを気にせず運動できるのもよい点です。サドルは硬めのラウンド型で、比較した骨盤を安定させやすいフラット型と比べると、下半身が安定しにくい仕様。初心者には難しい印象ですが、そのぶん大きな負荷をかけられるため、ハードなトレーニングをしたい人にはうってつけですよ。
スピンバイクの基本姿勢である前傾姿勢を取りやすいのも魅力。比較したなかにはサドルの上下を5段階しか調整できないものもありましたが、本商品は6段階で調整できます。サドルの前後も無段階で変えられるため、身長も合わせやすいですよ。ただしハンドルにざらつきがないため、手が滑らないようウェイトトレーニンググローブを着用するとよいでしょう。
走行音も45dBと、全体平均の約48.1dB(執筆時点)と比べてかなり静か。昼間の戸建て住宅地ほどの音のため、口コミどおり周囲を気にせず使用できるでしょう。
モニター画面には、速度・距離・消費カロリー・心拍数・時間・回転数が表示され、機能性にも優れています。負荷調整も無段階のため、自分のペースで運動強度を変えられますよ。使用時間は連続60分間と、短すぎることもありません。
機能が豊富にあり、静かで安定して走行できる優秀な商品です。負荷をかけた運動ができるので、ジム代わりに使用したい人はぜひチェックしてくださいね。
そもそもスピンバイクとは、自転車を漕ぐ要領で、効率よく運動量を確保できる商品。ペダル部分の負荷を変更することで、自分のペースで運動できます。
今回ご紹介するのは、仮設機材を中心にフィットネスマシンなどの製造販売を行うALINCOのスピンバイク1621。ペダル負荷やハンドルを持つ位置を変えることで、低負荷でのダイエットからハードトレーニングまで幅広く対応できると謳う商品です。スピンバイクの基本姿勢である前傾姿勢を取りやすいよう、ロングハンドルを採用しています。
ホイール全体がカバーで覆われているため、巻き込みによるけがが起こる心配が少なく、ペットや小さなお子さんがいても運動しやすいのも魅力。ハンドル中央部分にはタブレットトレーが付属しており、スマホやタブレットで音楽や動画を楽しみながら運動できますよ。
本体サイズは幅22×奥行117×高さ87cm。重量は約31.5kgとかなり重めですが、キャスターと持ち手がついているため、自宅内の好きな場所に移動できます。
適応身長は、約150~180cmです。サドルの位置や高さ・ハンドルの高さを細かく変えられるので、体型に応じて調整しやすいでしょう。
耐荷重量は120kg。スピンバイクは体重をかけて強く踏み込むため、サドルやペダルに大きな力が加わります。できるだけ長く使い続けるために、自分の体重+20kgの耐荷重のある商品を選ぶとよいですよ。
形状が似ているものにエアロバイクがありますが、両者の違いは漕ぎ姿勢と運動強度にあります。スピンバイクは前傾姿勢で漕ぐのに対して、エアロバイクは直立姿勢で漕ぐスタイル。前傾姿勢を保つために多くの筋力を使うため、運動強度はスピンバイクのほうが強いのが特徴です。
これから運動を始める運動初心者であれば、エアロバイクのほうが続けやすいでしょう。一方で、すでに運動習慣のある人で、ジムに行く費用を浮かせたい場合などには、スピンバイクを検討してみてくださいね。
スピンバイクの魅力は、前傾姿勢で漕ぐことで体幹・下半身まわりの筋肉に刺激を与えられること。自宅で本格的な有酸素運動ができるため、ジムのようなハードな運動をしたい人やボディラインを引き締めたい人に向いています。
天候や時間帯に左右されることがないので、自宅でペースを保って運動できるのもよい点です。効率よく体脂肪を燃焼させるためには継続することが大切なので、効率のよい運動が期待できるでしょう。
無理のない運動にするためには、サドルを自分に合った位置にセッティングすることが重要なので、運動を開始する前に必ずチェックしましょう。
今回はALINCO スピンバイク1621を含む、スピンバイク全5商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、漕ぎ心地の検証です。
運動習慣のある30〜40歳の男女6名のモニターに商品を使用してもらい、ペダルの踏み込みやすさ・座り心地・安定性・負荷調節のしやすさをチェックしました。
滑らかな走り出しで、ペダルの踏みやすさは高評価です。実際に使用したモニターからも「強く踏み込みやすく、心地よい」との声が多く、全員から満足の声が上がりました。本商品の負荷の調整は、磁力が引き合う力を利用したマグネット負荷方式ですが、ほかの摩擦負荷方式を採用した商品と同じくペダル周りは良好です。
なかでも、つま先を固定できるトゥクリップつきのペダルを採用しているのがよい点。比較した面ファスナーで固定するペダルよりも強く踏み込みやすく、前滑りすることもないため、安定して漕ぐことができました。
本体の安定性もモニター全員から好評で、「どっしりと安定している」と絶賛のコメントが多く寄せられました。ぐらつきを気にすることなく、集中して運動に取り組めるでしょう。
<ペダルの踏み込みやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方口コミのとおりサドルが硬く、座り心地の評価は伸び悩みました。比較したところ、フラットサドルは安定して座れる傾向がありましたが、こちらは骨盤が安定しにくいラウンドサドル。モニターからも「サドルが硬いのが気になる」「細めでお尻の形と合いにくい」との声が多く聞かれました。
ややバランスを取りづらいため、本格的なトレーニングをしたい人や運動上級者に向いているといえます。
負荷の調整は簡単です。前面の画面にボタンがあり、漕ぎながら簡単にモードを変更できました。「反応が少し遅い」と感じたモニターもいましたが、集中力を切らさずに調整できるでしょう。
<座り心地についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、走行音の静かさの検証です。モニターにハイスピードで漕いでもらい、30cm離れた場所での走行音を騒音計で測定しました。
走行音は45dBと、口コミどおり非常に静か。全体平均の約48.1dB(執筆時点)よりも小さく、静音性は比較したなかでもトップクラスで優秀です。本商品は検証したなかでも走行音が静かな傾向があった、マグネット負荷方式だったのが要因と考えられます。
環境省によると、45dBは昼間の戸建て住宅地ほどの静けさとのこと。これなら早朝や夜間でも周囲を気にせず使えるでしょう。
続いて、前傾姿勢のとりやすさの検証です。正しいポジションに設定できるかを確認しながら、評価しました。
体に合わせてサドルを細かく調整できるため、前傾姿勢のとりやすさは高評価。比較した商品のなかにはサドル前後方向の調整が5段階と少ないものもあったなか、こちらは無制限で調整できます。ハンドルの位置も変えられるので、買ったあとに体型に合わないといったリスクを減らせますよ。
ただし、ハンドルはつるつるとした仕上げで、手汗によって手が滑ってしまう可能性があります。気になる人は、ウェイトトレーニンググローブや軍手をつけるなどの対策を検討しましょう。
最後は、運動強度の調節しやすさの検証です。モニターの表示内容・負荷調節段階数・連続使用時間を確認し、体に適した負荷をかけられるかをチェックしました。
連続使用時間は60分と運動するのにちょうどよい長さで、負荷調整段階も無段階。さらにモニター機能が充実しており、高評価を獲得しました。比較したなかには、心拍数が表示されないものもあるなか、こちらは速度・距離・消費カロリー・心拍数・時間・回転数と表示内容が豊富なのが魅力です。
モニターに表示される心拍数や消費カロリーなどを確認しながら、運動の目的に合わせて随時負荷を調整できます。具体的な数値を確認することで、トレーニングのモチベーションアップにもつながりますよ。
サドル形状 | ラウンドサドル |
---|---|
ペダルの種類 | トゥクリップ付きペダル |
ハンドルにザラつきあり | |
耐荷重量. | 120kg |
負荷方式 | マグネット負荷方式 |
走行音 | 45dB |
良い
気になる
サドルの前後調節段階数 | 無段階 |
---|---|
ハンドル位置調整可能 | |
ホイール重量. | |
モニター表示機能 | 心拍数、消費カロリー、速度、走行距離、時間 |
本体重量 | 31.5kg |
本体幅 | 117cm |
本体奥行 | 52cm |
本体高さ | 107cm |
公式オンラインショップでは、床を傷つけないための、フロアマットも販売しています。スピンバイクとセットで購入するとプラス税込1,500円(執筆時点・公式サイト参照)で購入可能。床を傷つけたくない人はあわせてチェックしてみてくださいね。
なかでも、トレーニングシューズを選択すれば、ペダルに力が伝わりやすくなり、ハイスピードで漕ぐのを後押ししてくれます。
最後に、座り心地がよく、運動しやすい商品をご紹介します。
座り心地のよさなら、体重をかけてもお尻が痛くなりにくいSTEADYのスピンバイク 非接触式airホイール®がおすすめ。クッション性の高いフラットサドルで、ハイスピードで漕いでもお尻があまり痛くなりませんでした。サドルの高さを8段階まで調整できるのも魅力。使用者の体型を選ばない商品でしょう。
ALINCOのスピンバイクBK1518は、フラットサドルで骨盤が安定するため、長時間運動しても疲れにくいのが魅力。モニターからも「クッション性がちょうど良い」と好評でした。負荷ダイヤルがハンドルの真下の届きやすい位置にあり、運動中でも負荷を変更できます。ハンドルにざらつきがあるので、軍手などを着用しなくても姿勢が崩れにくいでしょう。
サドル形状 | フラットサドル |
---|---|
ペダルの種類 | トゥクリップ付きペダル |
ハンドルにザラつきあり | |
耐荷重量. | 120kg |
負荷方式 | マグネット負荷方式 |
走行音 | 44dB |
良い
気になる
サドルの前後調節段階数 | 5段階 |
---|---|
ハンドル位置調整可能 | |
ホイール重量. | |
モニター表示機能 | 心拍数、消費カロリー、走行距離、速度、時間 |
本体重量 | 25kg |
本体幅 | 110cm |
本体奥行 | 52cm |
本体高さ | 115cm |
STEADY スピンバイク 非接触式airホイール®をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
サドル形状 | フラットサドル |
---|---|
ペダルの種類 | トゥクリップ付きペダル |
ハンドルにザラつきあり | |
耐荷重量. | 120kg |
負荷方式 | 摩擦負荷方式 |
走行音 | 52dB |
良い
気になる
サドルの前後調節段階数 | 無段階 |
---|---|
ハンドル位置調整可能 | |
ホイール重量. | 13kg |
モニター表示機能 | 時間、走行距離、消費カロリー、速度 |
本体重量 | 34kg |
本体幅 | 123cm |
本体奥行 | 53cm |
本体高さ | 121cm |
ALINCO スピンバイク BK1518をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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